普段、業務の中でタスクをこなしていると、今よりもはかどる手段やツールがないものかと思案するでしょう。チャットツールや電子メールの機能だけでは不十分だと実感する方が多いのではないでしょうか。
もしタスク管理にかかる工数が減らせれば、時間を有意義に使うことができ、それだけ業務の質が上がるはず。
今回の記事では、タスク管理ツールを選定する時に重視すべきポイントを取り上げます。また、個人・チームそれぞれに適したタスク管理ツールを厳選し、それぞれの特徴を比較してまとめました。
タスク管理ツールとは?
作業時間の効率化を図るための手段として導入したいのが「タスク管理ツール」です。まずは、タスク管理ツールの目的や役割、ツールの種類について説明します。
そもそもタスク管理とは?
タスク管理ツールについて説明する前に、そもそもタスク管理とはどうのようなことかを理解しておきましょう。
プロジェクトの遂行には、実にさまざまな業務が存在します。それらの業務を洗い出し、大きな粒度から次第に小さな粒度に分解したものがタスクです。
タスク管理とは、それらのタスクを優先度や重要度、スケジュールなどを考慮して割り振り、管理することです。チームでプロジェクト全体のタスクを管理する場合と、個人で割り振られたタスクを管理する場合と両方を指します。
タスク管理ツールの目的と役割
タスク管理ツールは、Webブラウザやスマホアプリを使用し日々のタスクを管理するためのツールです。
主に、作業を効率化することを目的に使用されます。大きなプロジェクトでは、個々のタスクは細分化されて、一人ひとりの作業ではなく大まかなひとつの業務として行われるため、全体の進行を把握する必要があるでしょう。
そこで、タスク管理ツールを導入してスケジュールやタスクの詳細をチーム間で共有するのです。
例えば、タスクを記入したリストやカードをタスク一覧に加えます。終わったタスクは完了に移動、作業中のタスクは進行中に移動、未完了のタスクはそのままにしておくことで、業務の進行状況を自分やチームメンバー(業務上のパートナーや上司)に共有し管理を行います。
さらに、タスクごとに優先度や期限などをあらかじめ設定すれば、進捗状況を確認したり、完了タスクと未完了タスクを把握したりでき、全体や個人のプロジェクトへの理解や作業効率を高めます。
また、機能を活用することでタスク管理ツールの持つ役割の幅は広がります。チャットやコメント機能もそのひとつで、タスクに対するコミュニケーションをとることができるでしょう。タスク管理ツールはタスクの効率化だけでなく、チーム間でのコミュニケーションツールの役割も持つようになるのです。
クラウド型とインストール型
タスク管理ツールと導入する方法は大きく分けて2つ。「クラウド型」と「インストール型(オンプレミス型)」があります。
クラウド型のタスク管理ツールは、オンライン上でツールを操作します。ネット環境があれば、どこにいても閲覧や編集が可能です。インストールや複雑な設定、専門知識は不要で、常時最新バージョンにアップグレードされることが特徴です。
無料もしくは、比較的安価で始められることが多く、タスク管理ツールを初めて使用するチームに適しています。
インストール型のタスク管理ツールは、サーバーやパソコンにソフトウェアやデータをインストールして使用します。オンライン上のサーバーにアクセスする必要がないので、インターネット回線の届かない場所やインターネットに接続していないパソコンからでも、タスク管理ツールの操作が可能です。また、インターネット回線に繋ぐ必要がないので、セキュリティ面での安全性が高いことも特徴です。
その反面、最新の状態を維持するには必要に応じて自社でシステムをアップグレードせねばなりません。インストール型のタスク管理ツールは、システムに関する専門知識があり、チームやプロジェクトに適したタスク管理ツールになるようカスタマイズしたいチームに向いています。
個人向けツール・チーム向けツール
タスク管理ツールには、個人向けのツールとチーム向けのツールがあります。個人向けのツールは、タスクを自分1人で管理するためのスケジュール帳やカレンダー、タスクリストなどが多くみられます。
一方チーム向けのツールは、メンバー間の依存し合う複数のタスクを同時進行で管理するためのツールがほとんどです。同じプロジェクトに関わるチームのメンバーが個々にツールを用いてタスク管理を行っていると、プロジェクトマネージャーや上司が管理しにくく、全体をまとめるのが困難です。そんな中、タスク管理のフォーマットを統一するだけで業務効率は格段に向上します。
利用する人数やプロジェクトの規模によって、適したタスク管理ツールは異なりますが、主に以下のような特徴を持つツールがあれば、チームで共有して使うことができるでしょう。
