「Senses(センシーズ)という営業支援ツールを使うと営業活動がしやすくなる」という話を
聞いたことがあります。
そんな話を聞くと、
- Senses(センシーズ)ってどんなもの?
- どんな感じで営業支援が行われるの?
- どんなところがおすすめなの?
という疑問をお持ちではありませんか?
そこで本記事では使いやすい営業支援ツールがないかというお悩みを、
実際に営業という立場を経験したことがある観点から解説いたします。
具体的には
- Senses(センシーズ)とはどういうものか
- Senses(センシーズ)の料金体系
- Senses(センシーズ)の使い方
- Senses(センシーズ)の評判、口コミ
の順番に解説していきます。
5分くらいで読めますし、Senses(センシーズ)を使うことで営業活動をスムーズに
進めることができる可能性が高くなるので、まずはご一読を!
Senses(センシーズ)とは?
出典:https://product-senses.mazrica.com
Senses(センシーズ)は、2017年からmazrica(マツリカ)が提供している営業支援ツール(SFA)になります。
営業に関わる情報(取引先、案件、活動、顧客接点など)の管理機能、営業活動の記録や報告する機能などが
備わっています。
対応しているデバイス
Senses(センシーズ)はWebブラウザで動作するので、PC(Windows、Mac)での利用が可能。
また、iOSおよびAndroid端末に関してはAppストアでアプリケーションの配信が行われていますので
外出先でも情報の更新を行うことができます。
Senses(センシーズ)の料金
Senses(センシーズ)の料金体系は下記の表のようになっています。
形態 | プラン | 料金(税抜き) | 備考 |
月額ライセンス | Starter | 月額2.5万~ | ・5人のユーザー ・追加ユーザーあたり月額5,000円 |
Growth | 月額10万~ | ・10人のユーザー ・追加ユーザーあたり月額10,000円 | |
Enterprise | 要見積もり | 要望に合わせてカスタマイズが可能 |
会社の規模や必要な機能に合わせて複数のプランが用意されています。
また、運用のフォローに関してもプランが用意されています。
運用フォローにおける料金体系は下記の通り。
形態 | プラン | 料金(税抜き) | 備考 |
運用プラン | Gold | 月額4万~ | 確実な運用定着をサポート |
Platinum | 月額8万~ | 営業改革の実現までサポート | |
Custom | 要見積もり | 要望に合わせてサポート内容をカスタマイズ可能 |
営業支援ツール(SFA)の導入においてつまづきやすいポイントである運用のフォローに関するプランがあるのはSenses(センシーズ)のメリットとなります。
無料で使える範囲
Senses(センシーズ)は、下記のリンクから申し込みをすることで各プラン(Starter、Growth)で無料トライアルを受けることができます。
各プランで利用できる機能は下記の通り。
Starter | Growth | |
顧客・案件・アクション管理 | 〇 | 〇 |
メール・スケジューラ自動連携 | 〇 | 〇 |
レポーティング・データ分析機能 | 〇 | 〇 |
企業データベース・プレスリリース閲覧 | 〇 | 〇 |
企業データベースによる入力補助 | 〇 | 〇 |
外部サービス連携 | 〇 | 〇 |
複数営業タイプ管理 | × | 〇 |
カスタムリスト作成 | × | 〇 |
自動契約確度スコアリング | × | 〇 |
権限設定 | × | 〇 |
IPアドレス制限 | × | 〇 |
カスタム表・グラフ作成 | × | 〇 |
API連携 | × | 〇 |
サービスおよびトライアルを受ける際は、フリーメールでの登録や個人、同業他社からの申し込みは
お断りとなっているので注意が必要です。
Senses(センシーズ)の使い方
Senses(センシーズ)の使い方を紹介していきます。
Senses(センシーズ)でできることは、以下の通り。
・顧客管理
・案件管理
・アクション管理
・メール・スケジューラの自動連携
・レポーティング・データ分析
Senses(センシーズ)の上記の機能の中からおすすめの機能について解説いたします。
Senses(センシーズ)の使い方1:顧客管理をしてみよう
Senses(センシーズ)では、すべての情報を取引先単位で管理するために、自社の顧客情報を登録することが
最初の作業となります。
取引先の登録方法は下記の2つ。
- 個別登録
- 一括登録
それぞれのやり方を解説します。
個別登録により取引先を登録
引用:取引先を登録する
取引登録画面から操作を行います。
登録の手順は下記の通り。
- 取引先名を入力
- 所属業界を設定
- 住所、電話番号、設立年度、従業員数、資本金、決算月、URLを入力
- 登録ボタンをおして登録完了
必須入力項目は取引先名のみになります。
その他の情報はあとから追加することも可能。
