【イベント企画】「価値観ババ抜き」とは。VUCA時代の大人の自己分析!?

  • 2019年10月17日
  • 2019年10月29日
  • その他
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「価値観ババ抜き」というカードゲームをご存知でしょうか。ババ抜きに似ていますが自分の正体がさらけだされてしまうスリリングなカードゲームです。2019年9月某日にTeamHackersのオフィスにて、私も価値観ババ抜きを体験してきました。普通のトランプの代わりに「愛」や「優しさ」などと書かれたカードを使うのですが手元に残せるカードは5枚だけ。「成長」や「思いやり」など、人として捨てていいのか?と思うカードばかりですが何かを捨てなければいけません。

ババ抜きで隣人が「愛」や「チームワーク」を捨てていく様子を目にしながら、私も大事なものを捨てる選択を何度もする展開になりました。今回は、価値観ババ抜きの紹介と実際にやってみたレビューをしていきます。

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今回の講師 川上ゆりかさん

今回のイベントでは、チームハッカーズのインタビュー連載「私の仕事が変わった瞬間」の第5回のゲストである川上ゆりかさんにインストラクターを務めて頂きました!様々なイベントの企画・運営に携わりながら、価値観ババ抜きインストラクターとしてもご活躍されております(詳細は、下記)。

1980年生まれ。

約12年間ほど出版系の会社に勤務。制作会社を経て、2018年からは株式会社エリクシアに勤務し、医療+心理+経営を組み合わせた新しいサービスの業務設計やプロジェクトマネジメントに従事。
2017年7月から日本最大級の人事コミュニティ「一般社団法人グローバル人事塾」で理事会メンバーとして、人事勉強会の企画・運営に、2017年8月からデジタルクリエイター協会に運営メンバーとして勉強会の企画・運営に、2018年10月から最新アニメの“ゼロ話切り”撲滅企画「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を3時間かけて一気観したらどのくらいつづきをみたくなるのだろうか?」(通称「つづきみ」)に運営メンバーとして携わる。
ジャンルにこだわらず「面白そう!」と感じたものは個人主催で年間約5回ほどイベントを開催する。

価値観ババ抜きってそもそもなに?

価値観ババ抜きとは、トランプの代わりに「愛」や「優しさ」「プロフェッショナル」「成長」など価値観にまつわる言葉が書かれたカードを使うカードゲームです。ババ抜きの要領で進めながら自分の価値観を発見できるカードゲームで、企業研修やチームビルディング など様々なシーンで使われています。ゲームを楽しみながら、最後には、自分の大切にしている価値観を知ることができます。

価値観ババ抜きのルール

基本的にババ抜きと同じ要領ですが価値観ババ抜きならではのルールがあります。

  • 参加者は5枚のカードをランダムに 取る。取ったカードは相手に見えないように。
  • 残ったカードは書かれた文字が見えるように机の上(場)に並べる
  • 順番を決めてからババ抜きと同じように隣の人のカードを引く
  • ただし引かれる側は持っていたい価値観のカードは拒否できる。しかし1枚は必ず渡す
  • 1枚引いて6枚になった人はいらない価値観のカードを1枚場に捨てる。「私は愛を捨てます!」など、捨てる価値観を宣言
  • カードを引かれた側はカードが4枚になるので、1枚好きなカードを場から自由に引く。そのときに「私は愛を取ります」

使用するのは異なる価値観が書かれた数十枚のカードです。似たような価値観が書かれたカードはあっても、同じカードは一枚もありません。上記やりとりを5周して最後に手元に残った5枚のカードが本当に大切にしている価値観です。

価値観ババ抜き実践。愛やチームワークを捨てられるか?

TeamHackersのオフィスで価値観ババ抜きを私も体験してみました。私のテーブルのプレイヤーはなかなか癖のありそうな3人。

  • TeamHackersの取締役の方
  • メディア運営に携わっている若手のお兄さん
  • ライターの私

それぞれ立場も年齢も考え方も違う3人による、譲れない価値観を巡る熱いババ抜きがはじまりました。 

価値観ババ抜きを行なう3人の男性

価値観ババ抜きは選択の連続

価値観ババ抜きでは常に手元に残す5枚のカードを選ばなければいけません。私が最初にランダムで引いたカードは

  1. プロフェッショナル(うん、これは捨てられない)
  2. かわいらしさ(いやー、自分のとしでかわいらさしさはいらないかな!)
  3. 協調性(これを捨てると人間性を疑われそうだな)
  4. 成長(成長はしないと・・・!)
  5. クオリティ(やっぱり質にはこだわりたいな)

簡単に捨てられそうなカードもあれば、捨てるには惜しいカードもありました。取締役の方が私のカードを引こうとするのですが

プロフェッショナル:あ、それはやめてください

成長:それもちょっと無理です!

ク オリティ:それも大事なカードなので

かわいらしさ:どうぞ!

