仕事をすすめる際にはやるべき作業の記録や管理が重要。
そんな時に重宝するのが、チームでプロジェクトを進行する際のタスク管理に特化したソフトウェア、Redmine(レッドマイン)です。
この記事では、Redmine(レッドマイン)の機能や特徴、どういった使い方ができるのかなどを詳しく解説していきます。
この記事でわかることは以下の通りです。
- Redmine(レッドマイン)の機能・特徴
- Redmine(レッドマイン)の使い方
- Redmine(レッドマイン)の料金プラン
noteやwikiのリンク設置や、表の作り方などプロジェクト、タスク管理に必要な情報をまとめています。
- 1 Redmine(レッドマイン)とは?
- 2 Redmine(レッドマイン)の使い方
- 2.1 Redmineの使い方1:インストールする
- 2.2 Redmineの使い方2:Dockerで管理する
- 2.3 Redmineの使い方3:wikiを書こう
- 2.4 Redmineの使い方4:表を書こう
- 2.5 Redmineの使い方5:便利なプラグインを使おう
- 2.6 Redmineの使い方6:ガントチャートでプロジェクト管理
- 2.7 Redmineの使い方7:slackと連携して更新を通知する
- 2.8 Redmineの使い方8:カンバン方式で効果を生む
- 2.9 Redmineの使い方9:チケットでタスク管理しよう
- 2.10 Redmineの使い方10:4つのリンクを使いこなそう
- 2.11 Redmineの使い方11:Gitを連携させる
- 2.12 Redmineの使い方12:テーマをダウンロードする
- 2.13 Redmineの使い方13:トラッカーでチケットを分類してワークフローを定義する
- 3 Redmine(レッドマイン)の料金プラン
- 4 まとめ
Redmine(レッドマイン)とは?
Redmine(レッドマイン)はプロジェクトを管理するためのオープンソースのソフトウェア。
チームのメンバーが離れた場所にいても仕事をスムーズに進める手段として利用されています。
Redmine(レッドマイン)は30以上の言語に翻訳され、世界中に愛用者がいます。
日本語にも対応しているので、安心して使うことができます。
プロジェクト管理に特化していて、管理に必要な機能が揃っています。
その機能を簡単にご紹介していきます。
まず、やるべき作業をRedmine(レッドマイン)では「チケット」と呼び、それらを管理する機能のことを「モジュール」と呼びます。
他の管理ツールでは作業のことを「タスク」や「カード」と呼ぶことが多いので、まずは「チケット」と呼ぶことを知っておくと、使い方の説明も理解しやすくなります。
Redmine(レッドマイン)ではチケットをさまざまな形式(モジュール)で表示して、管理していきます。
チケットの担当者や進捗をチームで共有したり、チーム全員が閲覧できるwikiを作成したり、プロジェクトの進行を支援する機能が揃っているので、詳しい使い方をこれから解説します。
Redmine(レッドマイン)の使い方
Redmine(レッドマイン)を使い方は3通りあります。
- 自分のサーバーにRedmine(レッドマイン)をインストールする
- PCなどのクライアント端末にRedmine(レッドマイン)をインストールする
- クラウドサービスを利用する
続いて、Redmine(レッドマイン)でできることは以下のようになっています。
- ガントチャートの表示
- カレンダーの表示
- ロードマップの表示
- Wikiの作成と閲覧
- リポジトリでバージョン履歴の確認
- メンバーへのお知らせを掲載するニュース機能
- あらゆるアクティビティの履歴表示
- 文書の共有
- ファイル配布パッケージの掲載
- 掲示板機能
Redmine(レッドマイン)には、このような充実した機能が備わっています。
まずはソフトを使うためのインストールから、解説していきます。
Redmineの使い方1:インストールする
公式サイトを見ると、Rubyやデータベースの仕組みに詳しくない場合インストールにたどり着くまでが困難に感じられるかもしれません。
しかし、現在はRedmine(レッドマイン)を使用するために必要なアプリケーションが全部そろったオールインワンパッケージのRedmine(レッドマイン)インストーラーが存在します。
これから、オールインワンインストーラー「Bitnami Redmine」を利用したインストールの方法をご紹介していきます。
オールインワンインストーラーは、非公式のインストーラーですが世界中で利用されている実績のあるインストーラーパッケージ。
対応は以下の通りです。
- Windows版
- Mac OS X版
- Linux版
ここではWindows版でのインストール方法をご紹介していきます。
<Windows版でのインストール方法>
まずはこちらのダウンロードサイト(Bitnami Redmine)で、On My Computerの、Win/Mac/Linuxのボタンをクリック。
お使いの環境に合わせてインストーラーを選択してください。
