時間管理のための生活スタイルになじむタイマー選び

あなたの時間管理の目的はなんでしょうか?

大雑把に捉えれば「生産性向上だ」と答えられるのかもしれませんが、より具体的に探ってみるとその答えは幾つもあるのではないかと思います。
– 自分の時間を生み出すため
– タスク処理を早くできるように
– 全体の労働時間を減らすため
– チームの義務だから
など容易に考えられそうです。

仕事には「ルーティンの仕事」と「クリエイティブな仕事」があり、これから自分が取り組むべき仕事をこの2種類に分けることで、より目的にあった方法が導きやすくなります。換言すれば、この仕事の整理がすべてのスタートラインだとも言えるかもしれません。

今回は、時間管理のためのタイマー術をメインに取り上げます。具体的な実例を挙げながら紹介しますので、あなたの生活に即した方法が見つかればと思います。

時間管理のための「タイマー」実例集

ストレスのない早起き習慣を作るためのタイマー術

まずは、多くの人に参考にしていただけそうな早起きのための方法を取り上げます。「低血圧で早起きが苦手」と自己申告する人もとても多いようです。
朝早く起きるためにどんな取り組みをしますか?
– 目覚まし時計を増やす
– 「アラートを繰り返し」設定する
ライフログの達人は、睡眠時間を記録しています。睡眠は健康のバロメータでもありますので、これはとても大事なことでもあります。
が、わかっててはいても「やる」「やらない」は別のこと。そこは、ひとのサガでもあります。

それでも、早起き習慣は生活リズムの見直しをすることです。つまり、日中の仕事の仕方や夜の習慣を見直すこと。早起きのために改善するのは、早起きのための方法ではない。無理な早起き習慣は体を壊すことにつながる、という警鐘もあります。
この場合、一番のタイマーは「朝の陽光」。
カーテンを開けたまま寝ることで(部分的に開けておくとか)、夏は5時冬なら7時前に太陽の光で目が覚めます。その毎日の繰り返しで、自然のリズムに体がなじんできます。この「部分的に開けておく」は実はとても良い方法のような気がしますね。

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目覚ましカーテン mornin’plus


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通勤時間を活かすためのタイマー術

通勤時間が往復2時間あれば1年で約480時間。これを日数で計算するとなんと20日! となって、およそひと月の稼働時間となります。これは、あらためて見直すとちょっと驚くべき数字です。

最近は、電車の中でスマホを触っている人の割合が増えました。電車に乗るたびにスマホゲーム画面が目に入ってくることばかりです。ほぼゲームをやらない人だと、混んでる電車で目の前でチラチラと画面が動いているのがとても気になります。
都心では自転車通勤の割合が増えていると言いますが、通勤ラッシュの映像を見たりすると、まだまだだな、とても減っているとは思えないというのが実感です。ラッシュ時に人にもみくちゃにされてる中で、なにができるのか、と逆に問いかけされるかもしれません。

通勤に1時間あるなら、その後半30分をタスク整理の時間に充てるというのはいかがでしょう? 通勤時間ずっと何かしなければならない、というのも実際に窮屈です。ものごとを続けるためには、できる範囲のことを考えるのがとても大切。通勤は毎日のルーティンです。○○駅まではこれをやる、とか自分の好きなように取り組むことで、確実に続けられる方法を生み出しましょう。この通勤時間の一部が、仕事の生産性を確実に上げることにつながります。

朝イチ、やるべきことのタイマー術

出社直後はまずメール整理をする、という人が多いのではないでしょうか? メール整理をタスク整理と言い換えてもいいかもしれません。
前項目の実践で、通勤時間の一部でタスク整理できていることになりますので、この時間がものすごく短くなります。あるいは、不要になる人もいるかもしれません。朝の時間は1日の仕事のスタートダッシュに不可欠です。

