英語よりも自分の癖?外国人と仕事をするときに意識しておきたい5つのこと

上司や隣のデスクの同僚が外国の人という職場も増え、仕事で英語を使う確率も必要性も高まっています。

あなたは、仕事における英語コミュニケーションに自信はありますか?英語力アップに向けて、絶賛学習中という人もいるかもしれませんね。

みなさんが英語力を上げたいのは「コミュニケーションをよりスムーズにするため」ですよね。

今回は、単語や文法ではなく、英語でのコミュニケーションで意識したい日本人のクセを紹介します。英語の勉強とは違ったアングルから現状の自分の英語を振り返って、さらなるブラッシュアップに役立ててください!

英語力=コミュニケーション能力ではないらしい

外国の方を相手にする仕事で活躍している人たちが、みな、英語力が高いかというとそうでもありません。

単語を並べるだけのカタコト英語でも、外国籍のメンバーとうまく連携し、とても良好な関係を築けている人がたくさんいます。その一方で、流暢に話せているように思えても、なぜだか外国の人たちとのコミュニケーションがうまくいかないと悩む人もいました。

こんなに英語を勉強しているのに、うまくコミュニケーションが取れない。
もしかすると、その原因は、日本の文化や日本語の特徴に邪魔されているのかもしれません。

日本人の話は長くなりがち

話は短いほど聞き手の理解負荷も下がり、伝えたいことがしっかり伝わります。短くするには、重要な一点をはじめに話すことを心がけてみてください。

「この前のA社、連絡してみた?」と、上司が部下に聞いたとしましょう。

  • Aさん:はい、しました。資料としてアレンジした2案を月曜日にメールで送りました。
  • Bさん:先方の担当者にいくつか提案を見てもらったほうがいいと思って2案アレンジしました。先週はイベントで忙しいということだったので、月曜日にメールで送りました。

少々極端ではありますが、同じ行動と結論を伝える答えです。

Aさんは、最初の一言で、とりあえず上司の質問に答えています。

Bさんは、いろいろ説明してから最後に質問に対する答えを伝えています。

Bさんの場合、「先週はイベントで忙しそうで、まだ連絡は取れていません」という結末も考えられるため、上司は最後までじっと聞き続けなければなりません。途中で集中力が途切れ、一部を聞き逃してしまうこともあるでしょう。

Aさんの答え方は英語的で、日本人に多いのがBさんのような答え方。

この違いは日英の文章構造にも表れていて、日本語はもともと結論を述べるタイミングが遅いのです。

I can finish the work by Friday.

私はその仕事を金曜日までに終わらせることができます

日本語に慣れた私達が、単語も文法も完璧な英語をひねり出そうとすると長くなりがちだということを心に留めて、端的な表現を心がけましょう。

日本語的な話の順序で伝えてしまう

日本語で考えた内容を、英語で話そうとすると通じにくいことがあります。

その場合、発音が悪いのか、文法が間違っているのかと疑う人は多いでしょう。でも、通じない原因が、「話す順番が英語的でない」というケースも少なくありません。

英語は、多くの場合、最初に結論や回答を伝え、そのあとに説明や詳細が続きます。これが英語圏ネイティブの人たちにとって、普通の話の流れです。しかし、日本人にとっての普通は、説明や詳細を積み上げてから、最後に結論という流れです。

この違いが、うまく伝わらない原因です。いくら正しい英単語を使っていても、順序が日本語の流れだと、外国人には話の内容が掴みづらいのです。そのため「英語なのに通じない」となります。

英語を話すときは、まず要点や結論を提示して、あとに理由や具体例などの細かい説明を加えるという「順序」を意識しましょう。相手の英語の思考回路にフィットすれば、多少、文法が間違えていても、話の中身もしっかり伝わるはずです。

話すときに相手に意識が向いている

日本人は、英語コミュニケーションの場面で、

  • ちょっと恥ずかしいな…
  • 私の英語通じるか、間違ってないか?
  • 下手な英語をバカにされるのでは?