左のWindows版をクリックし、インストーラーのダウンロードを行います。
お手持ちのアカウントでサインインするか、または一番下の「No thanks,just take me to the download」をクリックすればサインインなしでも利用できます。 ダウンロードが完了したらインストーラーを実行しましょう。
言語は日本語を選択しOKをクリック。
コンポーネントの選択がありますが、すべてチェックしたままで問題ありません。
次へをクリック。
管理者アカウントの作成を行います。 以下の点に注意して入力しましょう。
- すべての項目を半角英数字で入力すること
- ログイン名は固有のものにすること(admin以外)
- ログイン名には記号やスペース、アルファベットの大文字が使えない
その後データベースの言語は日本語を選択し、メール設定に進みます。
Gmailがあらかじめ設定されていますがGmailを使用する場合はチェックを入れて、そうでないならチェックを入れずに次に進みましょう。
チェックを入れた場合は次の画面でメールアドレスとパスワードを求められるので入力し、次へ。
クラウドホスティングについて特に情報が必要なければチェックを外して次へ。
ここまでがインストール事前準備です。その後インストールに進みましょう。
途中でファイアウォールの警告が出てきたら許可をクリックし継続すると、インストールが完了します。
問題なくインストール出来ていれば、Open RedmineをクリックするとRedmineのページにアクセスできるようになっているので確認してみましょう。
Redmineの使い方2:Dockerで管理する
Redmine(レッドマイン)をDocker上に構築して管理するという方法もあります。
設定やバージョンアップのわずらわしさが解消され気軽に運用が可能。
DockerはLinux上のシンプルな仮想環境で起動が速いことが特徴です。
ターミナルを起動してコマンドを入力していきます。手順は以下の通り。
<Dockerで管理する手順>
1.イメージの取得 docker pull sameersbn/redmine:3.3.1
docker pull sameersbn/mysql:latest
OSやアプリケーションのイメージが集められているDocker Hubからイメージを取得します。
2.データストアを作成 mkdir -p /srv/docker/redmine/mysql
mkdir -p /srv/docker/redmine/redmine コンテナとフォルダを共有するデータストアを作成します。
3.コンテナの作成と起動 docker run –name=mysql-redmine -d –env=’DB_NAME=〇〇’ –env=’DB_USER=〇〇’ –env=’DB_PASS=〇〇’ -v /ssrv/docker/redmine/mysql:/var/lib/mysql sameersbn/mysql:latest docker run –name=redmine -d -p 80:80 –link=mysql-redmine:mysql -v /srv/docker/redmine/redmine:/home/redmine/data sameersbn/redmine:3.3.1 データベースの名前やユーザーネーム、パスワードは各自入力してください。 これでRedmine(レッドマイン)の構築は完了です。
4.Redmine(レッドマイン)の設定
Redmineを使い始めるための初期設定
完了したら初期設定を行い、終了です。
Redmineの使い方3:wikiを書こう
Redmine(レッドマイン)には、チームメンバーで共有できるWiki機能があります。
プロジェクトの打ち合わせやメモを作成し、チームで共有しながら更新できます。
Wikiは親子関係をもつページの作成ができるので、名前順で表示した際に親子関係に沿ったツリー構造に並べ替えられたり、ページの整理がしやすくなるメリットがあります。
Wikiの編集権限をもったメンバーはWikiページをロック(保護)することもできるので、大切なメモが削除される心配もありません。
また、変更が加えられると履歴に残るので、誰がどのような変更をしたのかメンバーで確認することもできます。
Redmineの使い方4:表を書こう
Redmineではtextile記法を使ってテーブルによる表を作成することもできます。Wikiの編集画面で表を作成してみましょう。
※textile記法はチケットの説明文でも有効です。
シンプルなテーブルはtextile記法ではとても簡単で、文字列を「|」で囲むだけです。
|項目1|項目2|項目3|
このように入力すれば表示は下の画像のようなテーブルになります。
テーブルヘッダを付けたり、セルの結合や背景色の変更も可能です。
このように表記すると、テーブルはこのように表示されます。
“|”で囲んだセルごとに指示をいれてわかりやすい表を作成してみましょう。
詳しいtextile記法についてはこちらを参照してください。
