在宅ワークを辞めたいと思った瞬間。在宅ならではの悩みと乗り越え方

場所にしばられない自由な働き方とされる在宅ワーク。気ままで楽しく見えているかもしれません。通勤にも無縁で、時間や場所、服装も自分次第な働き方は快適で充実しているのですが、もう辞めたい!と思うことだってあります。そんな在宅ワークの裏側、のぞいてみませんか?そして裏を知って表に変える、私流の乗り越え方をお話します。

気ままなソロプレイも時には人恋しい

在宅ワークをしていると誰にも会わない日があります。話さない日もあります。その繰り返しに時々たまらない孤独を感じる時があるのです。

なんだか急に感じる孤独の正体

オフィスの和気あいあいとした様子思い出しては、1人パソコンに向かいながらパンを食べつつ仕事をしているそんな時、「咳をしてもひとり」という有名な俳句の孤独感が頭をよぎります。

好きで選んだ「在宅ワーク」という働き方でも、オフィスの雰囲気や上下関係を欲する瞬間がたまにやってきては、人恋しい気持ちを植え付けていくのです。愚痴や弱音がいえて、分からないことがきけて、自分のために注意もしてくれる、しかもぱっと一瞬で。なんて恵まれているんだろう!

孤独に加え、失敗をひとりでカバーしている時や収入が思ったより伸びなかった時、会社員になろうかな。なんて思ったりもします。

誰かに会って簡単チャージ!

そんな時は誰かに会う時間を作ってみてはいかがでしょう?仕事とは全く関係のない友人に会うとストレス発散になります。

でも友人は普通に働いていてそう簡単に会えない、そんな時は行きつけのお店を作っておくのです。定食屋のおばちゃん、コーヒー屋のおにいさんといった、お店にさえ行けば必ず会える人だとベストです。

また、同業ではなくてもたまに会って情報交換の出来る在宅ワーカーや事業主がいると刺激になるかもしれません。近くの商工会議所などで交流会が開催されているので参加してみましょう。

そんなこんなで、誰かに会って小1時間おしゃべりをすれば孤独は去り、こんな時間に気ままに人に会える働き方最高!という気分が戻ってくることでしょう。

ノンストップで突っ走ってしまい、気付けばガス欠に

仕事の受注量が保証されていないので、来た仕事、来た仕事すべてを請け負いがち。気付けば休みなくノンストップで仕事をしてしまい、どっぷり疲れているのです。

全て自己管理。詰め込みすぎてパンクする

在宅ワークの仕事は確約されているわけではありません。仕事がある時は仕事をしておこう!と思ってしまいます。その仕事にどれくらいの時間が必要か、どのくらいスケジュールの余裕があるか、全てが自己管理です。

キャパを把握していないとパンクするのは当然なのですが、仕事をする時間帯が自由なのをいいことに急な誘いに乗ってしまい、気づけば仕事の時間を圧迫しているということがよくあります。ランチや飲み会の誘い、突然読みたくなる漫画に時間を取られ、気づけば仕事が詰まっているのです。

在宅ワークは自分との戦いです。なんてダメな奴だろう!と思わない程度に自己管理をしてパンクしないようにせねば続きません。

急に暇になるとペースが乱れる

重なる時は重なる締め切り。忙しい時は異様な集中力が発揮され、1日にたくさんの仕事をクリアすることができます。ところが、余裕のあるスケジュールの時こそ、早め早めにと思うのですが、気づいたら数時間がたち、1日が終わっているのです。

暑さ寒さの寒暖差で体調を崩すように、多忙と暇の緩急はペースを崩しがちです。忙しくしている時は、終わらない仕事を前に焦る気持ちを抱え、暇になると自分のコストパフォーマンスの悪さにがっかりするという、不安定なペースに翻弄されています。

いつまでたっても慣れない在宅ワークのペースなのですが、これはこれで楽しむのが一番だと思っています。忙しくなると途端に行きたくなる美容院、ピークを超えたら行こうと約束する友人との食事、どうして暇な時に行っておかなかったんだと思ってばかりの毎日です。