一括登録により取引先を登録
Excelファイルなどで管理している取引先、案件、コンタクトリスト情報などを専用のフォーマットファイルを利用してSenses(センシーズ)に登録することができます。
登録の手順は下記の通り。
- Senses(センシーズ)の取引先一括登録画面からフォーマットファイルをダウンロード
- フォーマットファイルに取引先情報を入力
- 記入後、取引先一括登録画面からファイルをアップロード
登録は管理者ユーザーのみが行えます。
また、一度の登録できる件数は1000件が上限となっていますので、1000件を超える場合は複数回作業を
繰り返す必要があります。
Senses(センシーズ)の使い方2:案件管理をしてみよう
取引先ごとに案件を登録して管理することができます。
案件の登録方法は下記の2つ。
- 個別登録
- 一括登録
それぞれのやり方を解説します。
個別登録により案件を登録
引用:案件を登録する
案件登録画面から操作を行います。
登録の手順は下記の通り。
- 取引先名を入力
- 案件名を入力
- 担当者、フェーズ、商品、契約金額、契約確度、チャネル、契約予定日を入力
- 登録ボタンをおして登録完了
取引先情報登録画面で登録した取引先の場合は、取引先名の入力を省略することができます。
一括登録により案件を登録
案件に関しても専用のフォーマットファイルを利用してSenses(センシーズ)に登録することができます。
登録の手順は下記の通り。
- Senses(センシーズ)の案件一括登録画面からフォーマットファイルをダウンロード
- フォーマットファイルに取引先名、案件名、フェーズ、商品、契約金額、契約確度、チャネル、契約予定日、メンバー、メンバーメールアドレスを入力
- 取引リスト及びチーム設定ファイルをダウンロード
- 取引リストには取引先IDを、チーム設定ファイルにはフェーズなどの設定情報を入力
- 各種ファイル記入後、案件一括登録画面からファイルをアップロード
登録は管理者ユーザーのみが行えます。
また、一度の登録できる件数は取引先情報と同様に1000件が上限となっていますので、1000件を超える場合は複数回作業を繰り返す必要があります。
Senses(センシーズ)の使い方3:アクション管理をしてみよう
引用:アクションを登録する
案件ごとのアクションの登録を行います。
アクションには予定アクションと完了アクションがありますが、登録の流れはほぼ一緒になります。
登録の手順は下記の通り。
- アクション登録画面にて案件を選択
- アクションの状態で予定または完了を選択
- アクションの種別、目的を選択
- アクションの予定開始時刻、終了時刻を設定
- 自分以外に担当者がいる場合は他の担当者を追加
- アクションに関するメモの記載や利用するファイルがあれば添付
- アクションコンタクトの設定
- 登録ボタンをクリックして登録完了
手順の4までは必須入力項目ですが、それ以外は任意で入力となります。
Senses(センシーズ)の使い方4:レポーティング・データ分析を使ってみよう
引用:売上予測レポート
Senses(センシーズ)は取引先、案件、アクションの情報がリアルタイムに蓄積され、ダッシュボードの分析レポートに反映が行われます。
レポートの種類としては下記の通り。
- 売上予測レポート
- 売上推移レポート
- 売上実績レポート
- フェーズ進捗レポート
- アクション予測レポート
- アクション分析レポート
- アクション推移レポート
各種レポートはメニューからアクセスができます。
エクセル管理では大変な分析も営業支援ツール(SFA)を利用すれば、複数のレポートを同時に反映、
参照できるので営業活動においては大きなメリットになります。
Senses(センシーズ)の始め方
導入までの流れ
Senses(センシーズ)を導入するまでの流れは下記の通り。
- Senses(センシーズ)のホームページでメールまたはチャットサポートへ問い合わせを行う
- Senses(センシーズ)の利用目的、用途、要望に関して、電話、ウェブ会議、直接訪問などでヒアリングが行われ最適なプランが提案される
- 希望するプランにて無料トライアルを利用
- 無料トライアル後、契約を行えば Senses (センシーズ)が本格的に利用可能となる
また、無料トライアル時には下記の設定が行われます。
- ログイン方法の設定
- 顧客情報等の初期設定
ログイン方法に関しては G suiteアカウントや Office365 アカウント、それ以外の日々使っている
メールアドレスが利用可能。
契約を行い、本格的に利用する際も無料トライアルで設定した内容はそのまま引き継がれますので
スムーズに利用を開始することができます。
ログイン方法
ログイン画面にアクセスし、利用の初期設定時に指定したメールアドレスとパスワードで
ログインすることができます。
初期設定時にG SuiteまたはOffice365アカウントを利用する設定にした場合は、画面にある対象のボタンを
クリックし、そこからメールアドレスとパスワードを入力してログインを行います。
ログインできない場合は?