Textile記法 RedmineではTextile記法が使えます。テーブル(表)、リスト、テキストの太字、斜体、下線、リンクなどの表現が簡潔な記法で行えます。
redmine.jp
Redmineの使い方5:便利なプラグインを使おう
Redmine(レッドマイン)はユーザーがさまざまなプラグインを公開しています。
必要な機能を選んでプラグインを導入して、自分好みのツールにカスタマイズが可能です。
こちらは英語ですが100個以上あるプラグインから必要なものを検索できます。
また、自分で開発したプラグインを登録することもできます。
こちらのサイトでは日本語解説付きのプラグインを見ることができます。
プラグインをインストールしたけど使用できないという場合は、権限の付与とモジュールの有効化を確認してみてください。
Redmineの使い方6:ガントチャートでプロジェクト管理
Redmineはプロジェクトを作成するとチケットの新規登録が可能になります。
チケットを作成して、開始日や期日、進捗を更新していくと、ガントチャートが自動的に作成されます。
プロジェクトを作成後は各モジュールのタブが利用できるようになります。
チケットタブで、作業内容を登録し、ガントチャートのタブでは進捗が自動表示されます。
ガントチャートで視覚的に進捗を把握して、プロジェクトの円滑な進行に役立てましょう。
Redmineの使い方7:slackと連携して更新を通知する
Redmine(レッドマイン)のチケットの更新通知などをビジネスチャットツールの「slack」で受け取ることができます。
プラグイン不要の方法をご紹介します。
slackを利用している方は簡単な方法なのでぜひ導入して便利に活用してみてください。
Redmine(レッドマイン)の更新情報はRSSフィードとして出力されます。
フィードをslackで受け取ることで、更新情報をslack側で読める設定を行います。ここからはslackにサインインされた状態でお進みください。
まずはslackにRSSアプリをインストールしましょう。
RSS The RSS integration allows you to subscribe to an RSS or Atom feed URL and receive updates in Slack. Feeds will be fetched periodically, and new items will be p…
slack.com
<slackと連携して更新を通知する方法>
「設定を追加」をクリックして、RSSインテグレーションの追加をクリックしましょう。
フィードの追加を行いますが、フィードの取得はRedmine(レッドマイン)のプロジェクトの活動タブやチケットタブから参照できます。
Atomをクリックして表示されたページのURLをアドレスバーからコピーして、フィードURLの欄に貼り付けて、チャンネルを選択後、フィードを購読するをクリック。
以上で、slackでRedmine(レッドマイン)の更新情報が読めるようになりました。
さらに、自分が担当しているチケットの更新情報だけを受け取りたい、という場合などは、チケット一覧の画面からフィルタで条件を設定して適用をクリック。
その状態で、さきほどと同じようにAtomでエクスポートします。フィードにはフィルタの内容が含まれているので、フィルタが適用された更新情報をslackで読むことが可能になります。
普段使っているツールと連携させることで、よりスムーズな管理ができるようになります。
Redmineの使い方8:カンバン方式で効果を生む
Redmine(レッドマイン)にプラグインを導入すると、カンバン方式で管理が可能になります。以下のプラグインをインストールしてみましょう。
https://www.redmineup.com/pages/ja/plugins/agile
カンバン方式では、チケットをドラッグ&ドロップで簡単にステータス変更できたり、視覚的に作業の残量がわかります。
作業の優先度を明確にしたり、誰がどの作業を担当しているのかを一度に視覚的に確認することもカンバン方式のメリット。
そのような悩みがあるチームはカンバン方式を導入すると効果的です。
Redmineの使い方9:チケットでタスク管理しよう
Redmine(レッドマイン)では、作業のことを「チケット」と呼びます。
チケットに作業内容や担当者、期日などを入力してタスクの管理を行います。
まずはチケットを作成する際に、何をチケット化するのかをチームで明確にルール決めすると上手く運用できます。
クライアントから依頼された作業だけをチケット化するのか、またはプロジェクトに直接関係のない個人のタスクもチケット化するのか、社内にいる間に時間を使うことはすべてチケット化するのか、などです。
ルールを明確にしてこそ、チケットによるタスク管理がよりチームの仕事を支援してくれます。
フィルターを追加すれば、条件を絞ってチケットを探すことが出来ます。
チケットの担当者は自分の作業が終わったらステータスを終了にし、進捗率を100%にするとタスク完了です。
Redmineの使い方10:4つのリンクを使いこなそう
Redmine(レッドマイン)でより仕事の効率をはかるために、リンク機能を使いこなしましょう。
