「チームで行うタスク管理にはBasecamp(ベースキャンプ)がおすすめ」という話があります。
そんな話を聞くと、
- Basecamp(ベースキャンプ)ってどんなもの?
- どうやってタスク管理するの?
- どんなところがおすすめなの?
という疑問をお持ちではありませんか?
そこで本記事ではファイルやタスクの管理に何かいいツールがないかというお悩みを、
実際にBasecamp(ベースキャンプ)を利用してみた観点から解説しています。
具体的には
- Basecamp(ベースキャンプ)とはどういうものか
- Basecamp(ベースキャンプ)の料金体系
- Basecamp(ベースキャンプ)の使い方
- Basecamp(ベースキャンプ)の評判、口コミ
の順番に解説していきます。
5分くらいで読めますし、抜け漏れが発生しやすいタスク管理がBasecamp(ベースキャンプ)を使うことで
改善される可能性が高いので、まずはご一読を!
Basecamp(ベースキャンプ)とは?
出典:Basecamp
Basecamp(ベースキャンプ)は、Basecamp社が提供しているオンラインプロジェクト管理ツールとなります。
タスク管理、チャット機能など多くの機能が利用できます。
2004年に最初のバージョンを提供開始。
現在はBasecamp 3という3つめのバージョンが提供されています。
対応しているデバイス
Basecamp(ベースキャンプ)はウェブブラウザで動作するので、PC(Windows、Mac)はもちろん
スマートフォン、タブレットに対応。
また、iOSおよびAndroid端末はAppストアでアプリケーションが配信が行われていますし、
PC(Windows、Mac)のデスクトップ用アプリケーションもあります。
Basecamp(ベースキャンプ)の料金
Basecamp(ベースキャンプ)の料金体系は下記になります。
料金(月額) | 備考 |
$99 | 利用ユーザー無制限 プロジェクト作成無制限 500GBのファイルストレージ Basecampのすべての機能 |
Basecamp(ベースキャンプ)は、単一の料金プランしかありません。
$99という料金で、利用ユーザーおよび作成できるプロジェクト無制限、多くの機能が利用できるなど
他のプロジェクト管理ツールでは高額プランになりがちなところもカバーしています。
無料で使える範囲
Basecamp(ベースキャンプ)にはフリープランはありませんが、30日間無料で使えるトライアル期間が
設けられています。
トライアル期間でありながら、Basecamp(ベースキャンプ)で用意されている機能はすべて利用できるので
タスク管理ツールを探しているのであれば一度試してみるのをおすすめします。
Basecamp(ベースキャンプ)の使い方
Basecamp(ベースキャンプ)のおすすめの使い方を紹介していきます。
Basecamp(ベースキャンプ)でできることは、以下の通り。
・To-doリスト
・スケジュール
・メッセージボード
・500GBのファイルストレージ
・リアルタイムグループチャット
・定期連絡機能
・クライアントアクセス
・ヒルチャート機能
・ダイレクトメッセージ
・メール転送
・レポート機能
・通知機能
・検索機能
上記の機能からタスク管理に役立つ機能を解説いたします。
Basecamp(ベースキャンプ)の使い方1:新規プロジェクトを作成しよう
ホーム画面の「+New」ボタンを選択し、名前を入力して「Save」をクリックすることで新規のTeams
またはProjectsを作成することができます。
プロジェクトの管理は、Teams及びProjects単位で行うことが可能。
作成したプロジェクトを選択するとTo-doリストをはじめとしたツールを使用することができます。
また、プロジェクトの流れなどはActivityを選択することで確認が可能となっています。
Basecamp(ベースキャンプ)の使い方2:プロジェクトの関係者を追加しよう
ホーム画面右上のAdminlandを選択。
Administratorsの項目からAdd/remove people or change their accessを選択します。
関係者を追加する画面に移りますので、「+Add someone」ボタンをクリックし、To your team
もしくはTo the client’s teamを選択。
関係者情報を入力する画面が表示されるので、下記の情報を入力。
- 名前
- メールアドレス
- 職業
- 会社名
- タイムゾーン
「Next:What can they access?」をすると次の画面に移ります。
追加した関係者のアクセス権限設定画面に移りますので、参加させるプロジェクトを選択し、
「Save changes for ~」をクリックして設定は完了です。
Basecamp(ベースキャンプ)の使い方3:To-dosを使ってタスクの管理をしよう
リストの作成
