「主夫」と「フリーランス」の兼業で、家庭も仕事も上手くいく方法3つ

共働きが当たり前になり、男性の家事・育児参加が重要視されるようになりました。フリーランスである筆者は、4歳の男の子と1歳の女の子の父(2020年1月時点)の父ですが、我々の親世代はまだまだ男性が家事・育児をすることが少なく、その姿をみて育った同世代の中にも、あまり家事・育児に積極的でない男性が多いようです。

ですが家事・育児への積極的な参加は、家庭が上手くいくのはもちろんのこと、仕事が上手くいくことにも繋がります。特にフリーランスは働く時間を自由に決められるので、より家事・育児への参加によるメリットを受けられるでしょう。

この記事では、フリーランス(男性)が積極的に家事・育児に参加し、家庭も仕事も上手くいくかせるための方法ついて解説します。実際に筆者は1日9~10時間働き、4~5時間家事・育児をしていますが、様々なメリットを感じています。一つ一つ解説していきますね。

家事・育児を優先してスケジュールに→早く寝かせられるので子供の発育に◯

内閣府では、6歳未満の子供を持つ女性と男性の家事・育児関連時間の統計を発表しています。2016年のデータでは妻の家事・育児の時間が平均454分(7時間34分)なのに対し、夫の家事・育児の時間は平均83分(1時間23分)となっています。

出典:「平成28年社会生活基本調査」の結果から〜男性の育児・家事関連時間〜 内閣府男女共同参画局 平成29年10月

http://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/k_42/pdf/s1-2.pdf

この中には、妻が専業主婦というケースも含まれるでしょうから、もちろん妻の家事・育児の時間が長くなるでしょう。ですがそれを加味しても、夫の家事・育児の時間は短いと言えます。

私は朝1時間と、保育園から帰ってきて寝かしつけまでのおよそ4時間を優先的にスケジュールに入れています。妻が1人で家事も育児もこなさなければならない時間(いわゆるワンオペ育児)をなくして、どちらかが育児・どちらかが家事といった連携プレーで、家事が円滑に進みます。

早く家事を終わらせて、毎日20:30には消灯し、21時には子供は就寝。翌朝7時くらいまで寝ているのでだいたい毎日10時間睡眠を確保しています。子供は幼ければ幼いほど睡眠時間が必要になるので、しっかり10時間の睡眠をとることで、子供の発育に好影響を与えられます。

また、親である私達も家事を終わらせた上で21時頃に寝かしつけが終わるので、しっかり睡眠時間を確保できます。休みがない家事・育児を毎日続けていくには、親がしっかり休むこともとても大切です。共働きで両親ともに帰りが遅い場合、親も子供も睡眠時間を削らなければなりません。

フリーランスは、自分でスケジュールを決められるので、優先的に家事・育児の時間をスケジュールに組み込みましょう。私は自分を「主夫」兼「フリーランス」と定義して、家事・育児を優先してスケジュールに組み込んでいます。詳しくは後述しますが、それでも十分に仕事時間を確保できています。

毎日家事と育児を妻と一緒に→夫婦円満で子どもの情緒が安定

私の両親は共働きで、父親はいつも定時に帰ってくるのにも関わらず、全く家事・育児をしない人でした。母は夜勤もあり、父よりも忙しかったにも関わらず、1人で家事・育児をしていました。そのせいか母はいつもイライラしており、私と兄(2人兄弟でした)は、いつも母や父の顔色を伺っていました。

こうなってしまうと子どもの情緒も安定しませんし、子供と信頼関係を築けず、いざ親が大事なことを伝えようとしても聞く耳を持たないと思います。(うちの実家はそうでした)

仮に経済的に恵まれていて、何不自由ない生活を子供にさせられていても、幼い頃に親がイライラしていたり、家庭がギクシャクしていると子供の情緒の発育に悪影響を与えてしまいます。

特に1歳までに母親に十分に甘えられなかったり、甘えられたとしても、母親のメンタルが不安定だと子供にも不安が移り、情緒の発育に悪影響と言われています。(情緒的ネグレクトなど) もちろん父親が抱っこしてあげたり、あやしてあげられますが、子供への影響力・重要性は母親には敵いません。