- 全体連絡ができるチャット機能
- 期限の通知設定やアラートの設定
- メンバー招待や権限付与のしやすさ
- 担当者別のガントチャート表示機能
- コメントや評価の反映とその掲示欄の用意
逆に、上記の機能を備えず個人の使いやすさを追求しているツールは、個人のタスクを管理するツールとして使うケースが多いでしょう。
タスク管理ツール導入が必要な理由
近年、タスク管理ツール導入の必要性は高まる傾向にあります。ここでは、その主な理由をみていきましょう。
クラウドサービスの普及やテレワークの増加への対応
クラウドサービスの普及やテレワークの増加など、近年の社会情勢の変化に伴い、働き方が多様化しています。チームメンバーが各々別の場所から、プロジェクトに参加することも一般化しつつあります。
離れた場所にいるチームメンバーとプロジェクトを進行するうえで重要なのは、進行状況の共有や調整などのマネジメントです。タスク管理ツールを導入すると、メンバーはそれぞれの場所からプロジェクトの進捗状況が共有でき、また、プロジェクトマネージャーや上司は個々の進捗が確認できるので、効率的なマネジメントが叶います。
課題の早期発見
タスク管理ツールを用いて、プロジェクトに関わるメンバー同士での情報共有が活発に行われると、トラブルや問題点などの課題を早期に発見することができます。
リアルタイムに情報が共有できると、迅速な対応も可能です。問題が大きくなる前に対処ができたり、早期に対応方法の検討をしたりなど、プロジェクトが円滑に進行できるでしょう。
社内の資源(リソース)の最適化
タスク管理ツールを用いてプロジェクトに必要なタスクを洗い出し、可視化しておくと、全体の工数の把握ができます。プロジェクトに割けるリソースには限りがありますが、メンバーの特性やスキルを考慮して、的確にタスクの割り振りを行うことで、社内のリソースを最適化することができます。
リソースを最適化してプロジェクトが進められると、プロジェクトの精度があがるのは言うまでもありません。
業務負荷の軽減
タスク管理ツールで業務を可視化すると、メンバーそれぞれの業務量の把握もできるため、リソースの最適化と同時に、1人のメンバーに業務が集中するような事態が避けられます。
それぞれの進捗状況を確認しながら、適切な業務分担を行うことで、メンバーの業務負荷を軽減し、それぞれが今あるタスクに集中できる環境を整えることができるでしょう。
タスク管理ツール導入のメリット
タスク管理ツールを導入すると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。4つの観点からメリットを紹介します。
チーム内の情報の見える化
タスク管理ツールを導入すると、チーム内の情報が見える化されます。
プロジェクトの全体像、現在の進行状況、チームメンバーの進捗状況などをチーム内で共有することで、チームワークや一体感が高まり、生産性やモチベーションの向上につながります。
在宅でテレワークを行っていると孤独を感じがちですが、情報共有が常にできることで、プロジェクトメンバーとしての存在感を認識でき、安心して業務に取り組むことに繋がります。
進捗状況の可視化
進捗状況が可視化できることも、タスク管理ツール導入の大きなメリットです。
メンバーに報告を求めなくても、プロジェクトマネージャーや上司が進捗状況が確認できると、ミーティングや報告書作成などの業務が削減でき、双方がよりコアな業務に集中できます。
業務の遅延などのトラブルも、早期に捉えるられるため、影響を最小限に抑えることができるでしょう。
コミュニケーションの円滑化
チャット機能などのコミュニケーションツールを備えたタスク管理ツールでは、離れた場所にいるメンバーともリアルタイムなやりとりが可能なため、チーム内のコミュニケーションが円滑になります。
チャットでは、メールのように前置きをすることなく本題のみのやりとりが行えるので、入力の手間が削減できるだけでなく、振り返りも容易なため、業務効率が上がります。
タスク漏れ・作業の遅延の回避
タスク管理ツールでは、タスクの未対応・対応中・対応完了などの状況も可視化されます。ツールの中には、未対応のタスクを検知しリマインドやアラートなど通知機能を備えているものも多く、タスクの対応漏れの回避に役立ちます。
また、プロジェクト全体のタスクの進捗状況や、スケジュールも可視化されるので、作業の遅延の発生も早期に検知ができ、メンバーの配置の検討やスケジュール調整など、回避のために柔軟な対応が行えるでしょう。
タスク管理ツール選定ポイント
では実際にタスク管理ツールを選ぶ時には、どのようなポイントに着目すればよいのでしょうか。
