仕事ない・稼げないは嘘?こっそり教える新田舎の働き方

田舎の仕事探しで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。私自身も海外から田舎に帰ってきたときに仕事探しで悩んだひとりです。よくあるのが以下のような悩みではないでしょうか。

  • 田舎に希望する職種がない
  • 稼げる仕事がないのでは?
  • UターンやIターンしたいけど田舎に仕事があるか不安

私の周りにも実家の都合や結婚などの影響で田舎で仕事を探さなければいけない事情の人も多く仕事で悩んでいる人もたくさんいます。しかし田舎の働き方も変わってきていて田舎暮らしを楽しんでいる人も増えています。私は海外から帰国して日本の田舎の働き方の変化に驚きました。本記事では田舎の新しい働き方をご紹介します。

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Uターンするか悩む人も多数。田舎暮らしの3つの不安

私は石川県の田舎出身です。父が僻地医療(Drコトー診療所という僻地の医者のドラマ・漫画に出てくるお医者さんをイメージしていただければ分かりやすいと思います。)に従事していたため離島で暮らしていたこともあります。田舎を通り越して僻地と呼ばれるところで育ちました。

田舎育ちのため学生時代の同級生でUターン就職するかどうかで悩んでいる人をたくさんみてきました。私自身も悩んだひとりです。石川県以外の地方在住の方とお話しをすることも多いのですが田舎に住んでいる人が仕事でよく悩むのが以下の3つです。

田舎には仕事がないのでは?

田舎の求人サイトやハローワークに行くと首都圏の求人数と比べ選択肢が少ないのが一般的です。特に私が大学を卒業した頃は就職氷河期と呼ばれる時期で求人自体があまりありませんでした。最近は空前の人出不足で有効求人倍率は改善されていますが東京都と地方では選べる職種も異なるためITやメディア関係の募集は多くはありません。職種によっては全然仕事がないと感じる人もいるでしょう。

ちなみに2019年5月のデータでは東京都の有効求人倍率は2.12倍ですが沖縄県は1.18倍です。極端な例ですが地域によって求人数に差があるのは確かです。

田舎の給与水準が低くて不安

東京や大阪などの大都市から田舎に来て求人を探すと給料の安いところが多くて不安になってしまう人もいます。私も東京や海外から田舎に帰って来た際に何度か地元の求人に目を通したことがありますが、どうしても首都圏に比べると給与水準が見劣りするところが目立ちました。

厚生労働省の発表しているデータを見ても東京都の平均年収が380.4万円。石川県は277.4万円です。専門職など一部を除いて地方の給与水準は都市圏に比べて安いのは否めません。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/dl/08.pdf (厚生労働省)

人間関係のチャンネルが少ない

都市部と田舎では人口が違いすぎます。そのため東京などでは職場だけではなく様々なサークルや社交の場があるため人間関係の選択肢が多いです。例えばカメラなどの趣味のサークルでも東京なら沢山あるのに地方都市では一つしかないということもあります。

人との交流から仕事が生まれることも珍しくありません。しかし田舎は人間関係の選択肢が少ないため都市部に比べると広がりづらい面もあります。

ポータブルなスキルがあれば田舎でもWEBやリモートワークで稼げる

  • 仕事がない
  • 給料が安い
  • 人間関係が広がらない

これらは私が指摘するまでもなく田舎にいる人の多くが感じている仕事に対する不安や不満です。しかし私が海外から帰国した頃には田舎の喫茶店などでMacBookやWindowsのSurfaceを広げて何か作業をしている人が目に入りました。田舎の人がリモートワークで地方の給与水準以上に稼いでいるのを知り驚きました。

田舎暮らしの主婦が正社員よりもリモートワークで稼ぐ

田舎暮らしの主婦が正社員よりもリモートワークで稼いでいる話を最近、聞くようになりました。例えばもともと都心でプログラマーをしていた方やデザイナーをしていた方、メディア関係で働いていた方がリモートワークで生計を立てています。

例えば

  • もともと勤めていた都内や大阪の会社から仕事を請けている
  • クラウドソーシングなどWEBで営業をして自分の得意分野を仕事にしている

この二つのパターンの話をよく聞きます。Webで仕事が完結できるIT関連の仕事は場所に縛られずに仕事ができます。リモートワークなら都内でも地方でも場所はあまり関係ありません。具体的な金額は伏せますが地元の給与水準を大幅に上回る報酬を得ている方もいました。リモートワークでも専門性や得意分野があれば場所に関係なく都市圏と同水準のお金を稼ぐことができます。

