転職活動の期間は3ヶ月のウソ

長期休暇の後に増える「#会社辞めたい」ツイート。こんなにも会社を辞めたいと思う人がいるのかと、「自分1人ではないんだ」という励まされるような気持ちになる人もいるのではないでしょうか。つぶやきレベルではたくさん見るものの、辞めたいと思ってから実際に転職をするまでに具体的にどの程度の期間がかかるかは、転職経験がないとなかなか分からないものです。とても長い期間がかかりそうな印象を持っている人、「最短1カ月後入社可能」といった求人特集があるから、すぐできるのでは? と考えている人、それぞれだと思います。

そこで今回は、転職活動の期間についてご紹介したいと思います。

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騙されてはいけない、転職活動3ヶ月の常識

転職活動をいざ始めようと思った時に、どんなことから始めますか?友達や両親、恋人などに相談したり、ネットで転職について情報を集めたり、転職フェアなどのイベントに参加してみたり…でしょうか。転職サービスのサイトをいろいろ見てみると、転職ノウハウ(何から始めるべきか)などがたくさん紹介されています。

情報収集→履歴書などの作成→求人検索→応募→面接。このような流れが一般的のようです。しかも、多くの記事では、「情報収集(2週間)」「書類作成・応募(2カ月)」「内定、退職(1カ月)」などの、大まかなスケジュールとともに紹介してくれています。

転職活動の流れ「情報収集(2週間)」「書類作成・応募(2カ月)」「内定、退職(1カ月)」

ここで注目したいのは、転職活動期間。このような目安となるスケジュールを見ると、だいたい「3カ月」程度で設定されていることが多いのですが、実際どうなのでしょうか?

そもそもいつからを転職活動と考えるかにもよりますが、転職メディアに登録して、本格的に求人を探したり、応募したりした時点から換算すると、3カ月から半年ぐらいの人が多いようです。

しかし、転職活動は人によってさまざま。じつは職種や住んでいるエリア、年齢などでこの転職活動期間は大きく変わるものなのです。転職サービスが提供している情報は、多くが転職サービスにとって都合の良いように紹介されていることもしばしば。なぜなら、転職サービスはあくまでビジネスだからです。このサービスを経由して企業に転職してもらうと、企業側から成功報酬をもらえるというビジネスモデルです。転職を希望する登録者に、何年もダラダラと転職活動をされるより、さっさと決まっていってくれるほうが効率良く売り上げが立つというわけです。転職サービスが「3カ月〜6カ月までに決めないとヤバイ!」的な情報を提供していても、それに惑わされる必要はありません。必要なだけ検討してマイペースで進めましょう。

転職期間に正解なし。年代、職種、こだわるポイントで大差あり。

では実際のところはどうなのでしょうか? 私自身の経験をもとに振り返ってみましょう。転職しようと決めて、求人を探して応募した頃から内定が出るまでの期間をご紹介します。

24歳当時:内定まで2カ月(内定から入社まで2カ月半)29歳当時:内定まで1カ月(内定から入社まで3カ月半)36歳当時:10カ月〜1年→途中で転職活動中止

これまで、大きく3回の転職活動をして、うち2回は実際に転職をしました。思い起こして見ると、20代のうちは、転職活動を始めてかなり早くに内定まで進んでいます。いずれも何社受けたかまでは覚えていませんが、片手で数えられる程度の社数だったような気がします。最初のほうで応募した企業でトントン拍子に進んでいきました。どちらかというと、内定から入社までにかなり時間がかかりました。私の場合は、勤務先に何も告げずに、転職活動をして、内定が出てから退職交渉に入ったので、どうしても2カ月程度の時間がかかってしまいました。理論上(規定上)は退職日の1カ月前に退職を告げればよしとされているものの、やはり1カ月で本当に辞められる社員はなかなかいないのではないでしょうか。引き継ぎ人材の調整や、実際の引き継ぎなどを考えると、1カ月以上はかかります。そうすると、全体として4カ月〜半年くらいは実質かかっていました。