タスク管理ツールには業務やプロジェクトの内容によって向き・不向きがあり、人によっても重視するポイントが違っています。
そこで、タスク管理ツールを選ぶ時に重視すべき、「サポート体制」「料金プラン」「操作性(使いやすさ)や機能性」「業務の特徴やタスクの傾向」の4つについて解説します。
サポート体制
見落としがちですが、タスク管理ツールの運営会社のサポート体制や、問い合わせ時の対応言語は忘れずにチェックしましょう。操作に困った時やトラブルが起こった時、すぐにサポート窓口と連絡が取れるかを確認します。
日本語での問い合わせができるか、タスク管理ツールのことをしっかり説明してくれるか、専門用語ではなく誰にでもわかりやすい言葉で疑問や要望に対応してくれるかは必ずチェックしたいポイントです。
それに加え、エンジニアやコンサルタントによる専門的なサポートが受けられる体制が整っていれば、タスク管理ツールをさらに活用できるはずです。
サポート体制の詳細は製品のサイトなどでは確認できませんが、SNSなどの口コミにネガティブなコメントが複数上がっていないかをチェックしたり、実際に問い合わせを行ってみたりしてリサーチしてみましょう。
料金プラン
完全無料のプランから期間や人数を限定して無料で使用できるプラン、チームの規模にあわせた有料プランなど、タスク管理ツールの料金プランはさまざまです。プランによって容量や利用人数、使える機能が異なり、料金が上がるほど容量が増えたり、人数や機能が無制限になったりします。
ほとんどの場合、無料で使える人数は2~3人程度で容量も多くありません。個人や小規模事業者が使うのであれば事足りますが、大人数のチームで使うのであれば、有料プランがおすすめです。
価格設定が機能に見合っているか、料金に対する機能や人数がバランス良く設定されているかなどを確認して選ぶのが良いでしょう。初めてタスク管理ツールを使う人は、いきなり有料版を購入するのではなく、無料版やお試しプランから利用を開始することをおすすめします。
操作性(使いやすさ)や機能性
作業の効率を高めるために欠かせないのが操作性や機能性です。UIの設計が不十分で操作がしにくい、Webブラウザだと操作できるがスマホだと操作性に欠けるなど、ツールごとに操作性の長所・短所を持っています。
特にチームで使うなら、スケジュールの管理や達成度の洗い出しにガントチャート機能は必須といえます。
視覚的な面では、カンバン方式やリスト方式など表示機能の違いを持ちますが、どれが使いやすいかは個人の感覚やツールの使い方によります。
カンバン方式のタスク管理ツール5選。業務を見える化して作業効率をあげよう!
それらに加えて、コメント機能や情報共有の機能などプラスアルファの機能があれば、さらに快適なタスク管理が行えます。タスク管理ツールを選ぶ際は、実際に使用する時の操作感や機能の充実度、ガントチャートの有無などを参考にするとよいでしょう。
業務の特徴やタスクの傾向
タスク管理ツールは単純なタスクの処理であれば、シンプルなツールで十分ですが、業務や与えられるタスクによっては、複雑な機能が必要なこともあります。
タスクがシステム開発や会計・税務処理などの専門分野の場合には、情報やソースコードの共有ができる特徴を持つタスク管理ツールが使いやすいでしょう。反対に、毎年(あるいは毎日)、似たような業務を行うようなタスクの場合、シンプルさを重視したタスク管理ツールがおすすめです。
このように、業務の特徴や発生するタスクの傾向を参考に、チームに合ったタスク管理ツールを選びましょう。次の章からタスク管理ツールの具体名を挙げて紹介します。
無料で使える個人向けタスク管理ツール6選
まずは、無料プランやお試しのあるチーム向けタスク管理ツールを6つピックアップしました。
「TeamHack」
<<特徴>>
- タスク別に分けられたチャット機能
- 作業の時間を測れるタイムトラッキング機能
- ツリー型でタスク全体を把握し、ソート機能でタスクの漏れをなくせる
TeamHackは、タスク単位でチャットができる機能があります。タスクごとに個別の指示やフィードバック・評価を行えるため、全体と個々のタスクを同時に管理しやすいシステム設計です。
タイムトラッキング機能や通知機能など便利な機能が充実しています。作業やタスク管理がPC中心の人におすすめです。
<<チェック項目>>
- 主な機能:担当者設定・共有・通知・ファイル添付・チャット・タイムトラッキング機能
- デバイス:PC
- プラン:無料のお試しプランあり。ビジネスプラン(1,200円/月)では、プロジェクト作成数、ストレージ容量やメンバー管理のライセンスの拡張が可能。
- 導入形態:クラウド型
