休める人ほど仕事ができる!脳の切り替えスイッチ操縦法5選

4月から新年度が始まって3ヶ月が過ぎました。新入社員の方々も、そろそろ社会人の生活に慣れてきた頃かもしれません。しかし、それと同時に疲れも蓄積されやすい時期。仕事を覚え、任される内容が多くなってくるほど、もっと頑張らなきゃ! と燃えている人が多いかもしれませんが、ちょっと待ってください。将来、本当に仕事ができるようになるには、しっかりと「休む」ことが何より重要なのです。休息を上手に取ることで、自分にも周りにも良い影響が現れるようになりますよ。

休息を取ることが、どうして仕事の出来につながるの?

2015年の米国での調査結果になりますが、有給休暇を11~15日ほど残していた社員と、すべての有給休暇を消化した社員を比較した時、過去3年間で昇進や昇給をした割合は有給休暇を消化していない社員の方が、6.5%ほど少なかったとのことです。
参照:How to Get a Raise: Take More Vacation

また、そうした長期休暇ではなくても、週末や休みの日にも仕事のことを考え続けてしまう、翌日からの仕事を考えて焦る・憂鬱になるといった状態は決して良いことであるとは言えません。もちろん仕事にやりがいを感じているため、寝る間も惜しんで仕事をしたい! という方もいらっしゃるでしょうが、それでも多くの場合、休む時間を設けたほうが効率的な仕事ができるでしょう。

果たして、それはなぜでしょうか。
もちろん、脳を休ませる時間が必要だからです。仕事が好きであるなら尚更、一度忘れる時間を持つことで脳がリセットされるので、また新たな気持ちで仕事に取り組むことができるようになるのです。一生懸命に業務を遂行しているのに、最近なんだかうまくいかない、いいアイディアが出ない……という方は、もしかしたら脳が疲労してしまっているのかもしれません。またそうした脳や心の疲れは身体にも影響を及ぼしてしまうもの。しっかりと休息を取るように心がけましょう。

どうしたらいい? 上手に休む方法5選

とはいえ、休むことが不安・休みたくない・休みたくても常に考えてしまう、という方も事実。ましてや、休むことが下手だから仕事がうまく回らないのだろうか……と悩んでしまうのは本末転倒です。特に日本人は「仕事を休むのが下手」と言われています。 世界最大級の総合人材サービス会社「ランスタッドホールディング・エヌ・ヴィー」で調査した結果でも、「休日には簡単に仕事のことを忘れる(手放す)ことができる」と回答した日本人は、ワースト1のトルコと並び55%に留まっています。
参照:「休日でも仕事のことを考える」 見上げた「高い意識」か「社畜」か

では、休日を楽しむために必要なことは、どのようなことでしょうか。

1. 家でゴロゴロばかりはしない


え? と首を傾げる方も多いかもしれません。せっかくだから好きなだけ寝ていたい。むしろ眠っていれば考えなくても済む。そう考える方も少なくないのでは?
もちろん、睡眠はとても大切です。特に平日、満足のいく眠りができていない方は、いつもより睡眠時間を眺めに取ることは決して悪いことではありません。 しかし、それにも限界がありますよね。眠っていない時間に布団の中でゴロゴロしていたり、家でぼんやりと過ごしてばかりいると、毎日気にしている分、意識せずとも仕事のことが頭に浮かんできてしまう可能性が高いのです。また、せっかくの休日を寝るだけで終えてしまった、という罪悪感に支配されてしまうことも。

そんな方こそ、外に出ることをオススメします。
太陽に当たったり身体を動かすと、幸せホルモンと呼ばれる脳内伝達物質・セロトニンが分泌されます。脳内でセロトニンが分泌されることにより、感情のコントロールがしやすくなったり睡眠の質が上昇する効果があります。最近わけもなく悲しくなる、休日に寝ているのに疲れが取れずいつも憂鬱な気分である、という方はセロトニンが不足しているかもしれません。

昼間散歩をしたり、カラオケや軽いジョギングを楽しんでみたりすることで、意外にも翌日はスッキリと目覚められるはず。外に出られない時でも、カーテンを開けて窓から日光を取り込むだけでも効果がありますよ。ぜひ、お試しくださいね。

2. 人に話を聞いてもらう


仕事のことを考えたくないとはいえ、一人で悶々としていると、いつまで経っても頭の片隅から離れていきません。そんな時は、信頼のできる家族や友人に思い切って話を聞いてもらってはいかがでしょうか。愚痴を聞かされる相手に申し訳ない、仕事ができないと思われそうで格好悪い、というマイナスな気持ちもあるかもしれませんが、思いを言葉にすることで心が軽くなり、リフレッシュできるはずです。また実際に話してみると、思わぬ解決策が導かれることもあります。

