徹底解説! ライティングとはどんな仕事? 副業の第一歩にもおすすめ!

ライティング業務のはじめ方

ライティングとは、文章を書く仕事のことです。かつては、新聞や雑誌などの紙媒体へ掲載するための文章を書くことが主でした。近年では、web向けの文章も多く求められるようになり、ライティングの需要は増えています。そのため、ライティングの専門家でなくともライティングを請け負うことは容易になったといえます。

特別な資格や高額なパソコンのソフトが不要なことから、在宅ワークや副業としても挑戦しやすいといわれるライティングですが、その業務はどのようにスタートするのでしょう。

クラウドソーシングサービスを活用

クラウドソーシングサービスとは、仕事を請け負いたい人と発注したい人とのマッチングをするサービスです。クラウドワークスやランサーズなど、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?

クラウドソーシングサービスによって、手数料や報酬の相場、仕事の掲載件数に違いがあります。初心者でも請け負うことのできる案件から、一定の経験やスキルが必要となる案件まで幅広く募集をしているので、自分の能力を見極めてエントリーする必要があります。

お気に入りのメディアに直接応募

稀に、webメディアがそのサイト内で直接ライター募集をしていることがあります。よく読むメディアや好きなジャンルのメディアなら、ライティング業務のスタートに向いているのではないでしょうか。サイト内にライター募集の一文やバナーがないか、こまめにチェックしてみましょう。

ライターの仕事に密着!

では、もっと具体的なライターの仕事について、スタート時に知っておきたいことをまとめてみました。

typing

仕事環境:欠かせないもの・あったら良いもの

まずパソコンは必須アイテムです。そしてクライアントとのやり取りや納品のために、インターネット環境を整えます。

オンラインでやり取りをするためプリンターは必要ないように思われますが、誤字脱字のチェックにはプリントアウトした原稿を使うこともあります。マーカーで線を引きながら確認すると画面で見ている時と違った視点で読めるので、見直しには有効な手段なのです。

そのほかに、最近では音声入力システムの向上から、音声入力で文章を書くライターも増えています。タイピングよりも早く文章が作成でき、肩こりや腰痛、目の疲れの解消にも一役買うシステムです。音声入力にあたり、音声認識の精度を上げるためにもマイクは必要不可欠。パソコン内蔵のマイクがある場合も、マイクは別で用意するといいでしょう。

そして、意外と重要なのが座りやすく疲れない椅子です。長時間パソコンに向かうことが多いため、椅子のクオリティは重要です。パソコン用の椅子はクッション性、通気性、反発性など、様々な要素を持ち合わせ、なおかつ、形に合う合わないは体型の個人差に左右されるため、値段は惜しまず、いくつも試して選ぶことをおすすめします

SEO対策:ライティングに必要なSEOとは

近年、多く募集されているライティング業務のほとんどはweb向けの文章です。webに載せる記事ともなると、紙媒体に載せる文章とは異なり、キーワード検索に好まれる文章が求められます。「文章なんて誰にでも書ける」と思われがちですが、SEOを知るとライティングは簡単ではないことがわかります。

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、インターネットで検索をした時に上位に表示されたり、より多く表示されたりするような仕組みを作ることです。検索エンジンのシステムも随時変わっていることから、求められる文章はSEOの流行にも左右されます。

SEO対策におけるライターの役割をもう少し具体的に言うのなら、メインのキーワードをタイトルや見出しに散りばめ、本文中にはキーワードの他に、その共起語や類似語もしのばせるのです。難しく考えると躊躇してしまいますよね。でも実際にライティングを請け負う時には、SEO対策まで含めて指示をくれるクライアントさんも多いので、恐れることはありません。

読者設定:ペルソナを意識する

これから書く記事の読者はどんな人なのでしょう? 一般的に「ペルソナ」と呼ばれるターゲットを明確にしておかねばなりません。男性向け・女性向け、若者向け・シニア向け、メディアによって細かな設定があります。読者がパソコンから読むのかスマホから読むのかでも文章構成に違いが出るのです。

ペルソナに好まれる文体、言葉使い、語尾の調子など、読者目線の文章を意識した執筆をこころがけましょう。

日本語力:文章を書く時に気をつけたほうがよいこと

ライティングをはじめて気づいたことは、思った以上に自分が正しい日本語を使いこなせていないという事実です。何気なく使っている日本語も、正しいかな? と不安な時はすぐに調べてみます。漢字もパソコンの変換を過信してはいけません。あまりにたくさんの変換候補が出るため、惑わされることもあります。

そのほかに、「ら」抜き言葉や「い」抜き言葉のような日本語の使い方にはじまり、「力不足」と「役不足」のような言葉の意味の誤解、「コミュニケーション」と「コミニュケーション」のような言い間違えなど、知らず知らずのうちに間違った日本語を使っているかもしれません。

ライター泣かせのあんなことこんなこと

ライティング業務をする中で、きっと誰もがぶつかる「ライター泣かせのあんなことこんなこと」。もし泣かされることがあっても、みんな同じ経験をしています。

終わらない文字校正

何度見直してもなぜかある誤字。あんなに見直しをしたのに、納品してから誤字に気づいてしまった時には血の気が引きます。そうはならないためにも読み直しをするのですが、読み直すにつれどこか文章が不自然に思えてしまい、修正の沼にハマります。これはベテランになっても陥る「文字校正のエンドレス問題」です。