- 備考(その他の情報):無料版は最終ログインから1年後に強制退会及びデータ削除あり。ビジネスプランは最低5ライセンスからの契約で、無料登録から有料プランへのアップグレードが必要。
「backlog」
<<特徴>>
- 直感的に使えるシンプルなデザイン
- ガントチャートでプロジェクトの進捗を可視化
- チームのタスク管理に必要な機能が豊富
シンプルなデザインと操作性の「backlog」は、さまざまな職種で使われているツールです。
ガントチャートやマイルストーンでプロジェクトの進行状況を一目で把握できたり、カンバンボードでドロップ&ドラッグの簡単な操作で、課題を直感的に管理したり、誰でも簡単に操作が行えます。
<<チェック項目>>
- 主な機能:カンバンボード・Wiki・ガントチャート・バグ管理
- デバイス:iPhone・Android・PC・タブレット
- プラン:チーム向けには3つのプランがあり、どれも30日間無料でお試し可能
- 導入形態:クラウド型
- 備考(その他の情報):フリープランもあるが、ガントチャートは利用できないなど、利用制限あり
「asana」
<<特徴>>
- ボード・リスト・タイムライン・カレンダーなどあらゆる表示形式で、仕事を可視化
- Slack や Google ドライブなのどツールとの連携で最新の情報や進捗状況の確認ができる
- ワークフローをテンプレート化するなど、カスタマイズも可能
毎日のタスク管理からプロジェクトの全体像まで、多様な表示形式で可視化し、仕事を整理できます。
多くのアプリとの連携ができるため、プロジェクトを一元管理するプラットフォームとしての役割も果たします。
<<チェック項目>>
- 主な機能:フォーム機能・ガントチャート・カンバンボード・メッセージ・申請承認
- デバイス:iPhone・Android・PC
- プラン:最大15人まで利用可能な無料プランあり。
- 導入形態:クラウド型
- 備考(その他の情報):ルール機能でルーティンタスクを自動化し、作業を効率化できる。
「Wrike」
<<特徴>>
- 多彩なテンプレートから、プロジェクトに合わせたカスタマイズが可能
- サードパーティ製品との高い連携性
- プロジェクトを一元管理できる
多彩なテンプレートがありカスタマイズが可能で、あらゆる業界に対応できる汎用性の高いタスク管理ツールです。
共有作業スペースにすべてまとめられているので、リアルタイムでのコニュニケーションも可能で、プロジェクトの生産性の向上が見込めます。
<<チェック項目>>
- 主な機能:ガントチャート機能、用途別テンプレート、
- プラン:無料プランあり。Team(9.80ドル/月)では、20人まで利用可能でプロジェクト数の上限なし、2週間の無料期間あり。
- 導入形態:クラウド型
- 備考(その他の情報):追加料金でアカウントに追加できるアドオン機能がある。
「Trello」
<<特徴>>
- 直感的に操作できるカンバン方式でシンプルさ重視のタスク管理ができる
- 外部連携機能の充実や拡張機能による使い方自在の汎用ツール
- PCやアプリで手軽に使える操作性とUI設計
Trelloの特徴は、タスク名を記入したボードのタスクリストです。カードを自由に移動してステータスを更新すれば、簡単に完了・未完了を区分けできます。
リストに加えたカードに担当者や期限を設定しておけば、管理者が進捗状況を把握するのにも役立ちます。Power-Upsのカレンダーやマップの追加などの拡張機能を駆使すれば、チームでより便利な使い方ができるでしょう。
<<チェック項目>>
- 主な機能:タグ付・コメント・担当者設定・共有・ファイル添付・チェックリスト
- 連携ツール:Slack/Evernote/Salesforce/Github/Dropbox/Google Drive
- デバイス:iPhone・Android・PC・タブレット
- プラン:無料プランあり。Business Class(10ドル/月)では、チームボードやビュー機能、外部連携、セキュリティ機能などを拡張可能。
- 導入形態:クラウド型
- 備考(その他の情報):メモを追加することで、タスクに関連したメモ帳やアイデア帳として活用できる。
「Jooto」
<<特徴>>
- 直感的な「ドラッグ&ドロップ」の操作性
- Slack連携など外部連携ができる
- カラフルなガントチャート表示で担当者ごとにタスクを把握
Jootoの特徴は、操作しやすいカンバン方式の画面とタスク管理機能の使いやすさです。Googleカレンダーを外部連携で導入すればビジュアル的にも見やすく、ガントチャートで期限や全体の達成度を把握しやすくなります。チェックリストを使用することで、進捗状況を一括管理できるでしょう。