地方の給与水準をリモートワークの給与水準が引き上げるかもしれない

最近は人出不足で地方のアルバイト・パートの時給も少しずつ上昇しているように感じます。さらにクラウドソーシングをはじめリモートワークで稼ぐ人も少しずつ増えています。もしもリモートワークで地方の正社員・パートやアルバイト以上に稼げると知った人が増えたらどうなるでしょうか。リモートワークを選ぶ人も増えるのではないでしょうか。そうなると全国のリモートワークの求人と地方の求人で労働力の取りあいになるかもしれません。

田舎はプレイヤーが比較的、少ない

田舎は都市部に比べればIT関係やWEBに強い人材が一般的には多くありません。そのためプレイヤーが少なくWEBサイトの制作などの需要もあります。

田舎でIT関係のフリーランスが独立して仕事をするケースも増えてきました。田舎でもリモートワークで稼げる技術や専門性を身につけて都市部と変わらない稼ぎを得ている人もいます。IT関係のスキルを勉強すれば田舎でリモートワークなどを中心に都市部と変わらない報酬をえる可能性もある時代です。(ただし、相応の努力は必要でしょうが)

田舎だからこそ独立しやすい

IT関係やリモートワークに限らず田舎だからこそ都会よりも独立しやすい要素もあります。また田舎には都市部にはない職種もあるため東京や大阪にはない良さもあります。

初期投資が都市部より安い

田舎は一般的に都市部よりも家賃や土地代が安いため飲食店や美容室、クリニック、小売店、民泊などに必要な「箱物」を安く建てたり買ったりできます。空き家や居抜き物件なども地方には多いため一から建てる必要すらないこともあります。

IT関係やリモートワークに限らず独立に必要な資金を都心に比べて抑えることができるため個人事業主になるハードルが実は低いのです。

例えば2階建のモダンなデザインをしたログハウスが私の地元では新築で2000万〜3000万円で土地付きで購入できます。頭金を払い月々8万円〜10万円前後でも店舗をもつことができます。また探せば無料同然の空き家やテナントもあり、うまく改装すればコンパクトカー1台分程度のコストで「箱物」を建てられます。

また田舎によっては移住促進のサポートをしているところもあります。例えば広島県の尾道市では移住のための仕事や独立のサポートを自治体が積極的にしてくれます。うまく活用すれば普通に独立するよりも費用を抑えることも可能です。

http://onomichi-ijuportal.jp/(広島県尾道市)

田舎には仕事がなくても仕事の素がある

本当に過疎が進んでいるような田舎だと求人を探すこと自体が難しいかもしれません。地方都市でも県庁所在地とそれ以外でも求人の数は、随分違うものです。しかし田舎には仕事そのものがなくても仕事の素があります。つまり見えないニーズや悩みがあったり活用されていない観光資源などがあったりします

例えばパン屋やカレー屋がなければつくればお客さんも来てくれるかもしれません。目に見える仕事だけでなく仕事の素を探せば田舎でも独立できるチャンスが見えて来ます。

田舎にしかないコンテンツを有効活用できる

田舎と一口に言っても様々な個性があります。海沿いと山沿いでも違います。北海道と九州でも同じ日本とはいえ町並みや歴史などが違います。それぞれの土地に個性があるため、それを生かして仕事をすることもできます。

例えば私の住む石川県には山も海もあります。最近、山では猪が増えて農作物を荒らす被害が急増しています。私は山の中にあるジビエ料理を食べに行きオーナーに話を伺ったことがあるのですが店をやっていないときは猟師として夫婦で生計を立てているそうです。オーナーに自分でも訓練すればなれるのか聞いてみると十分、可能だと言われました。東京や大阪の都心にはない職種も田舎にはあるのです。

ちなみに私も田舎で仕事が本当になかったら山に篭って猪をハントして暮らすと家族に宣言したことがあります。しかし家で猫を飼っているせいか動物を撃ってはいけないと母に止められてしまい断念しました。

実は過ごしやすい日本の田舎

海外には旅をしながら過ごすノマドワーカーもたくさんいます。日本でもSNSなどをみると海外で旅をしながらリモートで働くノマドワーカーの活躍を見かけます。私もタイのバンコクで働いていた経験もありますし旅をしながらリモートワークをしていることもよくあります。海外で旅をしながら仕事をするのも良いのですが日本の田舎も、なかなか過ごしやすいのです。

日本の田舎は東南アジアよりも家賃をおさえることもできる

最近は日本の田舎にとても安く住めます。東南アジアは近年インフレで物価が上昇し続けてきました。そのため物価が安いと思われている東南アジアでも便利な首都や大都市だと日本より家賃が高いことも増えてきました。