子供が小さければ小さいほど、子供が母親に十分に甘えられる環境と、妻が安心できる環境作りが重要です。父親が家事をすることで、妻が育児に集中できてイライラも減るため、子供が母親に十分に甘えられます。

我が家では第二子(娘)が生まれ、妻が職場復帰してから、家事の大半は私が行っています。そのおかげで娘は母親にべったりと甘えられています。しかも、20:30には家事が終わり、21時頃には寝かしつけが終わるため、妻も9時間の睡眠時間を確保できています。(私も8時間ほど寝ています) 

なので多少夜泣きがあっても、十分な睡眠時間を確保できるため、妻のメンタルも安定し、子供にも余裕を持って接しています。

また、お互い同じくらい家事・育児を負担しているため、喧嘩することもありません。自慢っぽくなってしまいますが、結婚8年目で夫婦喧嘩をしたことはほとんどないです。そして、家庭内の人間関係がいいと、ストレスもたまりませんし、仕事のモチベーションも上がります。

家事、育児を優先したスケジュールでも、仕事時間は十分に確保できる

以下は私の1日のスケジュールです。

  • 6:30~ 仕事1時間
  • 7:30~ 家事1時間(洗い物・洗濯)
  • 8:30~ 仕事8時間(休憩中にウォーキング・筋トレ)
  • 16:30~ 夕食作り1時間
  • 17:30~ 夕食1時間
  • 18:30~ 入浴1時間
  • 19:30~ 家事・育児1時間(洗い物・洗濯)
  • 20:30~ 寝かしつけ1時間
  • 21:30~ 仕事1時間
  • 22:30 就寝 睡眠時間(7.5~8時間)

大きく分けると、7:30~8:30と16:30~21:30が家事・育児で、この時間を最優先にしています。仕事時間は6:30~7:30の1時間、8:30~16:30の8時間、21:30~22:30の1時間、合計10時間です。このように家事・育児の時間を優先しても、10時間も仕事時間を確保できています。

また、キッチンにタブレットを置いて、家事をしながらyoutube等の動画でビジネスの勉強をしていますし、特に仕事面で時間不足を感じることはありません。

夜の1時間も、疲れている時は早めに寝たりお笑いを見たり、柔軟に使っています。それでも毎日8時間ほど寝れているため、翌日に疲れが残ることはほとんどありません。

このようにフリーランスは仕事時間を自分で決められるため、家事・育児の時間を優先しても、ハードに仕事もできますし、勉強も隙間時間にしっかりできます。

これからの男性は、家事・育児をするか、高収入でないと夫婦生活は難しい

悲しいことですが現代のママさんは、仲間内やSNSで「旦那がどれだけ家事・育児をしないか」愚痴を言い合っています。終身雇用・年功序列が崩壊し、真面目に勤めてさえいれば順調に収入が増えていく職場はどんどん少なくなり、自らのキャリアを真剣に考える女性も増えています。

男性の収入だけでは生活・養育が難しく、女性が働く割合はどんどん増え、共働きが当たり前です。そうなると、収入以上に家事・育児をする男性なのかどうかが、結婚の可否や結婚後の夫婦生活にもとても重要になってきていると感じます。

一方で収入が二極化しています。もし年収2000万円などの高収入層に入れるのであれば、専業主婦を夢に持つ女性と結婚し、専業主婦になってもらうのも可能かもしれません。 ですがそうでない場合、家事・育児をしない男性は、妻や子供たちからの信頼も失い、収入も伸びないため、社会的な立場も弱くなっていくでしょう。

子供たちと妻とかけがえのない時間をできるだけ多く過ごそう

子供たちとのかけがえのない時間を多く共に過ごせるのは、私にとってフリーランスになった一番の喜びです。毎日一緒に御飯を食べ、一緒にお風呂に入り、一緒に遊んで、一緒にベットに入る。あっという間に成長していく子供たちとのかけがえのない時間を濃密に過ごせています。

そして、その時間のほとんどを妻と共に過ごせているので、子育ての思い出もより濃く共有できています。家族関係が良好だからこそ「家族のために」というポジティブなモチベーションで仕事にも打ち込めます。

日頃の生活も家族があってこそ。ぜひお子さんをお持ちのパパさんは、家事・育児への関わりを増やしてはいかがでしょうか?

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