36歳の転職は、子どもを二人出産した後の転職活動でした。ワーキングマザーという立場での転職活動はなかなかハードでした。子どもがいると転職の壁は一気に高くなるということを実感しました。採用する企業側もワーキングマザーという立場にかなり慎重な姿勢があったと思いますが、私自身、年齢に比例した経験があり、仕事内容や何よりも就業時間(ワーキングマザーなので残業が不可)など条件面で譲れないポイントが圧倒的に増えました。私の希望する条件にマッチする会社がそもそも少なく、求人が出たタイミングでいざ応募となっても条件面の詳細を面接過程で時間をかけて詰めるという流れで、選考にかなりの時間がかかりました。そのように時間をかけて転職活動をしているうちに、当時勤務していた会社で部署異動が決まったため転職活動を辞めました。当時勤めていた会社で異動願いを出していたので、転職か異動か、どちらか早いほうでと思っていたら、異動が早かったという結果になったのです。

ちなみに、29歳の時の転職は、1カ月と記載していますが、実際はもっと短かったと思います。なぜこれだけ極端に短いかというと、転職エージェントに登録したからです。エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーと面談をして転職をサポートしてもらうのですが、やたらと早いです。さすがプロ。(よく考えれば、エージェントも事業効率のためには早く決めたほうが良いから、さっさと決めてくれたのかもしれませんが)。

つまり、じっくりと考えたい人は、エージェントには登録せず、自分のペースで進めるのがオススメ。ちなみに、転職サイトでも、エージェントでも、いつまでに転職したいかといった時期を入力する項目があります。それは転職サービス提供者または、採用する企業が、どれだけ応募者の熱度が高いかを判断する参考材料になるとか。1年後などと書くと「この人はすぐに転職する気なし」と判断され、あまり重要視されないケースもあるので、転職したい気持ちが強い人は「今すぐ」に設定しておく方が得策かもしれません。

このように、転職活動の期間は千差万別。当然、世の中の環境も影響すると思いますが、同じ「私」でも年齢や子どもの有無など、あらゆる条件によって幅がありました。

大切なのは一期一会の精神

転職活動で大切なのは、何カ月で転職すべきかというスケジュールではありません。一度は転職活動をした人ならわかると思いますが、求人は生物。日々変わるもので、一度その出会いを逃すと、今度いつ出会えるかわからないという一期一会の世界です。中には、半永久的に求人を続けている企業もありますが、「絶対にやりたい!」と思える求人には、滅多に出会えません。

なので、自分にフィットした求人に出会えたら、すぐに応募することが何より大切。入社するかしないかは内定がでてから考えれば良いのですから。人気職種だと、悩んでいる間に別の人が応募して決まってしまうということがよくあります。逆に、これは!という求人がなかなか見つからない場合は、気長にその求人が出てくるまで待つということも大切だと思います。

まとめ

前項でお伝えした通り、自分の希望する仕事・求人はいつ出会えるか分からない一期一会のもの。実際にこれまで経験してきた仕事を振り返っても、それひとつひとつが奇跡の出会いでした。この奇跡的な出会いには期間は関係ありません。何よりも、自分のペースで見つけていくことが大切だとつくづく思います。

最近では、仕事の出会いも多様化していて、転職サービスだけでなく、友人・知人の紹介での転職活動や、SNSで自社にフィットしそうな人材を採用担当が見つけて、直接DMなどでスカウトを送るといった採用手法も進んでいるのだと聞きます。このような手法だと、かなりクイックに内定まで進みそうですが、どれも内定から入社までは少し時間がかかってしまうかもしれませんね。

いずれにしても採用は“ご縁”がすべて。そのご縁を無駄にしないためにも、これだと思ったらスピーディーに、これだと思わなかったら気長に、という両軸のスピード感が大事なのかもしれません。

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