リンクを貼るときの共通のルールは「文字列の前後に半角スペースを入れる」ということです。
リンクのみの投稿であれば半角スペースは不要なのですが、文章の途中でリンクを貼りたい場合は半角スペースを入れないと、リンクにならないので注意が必要です。
それでは4つのリンクについて詳しくご紹介します。
1.URLのリンク
参照してほしいWebページへのリンクを貼りたい場合に利用します。
記述の仕方はURLの前後に半角スペースを入れるだけです。 「(半角スペース)https://~~~.com(半角スペース)」
2.注記へのリンク
注記はチケットにつけられるコメントのことです。メンバーのコミュニケーションのために便利な機能ですが、この注記へのリンクを貼ることができます。
チケットごとにコメントが連なっていくので、そのチケットを離れてもコメントの経緯を参照したい場合に便利なのが、注記へのリンクです。
チームが活発なほどコメントも流れていくので大切なコメントがあればリンクを貼って、参照できるようにしましょう。
たとえばチケット番号#1の#5の注記へのリンク記述の仕方は以下の2通りです。 ・チケットのURLの後ろに#note-注記番号
「https://~~/redmine/issues/1#note-5」
※上記のissues/1はチケット番号を表します・Redmine同プロジェクト内に貼る場合は
「#1#note-5」 もちろん、文章の途中でこれらのリンクを記述するときは前後に半角スペースが必要です。
3.別チケットへのリンク
作業を進めていくと、チケット同士の関連が深い場合などに別のチケットへのリンクが必要になることがあります。そんなときは、別チケットへのリンクを貼りましょう。 #チケット番号の前後に半角スペースを入れる これだけでリンクが貼れるので、使いこなしてスムーズに作業を進行しましょう。
4.Wikiページへのリンク
Wikiページにチーム全体への連絡事項をまとめたり、参照してほしいことを記載しておくことも多いでしょう。そんなときはWikiページへのリンクを貼ってスムーズに情報共有しましょう。 ・プロジェクト内のWikiページへのリンク
[[wikiページ名]]・別プロジェクトのWikiページへのリンク
[[プロジェクト名:wikiページ名]]・Wikiページ内の特定の見出しへのリンク
[[wikiページ名#見出し名]] ※Redmine4.0以降ではwikiページ名の省略可 複数のプロジェクトでも同じWikiを参照してほしい場合などに、別プロジェクトWikiへのリンクは役立ちます。ぜひ使いこなしてみてください。
Redmineの使い方11:Gitを連携させる
ここではGitを連携させて利用する方法についてご紹介します。
Gitは、ファイルのバージョン情報を管理するソフトです。更新の履歴を記録しておき、ファイルをユーザーが任意のタイミングで過去の状態に戻すことができるというものです。
<Gitを連携の手順>
1.Git側の操作
まずはGitにて、ベアリポジトリを作成しておきます。リポジトリはファイルの更新履歴情報を保管しておく貯蔵庫です。
仮に設置場所を
/home/user/git/public/sample.git
として説明していきます。
続いて下記を入力していきましょう。 mkdir -p /home/user/git/public/sample.git
cd /home/user/git/public/sample.git
git –bare init –shared 設定が終わったら、どんなファイルでも良いので動作確認用のテキストファイルをpush(サーバーのリポジトリに反映させる)しておくとあとでRedmineとの連携を確認しやすくなります。 2.Redmine側の操作 続いてRedmine(レッドマイン)側での設定を行います。 管理>設定>リポジトリを開き、使用するバージョン管理システムはGitにチェックを入れましょう。
リポジトリ管理用のWebサービスを有効にする、にチェックをいれて「APIキー」を発行します。その後忘れずに下部の保存を押しましょう。 次に、Gitと連携したいプロジェクトを選択し、設定>リポジトリ>新しいリポジトリを選びます。
ここでさきほどのリポジトリのパス(Gitで設定した設置場所)を入力。 今回の例では、/home/user/git/public/sample.gitとなります。その後作成ボタンを押して設定は終了です。 問題がなければ、リポジトリが表示されます。 さきほどテストで動作確認用のテキストファイルをpushしていた場合は、ここにリビジョンが表示されます。 プロジェクトにGitを使用している場合は、連携しておくと便利です。
Redmineの使い方12:テーマをダウンロードする
Redmine(レッドマイン)はテーマを変更することができます。
テーマを変えると見た目がおしゃれになったり、テーマごとに機能が強化されていて作業効率のアップに繋がります。
見た目をよくすることで、ツールを使う人のモチベーションもあがります。ツールの利用自体にストレスを感じないように、使い心地のよい見た目に変更してみましょう。