<<チェック項目>>
- 主な機能:担当者設定・タスクの複製・コメント・共有・ファイル添付・ソート・ガントチャート・チェックリスト
- 連携ツール:Slack/Googleカレンダー/Chatwork/CSVエクスポート
- デバイス:iPhone・Android・PC
- プラン:無料プランあり。スタンダードは500円/月で1人につきデータ量を5GBまで拡張可能
- 導入形態:クラウド型
- 備考(その他の情報):無料と有料で人数制限の違いはあるが、どちらも機能制限がなく、同じように使える。
無料で使える個人向けタスク管理ツール7選
次に、個人向けのタスク管理ツールを7つ、ご紹介します。
「Evernote」
<<特徴>>
- 毎日のあらゆることを情報を1か所にまとめて整理できる
- 紙に書くようなイメージでタスク管理が可能
ホーム画面に情報を集約させて、一目でやるべきこと確認できるだけでなく、ホーム画面から直接タスクを管理することが可能。
Webページの気になる記事をクリップしたり、アイデアをメモしたり、ビジネスもプライベートもすべてまるごと管理ができます。
<<チェック項目>>
主な機能:
連携ツール:Google ドライブ、Slack、Outlook、Microsoft Teams、Zapier、Gmail など
デバイス:iPhone・Android・PCなど
プラン:端末2台まで同期が可能な無料プランあり。有料プランのPERSONALでは、リマインダー通知やGoogleアカウントとの連携ができる。
導入形態:クラウド型
備考(その他の情報)自分専用にカスタマイズが可能。
「Excel」
<<特徴>>
- ビジネスで使われているツールのため、タスク管理導入のコストがかからない
- プロジェクトのあわせてたカスタマイズが可能
- ランニングコストも無料
ビジネスパーソンが使い慣れているソフトであるため、ツールの学習コストがかからずに導入ができます。
表やリストを自分で設計する必要がありますが、無料のテンプレートを利用することで、手軽にタスク管理ツールの導入が可能です。
<<チェック項目>>
- デバイス:PC
- 導入形態:インストール型
- 備考(その他の情報):データの更新がリアルタイムで共有できないため、運用には一定のルール設定が必要
エクセルのテンプレートはWeb上から無料でダウンロードができ、そのまま使ったりチームにあったタスク管理ツールにカスタマイズしたりできます。
おすすめのテンプレートを詳しく紹介▶︎「エクセルでタスク管理をスマートに〜仕事効率がアップする工程表テンプレ7選」
「Googleカレンダー」
<<特徴>>
- GoogleカレンダーとGoogleToDoリストを連携してタスク管理ができる
- Googleアカウントを同期することで、どのデバイスからでも利用が可能
Googleカレンダーはスケジュール管理ツールで、Googleアカウントを用いれば誰でも利用が可能です。
GoogleカレンダーとGoogleToDoリストを連携することで、タスクの追加、優先順位付け、期限の設定などができ、タスクの完了時にはチェックマークを付けられます。
<<チェック項目>>
- デバイス:iPhone・Android・PC
- プラン:Googleアカウントは無料、1ユーザー680円/月のGoogle Workspaceは30Gのストレージ
- 導入形態:クラウド型
- 備考(その他の情報):リマインダーや通知機能がある。イベントの招待や共有ができる。
「Notion」
<<特徴>>
- ボードに情報を集約させ、1箇所のワークスペースで管理ができる
- 資料などのファイルも管理ができ、編集・取り出しがしやすい
- 豊富なテンプレートからカスタマイズが可能
Notionはボードで情報を一括管理できるタスク管理ツールです。豊富なテンプレートやブロック、API連携などで柔軟な使い方が可能です。
直感的なインターフェースでカスタマイズが自在なため、個人用でもチームでのさまざまなプロジェクトに使用できます。
<<チェック項目>>
- 主な機能:ノート作成、プロジェクト管理、タスク管理、カレンダー、データベース、ドキュメント管理など
- 連携ツール:Jira、Slack、GitHub、Asanaなど
- デバイス:iPhone・Android・PC
- プラン:無料プランあり。10ドル/月のプラスは小規模グループ向き
- 導入形態:クラウド型
- 備考(その他の情報):Notion内でAIの力を借りるNotion AIがある
「Todoist」
<<特徴>>
- タスクを簡単に登録でき、視覚的なチェック機能が充実
- タスクの消化具合をグラフで確認できて、やる気アップ!