表記ルールに混乱

また、チェックすべきは誤字脱字だけではありません。執筆するメディアごとに表記ルールがあるのです。例えば「赤ちゃん」ではなくで「ベビー」と書くなど、細かな指示があります。また表記の統一も必要です。指定されていなくても、英数字なのか漢数字なのか、ひらがなで書くのか漢字で書くのか等、記事内で揃える必要があります。

この「表記ルール統一問題」は「文字校正のエンドレス問題」と並び、泣かされるライターが多くいます。

肩こり猫背、時々腰痛

身体的につらいのは慢性的な肩こりや腰痛です。パソコンに向かう姿勢は、背中が丸まり前傾姿勢になりがち。ふと写真に写り込んだ自分の姿にはがっかりしました。ひどく猫背で姿勢の悪いその姿に愕然とする前に、肩甲骨は意識してほぐしておきましょう。これがライター泣かせの3つ目。「肩こり猫背化問題」です。

時間の割に安い報酬

最後に、ライティング業務をはじめる人のほとんどがぶつかる「報酬の安さ問題」です。はじめたばかりの業務は時給数百円になってしまい、心が折れてしまうことも。ですが経験を増やしていくと報酬の高い案件に挑戦できるようになるので、地道にコツコツをお忘れなく。他の3つと違い、ベテランになれば泣かずにすむ問題です。

これぞライターの喜び! ライターをやっていて良かったと思う時

そんなこんなで泣きをみることはあっても、ライティングは楽しい仕事。 つらい時があっても続けられるのには理由があります。

書いた記事が公開された時の達成感

何度読んでもいい記事だなと思ったら最高! 何度も読みに行きます。さらに、閲覧数が上がったり、SNSで拡散されたり、サイト内の検索ランキングに入ると「もっと頑張ろう!」という気持ちになります。

また、web上に自分の名前やペンネームが残ることや自分の書いた記事が誰かの役に立ったのかな、と思う瞬間はとても幸せです。仕事の成果が目に見え、残るという点で、ライティングという仕事はモチベーションをキープしやすいのではないでしょうか。

文章力がついて話す力につながった

文章を書くなかで、たくさん言い回しを考えます。どうしたらもっと伝わるかも考えます。それを続けていたら、いつしかしゃべることが得意になりました。人前でマイクを持ち緊張するような場面でも、スラスラと言葉が出るようになったのはライティングのおかげ。文章力のみならず、スピーチ力やプレゼン力も身につきました。

知識が豊富になった

ライターの仕事は、好きなことや得意なことばかりを書くわけではありません。苦手なことや知らないことでも、調べて書くことがあります。そのような執筆をしていると、これまで全く興味のなかったことを知るきっかけになります。調べる手間はありますが、視野が広がることや知識が増えることで、趣味や仕事の幅が広がりました。

魅力的な文章を書くために

最後に、ライターになるためにやっておくといいことを3つ、紹介します。日常生活の中でちょっと視点を変えるだけ。難しいことは一切ありません。

文章をたくさん読む

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プロの書いた文章にはライティングのヒントがいっぱいです。まず、たくさんの文章を読んでみましょう。小説でもエッセイでも、新聞でも雑誌でも、パンフレットでもいいのです。

まず、文章を読むことで知識が増えます。そして、表現力を身に付けることができます。ワンパターンになってしまう言い回しや語尾、文の接続の仕方、文の構成や読みやすくする工夫など、いち読者とは違った視点で読むと文章はおもしろい! 文章の書き出し方、まとめ方、話題の変え方などにも目を向けてみましょう。

世の中のキャッチコピー・セールスコピーを気にかけてみよう

ライターをやっていて苦労するのがタイトルや見出しを書く時。読みたいと思ってもらえるタイトルとはどんなタイトルなのでしょう。

そんな時は世の中に溢れるコピーに注目。ライターとコピーライターは基本は別の職業なので、そのようなコピーを考えろというわけではありません。でもコピーを見ていると、文章の幅が広がるのは事実です。誰もが聞いたことがある「そうだ。京都行こう」「100人乗っても大丈夫」などのキャッチコピーから、「全米が泣いた」のようなセールスコピーまで、街を歩いている時やテレビを見ている時に意識して探してみましょう。

映画やドラマは役の立場に立って見る

前半で触れたペルソナは、自分と同じ立場ばかりではありません。異なる性別、年代であることもしばしば。でも「できません」と言っては仕事になりません。100%ペルソナの気持ちになることはできませんが、映画やドラマを見る時は自分とは別の誰かの立場に立ってみましょう。前述の文章も然り。映画やドラマの役の気持ちになって、読者目線の仮想体験をするのです。

まとめ

ライティングをはじめるにあたり、覚悟してほしいのは下積みの必要性。単純に「書く」だけが仕事ではありません。思った以上に苦労があるかもしれません。覚悟はいいですか? でも苦労の分、得るものが多いのも事実です。ライティングをおすすめする理由は、「簡単だから」ではなく、スキルアップに繋がるから。どんな仕事かなんとなくわかったら、次はあなたの番です!

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