個人でもチームでも、スムーズな業務の遂行にはタスク管理がかかせません。
このページではタスク管理ツールtaiga.io(タイガ)の特徴や使い方を画像を交えてわかりやすく解説していきます!
どの管理ツールを使えばいいかお悩みの方は、選ぶ際の参考にしてみてください。
この記事でわかることは以下の通りです。
- taiga.io(タイガ)の特徴
- taiga.io(タイガ)の使用料
- taiga.io(タイガ)の使い方
- taiga.io(タイガ)の導入方法
taiga.io(タイガ)とは?
taiga.io(タイガ)というタスク管理ツールをご存じでしょうか? 特徴や使い方などを解説していきたいと思います。
taiga.io(タイガ)は、チームのプロジェクト管理をするためのプラットフォームです。
作業を快適に効率よく行うために、デザインの美しさも重視されています。
チームメンバーに「作業したい、仕事したい」と感じてもらうためには、ツールの使いやすさはもちろんのこと、美しいデザインも重要です。
シンプルな機能で直感的に利用できて、作業の進捗もチームで視覚的に確認できるタスク管理ツールです。
プログラムコードはオープンソースとしてすべて公開されており、自由な改良が認められています。
taiga.io(タイガ)の意味
taiga.io(タイガ)はロシア語で山地の針葉樹林を意味します。針葉樹は幹がまっすぐ伸びて枝分かれしません。一方広葉樹は幹が太く曲がり複雑に枝分かれしながら成長していきます。
taiga.io(タイガ)の管理方法は枝分かれしたツリー構造ではないことから針葉樹の名前があてられています。
taiga.io(タイガ)の特徴
taiga.io(タイガ)は、動作の軽さと同期の速さを重視して開発された管理ツールです。
複数人でプロジェクトを進行する際、オンラインで即同期されることは重要なポイントです。
タスク管理の方法は、かんばん方式(KANBAN)かスクラム方式(SCRUM)を選択できます。
スプリントごとの進捗が可視化できるタスクボード、残りの作業量が時間と共に減っていくことが一目でわかるバーンダウンチャートを備えています。
チーム内でスムーズな情報共有ができるので作業効率のあがる管理ツールになっています。
シンプルなToDoリストだけでなく、本格的にアジャイル開発を管理したい人におすすめです。
対応しているデバイス
taiga(タイガ)はパソコン、スマートフォン、タブレットで同期が可能です。移動中でもタスクの進捗に進展があればすぐに確認できます。
taiga.io(タイガ)の料金
taiga.io(タイガ)の料金体系についてご紹介していきます。
Free(無料) | Premium(5ドル~7ドル/月) |
チーム人数3人まで | チーム人数無制限 |
個人プロジェクトは1つまで | 個人プロジェクト無制限 |
公開プロジェクト無制限 | 公開プロジェクト無制限 |
個人プロジェクト最大300MBストレージ | 個人プロジェクト最大10GBストレージ |
taiga.io(タイガ)の使用料金は以下の通りです。
- Free(無料)
- Premium(年払いで5ドル/月、月払いで7ドル/月)
- Enterprise(企業用50人以上のプラン、要問合せ)
となっています。
FreeとPremiumで機能に違いはありませんが、数やストレージ容量に違いがあります。
無料で使える範囲
taiga.ioで無料で使える機能 |
スクラムとかんばんの両タイプのプロジェクト作成 |
個人プロジェクト1件 |
公開プロジェクト無制限&フィードバック |
個人プロジェクトで最大300MBのストレージ |
タイムライン表示 |
バックログでタスクの可視化 |
issue表示 |
Wiki |
バーンダウンチャート |
taiga(タイガ)は無料でも多くの機能を使えるところが魅力です。
taiga.io(タイガ)のおすすめの使い方
taiga.io(タイガ)でできることは以下の通りです。
- かんばん方式(KANBAN)のタスク管理
- スクラム方式(SCRUM)のタスク管理
- タスクをタイムライン形式で表示
- バックログでタスクの可視化
- issue(問題点や重要な点のスレッド表示)
- Wiki(チーム内でドキュメントの共有)
- 残りの作業量がわかるバーンダウンチャート
- 公開プロジェクトではtaigaユーザーからフィードバックがもらえる
- ヘルプが必要なときチームに視覚的に知らせるiocaine機能
この中でもメインで使う機能を詳しく紹介していきます。
使い方の例1:かんばん方式(KANBAN)でタスクを管理する
taiga.io(タイガ)のかんばん方式は、タスクが書かれたカードを貼ったかんばんボードでシンプルにタスク管理するモードです。
この方式はtaiga.io(タイガ)を使い慣れていないチームや、単純なタスク管理をしたいチームにおすすめの方法です。
チームでなくても個人のタスクの可視化に使うこともできます。
それぞれのタスクに締め切り日や担当者の割り当てができ、各タスクの進捗が、誰でも視覚的に把握できます。
各タスクのステータスを変更するときは各タスクをドラッグするだけで簡単です。
直感的に操作できるところもtaiga.io(タイガ)のおすすめポイントです。
作業が進行するとタスクカードは徐々に右に移動していきます。残りの作業がはっきり目に見えるのでおおよその作業期間もわかります。
また、作業開始からテスト完了までどのくらいの期間が必要だったのかがわかります。単純作業の場合は、カードの枚数で全体の作業時間を把握できます。
個人的なタスク管理、ToDoリストとしても利用できます。
かんばん方式はシンプルにタスク管理したい場合におすすめの方法です。
使い方の例2:スクラム方式(SCRUM)でタスクを管理する
