AI(人工知能)は私たちの働き方をどのように変えるのだろうか?

  • 2020年11月12日
  • 2020年10月29日
  • その他


「AI(人工知能)によって自分の仕事はなくならないだろうか?」このような疑問を持つ人は決して少なくないでしょう。しかし、AIは人間が生み出した道具(ツール)に過ぎません。大事なことは、AIに関する基本的な知識とAIができること・できないことを知ることです。本記事の内容は、AIが当たり前になる世界で充実した仕事を続けるためのヒントになります。

AI(人工知能)には「強いAI」と「弱いAI」の2種類がある

AI(人工知能)には、「強いAI」と「弱いAI」の2種類があります。これらは『Minds Brains and Programs(John R. Searle, 1980)』という論文により提唱されました。

Minds Brains and Programs:http://cogprints.org/7150/1/10.1.1.83.5248.pdf

この論文では、

  • 「強いAI」⇒心あるいは知性そのもの
  • 「弱いAI」⇒知的に振る舞うツール

というように、両者をそれぞれ定義しています。

現在におけるAIは、すべて弱いAIに分類されます。弱いAIの特徴は、ある動作に機能が特化していることです。一方、強いAIの特徴は、あらゆることに臨機応変に自ら適応できる汎用性を持っています。

私たちは、AIと聞くとドラえもんやターミネーターのような、強いAIをイメージすることが多々あります。しかし、強いAIの実現はまだまだ遠い未来の話です。そのため、AIと聞いたらまずは、弱いAIのことを思い浮かべるようにしましょう。

AI(人工知能)は「仕事を奪う」のでなく「働き方を変える」

AI(人工知能)は「人間の仕事を奪う」というよりも「人間の働き方を変える」というほうが、表現として正しいでしょう。

確かに、野村総合研究所ニュースリリース(2015年12月02日)によると「日本の労働人口の49%がAIやロボットで代替可能」という研究結果もあるように、AIに代替される仕事は少なくありません。しかし、AIによって新しく生まれる仕事もたくさんあります。例えば、アパレルECサイトでAIにより選別されたアイテムをチェックしてコメントを書くような仕事は、AIと人間が協働するモデルとして一般的になっていくはずです。

野村総合研究所ニュースリリース:https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

ここで人間とAIの働き方のモデルを以下に5つ示します。

注目すべきは、真ん中の三つ「T型」「O型」「逆T型」です。これらは人間とAIが協働することで、仕事の生産性を高めることに加えて、今までは不可能だった仕事の方法を実現する可能性があります。要するに、AIに仕事を奪われると不安になるよりも、AIを使ってどのように働き方をアップグレードしていけるかを考えることが大事ということです。

AI(人工知能)が得意なこと、人間が得意なこと

ここまで本記事を読み見進めてきた人は、AI(人工知能)が万能ではないということや、人間とAIが協働することによって生まれる新しい可能性についても、十分に理解しているはずです。それらを前提に「AIが得意なこと」と「人間が得意なこと」を知っておくことは、今後のAI活用において大事な視点となるでしょう。以下の表をご覧ください。

人間人間/AIAI
指揮をとる人がAIに教える繰り返す
共感するAIの説明をする処理をする
判断するAIと対話する予測する

『いまこそ知りたいAIビジネス』(2018、石角友愛)より筆者作成

この表を見れば「人間が得意なこと」と「AIが得意なこと」について、大まかなイメージがつかめるでしょう。真ん中の列では、人間とAIがどのように関わり、新しい働き方を生み出すかを示しています。このように、人間とAIの強みを知った上で役割を分担して、価値を生み出していくことが、今後のビジネスにおいて重要な意味を持つでしょう。

AI(人工知能)時代で生き残るには「学び続ける」ことが必要

これからの社会においてAI(人工知能)が私たちに大きな影響を与えることは、さまざまな研究結果やビジネスにおけるケーススタディーを踏まえると、間違いないでしょう。しかもそのインパクトは、インターネットの登場と比べられるほど規模の大きいものです。では、どうしたらAIがもたらす変化の波に適応することができるのでしょうか?

答えはとても簡単です。それは「学び続ける」ことです。ベストセラー書である『LIFE SHIFT』が提唱した人生100年時代というコンセプトは、働き方がマルチステージ化することも含意しています。つまり、終身雇用制度や年功序列型賃金のような過去の遺物に頼り、自己研鑽に十分な時間と労力を割かない人は、新しい変化に対応することが難しくなります。

AIについても、楽観論や悲観論に根拠なく心揺さぶられるのではなく、きちんと学習することが求められます。決して「AIをフルスクラッチで開発しろ」と言っているのではありません。基本的な知識や意見を理解して、新しい情報にアンテナを立てておくことが必要だということです。近い将来、AIを使うことはExcelを使うことと同じくらい必須のスキルとなるでしょう。よって、今からできることを少しずつ始めてみては、いかがでしょうか。

まとめ:AI(人工知能)はあくまでも道具である

AI(人工知能)は「強いAI」ではなく「弱いAI」であるうちは、道具(ツール)でしかありません。これから、さまざまな仕事がAIに取って代わられると想定できますが、人間とAIが協働することによって、新しい価値を生み出すことが可能になります。そのためには、人間とAIの得意なことを知り、協働モデルを模索することが求められます。AIは大きなトレンドです。生き残り戦略は、新しいものを学び続けることにあります。本記事をきっかけに、AIに興味を持ち、今後の働き方について一考してみてください。

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