通勤時間中の仮眠はムダ!新生活を迎えるあなたに伝えたい有意義な過ごし方

これから、就職など新生活を控えている方も多いかと思います。そんな中、これから働き始める方も、現在バリバリで働いている方も、仕事をする上での懸念材料に挙げるものの一つが、通勤時間の長さです。通勤時間が長ければ長いほど、プライベートや睡眠時間が削られてしまいます。しかし、通勤時間が長くてもそれを有効に使うことができれば、より有意義な時間に変化させることができます。とくに、新社会人の方にとっては圧倒的な成長につながるでしょう。
ここでは、実際に通勤時間でどのくらいの時間を無駄にしているのかを述べた上で、成長につながる有効な方法を通勤時間別ご紹介します。

通勤時間でどのくらいの時間を無駄にしているか

首都圏の平均通勤時間(すべての移動手段を含めたもの)は59分だそうです。これは往復で毎日2時間を通勤時間に費やしていることになります。
その一方で、理想の通勤時間は片道で35分、タクシーで帰ることができる距離だと言われています。
反対に、限界は片道1時間26分だとされ、これ以上になるとプライベートや睡眠時間を削ることにつながり、心身に不調をきたしやすくなってしまいます。しかし、これよりも多くの時間を費やしてしまっている方も多いのが現状です。通勤時間が長ければ長いほど、その時間をどう活用させるか頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

ほかのビジネスパーソンは通勤時間をどのように利用しているか

実際、通勤時間に電車を使っているビジネスパーソンは電車内で何をしているのでしょうか。電車での立席時と着席時に分けて見ていきましょう。

<立席時>

1位ニュースサイトの一覧…32.4%
2位特に何もしない…24.7%
3位音楽やラジオを聴く…22.3%

<着席時>

1位仮眠、休憩…37.9%
2位ニュースサイトの閲覧…36.7%
3位読書…26.2%

https://amp.review/2018/09/19/commuting-time/

立席時のランキングでの注目ポイントは2位の「特に何もしない」です。平均で往復2時間の通勤時間を考えると、何もしないというのは1週間で10時間、1か月で40時間を無駄にしてしまっています。
一方、着席時で一番多かったのは「仮眠・休憩」です。たしかに、電車で座っている人を見ると誰かしら眠っていることがほとんどです。果たして、通勤時間にとる仮眠はどのくらい効果があるのでしょうか。

通勤時間の睡眠は効果があるのか

通勤時間が長ければ、当然普段の睡眠時間が削られてしまいがちです。しかし、その削った分を通勤時間の仮眠で補うことは、必ずしも睡眠不足の解決には至りません。それは、睡眠時間は単純に足していけばいいという問題ではないからです。体にはサーカディアンリズムと呼ばれる周期があり、睡眠を1日に何回もとるとその周期がずれてしまいます。
午前中の仮眠なら夜の睡眠にほとんど影響しませんが、帰りの電車で寝てしまうと寝付きにくくなり、睡眠の質が下がってしまいます。
そのため、行きの電車はともかく、帰りの電車で仮眠をとろうとする場合には注意が必要です。

あなたは通勤時間を有効に使えていますか?

ここまで、通勤時間での過ごし方は人によってさまざまであることを確認してきました。一方で、その時間を有効に使えている人の割合はどのくらいでしょうか。実態調査によると、

とても有効に使えていると思う…8.5%
どちらかというと有効に使えていると思う…25.9%
どちらでもない…36.2%
どちらかというと有効に使えていないと思う…20.5%
全く有効に使えていないと思う…8.9%

https://amp.review/2018/09/19/commuting-time/

だそうです。

これから分かることは、実際に有効に使えているのは3割程度であるということです。先ほどの繰り返しですが、1日2時間もある時間を有効に使えていないということは、1週間に10時間を無駄にしていることになります。休日だとしても、1日に10時間の自由時間を作るのは難しいでしょう。

この記事を読んでいて、通勤時間を有効に使えていない自覚がある方は、是非この機会に自分なりの使い方を模索してみましょう。実際に、その方法を検索すればさまざまな方法が紹介されています。しかし、通勤時間の長さは人によってさまざまで、その長さによって有効な使い方も変わってきます。そこで、この記事では、通勤時間の長さ別に有効活用するためのおすすめな方法をご紹介します。