取締役を相手に早速、無理を連発してしまいました。そして取締役に「かわいらしさ」を引いていただきました。取締役も「かわいらしさ」はやはり要らなかったらしく、引いた瞬間に捨ててしまう。その後、一度も拾われることのなかった「かわいらしさ」カード。このテーブルでは「かわいらしさ」には価値がなかったようです。

そして「かわいらしさ」の代わりに正直者の私は「やっぱり世の中、銭が大事や!」と正直に、場から「利益」のカードを取りました。

このような流れで、様々な捨てる価値観あれば拾う価値観ありという感じで、自分の優先度の高い価値観が手元に残っていきました。

他の人も何を手放すかで悩んでいる様子

価値観ババ抜きが面白いのは、自分だけでなく他のプレイヤーが悩みながら価値観を捨てたり拾ったりするのを間近で見られるところでした。

取締役:会社は「情熱」がないとやってられないから絶対に捨てられないんだ!チームワーク?うーん、他のカードも捨てられないから仕方ない。

私:え!?このメディア「TeamHackers」なのに、取締役がチームワークを捨ててしまった!

取締役:他のカードも捨てられないものばかりだから。

などゲームを通して価値観に関する会話が生まれるのも、価値観ババ抜きの面白いところです。他のプレイヤーもババ抜きを通して真剣に自分の守るべき価値観について自問自答しているようでした。 

お、この価値観を取るのか!

え?それ捨てちゃうの!?

みたいなことがババ抜きを通して頻繁に起こるのです。人によって大切にしている価値観がこんなに違うことに、新鮮な驚きを感じました。 

最後に残ったカードは?

私が最後に残したカードは 

  • プロフェッショナル
  • 成長
  • クオリティ
  • 楽しさ
  • 実践

でした。途中まで持っていた「利益」カードも結局は捨ててしまいました。利益よりも自分には優先したい価値観があったようです。

ゲームの最後に、残った5枚のカードの中からさらに3枚を自分で選んで、指定の紙に選んだ価値観を書きます。メインが1つ、サブが2つ。

私の場合は、

 メイン:クオリティ(一番大事にしている価値観)

サブ:プロフェッショナル 成長 (一番大切な価値観を支える二つ)

私が選んだ価値観を表示中です。
私が選択した3つの価値観

私はフリーランスとして活動をはじめてから1年以上が経ったところです。クオリティの高い記事を書きたい、良い作品を作りたい・・・そのためにはプロとして仕事をする態度と成長が必要だという考えがババ抜きを通して確認できました。

価値観ババ抜きで、何を今、大切にしてるかが見えてきた

何の材料もなく漠然と自己分析をするのは難しいものです。愛も大事、利益も大事、チームワークも大事と頭の中だけでうまく整理して取捨選択できなかったりします。しかし価値観ババ抜きには

  • ババ抜きを通して自分の価値観を改めて考えないといけない
  • 価値観の順位付けをしなくてはいけない・ババ抜きの中で価値観に関する会話が生まれる

などの様々な仕掛けがあります。価値観ババ抜きは特に、今、何を大切にしているかが改めて分かるカードゲームだと実際にやってみて思いました。

価値観ババ抜きで友人の結果も見てみたくなりました

価値観ババ抜きで他のテーブルの人達の結果も見てみました。若い女性の方ですと「純粋」とか「優しさ」とか眩しいキーワードが並んでしました。新入社員の方のキーワードには「成長」「チャレンジ」「実践」など某週刊少年誌を連想させるような熱い価値観が並んでいました。フリーランスで編集をされている方のキーワードを見ると一番上に「自由」と書かれていて選んでいる価値観が本当に人となりを表しているなと思い、見ていてとても面白かったです。

友人が選んだ価値観を表示中です。
友人が選択した3つの価値観

価値観ババ抜きを友人にやってもらったらどんな結果になるのだろう?と他にも知っている人とやってみたくなりました。中には面接や婚活で価値観ババ抜きをやったら面白いのではないか?という意見も出ていました。また、同じ人でも環境が変わったり、状況が変わったりすると、選ぶ価値観が変わったりするそうです。

価値観ババ抜きは自分との対話

今後、VUCAと呼ばれる先の見えない時代を生きていくうえで、自らが大切にしている価値観を知ることは非常に重要です。価値観ババ抜きは、自分の価値観を知るにはうってつけのゲームです。ゲーム式の「大人の自己分析」といってもいいかもしれません。
カードゲームを通して価値観の取捨選択をしながら、 本当に大切にしている価値観を絞りこんでいく過程で、自分が本当に捨てられないカードが出てきます。場合によってはどれも捨てられないというケースも出てくるでしょう。しかし、価値観の選択をしながら自分に問いかけることで、自己理解がより深まっていくのではないでしょうか。

さいごに、残念なお知らせです。

これを読んで「自分もやりたい!」と思った方に非常に残念なお知らせがあります。

価値観ババ抜きに絶対に必要な「価値観カード」ですが、これ、コンビニやスーパーでは売っていません。

実は、価値観ババ抜きを運営している「価値観ババ抜き運営事務局」という団体が存在していて、定期的に「価値観ババ抜き」の体験会やインストラクター養成講座を実施しています。もし気になった方は以下のリンクからアクセスして価値観ババ抜きを体験してみてください。(価値観ババ抜き運営事務局

価値観ババ抜き〜VUCA時代の大人の自己分析!?〜
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