ここでは3つのテーマをご紹介します。
farend fancy
こちらは公式で配布しているテーマです。機能は変わらず、見た目が親しみやすくなっています。使い方はデフォルトと変わらないので、メンバーも混乱しません。
Modula Gitlab
現代風の洗練されたデザインのテーマです。
Circle
シンプルで見やすい洗練されたモノトーンテーマです。
他にもたくさんのテーマが配布されているのでチームにあったテーマを見つけてみてくださいね。
Redmineの使い方13:トラッカーでチケットを分類してワークフローを定義する
Redmine(レッドマイン)では「ワークフローの定義」をしなければ、チケットのステータスを変更することができません。
ここでワークフローの定義を理解するための用語を解説していきます。 ・トラッカー…チケットの分類・カテゴリ まずはトラッカーです。トラッカーはチケットの分類のことで、トラッカーは自由に追加できます。デフォルトのトラッカーは「バグ」「機能」「サポート」の3種類になっています。 例えば、新たな機能の開発に関するチケットは「機能」のトラッカーに分類すると、管理しやすくなります。チームのプロジェクトによって、トラッカーを設定して、チケットを分類していきます。 ・ロール…ユーザーがどのような操作を行えるかを定義したもの 続いては「ロール」です。Redmine(レッドマイン)には約60の操作権限があります。デフォルトでは「管理者」「開発者」「報告者」の3つのロールが登録されています。 チームで業務をする際、管理者が行える操作と、開発者が行える操作は、通常異なります。それを定義したものがロールです。 ・ワークフロー…チケットのステータスをどのように変更させることができるのかをトラッカーとロールの組み合わせにより定義したもの。
最後にワークフローです。ワークフローを定義しておかなければ、誰もチケットのステータスに変更を加えることができません。
トラッカー〇〇には、ロール〇〇なら、〇〇という変更を加えることができる、ということを取り決める必要があるのです。
1つのトラッカーに対して、ロールの数だけワークフローがあります。
その一つ一つを設定していかなければなりません。丁寧なワークフローの定義によって、作業のミスを防止します。
例えば、上の画像で定義されたワークフローでは、「開発者」ロールのユーザーは「バグ」トラッカーの「終了」チケットを新規や却下に変更することができないことを表しています。
このように、ワークフローを丁寧に定義しておくことは、プロジェクト管理において大切です。
トラッカーのチケットが表示されない
デフォルトでは「サポート」のトラッカーはロードマップに表示されない設定になっています。表示させたい場合は、チケットをロードマップに表示するの所にチェックをいれてください。
Redmine(レッドマイン)の料金プラン
プラン名 | スタンダード | ミディアム |
容量 | 48GB | 96GB |
月額料金 | 8,000円 | 14,000円 |
初期費用 | 0円 | |
ユーザー数 | 200人まで | |
プロジェクト数 | 無制限 | |
システム管理者権限 | あり | |
第三者認証 | ISO/IEC 27001 |
Redmine(レッドマイン)の料金について説明していきます。
無料で使える範囲
Redmine(レッドマイン)は自分のサーバーやPCにインストールして利用する場合は無料ですべての機能を利用できます。
無料で使える機能一覧は以下の通り。
機能一覧 |
チケット一覧 |
ガントチャート |
カレンダー |
ロードマップ |
Wiki |
リポジトリ |
ニュース |
活動(更新履歴) |
文書 |
ファイル |
フォーラム |
有料で使える範囲
Redmine(レッドマイン)は自分のサーバーで構築する手間がかからないクラウドサービスを使って運用することもできます。
構築の手間やサーバーの維持費がかからない代わりに、クラウドサービス利用料金を支払って利用します。
Redmine(レッドマイン)で使える機能は変わりませんが、プランにより保管できるデータの容量がかわるので、利用人数によってプランを考えると良いでしょう。
クラウドサービスを提供している業者の一例がこちら。
My Redmine(ファーエンドテクノロジー株式会社)
料金プランはこのようになっています。
プラン名 | スタンダード | ミディアム |
容量 | 48GB | 96GB |
月額料金 | 8,000円 | 14,000円 |
初期費用 | 0円 | |
ユーザー数 | 200人まで | |
プロジェクト数 | 無制限 | |
システム管理者権限 | あり | |
第三者認証 | ISO/IEC 27001 |
まとめ
今回は、タスク管理ツールRedmine(レッドマイン)について解説いたしました。いかがでしたか?Redmine(レッドマイン)は自分のサーバーに構築できたり、改変やプラグイン導入も可能な自由度の高い管理ツールです。
使いこなせればチームのプロジェクトをスムーズに進行させるために役立ちます。ぜひ参考にしてみてくださいね。