通勤時間が30分の場合

通勤時間が30分と短い場合は、集中して何かを取り組むことは難しいので、1日のToDoをまとめる、ニュースを読む、ラジオが聴くことがおすすめです。これらは長い時間をかけなくても、30分で満足のいく使い方ができます。

その日のToDoをまとめる

ToDoの場合、行きの30分間でその日ToDoを洗い出し、帰りの30分間でフィードバックを行う方法が効果的です。
その日にやるべきことと、その優先順位を決めていれば、仕事の効率化につながり、無駄な残業を減らすことができます。ToDo管理の方法とおすすめなツールについては、「ToDo管理ツールがあなたの人生を変えるかもしれない意外な理由」でご紹介しています。

ニュースを読む

ビジネスにおいて、情報収集能力は欠かせません。普段から時事問題に触れてけば、営業先での豊富な話題づくりが可能になり、より有意義な商談に持っていけるでしょう。
ここでは、代表的なニュースアプリのそれぞれのメリットをまとめてみました。

「NEWS PICKS」-経済ニュース共有アプリ 専門家のニュース解説コメント付き


NEWS PICKS:https://premium.newspicks.com

≪おすすめなポイント≫

  1. アプリ自体は無料で月額1500円のプレミアム会員になれば、有料経済メディアの記事を読むことができる
  2. コメント機能で記事を多面的に理解できる
  3. 履歴の情報から、自分にあったニュースを毎日ピックアップしてくれる

「Smart News」-日本発のニュースアプリ 日本にとどまらず世界各国で配信


Smart News:https://www.smartnews.com/ja/

≪おすすめなポイント≫

  1. 一度ニュースを取得すると、 圏外でもニュースを読み続けることができる
  2. 好きなメディアやジャンルを自由に追加できる

「産経プラス」-政治経済を主に扱っている


産経プラス:https://www.sankei.com/sankeiplus/

≪おすすめなポイント≫

  1. 無料の紙面(一面)が見れる
  2. 特定のニュースを時系列で並べてくれる
  3. お好みのニュースをクリップしておく機能も搭載

ラジオを聴く

ラジオは、特に通勤ラッシュ時など、電車内が混雑しているときにおすすめです。また、ラジオは音声のみで情報をとらえるため、脳トレにもつながります。ここでは、スマートフォンでも気軽に使えるサービスをご紹介します。

「radiko」-パソコンやスマートフォンで無料でラジオが聴けるサービス


radiko:http://radiko.jp/

≪おすすめなポイント≫

  1. タイムフリー機能で聞き逃した放送を聴くことができる
  2. プレミアム会員(月額378円)になれば、エリアフリー聴取が可能になる

通勤時間が1時間の場合

この場合におすすめするのが、英語学習と読書です。
英語学習はリスニングとリーディングが主になってくると思います。そのため、しっかりとリーディングができるような時間が必要です。読書についても同じように、このくらいの時間があった方が集中して本を読むことができます。

英語学習

英語を身に付けるためには、1日でまとめて取り組むよりも、毎日の隙間時間で少しずつ取り組んだ方が身に付きやすいと言われます。そのような理由からも通勤時間を使った英語学習はとても有効です。
しかし、英語を勉強しようと思っても、通勤ラッシュの電車内ではとてもテキストを開くような余裕はないでしょう。そこでおすすめするのがスマートフォンでできる英語学習です。
そこで、通勤時間でも簡単に使えるおすすめなアプリをご紹介したいと思います。

「POLYGLOTS」-「オールイン型」の英語学習アプリケーション


POLYGLOTS:https://www.polyglots.net/

≪おすすめなポイント≫

  1. ニュース記事など面白いと思うコンテンツが英語で読める・日本語の併用も可能
  2. わからない単語はタップすることで意味が出てくる
  3. リスニングできる記事がある
  4. 無課金でも充実した使い方ができる

「NHK WORLD TV」―日本のニュースや番組を英語で世界に向けて発信


NHK WORLD TV:https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/ja/world/

≪おすすめなポイント≫

  1. 無料で24時間見放題
  2. 連続再生で聞き流しが出来る
  3. 日本に関する番組が多いので理解しやすい

他にもNHK WORLD RADIO JAPANという日本のニュースや番組を17の外国語で世界に向けて発信しているサービスもあります。英語以外の言語にも興味がある方におすすめです。