こんなふうに相手からどう見られるか? を気にして、会話に消極的になってしまう人も少なくないようです。

しかし、外国の人たちはというと、このような部分はまったく気にしません。日本人の無駄な取り越し苦労なのです。

また、日本人は、英語/日本語に限らず、相手に合わせて話す傾向があります。

  • 相手の話に共感や同意を示す
  • 相手の話に対する相づちが多い

相手を不快にしない、もしくは良い気分で話してもらうための反応ですが、これも、会話の軸(意識)は「相手」にあります。

とにかく日本人は「相手」を優先するコミュニケーションをしがちなのです。

悪いことでばかりではないのですが、コミュニケーションを取る中で、「自分」が圧倒的に欠けるのです。

英語圏の人たちは、誰かと会話するときには、自分の主張に意識が向いています。自分の意見もはっきりしていますし、相手に合わせて自分を濁したり、相手を気にして発言を控えたりすることも少ないです。

なぜかというと、彼らにとって会話とは、自分とは考え方や価値観が違う相手と「理解し合う」ため。その違いを「共有する時間を楽しむ」ものです。

相手に気をつかいすぎたり、良くも悪くも相手の気持ちばかり考えてしまいがちな日本文化(日本人)との大きな違いです。会話の相手が「自分」を出してくれないと、相互理解や楽しみの共有が難しくなると考えているのです。

流暢に話せないなら、例えば、伝えたい内容のカギとなる単純な英文や単語だけでもぶつけてみましょう。そうすると、そこから相手が想像したことを聞いてくれます。その内容から、次の話に進めるようになるのです。間違うことやスラスラ話せないことを気にせず、どんどん伝えたいことを口に出してみましょう。それが相手が目指している「一緒に対話を作り上げる」ための材料提供になるのですから。

主語を軽視しがち

英語では、何を主語にするかで話の脈略は変わり、コミュニケーションの中で行き違いや誤解が生じ、相手からの信頼を欠いてしまうこともあります。主語を意識して話し、使う主語には責任を持つことが大事です。

日本語は、主語がなくても話が成立します。

  • 「昨日映画を観ました(I)」
  • 「どうされたんですか(you)」
  • 「いい天気ですね(It)」

英語なら()内の主語がたいてい入ります。

このため、日本人は主語をあまり気にしていません。そのため、英会話の相手から何が? 誰が? と再確認されたり、最悪の場合は誤解が生じたりするのです。

実は、英語の「主語」はとても重視されます。「〇〇は」「〇〇が」で照準をはっきりさせる(はっきりしなければならない)文化があるからです。たとえば、「できる」という伝達では、誰ができるのかが大事、「聞いた」であれば、誰が聞いたのか、誰から誰に伝わったものかが大事です。「失敗した」も、誰の失敗なのかを明確にします。

日本では「和」が重んじられてきたため、そのあたりをぼかす表現が浸透し、習慣化しているのです。

たとえば、「私がそれを成し遂げました!」と強くアピールしない、「〇〇さんが犯したミスです!」と強く責めない。このように主語を入れて、強く個人を際立たせた表現は日本では好まれません。それは、「和」の心を好む日本人ならではの特長なのです。

英語にぼかし表現がないわけではなく、ビジネスシーンでは受動態で対象者を省いた表現ももよく使われます。また、目の前の相手を責めないように、YOUを使わない気遣いの表現もあります。見方を変えると、それくらい主語の影響力が認識されているということなのかもしれません。

察することが前提の伝達

日本人の「察する」文化と同じような傾向を持つ国はそれほど多くはありません。それを踏まえて、結論を伝えることを意識する必要があります。

夕方、定時10分前、上司が部下に声をかけます。

「今、A社のシステムがトラブったって連絡が入った」

あなたがエンジニアだったら、どう反応するでしょうか? もしくは、どのようなことを思うでしょうか?

  • 「何かできることありますか?」
  • 「〇のシステムですよね、自分は何をすればいいですか?」
  • (え、今から、また残業??)
  • (勘弁してよー、今日は、食事の約束があるのにー)

この反応は、とっても日本人的なものです。上司が「残業してほしい」の意図を暗に込めていたことを察したことによる反応ですよね。。

外国の人たちは、同じことを言われても、定時には退社するでしょう。能力とか気遣いとか、そういった問題ではなく、「察する」思考回路を持たないので、上司が込めた「残業してほしい」の意図はくみ取りません

外国の人たちには、結論である「残業してほしい」から始めて、「なぜなら、今、A社のシステムがトラブったって連絡が入ったから」という理由を付け加えるべきでしょう。

おわりに

日本や日本人が持つ慣習や文化は、世界的にかなり独特なものです。生まれたときから日本文化の中で日本語を使ってきた私たちは、無意識にその影響を強く受けています。それがコミュニケーションのとり方に反映されやすいのです。

ご紹介した5つのポイントを次の英語を使う機会に意識してみてください。きっと、スムーズな伝達やいい関係を築くことに役立つと思います。ただし、これらのポイントを押さえれば、学習なしでもコミュニケーションが取れるということではありません。基礎学習や練習も重ねて外国人との会話を楽しんでください!

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