他人を攻撃せずにはいられない人に立ち向かうコツ

仕事に限らず、学校やプライベートでも人間関係で悩んでいる人は多いと思います。その中でも今回取り上げたいのが「他人を攻撃せずにはいられない人」への考察です。

私もベンチャーや大企業で働いた経験はありますが、残念ながら「他人を攻撃せずにはいられない人」は一定数存在すると思います。

私は組織設計を携わるポジションについてから、「他人を攻撃せずにはいられない人」のそもそもの行動パターンや思考を観察するようになりました。

さらに、解決策をみずから実施した経験も踏まえて書いてみました。参考としていただければ幸いです。

他人を攻撃せずにはいられない人の行動パターン

「他人を攻撃せずにはいられない人」と一緒に仕事をすると、職場の雰囲気はとても悪くなります。体調不良を訴えるメンバーが増え、結果的にメンバーの生産性が大きく下がるかもしれません。

なぜなら、周りのメンバーは「他人を攻撃せずにはいられない人」に恐れたり、反論できなかったりして、攻撃されることに大きなストレスを感じるからです。

こんな「他人を攻撃せずにはいられない人」とであったことはありませんか?

無価値化(できていないことのあら捜し)

例:「この作業は少し時間があればできるのに、なぜあなたはできないのか?

Aさんの上司であり、「他人を攻撃せずにはいられない人」であるBさんから依頼があったタスクをAさんはこなしていました。

Aさんはそのタスクを決められた期日内に、クオリティを満たしているのにBさんから上記のようなことを言われてしまいました。

依頼があった仕事を懸命にこなしているものの、Aさんのパフォーマンスに納得がいかないBさんは常にこういった発言を繰り返します。これではまるでAさんを無価値化しているようですね。

支配化(自分の手足としたがる)

Aさんの上司であり、「他人を攻撃せずにはいられない人」であるBさんはよく「自分はチェックをするから、あなたはチェック通りに他部署と調整して業務を遂行するように」とAさんにタスクを依頼します。

しかしながらこの場合、Aさんの部署以外の人も関係するため、チェックをするAさんよりもBさんのほうが大変です。

実際、運用しているタスクができていなければ、Aさんが悪いとBさんを厳しく叱責しています。そのため、Bさんは自分が面倒(他部門との合意形成など)だと思うタスクは表立ってしないようになってしまうのです。

自分の非を認めない

Aさんは「他人を攻撃せずにはいられない人」であるBさんが、責任を持ってすべきタスクをサポートという立ち位置でフォローしています。

しかしながら、Bさんのタスクははかどっていません。Bさんは上長のCさんに進捗をレポートするときに、「Aさんのマネジメント不足」を進捗遅延の理由として伝えていました。

それを知ったAさんがBさんに発言を忠言したところ、Bさんから「Aのその発言が当事者意識ないことの証拠である。何様だ!」と罵倒されました。

これは、Bさんが自分に非があることを決して認めていないように見えます。むしろ、自分以外のところに問題があると考えているようです。

他人を攻撃せずにはいられない人はなぜ発生するのか?

いかがでしょうか? こんなことが一回のみならず、常日頃おこなわれている場合はBさんは「他人を攻撃せずにはいられない人」だといえるでしょう。

私は組織設計に携わる立場だったので、Bさんのような行動パターンを取るのはなぜなのかを考え、たくさんの本を読んだり、有識者から話を聞いたりして自分なりに考えた仮説が次の通りです。

強いコンプレックスを抱いている

他人を攻撃せずにはいられない人には強い不満コンプレックスを抱いている人が多いように思います。

よくある話ですが、学歴やスキルなどAさんが「他人を攻撃せずにはいられない人」であるBさんの欲していたものを持っていた場合に、攻撃が発生してしまうのです。

また、学歴やスキルだけではなく、BさんはAさんの魅力、たとえば明るい人柄などといった性格にもコンプレックスが及ぶこともあると考えます。

強い不満

現状の自分のポジションや待遇に満足がいっていない人、自分が今している仕事に不満がある人は、自分で解決できないストレスを強く持っているように思います。

自分で消化しきれないストレスを他人に当たることで発散しているのではないでしょうか。

また、ターゲットにされる人はあまり反抗しない人や、怒らない人に多いような気がします。そういった人を見つけて攻撃することで自分の鬱憤を晴らしている可能性が高いのです。

低すぎる自己肯定感

Bさんは自分で自分の存在をあまりにも卑下しすぎています。

なかなか自分の存在を認めることができないBさんは、自分に対して充足感がないため、満足よりも不平や不満にベクトルが向きがちです。

他人を攻撃せずにはいられない人への対抗措置

自分の自信は損なわないようにする

攻撃ばかりされる人は「他人を攻撃せずにはいられない人」から投げつけられる言葉で、自信を失いがちですが、冷静に対処して「その人がそう思って言っているだけ」と強く思うようにしてください。自分の自信は自分で持つものです。Bさんの言葉を鵜呑みにしないようにしましょう。