限界を知ってエコドライブ

ペースが乱れてしまうのは、限界を知らずに仕事を入れてしまうのが原因のひとつです。

高速道路で安定した走りをすると燃費がいいように、自分で決めた限界値を超えないように仕事量を調節すれば、プリウス顔負けの安定した燃費で仕事ができるのではないかと思っています。

でも私の場合、いつまでも燃費の悪さを発揮しているのはなんだかんだ急発進の得意なスポーツカーが好きなんじゃないかと開き直ってしまいます。それはそれで楽しんで、そこから先はエンストしないように気をつけることです。

気付いたら太っているのは間食の罠

仕事中の間食


在宅で仕事をし始めて、とても太ったと感じています。通勤がないので動かないのももちろんなのですが、とにかく間食をしてしまうのです。「頭を使うと甘いものが欲しくなるらしい」と、ついつい手が伸びるチョコレートや、夜中に小腹を満たすカップラーメン。それさえ食べていなければ、こんなに太ることはなかったはず。

いつの間にかサイズが合わない悲劇

在宅ワークをしていても、とりあえず着替えはするしいつでも外に出られるようにはしています。でもやはり選んでしまうのがゆったりしたウエストゴムのワイドパンツやボーイフレンドデニム、ワンピースのような楽な洋服ばかり。ほとんど座って仕事をするのでウエストが楽かどうかを重視して、その日着る服をチョイスします。

そしてある日、外出用のぴっちりしたパンツを履いて現実を知るのです。「なんだかキツい」ならまだマシで、「ボタンがしまらない」は絶対に避けたいところ。

実のところ、間食をコントロールできないまま在宅ワークを続けるのは危ないと思っています。外に出なくても、人に会わなくても、体型には気をつけたいですね。

体調管理も大切

どんな仕事でも体調管理はしっかりせねばなりません。会社で働いていれば福利厚生で健康診断がありますが、在宅ワークは業務委託となるので福利厚生が受けられないことが多くあります。忙しい中でも、自分で健康診断を受けに行くようにスケジュールを組まねばなりません。

また、間食はもちろんのこと、不規則な食事や睡眠不足は在宅ワーカーの課題でもありますので、健康にも気を配った生活ができるようにしましょう。代わりのいない在宅ワークなので、急な入院などがあると仕事に穴を開けてしまいます。

万が一、自分に意識がないと、クライアントに入院したことが伝わるすべがありません。連絡なしでばっくれた!と思われてしまうかもしれません。そうなると多大な迷惑をかけることになります。自由気ままな在宅ワークは、人一倍健康にも気をつけねばなりません。

自宅で仕事をするからこそできる健康管理にハマってみる

このまま在宅ワークを続けてはデブの不健康になってしまうと危機を感じ、まずパソコンデスクの椅子をバランスボールに変えてみました。誰の目にもつかないので、バランスボールで時折体を動かしながら仕事に取り組んでいます。

そして健康に良さそうなお茶をたくさん揃えました。たまに飲みたくなるジュースは、お茶のバリエーションを増やすことで避けつつも、お茶の効果を期待しています。玄米コーヒーや薬膳茶など、お茶を選ぶのも楽しみのひとつになっています。

仕事の合間の活用も在宅ワークならではで、ウォーキングやランニングの嫌いな私はヨガをしようと決めています。時間を有効活用し、スポーツジムやヨガクラスに通うことができるのも時間の自由度が高い在宅ワークだからこそ。どこかの教室に通うスケジュールを立てるのもおすすめです。

外出は面倒でも、テレビで動画をみながらできるエクササイズがたくさんあるので、仕事のリフレッシュに取り入れたいと思っています。

太り続けるを理由に在宅ワークをやめるのは避けたいので、ダイエットには必死です。

コミュニケーションが難しく誤解を生みやすい

在宅ワークのコミュニケーション手段は、主にメールやチャットツールといった文字でのやり取りです。喋れば3分のやり取りにも10分かかったり、すぐに返事が来ず翌日になってしまったりすることもあります。