メール認証でログインできない場合は、メールアドレスまたはパスワードが間違っている可能性があります。
パスワードを忘れた場合、パスワードリセット申請画面にアクセスし、登録しているメールアドレスに
リセットメールを送ります。
メール受信後、メールの流れにそってパスワードの再設定を行えば通常のログインの方法でログインが可能。
G suite または Office365 アカウントでサインインできない場合は、管理者権限を持っている情報システム部の担当者などに問い合わせを行い、メールアドレスとパスワードの確認を行ってください。
Senses(センシーズ)の退会方法
Senses(センシーズ)は企業向けの月額支払いのサブスクリプションサービスとなっていますので契約解除をするためには正式な申請を行う必要があります。
契約解除を行う場合、契約解除を予定している1か月前にサービスを提供しているmazrica(マツリカ)へ連絡。
その後、所定の書面でのやり取りを行えば退会処理が完了となります。
評判・口コミ
Senses(センシーズ)の良い評判
はじめに、Senses(センシーズ)に寄せられている良い評判を紹介していきます。
会社員
B to B(企業間の取引)の営業向けSFAは、salsforceなどのサービスだとカスタマイズできる分、難易度が高く運用に乗せるのが大変です。
それに比べSenses(センシーズ)はベーシックな機能は標準でそろっているので、カスタマイズをする社内SFAエンジニアがいなくても導入がしやすいです。
会社員
現場の営業の入力工数、負荷を考えられているツール。
メール連携やシンプルなデータ構造、デザインは初めてSFAを使う方でも使いやすいツールです。
会社員
各案件をカンバン形式で管理することができる直感的なUIが最大の特徴。
機能面ではsalasforceなどには劣りますが、カレンダー連携やメール連携などSFAとして最低必要な機能は揃っているので、少人数のチームで分かりやすさ重視の方にはおすすめです。
SFAとしてベーシックな機能を標準で持っていることと、メール連携をはじめとした情報入力の補助機能により営業の負担を減らせることに対し評価が行われているようです。
Senses(センシーズ)の悪い評判
次に、Senses(センシーズ)に寄せられている悪い評判を紹介していきます。
会社員
スマホでの利用の場合、案件の活動報告とメール連動ができない、グーグルカレンダーからスケジュール登録する際にアクションとできないなどPCでは使える機能が使えないので使えるようにしてほしい。
会社員
案件管理のダッシュボードは見やすいが、抽出条件の精度をもっと細かく指定できるようになれば顧客に精度の高い提案ができるようになる。
会社員
スマホアプリでのコンタクト登録やクライアント登録ができるようにしてほしい。
ベーシックな機能は備えているものの、現時点でダッシュボードにおける抽出条件を細かく設定できなかったり、PCで利用できて、スマホアプリで利用できない機能があることに対し不満の声が上がっているようです。 レビューで不満が挙げられた部分に関しても、必要な機能はアップデートが行われているようですので使いやすさは日々向上していくと思われます。
Senses(センシーズ)のまとめ
本記事ではSenses(センシーズ)について解説しました。
営業活動において案件情報を管理するのは非常に重要なことです。
営業支援ツール(SFA)のなかでも、Senses(センシーズ)はベーシックな機能が搭載されているので初めて導入する候補として選択肢に入れてもよいツールかと思います。
無料トライアルですべての機能を試せるので気になる方は一度使ってみることをおすすめします。