忙しい毎日、自分の時間がないと頭を悩ませてはいませんか?
忙しいときこそ、どのようにタスクを進行していくか(やるべきことを効率化したり、やるべきことを手放す、あるいは外注するなど)を考えるために自分の状態を俯瞰的に確認することが大事です。そうすることで自分の時間を作っていくことができます。ライター個人の経験では、自分の時間がない時期は、子供が小さいときがピークでした。自宅で仕事をしているので、子供に手がかからないときは仕事、あとは必要な家事、子供の世話、などを延々と行なっていたので、自分の時間はまったくありませんでした。ほんの30分、外にでて意味もなく散歩をしたり、コーヒーを飲む、ということがどれだけ貴重なことであったか、それは自分の時間がない! という経験をしなければ、わからかったことです。
ビジネスパーソン、主婦、そして小学生、幼稚園のママとして、(もちろん妻としても!)毎日を送っていくなか、いまも自分の時間は少ないですが、何年もかけて習得できた、自分の時間をつくるための工夫をご紹介します。
①現状を紙に書き、優先順位を決める
忙しくしていると、頭のなかに、「これとこれとこれをしなくちゃ! そういえばあれはどうしたっけ?」などと、ごちゃごちゃとタスクが浮かんできませんか?
その状態を続けていると、頭が混乱してしまい、すぐにすべきことはどれなのか、判断に時間がかかってしまいます。まず頭のなかに浮かんでいる注意信号の案件やタスクを、手帳でもメモでもよいので紙に羅列しましょう。そうすると、しなくてはいけないことを頭が連呼し続ける状態から抜け出せます。
すべきことを列挙できたら、次は優先順位をつけましょう。
自分がしていること・すること・すべきことのタイムスケジュールを作りましょう。
それができれば、断るべき案件、ランチの誘いなど、迷いなく断ることができます。
「仕事の優先順位、どう決めればいいの? と悩んでしまう人たちへ」を読む
②断ることを恐れない
断りづらい仕事やランチ、ついつい引き受けてしまって時間をかけたかった仕事が後回しになった経験はだれしもあることでしょう。
何でも屋になってはいけません。できることと・できないことの線引きをしっかり行ない、断るべきことは断って下さい。ただし断る際には相手に対して冷たくせず、次は手伝える、次の誘いを楽しみにしている、などと関係をつなげる気遣いを忘れないようにしてください。
断ることで、本来あなたが行なうべき仕事を周囲に明らかにでき、集中できる環境をつくることができるのです。断ることで嫌われるような関係はそれまで、です。何でも屋ではなく、スペシャリストとして行動するようにしましょう。
③すきま時間を有効につかう
銀行の窓口の順番を待っている間、通勤通学の間など、何かを待っていたり、手があいたときの時間をカウントすると、意外と長い時間をそれらに使っていることがわかります。なので、このようなときにさっとできるようなことを用意しておきましょう。
例えば、お礼状や、送り状の記入、SNSの更新、目を通さなくてはならない資料や本を読むなどなど、すきま時間でできることは意外と多いものです。今あれがあればあのタスクができたのに……などと後悔しないですむように、すきま時間にできることリストや材料を把握して、準備して持ち歩くようにしておきましょう。
④タスク変更が気分転換になる場合、それを行なう
家で仕事をしていると、部屋のちらかりが気になって集中できず、カフェに行って作業をすることになる、という人もいることでしょう。
ですが、部屋の掃除をタスクのひとつと考えると、掃除が気分転換になり、仕事が捗るようになる場合もあります。そんな相乗効果が望める場合はタスク変換を積極的に行ないましょう。ライター自身の場合、パソコンでライティング作業を行なっていて書くことに疲れてしまったら、文章を書くことと真逆の作業(たとえば画像の加工作業など)を行なって脳を使う部分を変えて仕事を進めるときがあります。やると決めた仕事を中断して別の仕事をすることに抵抗がある人もいるでしょうが、疲れがでてきたときには別の作業をすることもお勧めです。
⑤いましていることだけに集中する
タスク変換と相反するようですが、何かをしているときに、違うことが頭に浮かんできてしまい、それに気をとられて先に行なっていたことが進まないことはありませんか?
同時進行が得意な人はかまいませんが、そうではない人は、どんなに気になる案件があってそのことで頭がいっぱいだとしても、優先順位づけをして、いまするべきことでないと確かにわかっていることであれば、まず優先させている、そのとき行なっていることだけに集中するようにしてください。そうすることが、すべてのToDoを終了させる近道です。どうしても集中できないときは、気になってしまう内容を紙に書いたり、PCのメモに落としたりしてよけいな考えが浮かばないようにしましょう。
⑥メールのチェックやSNSを使う時間を決める
仕事中メールチェックばかりしていたり、普段何気なくSNSをみていたりすると、いつの間にが時間が経ってしまい自分の時間が確保できなくなってしまいます。
メールの時間を始業時と午後の決まった時間に行なうなど、自分と周囲のバランスよい時間帯にまとめて実施しましょう。ほか、コピーや画像のとりこみなど、機器につきっきりになる業務などがあれば、場所しばりで仕事を行ない、デスクと機器をいったりきたりする時間を節約します。決まった時間に業務を行なう必要があれば、その仕事に集中できるよう、他の件が入らないようにブロックしましょう。
また、最近ではTwitterやInstagramなど、昔に比べて多くのSNSサービスが普及しています。
2018年11月時時点で、特に若年層のSNS利用時間は大幅に増えていることがわかります。2015年のデータをみてみると、20〜24歳のSNS平均利用時間は61.1分だったのに対して、2018年のデータでは76.0分まで伸びています。これからはSNSだけでなくYouTubeなどの動画アプリの流行からスマートフォンを利用する時間はさらに増えていくことが考えられます。そんな中で自分の時間を確保していくためには、スマートフォンの利用時間を設定することが最も重要になるのです。
参考:https://marketing-rc.com/fa_report-monthly-20181113.html
⑦仕事に感情を入れない
何か仕事をしたり、電話にでたりするときに、常に感情移入をしていませんか? 自分の意にそう行動はめったにあるものではありません。現在行なっていることと、本当にやりたいこととの乖離がある場合、ジレンマでストレスがたまってしまいます。そんなときにいちいち感情をいれて仕事をしていたら疲れが増えてしまいます。
嫌な仕事があれば、ルーティン的な要素を入れて行なう、他の人になったつもりで仕事をするなどして、立場を変えて仕事に取り組んでみましょう。しかし、感情は入れないようにしてください。嫌だな、とか、面倒だな、などといった感情を呼び起こすのはやめましょう。
嫌だと思っていたせいでなかなか着手できない案件も、実際は「嫌」という感情を排除すれば、すぐに片付く案件なのかもしれません。
まとめ
上記の提案を、自分のに取り入れて、自分の時間をつくることができたら、いったい何をしますか? 自分の時間は本当に貴重なもの。毎日作ることができれば、豊穣な人生の助けをもたらしてくれるかもしれません。ぜひみなさんもこの提案を試してみてくださいね。