試しに私の住む石川県の空き家の家賃を調べて見たところ安いところだと家賃2万円代の部屋までありました。もちろん手入れをすればちゃんと住めそうな物件です。高齢化や過疎化が進む田舎には空き家もたくさんあります。ただ住むだけなら日本の田舎は既に東南アジアよりも安いことも多いのです。

田舎は自然が豊かで空気もきれい

日本の田舎は自然豊かで空気もきれいです。日本の田舎には南の島もあれば自然豊かな山もあります。昔ながらの素敵な古い街並みの地方都市もあります。

最近はアドレスホッパーという生き方が流行っています。アドレスホッパーとはずっと同じところに住み続けない移動型の生活を送っている人のことです。サブスクリプション型で各地の拠点に、一律の家賃で住めるサービスもあります。

そのようなサービスを利用して日本の田舎を転々としてみると、日本の良さを再発見できるかもしれません。

日本の質の高いインフラを利用できる

日本は田舎でも電気・水道・ガスなどのライフラインの基礎がしっかりとしています。田舎でも安心して医療サービスを受けることもできます。

海外に行くと日本のようにインフラが整っていない、または質が悪い国も珍しくありません。質の高い日本のインフラを安い家賃で使うことができます。日本の質の高いインフラを使えるのも田舎暮らしのメリットです。

田舎にもよく探してみると面白い会社もある

リモートワークの話・独立の話を中心にしてきました。しかし田舎でも良く探してみると実は面白い会社がたくさんあります。

例えば私の住む石川県の隣、福井県は一見、すごく田舎です。しかし福井県の鯖江市は世界的な、眼鏡の生産地。東京のおしゃれなテナントに入っている有名店も本拠地が福井県にあります。石川県は大手IT企業のDMMの発祥の地です。

最初から地方・田舎には就職先がないと考えるのは思い込みかもしれません。その前にまずは求人をよく探してみることをおすすめします。あなたが気づいていないだけで魅力的な会社が求人を出しているかもしれません。あなたの価値観に合う会社が見つかれば無理にリモートワークやフリーランス、独立をする必要すらありません。

田舎は本当につまらない?面白いプレイヤーを探してみよう

私は海外から石川県に帰ってきたとき、自分の地元は保守的な田舎だから古くてつまらない価値観の人ばかりなのではと不安に感じていました。しかし実際に地元の人と交流してみると、そんなことはありませんでした。

当たり前の話ですが自分の価値観がアップデートされているのと同様に自分の田舎の人達の価値観もアップデートされているのです。

中には若い人の中でも面白い活動をしている人もたくさんいました。都会から帰ってくると田舎は保守的でつまらない人ばかりなのではと不安になる人もいるかもしれません。しかし実際に交流してみないと実態は分かりません。もしかしたら、あなたが知らないだけで面白い活動をしている人が近所に住んでいるかもしれません。

田舎すぎて面白い人がいない?それならあなたの独壇場です

田舎すぎて面白い価値観を持った人がいない、新しい形の仕事をしている人がいないということもあるかもしれません。それは逆にチャンスです。面白いプレイヤーがいないなら、あなた自身が田舎を盛り上げる面白いことをすれば良いのです。

コワーキングスペースなどがない、面白いイベントがない、おしゃれな喫茶店がない、などの不満があれば、もしかしたらあなたがつくるべきなのかもしれません。誰かが旗をあげればついてきてくれる人もきっと出てきます。

田舎だからこそ特技・得意を磨いてプロになろう

田舎でも都会でも大事なことは特技・得意を磨いてプロになることです。どんな場所でも必要とされる技術や仕事力があれば生きていけるものです。雇用がなければ仕事の素を探しても良いですしリモートワークで都会や海外からでも仕事をとってくることができます。しかし特技やできることがなければ都会でも田舎でも必要とされません。田舎でも都会でもプロになる努力をすることが大切です。

まとめ

田舎には仕事がない・給料が安いと不安になっている人も多いかもしれません。しかし田舎でもリモートワークで都市部と同水準の報酬を得ている人もいます。また田舎には初期投資が安いなど独立のハードルが低いところもあります。それによく探してみれば田舎にも面白い企業もあるかもしれません。田舎だからこそ出来ることもたくさんあります。

田舎でも都会でも一番、大切なのは特技・得意をしっかりと伸ばしてプロになることです。

  • 特技を伸ばす
  • 田舎の仕事の素を探す
  • リモートワークで住んでいる地域以外から仕事をとる

以上の3つを意識的に取り組めば田舎でも仕事に困りません。

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