メールや電話のやり取りは誤解を生みやすく、仕事を辞めた理由の中でも上位を占める「人間関係」がこじれる原因になります。

電話やメールのやりとりは慎重に

顔の見えないやり取りに慣れていないと、メールの一文や電話での言葉尻に一喜一憂してしまうこともあります。自分が受け取る側なら、いちいち気にしなければいいだけなのですが、自分のメールや電話で相手を不快にさせてしまうわけにはいきません。

特にメールは一度送信すると取り消しができないので、送信先があっているか、名前は間違っていないか、誤字脱字がないか、と慎重に送る必要があります。

また、伝達内容に誤解を招いてしまうと、業務そのものに支障をきたすので、大切な連絡はしっかり推敲したメールを作成せねばなりません。

絵文字やスタンプに慣れてしまうと、謝罪や感謝のような感情を込めたい時に文字でのやりとりに苦労するでしょう。例えば「!」でさえも捉え方は人それぞれです。やる気が伝わるか、威圧を感じるか、使い方ひとつで誤解を生むことが多々あります。そしてそれをどう受け取ったか、顔の見えないやり取りではわからないままやり取りを続けることになるのです。

マイナスな捉え方をされないように気を使う、本来の業務とは違うところで気を揉む上、誤解を招いてしまってもすぐにフォローができないという点が在宅ワークの辛いところ。スパッと解決できずに半日もやもやするような時もあります。電話や対面なら一瞬でとける誤解や、ちょっとした失敗のフォローにも時間を要するのは労力がいりますね。

捉え方の違いをおもしろいと受け止める

人がたくさんいるオフィスで仕事をするわけではないからといって、人と人との関わり合いがないわけではありません。コミュニケーションは特に、対面とは違った時間の流れの中でのやり取りになるので、気を長く持ち、いちいちくよくよしないことを心がけています。

やり取りの中で、万が一誤解を招いてしまっても、なるほど!そういう捉え方もあるね!と、客観的に受け止めましょう。

ここが辛いよ、在宅ワーク!それでも続けられる秘訣

そんなこんなで在宅ワーク辞めよう、慣れた働き方に戻ろう、と考えることがないわけではありません。ここまでお話したように、ヤダヤダヤダ!と思うことがあっても続けてこられたのはなぜでしょう?

とにかく自由でフレキシブル

自由度の高さはピカイチの在宅ワーク。通院や趣味との両立もしやすく、友人との予定も合わせやすいのは在宅ワークを辞められない理由になっています。

出かけるにも平日の方がすいていることもあり、土日は仕事をし平日に出かけることで行動がしやすく、歯医者などの通院は一番すいている時間に予約を入れ、時間を有意義に使えている!という満足感で満たされています。

これからの発展は自分次第

在宅ワークが働き方の選択肢としてメジャーになっている今、今後の展開が楽しみでもあります。いや、やはり正社員としての働き口を見つけよう!と思うか、在宅ワーク最高!と思えるくらい軌道にのるか、それはまだわかりませんが、自分次第でどうにでもなれる働き方であることは間違いないと思います。

「在宅ワークでこんな働き方をしました」という実績が役に立つ日も近いかも知れませんね。

まとめ

これからの時代、男性女性問わず育児や介護といった家庭の変化に順応せねばならなかったり、ダブルワークや起業に迷ったりすることがあるかもしれません。そんな数々の悩みに立ち向かう中で、在宅ワークという働き方はどのように作用するのでしょうか。

在宅ワークならではの悩みを乗り越えた先には、そんな展開を楽しむ余裕さえ生まれるかもしれませんね。

在宅ワークの裏側-間食し過ぎでズボンが履けない!? お悩みあるある&解決策まとめ―
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