プロジェクトマネジメントの手法とは? 代表的な手法と事例を解説

プロジェクトを成功に導くためには、適切なプロジェクトマネジメントが欠かせません。しかし、プロジェクトマネジメントと一口に言っても、そこにはさまざまな手法が存在することをご存知でしょうか。プロジェクトマネジメントの手法は、プロジェクトマネージャーではなくとも、その手法や考え方は日々のタスク運用に取り入れたいものばかりです。ここでは、基礎的なプロジェクトマネジメント手法の種類について、初心者にも分かりやすくご紹介します。

プロジェクトマネジメント手法の変遷について


プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトを達成するために予算やスケジュール、人員リソースなどを管理することを指します。それを実行するのがプロジェクトマネージャー(PM)の役割であり、計画書の作成やメンバーのスキル把握、進捗確認などその業務は多岐に渡っています。そのため豊富な経験や高度なスキルが必要とされ、プロフェッショナルのプロジェクトマネージャーになるための資格や試験もあります。

もともとプロジェクトという言葉は、国家的なレベルの大規模な活動を指すことが多かったようです。品質やコスト、納期などの管理は単純にプロジェクトに付随する要素と捉えられ、独立したものではありませんでした。その後、冷戦時代のアメリカ国防省が、軍事プロジェクトのスピードアップを目指してプロジェクトマネジメントの手法を開発したことにより、現在のようなプロジェクトマネジメントの概念が確立したと言われています。
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代表的な手法と、そのメリット・デメリット

プロジェクトマネジメントの手法には多くの種類がありますが、ここでは代表的な3つの手法についてご紹介します。

CCPM

CCPMは「クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント(Critical Chain Project Management)」の略で、比較的大型のプロジェクトにおいて、確実にスケジュールの達成を目指す管理手法です。

プロジェクトの各タスクのスケジュールや予算を最低限に抑え、その分で生じた余裕をプロジェクトそのもののバッファに充てておきます。それぞれのタスクにバッファを設けてしまうと、どうしてもバッファを含んだ計画で作業をしてしまい、全体のスケジュールが間延びしてしまいます。CCPMで管理するとそういったことを防ぐとともに、結果としてスケジュールを短縮することにもつながります。また、もし作業が遅れてしまっても、最終的なバッファを消費することで調整できるというメリットがあります。

しかし、そのためにはバッファを持たせられるだけのスケジュール作成が必要となり、どの程度のバッファを設定するかにもマネージャーの力量が問われることになります。

ウォーターフォール

その名の通り、水が上から下に流れるように作業の工程を順番に進行していくという手法です。例えば、要件定義から設計、開発、テスト、運用……というようにあらかじめ時系列順に工程を設定し、それを一段階ずつ進めていきます。システム開発などの分野では古くから使用されてきた考え方です。

比較的長期間にわたるプロジェクトにおいては全体の進行状況の把握がしやすいのがメリットですが、途中で方針が変わった時に変更や後戻りしにくいというデメリットもあります。

アジャイル

アジャイルとは「すばやい」という意味で、「イテレーション」と呼ばれる1〜4週間単位の短い期間でプロジェクトを区切って管理するという手法です。イテレーションごとに達成目標を明らかにして作業分担や計画を設定し、そのイテレーションを繰り返すことでプロジェクト全体を進めていきます。

途中での仕様変更をすることを前提としており、要望や方針の変化にも柔軟に対応しやすいというメリットがありますが、全体的な進捗管理が難しいというデメリットもあります。そのため、全体のスケジュールを意識することが重要であり、比較的短期間のプロジェクトにおすすめです。

成功している最新の事例紹介

プロジェクトマネジメント手法の適切に活用することで、プロジェクトを成功に導いている企業は多数あります。実際にどのようにプロジェクトマネジメントに取り組んでいたのか、具体的な事例について見ていきましょう。

あるソフトウェア開発会社の事例

プロジェクト進行が各メンバー任せになっていたところ、納期ギリギリに遅れが発覚。それを機にプロジェクト管理にCCPMを導入しました。それによりメンバーそれぞれのリソース状況やマルチタスクを把握できるようになりました。誰にリソースの負荷がかかっているのか、プロジェクトの遅れ具合が明確になったことで、他メンバーへの調整などの対策が打ちやすくなりました。

あるアプリケーション開発会社の事例

市場のニーズに合わせて必要な機能や仕様がつねに変化していくようなインターネットサービス会社は、アジャイルを採用した開発スタイルとの親和性が高いと言えます。

ある小規模のアプリケーション開発会社ではチームメンバーの人数も少なく、少人数で短い作業工程を繰り返すアジャイル手法により開発を進めていきました。それによってチーム内でコンセプトの確認やクオリティのチェックを頻繁に行うことができ、プロジェクトの開発もスムーズに行なえたということです。

このような小さいオフィスでは、意識しなくても普段からアジャイルの手法を取り入れたプロジェクトマネジメントをしているかもしれません。

「プロジェクトマネジメントの手法とは? 代表的な手法と事例を解説」についてのまとめ

プロジェクトマネジメントの手法はあくまでプロジェクトを完成に導くための方法の一つであり、そこに正解はありません。

プロジェクト達成にとって何が最適かを見極めることが重要であり、プロジェクトの種類や規模、メンバーのスキル、使用するツールなどによっても変わってきます。

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