ツール画面からTo-dosを選択するとTo-doリストの作成画面に移ります。
まず、リストの名称を入力し、「Add this list」を選択することでリストが作成されます。
タスクの登録
リストが作成されたら、タスクを登録します。
設定可能な情報は下記の通り。
- タスク名
- タスクの対応者
- タスクの完了時の通知者
- 期限
- 備考やファイルの添付
タスク名は必須で、その他の情報は任意となっています。
設定後、「Add this to-do」ボタンを選択することでタスクが登録されます。
該当のタスクが完了したときは、タスクの横にあるチェックボックスにチェックを入れることで
完了状態にすることができます。
ヒルチャートを表示してみよう
プロジェクトにおけるタスクリスト進捗状況を視覚的に表示する機能がヒルチャートという機能になります。
To-dosの画面にある「・・・」ボタンを選択し、Set up the Hill Chartをクリック。
ポップアップが表示されますので、「Choose to-do lists to trace」を選択します。
ヒルチャートを適用するTo-doリストの選択画面になりますので、To-doリストを選択し、
「Save changes」をクリックし設定は完了。
作成したヒルチャートは、進捗に合わせて位置をアップデートすることが可能になっています。
Basecamp(ベースキャンプ)の使い方4:スケジュールを登録しよう
ツール画面からScheduleを選択するとスケジュール画面に移ります。
スケジュールを登録したい日程を選択し、「Add an event」をクリック。
スケジュール設定画面が表示されますので、下記の情報を設定します。
- スケジュール名
- 終日かどうか
- スケジュールの期間
- スケジュールのリピート設定
- 同行者の有無
- 備考
各種設定を行い、「Post this event」をクリックすることでスケジュールの登録が行われます。
Basecamp(ベースキャンプ)の使い方5:定期連絡機能を使ってみよう
ツール画面からAutomatic Check-insを選択すると定期連絡画面に移ります。
定期連絡画面にある「+New Question」を選択。
定期連絡の新規作成画面が表示されますので、下記の情報を設定します。
- 問いかける内容
- 日程
- 時間帯
- 送る相手
各種設定を行い、「Start collecting answers」をクリックすることで指定した設定で
問いかけが追加されます。
Basecamp(ベースキャンプ)の始め方
ダウンロード
アカウントの作成方法
STEP1 アカウント作成者の情報入力
Basecamp(ベースキャンプ)のホームページにアクセス。
対象の箇所に使用するメールアドレスを入力し、「Start a free 30 days trial」ボタンをクリックします。
アカウント情報を入力する画面に移りますので下記の情報を入力。
- 会社名
- 名前
- 職種(オプション)
会社名と名前は入力が必須ですが、職種に関してはオプションなので、入力してなくても特に問題ありません。
個人でとりあえず試しに使ってみるというのであれば、会社名も適当なもので問題なし。
入力後、「Next→」を選択することで次の画面に移ります。
STEP2 パスワードの設定
パスワードの設定をしていきます。
登録するパスワードの条件としては下記の通り。
- 8文字以上
- 少なくとも1つの数字を入れる
入力後、「Next→」を選択することで次の画面に移ります。
STEP3 各種初期セットアップ
パスワード以降の画面は後からでも設定可能。
今の段階で特に設定しなくても問題ありませんので、「Next→」で進んでいってください。
最後の画面は、共同作業者の初期設定となりますので必要であれば入力。
「All done!」ボタンをクリックすることでBasecamp(ベースキャンプ)を利用開始できます。
デスクトップアプリのインストール
デスクトップアプリを、ダウンロードページからダウンロード。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックで展開することで、デスクトップにアプリが作成されます。
ログイン方法及び使い方はWebブラウザと同様なので後ほど説明します。
アプリのダウンロード
スマートフォン及びタブレットに関しては下記からダウンロード。
ログイン方法及び使い方はWebブラウザと同様なので後ほど説明します。
ログイン方法
Basecamp(ベースキャンプ)のログイン画面にアクセスしログインを行います。
Basecamp(ベースキャンプ)にログインする際に必要な情報は下記の2つ。
- アカウント作成時に登録したユーザー名またはメールアドレス
- アカウント作成時に登録したパスワード
上記の情報をログイン画面で入力することでログインができます。
ログインできない場合は?