気持ちのよいスタートをきるためにも、朝のルーティンワークは短い時間で終わらせるよう心掛けましょう。

集中力の高まる時間に重要な難しい仕事をすべき

「プライムタイム」と呼ぶ人もいますが、人間の脳の活発な時間はさほど長くありません。目が覚めてから4時間後くらいが一番活発になる、と言われています。6時に起きた人は、10時過ぎが一番活発ということになります。

ですから、前項目でスタートダッシュを取り上げましたが、その後に大事なあるいは重要な仕事に取り組むということは生産性のうえでも理にかなっているし、実際に行動してみると体感できることのはずです。
このプライムタイムは、人によって時間が異なりますし、その人の仕事スタイルによっても捉え方が異なってくるでしょう。脳の活発な時間ということとは別に、バイオリズムという考えもあります。よい仕事はそもそも健康であってこそ生まれます。カラダが資本。自分の体調と常に相談をしながら、よい仕事を実践していくという考えを持ちたいものです。

人と会うのは午後が向いている

「ランチタイムのタイマー術」も現実にはありそうですが、ここでは触れません。多くの人が休憩は1時間、というルールで動いていることでしょうし、大事な昼休憩や昼食の時間をあれこれ言われるのもどうもね、という印象も拭えません。

「昼食後は、眠くなっちゃって」というのも正しい人間の生理です。活発に動いたあと、食事をして仕事がペースダウンしてしまった、という経験は誰しもあることでしょう。
午前中の仕事の勢いが保てるなら、その仕事の区切りがつくまで昼の休憩を取らない、なんていう方法はすでに多くのビジネスパーソンが実践していること。昼休憩がフレキシブルに取れるのであれば、そうするのが最善だと思います。

午後も3時を過ぎる頃には疲れが現れ始めます。人と会って話をしているうちに新しいアイデアが湧いてきた、ということもあります。外からの刺激をうけるというのは、午後の疲れている時間に意識するのが望ましいのです。
タイマー術ですから、移動にどれだけ費やし、誰とどのくらいの時間会っていたか、という記録を残すことを守りましょう。

終業前には翌日の準備をしたい

時間管理の達人は、その日の仕事はその日のうちに消化するものです。そのように仕事をプランできるからまさに達人なのです。
達人になると、自分の時間が生み出せるようになります。一日の仕事の終りがみえると、「今日はこのあとどうしようか」などと考える余裕が出てきますが、その際にまず取り組むべきことは、今後の時間の見積りです。

– これから生まれてくるタスクを整理する
– それにかかる時間を見積もる
– そのために必要な小さなタスクを作る
など、速やかに上記のことができるサイクルが自分の中に生まれてくれば、達人の仲間入りではないでしょうか。

就寝前30分には何をするか

少し前に麻生副総理の国会答弁が話題になりました。覚えておられるでしょうか?
「人間が生きていくうえで大事なことは、朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝とともに眠る。この気持ちだと思います。」
唐突な質問に対しての切り返しとしてすぐにこのような答えが出てくるというのはなかなかすごいことだなと思いました。人生はさまざまな物事の繰り返しではありますが、希望がなきゃ生きづらいし、そのためには感謝する心は無くてはならない。けだし名言。

「ON」と「OFF」という言葉がよく使われますが、仕事のサイクルには頭もカラダも休める時間は必要です。1日のサイクルで考えると、この就寝前の30分の使い方がかなり重要だと思うのです。
あなた自身にとって「これだ」と思う使い方でよいのではないでしょうか。
寝る前に手帳を見て1日を振り返ると語った著名経営者もいますし、学習の時間に充てると話すビジネスパーソンもいるでしょう。
あるいは、必ず決まった音楽を掛けて心を落ち着けて就寝するという習慣の人もいるかもしれません。
寝る前の30分は、1年にすると128時間になります。