本を読む

2009年の日経新聞での調査では、年収800万円以上の人は本代(月額購入費)は2,910円、400-800万円:2,557円、400万未満:1,914円であり、読書量は年収に正比例する。」というデータが示されています。このデータから、年収が高ければ高い人ほどより読書をしていることがわかります。
ここでは、普段とは一風変わった形で本を楽しむためのサービスをご紹介します。

「オーディオブック」ーナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」


オーディオブック:https://pages.audiobook.jp

≪おすすめなポイント≫

  1. 手元が空くので満員電車でも利用できる
  2. プレミアム会員になれば、実際の本の値段より安く聞ける
  3. 目が疲れない

通勤時間が1時間30分の場合

この長さになると、資格取得のためにしっかりと勉強することがおすすめです。
あまり短すぎると、効率的に暗記もできなくなります。また、KIYOラーニング株式会社によると、資格取得を目指しているビジネスパーソンのうち、8割以上が通勤時間で勉強をしているそうです。忙しいビジネスパーソンにとっては、通勤時間などの隙間時間を少しでも勉強にあてることが大切です。

資格取得

資格取得には参考書や問題集など複数の分厚い本が必要になってきます。しかし、それを毎日持ち歩くのは疲れますし、電車内が混雑していれば参考書を開く余裕はありません。そのため、ここでは参考書を使わずにスマートフォンで勉強ができる通信講座をご紹介します。

「スタディング」ー資格受験者のためのオンライン通信講座


スタディング:https://studying.jp/

≪おすすめなポイント≫

  1. 全ての学習がスマホやタブレット、PCだけで完結
  2. 他の大手資格学校や通信講座と比べて安く抑えられる

番外編―ラジオDJがおすすめする雑談術

ここでは、特に就職や転職といった新生活を始める方に向けて、おすすめのコミュニケーション術をご紹介します。もちろん、そうでない方にも大変役に立つ方法です。

新生活を迎える方は特に、初対面で何を話そうか悩むことが多いと思います。突然の自己紹介に不安を抱える方も多いのではないでしょうか。そこで参考になるのが、日々さまざまな人と共演をしているラジオDJのコミュニケーション術です。これを参考に、新生活に向け、さまざまな人に通用する雑談力を身に付けましょう。

1.話題の見つけ方、拾い方

まずは、あいさつが話のきっかけになるように工夫します。天気や洗濯物の話など、暮らしを見えるようにすると、相手との距離が縮まり共通の話題が見つけやすくなります。
また、通勤時間などに「傘を持っている人が多いな」など周りを意識しておくことで、話題のストックも溜まっていきます。移動時間には、このように外的刺激を意識して拾っていくのがよいでしょう。

2.こんなときの対処法

≪突然の自己紹介≫
突然の自己紹介では、完璧な自分を出さないようにしましょう。代わりに小さな「ほころび」を出すことで、自分がどういう人間か伝えやすくなります。例えば、「高校でサッカーをやっていました。インターハイに出てキャプテンをやっていました」と言うより、「高校で毎日サッカーをやっていました。おかげさまでこんな立派な太ももになりました」と言うなど、あえて完璧ではない自分を出してしまった方が、この先の付き合いも楽になりますし、相手の印象にも残りやすくなります。

≪相手が不機嫌なとき≫
相手が不機嫌なオーラを出しているにもかかわらず、コミュニケーションをとらなければならないときもあるかと思います。そのような場合はあえて普通に接することが一番です。こちらがビクビクしてしまうと、かえって不機嫌を助長させることにつながりかねません。このようなときは、フラットに接し、相手のフィールドで話をするよう心がけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今まで長いだけで無駄に思っていた通勤時間は、限られている分、使い方によっては家で過ごす自由時間よりもよっぽど有効に使うことができます。とくに新社会人の方にとっては、早くからこの過ごし方を身に付けておくことによって、10年後20年後にはさらに飛躍した生活ができるようになるでしょう。これを機に、あなたの通勤時間もより有意義になるように、自分にあった過ごし方を模索していきましょう。

出典

https://manatopi.u-can.co.jp/helpful/170726_1557.html

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