- オフライン利用ができる
Todoistの最大の特徴は、タスクを優先度やタグで管理・整頓し、階層フォルダにサブタスクを作り、細かく予定を立てられることにあります。繰り返しタスクを立てることができるので、日課や同じタスクを追加するのも簡単です。
低料金に加えて、返金制度ありの安心プラン。ノート編集でメモ帳として活用できるのもおすすめです。アラーム、ハビット機能等の内部連携を活用すれば、個人での使い道もさらに広がります。
<<チェック項目>>
- 主な機能:タグ付・担当者設定・優先度設定・繰り返し設定・サブタスクの設定・ファイル添付・生産性チャート・メモ帳作成・共有
- 連携ツール:Google Drive/Dropbox/Gmail/Outlook/Airmail/Mailbird/Google Assistant/Google カレンダー/iCalendar/Toggl/Time Doctor/Pomodone/Powr of You/Zapier/IFTTT
- デバイス:iPhone・Android(スマホ・タブレット端末)、PCなど
- プラン:5人まで共有可能な無料のフリープランあり。プロプラン(588円/月)では、25人まで共有ができ自動リマインダー設定や無制限のアクティビティ履歴、自動バックアップ機能を使用できる。
- 導入形態:クラウド型
- 備考(その他の情報):チェックボックスや評価などの機能を使いカスタマイズすることで使いやすさが増す。
「Toodledo」
<<特徴>>
- 階層によるリスト化が可能
- 日時・曜日のタグ指定ができる
- 同じタスクが多い時に繰り返し設定できて便利
「Toodledo」の特徴は、基本的なタスク管理ツールとして使えると同時に、応用性の高い多機能ツールとしても活用できることです。リスト方式でタスクをドラッグ&ドロップできるシンプルさも備えています。親子タスクの設定など、タスクを管理する上で必要な項目を網羅しているでしょう。
<<チェック項目>>
- 主な機能:サブタスクの設定・通知・ファイル添付・検索・メモ帳・ハビット
- 連携ツール:Googleカレンダー/Appigo Todo/ToToDo
- デバイス:iPhone・Android・PC
- プラン:無料プランあり。standardプラン(3.99ドル/月)では、サブタスク機能が使えるようになります。
- 導入形態:クラウド型
- 備考(その他の情報):Webブラウザは拡張機能Japanizeによる日本語化し、アプリは日本語対応。英語に問題なくツールとして使える場合のみ導入。
「Any.do」
<<特徴>>
- 簡易なタスク画面と簡単な「ドラッグ&ドロップ」操作
- 「Any.do moment」機能でルーティーンを決めておける
- スマートフォンから利用する人におすすめ
「Any.do」はスマートフォンのタッチ操作からでも簡単にタスクが設定できる簡単機能が特徴です。予定にあわせて「今日」や「明日」などの4パターンにタスクを分類し予定を立てることができます。
スマホで管理しやすい仕様のため、Webブラウザではなくスマホでタスク管理を頻繁に行う人は特におすすめします。
<<チェック項目>>
- 主な機能:サブタスクの設定・通知・ファイル添付・音声入力機能など
- 連携ツール:Slack/カレンダー/Dropbox/Google Drive
- デバイス:iPhone・Android・PC(WindowsではWeb版)
- プラン:無料プランあり。プレミアムプラン(3ドル/月)では、タスクに追加でカラーや優先度の順位を設定できる。
- 導入形態:インストール型
- 備考(その他の情報):Web版の場合は、日本語に対応しておらず英語利用が問題ない人のみ利用。
※2023年3月時点の情報となります。ツールの詳細や最新情報は、各ツールのサイトにてご確認お願い致します。
まとめ
今回は、タスク管理ツールを選ぶ時のポイントやおすすめのツールについて解説してきました。ツールを使いタスク管理を効率良くこなすことで、作業や進捗の確認にかかる負担を最小限に減らせるようになります。
予定を立ててしっかりとタスクを管理することで、対応漏れの防止や全体進行の沈滞を防ぎ、よりタスクの作業に集中できる環境を作ってみましょう。