一般的に、仕事の愚痴は言わないほうが良いという論調は多く見かけます。本当にそうでしょうか? 一人で心の中にストレスを溜め続けていると精神的にも肉体的にも負荷がかかると思いませんか? 無理をして抱え込んでいるうちに、自分には味方がいないのではないか、という考えに陥る危険性も孕んでいます。
会社の上司や同僚、取引先など仕事を共にする人に対し、あまりにも辛辣な言葉を投げてしまったり、組織の悪い面をあげつらうことは控えるべきですが、家族やパートナー・友人といった親しい相手に話を聞いてもらうことで、負担を軽減できるのでは、と考えます。

2017年7月に行われたシゴトサプリの調査でも、「考えを整理することができた」「相談相手の理解を得られた」「リフレッシュした」が6割弱を占めていたそうです。必ずしも解決できないかもしれませんが、まずは話すことで身軽な気持ちを手に入れましょう。
参照:仕事の悩みは誰に相談?男女で違う、仕事の悩み相談をしたい相手

3. 来週やろう、家でやろう、は禁止

休みの前の日に予定があったり、早く帰りたいなと思った時「この仕事は来週に回そう」とか、「家に持ち帰ろう」ということはありませんか? 当てはまるという方、今すぐにやめましょう。
仕事を持ち帰ったり、翌週に持ち越せば仕事のことを考えてしまうのは当然です。

そうは言っても終わらない仕事は発生する。その通りです。
もちろん限界はありますが、できる限り一週間のタスクを整理し業務時間内に終わらせるように取り組むことで、絶対に処理しなければいけない案件は片付きやすくなっていきます。また、毎週のように仕事を持ち帰ることに慣れることで、肝心な就業時間内に手を抜いてしまうことも。
「家でやればいいや」という安易な気持ちが、その実、自分自身を苦しめている可能性もありますよ。

もし、どれだけ残業しても終わらない、持ち帰らなければ収まらない仕事量があるという場合は、働き方を見直してみませんか?
確かに納期前や繁忙期などは、そういう事態も否めないかもしれません。しかしそうした状況が何年間も毎日のように続くのであれば、心の健康を残ってしまうかもしれません。一度、これからどのように働いていきたいのかを考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

4. 自分の中でのスイッチを作る


どうしても仕事と休みの切り替えが難しい、という方もいるかもしれませんね。そんな時、は自分の中でオン/オフのスイッチを作ってしまいましょう。
例えば、ネクタイを締めたらスイッチをオン、ネクタイをしていない時はスイッチをオフ、のように物理的に「これをしたら休み」「これをしたら仕事」と脳に覚えさせてしまうのです。

そこまでハッキリとはいかなくても、「今日はここまでやったら休む」というゴールを決めておくことで、達成感とともに終業を迎えることができます。見事ゴールができたら、簡単なご褒美を用意しておくのもいいですね。仕事終わりの一杯、ちょっと贅沢なディナー、休日の旅行や趣味の時間など、どんなに小さなことでも構いません。仕事が終わった後の休みには幸せが待っている、と脳に認識させるのが重要です。

ちょっとした楽しみだとしても、思う存分にオフを楽しむために、オンである仕事を頑張れるようになるサイクルが完成します。そのうち、自然に気分転換ができるようになっているはずですよ。

5. 仕事に役立つ情報を手に入れる

最後に、少々変化球な方法をご紹介します。どんなことをしても仕事のことを考えてしまう、成果を上げたいから休みなんていらない、という思いから離れられない方は、仕事ができるようになりたいからこそ、休みには違う分野に飛び込んでみるのはいかがですか?

美術館や映画館に行ったり、図書館で本を読んだり、もしくは登山やアウトドアを楽しんだり、スポーツの社会人サークルに所属してみたり。異なるフィールドを体験してみることで、今までは見えていなかったものが見えてくるかもしれません。一見、仕事には全く繋がらないように思えますが、あらゆるところにアイディアの種は落ちています。たとえば商品企画に携わっている人であれば、自分が実際に使ってみることで、もっとこういう機能がほしいなという発見があったり、営業をしている方であれば思いがけない場所にエンドユーザーがいたりもします。

そうした休日に体験したことが、実際の仕事に役立つようになれば、実益を兼ねた過ごし方をできるようになるでしょう。そして最初は仕事のために、と始めた行動がいつか趣味になり、心から楽しむことができれば本当の意味でリフレッシュすることも夢ではありません。

無理に考えないようにしよう、と思いつめるのは逆にストレスにもなりかねませんので、自分自身のメンタリティと相談しながら上手に付き合っていきましょう。

仕事と休みのメリハリをつけて、日々を楽しく生きよう

いかがでしたでしょうか。
このように上手に力を抜くことで、脳がリセットされ翌日からの仕事も、リラックスした心持ちで取り組めるはず。いったん脳の容量を空っぽにすることができれば、日々の仕事でも新鮮なアイディアを生み出すことができたり、同僚に対しても余裕のある振る舞いができるようになってきます。

仕事に全力投球することはもちろん大切なことですが、適度に自分の心身を休めてあげることで、さらに素晴らしいパフォーマンスを発揮できることに間違いありません。
ほとんどの場合、人生の3分の1は仕事です。せっかくなら、楽しくやりがいを持って働いていきたいもの。無理をしすぎず、将来に繋がる生き方を選択していってください。

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