Basecamp(ベースキャンプ)にログインできない場合は、アカウント名またはパスワードが
間違っている可能性があります。
パスワードを忘れた際には、下記の流れでパスワードの再発行を行うことが可能。
- ログイン画面で「Reset your password」を選択
- 設定しているメールアドレスを入力して、「Email me reset instructions」ボタンをクリック
- パスワードのリセットメールが届くので、パスワードを変更
パスワードの再発行が終わったら、新しいパスワードを使って通常通りログインが行えます。
Basecamp(ベースキャンプ)の退会方法
Basecamp(ベースキャンプ)におけるアカウントの削除方法を解説します。
まず、Basecamp(ベースキャンプ)にアクセスして自身のアカウントでログインを行い、
右上のAdminlandを選択。
Account Ownersの項目からCancel this accountをクリックし、表示される画面の「Cancel my account」を
選択することでアカウントの削除が行われます。
データはアカウント削除の30日後に完全削除される仕様となっており、アカウントを復活させる必要がある
場合は、Basecamp(ベースキャンプ)のサポートにメールを送ります。
評判・口コミ
Basecamp(ベースキャンプ)の良い評判
はじめに、Basecamp(ベースキャンプ)に寄せられている良い評判を紹介していきます。
企業名:121 Captions
Basecamp(ベースキャンプ)を使うことで、何をいつ行う必要があるかを正確に把握できるため、効率的にプロジェクトを進めることができます。
会社員
Basecamp(ベースキャンプ)を使うことで、情報共有が密に行うことができ、会議に多くの時間を
費やすことがなくなりました。
会社員
Basecamp(ベースキャンプ)は、グローバルなリモートチームを組んでプロジェクトを進める際に必要な機能を備えています。また、料金体系も個々の利用者に請求する形になっていないので使いやすいアプリとなっています。
Basecamp(ベースキャンプ)を利用することで、プロジェクトを管理する際に必要な報告や進捗を共有する
時間を短縮することができ、効率的にプロジェクトが進められていることが評判から読み取れます。
Basecamp(ベースキャンプ)の悪い評判
Basecamp(ベースキャンプ)に関する評判は好意的なものが多く、悪い評判に関する明確なコメントは
見当たりませんでした。 そこで、本記事では実際に使ってみてここは難しいなと思ったポイントを紹介。
ユーザーインターフェースが英語のため、とっつきにくい可能性がある。
Basecamp(ベースキャンプ)自体は、プロジェクト管理ツールとして有用ではあるのものの、 初めて使う際に英語に苦手意識を持っている人に対してはすすめずらいように感じられます。
プロジェクト管理においてあるとうれしいガントチャート作成などの機能がない。
タスク管理、メッセージ機能など多くの機能がオールインワンとはなっていますが、 プロジェクト管理ツールとして必要な機能は不足しているように感じられます。 関係者との情報共有に主眼を置いたツールという立ち位置でみるのであれば特に問題なし。
Basecamp(ベースキャンプ)のまとめ
本記事ではBasecamp(ベースキャンプ)について解説しました。
今では多くのタスク管理ツールがありますが、Basecamp(ベースキャンプ)は多くの機能を
オールインワンで提供しており、評価も高いプロジェクト管理ツールとなっています。
無料ですべての機能が試せるので、気になる方はお試しで使用されることをおすすめします。