スクラム方式は、チームで一つのプロジェクトを順を追って完成させていくときに向いている管理方法です。
ユーザーストーリー(顧客の要求)ごとにUX, Design, Front, Backの項目にわけて重みとなるポイントを振ります。ポイントにより視覚的に作業量がわかります。
続いて右カラムでスプリントを作成します。
スプリントはチームで決めた期間のことです。この期間にどの作業をするのかを定めてチームで作業していくことになります。
小さなスプリントの繰り返しでプロジェクトを進行し完成させるのが、スクラム方式です。
ポイントをつけたユーザーストーリーを右カラムのスプリント(時間枠)の中にドラッグすると、そのスプリントで実現するべきユーザーストーリーが決まります。
ユーザーストーリーを実現するために具体的なタスクを定めたら、作業開始です。
それぞれの作業が完了するとポイントが消化されて上のグラフに反映されるのでチームで進捗を共有できます。
ユーザーストーリーが完了するたびに、バーンダウンチャートという時間を横軸にしたグラフに反映されます。バーンダウンチャートを見ると一目で残りの作業量がわかるので便利です。
複雑なプロジェクトも、小さなスプリント(時間枠)の繰り返しで進行します。その間チームメンバーには情報がずっと共有されているので良いものが生産できるとされています。
視覚的に残りの作業量が確認しやすく、チームが一丸となるのがスクラム方式です。
スクラム方式をスムーズに進行させるためには良い管理ツールがかかせません。
使い方の例3:課題や問題点をチームで共有する
taiga.io(タイガ)はタスク管理画面とは別に、独立して問題点や課題を共有できる機能があります。課題点の優先度や種類、カテゴリの変更や、課題解決の責任者を割り当てることもできます。
課題は、スクラム方式のスプリントタスクボードからも作成できます。作業中に見つけた課題点はその場で入力してすぐにチームで共有できるので効率的です。
課題はスレッド形式で表示され、問題点が解決するまでチームで情報を共有するのに役立ちます。
また、優先度が高いものは赤色のアイコンで表示され、視覚的にわかりやすく作られています。
プロジェクトが進行し課題が増えてきても、フィルター機能で優先度の高い課題を洗い出すことができるので、早急に取り組むべき問題がわかります。
問題点を早い段階で共有することは、質の良い生産に繋がります。
使い方の例4:メンバーに「iocaine機能」でヘルプを求める
自分のタスクを終わらせるために無理をしているとき、他のメンバーに力を貸してほしいとき、をれを視覚的に伝えることができるのが「iocaine」という機能です。
iocaineの由来は『プリンセス・ブライド・ストーリー』という映画に登場する架空の毒薬です。
iocaineを飲む(クリックする)んだユーザーの写真は紫色になり、助けが必要なことが周囲に伝わります。
すると、タスクの割り当てを変更したり、締め切りを延長したりといった対策が可能になります。
チームメンバーがピンチのときは柔軟な対応を取り、早めに方向を修正することが大切になります。そのためのiocaine機能です。ぜひ活用してみてください。
使い方の例5:他のツールとの併用
taiga.io(タイガ)は、他のツールのデータを取り込んで操作することができます。
Trello、Jira、Asanaなどの他のタスク管理ツールのデータをインポートすることが可能です。また、開発現場で欠かせないGitHubと連携できることも強みです。
以下、インポートの方法を説明します。
まず、プロジェクトの作成(Create Project)を選択したら、次にプロジェクトのインポート(Import Project)をクリックしましょう。
すると、どのツールからデータをインポートするのか選べるので、お使いのツールを選択してください。
すると各外部ツールの認証ページにジャンプするので、認証してインポートするデータを選択しましょう。
taiga.io(タイガ)の始め方
taiga.io(タイガ)の始め方は簡単です。
アカウントを作成してログインするだけで使い始められますので、その方法を解説していきます。
ダウンロード
taiga(タイガ)はパソコンでもスマートフォンでも公式サイトにブラウザからアクセスして利用できます。taiga.io(タイガ)公式サイトはこちら
アプリ版も提供されていますが、2019年5月現在、アプリ版は日本語に対応していないので注意が必要です。Taiga Appを AppStoreでダウンロードTaiga AppをGoogleプレイでダウンロード
ログイン方法
taiga.io(タイガ)を初めて使うときは、まずアカウントの作成をしましょう。
右上のSIGN UPをクリック。
すると、ユーザーネームなどを登録するウインドウが出てくるので各項目を入力して、利用規約とプライバシーポリシーに同意するという意味のチェックをし、SIGN UPをクリックするとアカウントが作成されます。
ユーザーネームとパスワードはcase sensitive、つまりアルファベットの大文字と小文字を区別して扱うので間違いのないようしましょう。
アカウントの作成ができたらダッシュボードに移動します。チュートリアルウインドウが出てくるので必要ない場合はskipしましょう。右上のuser settingから表示を日本語に変更できます。
まとめ
美しいデザインが魅力のタスク管理ツールtaiga.io(タイガ)について、特徴や使い方を解説しました。無料で一通りの機能が使えるので、まずは無料の少人数でお試ししてみてはいかがでしょうか。
チームメンバー同士で助けを求め合える機能もあるため、チームで行うプロジェクトのタスク管理に向いているツールです。プロジェクト管理にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。