タイマーを使った時間管理の歴史を振り返ってみる

クリエイティブでありながら、社会的であり、健康的でいるために偉人たち(作曲家、小説家、哲学者、自然科学者など)はどんな時間の使い方をしていたのでしょうか?」

1日の時間の使い方をグラフ化している記事がありました。

DIARY ROUTINES

https://podio.com/site/creative-routines

海外著名人に混じって、村上春樹が4時起床で午前中執筆という紹介がされています。

さて、もう少しゆったりした時間の流れを想像してみましょう。
あまり遡りすぎても、わけがわからなくなりますから、江戸時代の時間はと調べてみると、、、
「日の出とともに現場に出て、だいたい10時ごろ一服、昼に休憩、3時に一服、暮れ始めたら帰宅と、そんな感じで過ごしました。」
時代劇のドラマでなんとなく、見たことのあるような光景が浮かびますね。

大ヒットしたドラマ『JIN -仁-』が江戸後期(明治維新直前)を描いていました。

時間の数え方:

一刻≒2時間
半刻(はんとき)≒1時間
四半刻(しはんとき)≒30分

丑三つ時など、いまでも使われている言葉ですが、「不定時法」がその元になっています。
http://museum.seiko.co.jp/knowledge/relation/relation_07/index.html
ちなみに、機械時計の伝来は著名なザビエル来日でキリスト教とともに。

それが、機械時計がどんどん発達して、明治維新後は資本主義も成長し、
「朝くらいうちから眠いのをがまんして起床、まだ明るいのに無理に就寝する」という生活リズムが現れるようになりました。
よくご存知なように、明治維新後の製糸工場などは2交代制の厳しい労働環境が敷かれていました。
少し紹介すると、
「朝起きてすぐに仕事が始まり、夜の12時まで働かされる。しかも工場の閑散期には、工女は奉公に出されその利益は雇用主。自由な時間がないから、隣町の名前さえ知らない。工女になることは売春婦と同じように堕落した人間とみなされた。」(横山源之助著『日本の下層社会』より抜粋して紹介)
現代の「ブラック企業」よりもはるかにひどい「ブラック」ぶりであったことがわかります。

少し本筋からそれましたが、ここに時間管理という観念が生まれました。
時計の発展については、上記に紹介しているセイコー社のwebサイトでも詳しく知ることができます。
http://museum.seiko.co.jp/

余談ですが、
こういうサイトの記述を読むと「モノづくり大国」と言われていた日本の成長ぶりが蘇ります。

あなたに必要な「タイマー」はどれですか?

タスク時間を計測して、実績時間を知る

各タスクの作業時間を計測するために用いるカウントアップのタイマー。
実績を振り返り、自身の活動を分析するためにも使いやすいタイマーを使うことが、継続するコツでもあります。
逆に言うと、継続できない方法は意味がありません。

これには、Toggle が人気です。

Toggle

https://toggl.com/

国産ツールでは、TimeCrowdがあります。

TimeCrowd


https://timecrowd.net/

カウントダウンタイマー

イベントや時間の決まっているタスクの開始時に活用します。
多くのスマホにはデフォルトでこの機能があります。
単なる時計やカウントアップ型のタイマーを用いるよりも、圧倒的に作業がはかどる、という報告もちらほらあります。
印象として、強迫観念というか焦りから、作業を早くするという理解はしやすいようです。

TeamHack でも、このカウントダウンでチーム全員に各時間を見える化し、生産性を向上させる方法を採用しています。

TeamHack

https://teamhack.io/

ポモドーロテクニックに基づいた、25分タイマー

ポモドーロテクニックについては、説明を割愛しますが、人間の集中力はおよそ30分です。その時間を効率的に活用するためのテクニック。

リマインダー

Googleカレンダーを使っている方は、これのデフォルト設定で「15分前アラート」を使っているかもしれません。
iPhoneと同期していると、外出先でもiPhoneでポップアップされますね。

さぁ、あなたにとって重要なタイマーはなんですか?

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