新卒でブラック企業に就職してしまった僕が語る、就活に必要なたったひとつのこと

こんにちは、ニュージーランドで働くプログラマのはっしーです。

年が明けて、令和2年が始まりましたね! 春に向けて就職活動を本格化させている学生さんも多いのではないでしょうか。

かくいう僕は、新卒での就職に大失敗した人間です。

入社直後に月の残業時間が100時間近くあるブラックな職場に配属され、あやうく過労死しかけてしまったんですよ。結局、日本で働くのをあきらめてニュージーランドに飛び出し、永住権まで取って暮らしているわけです。皆さんにはそんな失敗をしてほしくない!

今回の記事では、これから就活を控えた学生の皆さんに向けて「就活に必要なたったひとつのこと」をお伝えします。

  • ブラック企業で働くのだけは絶対にいやだ!
  • 少しでも楽しく働ける会社を選びたい!

そんな風に考えている方にとって役立つ内容になっていますので、ぜひお読みください。

「即戦力」であることが一番大事

仕事ができる新入社員。

さっそく結論からお話します。

就活を成功させる上で一番大切なのは「即戦力」であること。つまり、職場に配属されてからすぐ使える何かしらのスキルを身につけておくのが大事なんです。

ここを理解しないまま、自己分析やら面接対策やらと小手先のテクニックばかりにこだわっていると、あっさりブラック企業に引っかかることになります。

「いやいや、新卒の就活って”ポテンシャル採用”なんじゃないの?」

と思った方、就職業界や人事の話すことを真に受け過ぎかもしれませんよ。

なぜ、新卒の就活でも「即戦力」が大切なのか、詳しく説明していきますね。

「会社に育ててもらう」考えだと失敗する

そもそも、僕がなぜブラック企業に勤めることになってしまったのか? それは、最初から「会社に育ててもらう」気でいたからです。

就活をしていた2007年当時、僕はなんのスキルも持たない文系学生でした。

大学では日本史専攻で、就職に直接活かせる専門性ではありません。サークル活動に没頭していたので学業の成績もいまいちだし、履歴書に書けるような資格も持っていませんでした。

そんな中、ある就活イベントで

「文系でもITエンジニアになれる!」

「丁寧な研修があるので未経験でも大丈夫!」

という宣伝文句を見かけ、まったくのド素人からITの世界へと入っていったのです。もちろん、社員研修でスキルを学ぶのは悪いことではありません。

しかし入社前にスキルをつける努力をしなければ、

「一生懸命頑張ります! わたしを雇ってください!」

と、会社への忠誠心をアピールするしかなくなってしまいます。

実際、僕は面接では「ITに興味あります! エンジニアになりたいです」と言いながら、IT関連書籍など1冊も読まず、プログラムも1行も書かないまま就活を続けていました。

今にして思えば、言ってることとやってることが全然あってないですね。これでは優良企業に就職できなくても当然です。

即戦力スキルがあれば、働く会社を選べる

僕の友人に、京都大学でIT系の博士課程まで学んだ人がいます。

彼は就職氷河期と言われる時期にありながらも、マイクロソフトとGoogleの両方からあっさり内定を獲得しました。さらに驚くべきことに、その両方とも内定を辞退してぜんぜん違う会社で働いています。

これは極端な例ですが、つまりは即戦力スキルさえあれば優良企業から喜んで迎え入れてもらえるわけです。

さらには、働く会社を自分で選べる立場に立てるんです。

だってマイクロソフトとGoogleを”お断り”してるんですよ?

ただただ会社に育ててもらおうと考えている学生と、価値あるスキルを会社に提供しようと考えている学生。

どちらが就活を有利に進められるかは、火を見るよりも明らかですね。

新卒学生でも即戦力を身につける方法

「即戦力が大事なのはわかったけど、学生なのにそんなスキルなんてないよ!」

という方も安心してください。

最後に、就活で有利になれるスキルを最速で身につける方法をいくつかご紹介しましょう。

ネットでお金を稼いでみる

世の中には星の数ほど会社がありますが、そのどれもが「利益を生み出す」ために日々活動をしています。

となれば、個人でお金を稼げる人材ならば多くの会社から求められるはずですね。

アルバイトなど”雇われる”以外の方法で、自力でお金を稼ぐ経験をしてみるのも立派な即戦力スキルになります。

月にたった1000円でも構いません。

お金を稼ぐ経験をする中で、市場調査や営業、ライティングに経理、業務効率化などのさまざまなスキルが身につきますよ。

いまの社会なら、ネットで稼ぐのが一番簡単です。少ない元手で始められますし、ノウハウもインターネット上に山ほど落ちています。

一例をあげると、

  • せどり: 商品を安く仕入れてメルカリやAmazonなどで販売する
  • アフィリエイト: ブログなどを通じて商品を売り、広告収入を得る
  • インフルエンサー: TwitterやInstagramなどでフォロワーを集めてPR活動をする
  • 有料note: 個人の経験やノウハウをまとめて情報商材として販売する 

などは学生でも始めやすいでしょう。

もし1円も稼げなかったとしても大丈夫。

懸命に試行錯誤する中でスキルや経験が身につくので、ただ漠然と就活している周りとは圧倒的な差になりますから。

プログラミングを学ぶ

パソコンを操作する男性。

少しでもITに興味があるなら、プログラミングを習得してしまうのが一番手っ取り早いです。

最近はインターネット上の無料教材やプログラミングスクールが多くあり、学習する環境がとても充実しています。

3ヶ月もあれば基礎的な技術を習得して、自力でアプリやWebサービスを作れるレベルまでいけるでしょう。今から本気で勉強すれば、エントリーシートの提出時期にも間に合います。

ゼロから技術を独学できる学生は、どのIT企業も喉から手が出るほど欲しがる希少人材です。

面接官に見せられるアプリがひとつでもあれば、優良企業に就職できる可能性はグッと高まりますよ。

事実、僕が知っているある大学生は、IT系ではない学部出身にも関わらず、自分でWebアプリを開発した実績が認められて、誰もが知っている経路案内システムの開発企業にプログラマとして就職しました。

また非IT企業であっても、最近は社内システムの開発などでIT系の会社と打ち合わせする機会も多いので、プログラミングがわかる人材は重宝されるでしょう。

なにも思いつかない場合は英語がおすすめ

どのスキルもいまいちピンとこない……という方は、英語を勉強してみてください。

急速なグローバル化で、多くの企業が英語を使える人材をほしがっています。業種に関係なく使えるスキルですので、迷ったらまず英語に取り組んでみましょう。

今からなら、2020年4月のTOEIC L&R試験への出願が間に合います。最低でも600点以上あれば、履歴書に書いてアピールできるでしょう。

また「試験日までに計画を立て、勉強して、成果を出す」という実績を作ることもできます。

僕が忙しい社畜生活を送りながら3ヶ月でTOEIC880点を取った勉強法は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

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まとめ

就活における「即戦力スキル」の大切さと、スキルを身につける具体的な方法についておわかりいただけたでしょうか?

僕が大学生だった13年前から、就活といえばまず自己分析! という流れがずっと続いています。しかし、いくら上手に自己分析したところでほかの就活生と大して差はつきません。

企業だって、学生の似たような自己分析アピールには飽き飽きしています。

それよりも「私にはこのような知識とスキルがあります。だから御社のこの仕事に活かせるはずです」とアピールしたほうが、就活に迷いがなくなりますし、優良企業に入れる可能性も高まるでしょう。

この記事が、みなさんの良い就活の助けになれば幸いです。

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