もちろん、Bさんは周りと徒党を組んであなたを攻撃するかもしれません。それでも自分の自信を見失わないようにしましょう。冷静な対処を検討するためには、自分に自信を持つことが大切です。

相手側に問題があると思っておく

責任感が強い人、また心やさしい人は自分に問題があると言われると、つい自責の念に駆られがちです。

しかし、もう少し俯瞰した視点に立って、「なぜ、こういった問題が起きるのか?」「これは私個人の問題なのか?そもそも相手側にも問題があるのではないか?」「組織的にも問題があるのではないか?」などと考え、問題の所在が決して自分だけにあるわけではない、と考えるようにしてください。

表立った感情の衝突はなるべく回避する

Bさんのようにいつも攻撃してくる人に対してAさんは怒りの感情を爆発させたい気持ちに駆られるかもしれません。

しっかり相手に忠言することも重要ですが、一度踏みとどまってこういう考えも持ってもらいたいと思います。

あなたが傷ついて感情を爆発することが、Bさんの企みだとしたら?

Bさんの企み通りになるのは嫌ですよね? そう考えて気持ちを落ち着かせ、無理のない範囲で冷静に振る舞いましょう。

誠意のない人間を相手にしない。時間の無駄と思う

残念ながら、Bさんのような人との関係を良くしようと思うのは時間の無駄です。Bさんが本当に自分の非を認めて、性格を直す可能性は高くありません。

私は大昔に、Bさんのような先輩と関係を改善したいと思い、私自身の振る舞いも変えながらいろいろと試みたのですが、最終的に改善することはありませんでした。

私は段々と、関係修復に欠ける時間と労力を、もっと本来自分がしたいと思う仕事にかけたいと思うようになりました。

計算高い人が多いので、同じ土俵には乗らないようにする

「攻撃せずにいられない人」であるBさんは、Aさんに悪企みを試みていると考えているので、あの手この手でAさんを攻撃してきます。

そのときにBさんは同じフィールド上で勝負をしないことが重要です。

BさんがAさんを攻撃するときは、無価値化のように自分が悪くないことを計算した上でAさんを攻撃してきます。世間的にはマウントを取る、という表現が当てはまるかもしれません。

なので、Bさんのフィールド上ではいくらAさんが反論したとしても、負けてしまう可能性が高いので、なるべくBさんのフィールドに乗らないようにしましょう。

「攻撃せずにいられない人」の問題行動を証拠集めをしておく

「攻撃せずにいられない」Bさんとの問題を、上長に訴える場合に備えて日常的に問題行動の証拠集めをしてください。

なぜなら、Bさんとのトラブルは問題の渦中にいない人からすれば感情の対立と捉えられかねないからです。

そのため、訴えるときにはなるべく論理的な説明ができるよう、どのようなトラブルが起きていたのかを記録しておくことをおすすめします。

信頼できる人を慎重に探す

「攻撃せずにいられない人」であるBさんは、残念ながら周りの人が容認しているからそういった振る舞いができるのだと捉えることもできます。

そのため、周りを動かして対処しようとした場合は、まず信頼できる人を見定めることが重要です。

自分と同じ考えを持ってくれているかどうか、対処を検討してくれるのかどうか。日々の振る舞いから、信頼できる人かどうかを見定めてから相談するようにしてください。

その他第三者の意見を聞いてみる

今回のような問題の渦中にいると、自分の考えが客観的に、俯瞰して見えなくなります。そのため、会社外の関係者などに相談に乗ってもらうなどしましょう。

異動・退職願い

自分が働いている組織を良くしたいと思う場合は、ぜひいままで述べた対処を実行していただきたいのですが、上でも述べた通り「攻撃せずにいられない人」への対処は大きな時間と労力を消費します。

もし、本当にBさんと一緒に働くことが辛い場合は、勇気を持って異動・退職願いを出すこともひとつの解決策です。

まとめ

いかがでしょうか? 他人を攻撃せずにはいられない人の性質は、生存競争という人間に備わっている本質の一部だと私は捉えています。

強い不安感やコンプレックス、自己肯定感が低い人であれば誰しも持ち得るものなので、完全にはなくならないのではと考えています。

その背景は高度経済成長時代に比べ、不安が大きい時代になってきたがゆえに生じてきている問題と捉えられます。その一方で、ただその人にアンガーマネジメントのスキルがなかったり、他人への配慮がなかったりするだけかもしれません。

私は、心身の健康こそがもっとも大切と考えています関係の修復が難しい場合は、思い切って離れてみるとラクになるかもしれません。

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