近ごろ転職という言葉が、かなり浸透してきましたよね。
「終身雇用」が当たり前だった日本では、大きな変化のように感じますが、海外において転職は昔から積極的に行われてきました。
新卒で、アルバイトしか仕事を知らないまま会社に入り「終身雇用」をするのは、恋愛未経験で、会った瞬間、結婚してしまうようなものです。もちろん、それがうまくいく場合もありますが、自分の人生で後悔しないための選択をしたいものです。
今後、働き方・仕事は、一段と多様化し、自己実現のために「転職」する人が一段と増えてくると予想できます。
ぼくが思う転職すべき会社は、「伸びている会社」です。僕はAmazonにいたときに「伸びている会社」で働くことのメリットを痛感しました。
そこで、なぜ伸びている会社に働くべきだと思うのか、ぼくの持論を解説してきたいと思います。
なぜ伸びている会社は楽しいのか
この記事内において、「伸びている会社」とは指数関数的に売上が上がっている会社です。
ここでは、伸びている会社で働くのがなぜ楽しいのか、3つのポイントを書いていきます。
市場に価値を提供できる喜び
伸びている会社は売上(利益)が上がっている会社の事です。そして、売上が上がっているという事は、社会に(新しい)価値を提供している企業が多いものです。
例えば、伸びている会社としてUberを例に挙げて考えてみます。
Uberは画期的なシステムです。スマホで指定場所まで迎えに来てくれて、目的地も口頭で伝える必要がありません。配車アプリを利用する事によって、海外でぼったくりタクシーに遭遇する可能性は、0%になりました。
Uberが素晴らしいと思うのは以下の点です。
- クレジットカードで自動決済されるので、支払いの手間がない
- 事前に料金がいくらかかるか明確にわかる(請求金額が固定)
- 現地語が喋れなくても問題なし
- アプリに評価システムがあるので、ドライバーは評価を下げる行為をしない
このように、今までになかった価値提供をする会社は売上が爆発的に伸びます。
自分が働いている会社が、市場に多くの価値を提供できることは嬉しいものです。
特に、自分の手掛けた仕事がメディアに載ったり、友達の話題になれば、仕事にやりがいを感じる事間違いなしです。
会社の成長=自分の成長
会社が伸びていると、どんどん新しい仕事が生まれたり、新しいポジションが生まれる可能性が高くなります。その場合、必然的に新しい挑戦をする機会が増えたり、上のポジションでの仕事にアサインされる事が増えます。
新しい仕事に対して、紆余曲折しながらでも取り組んでいると、確実に「仕事力」が上がります。また、既に、マニュアル化している仕事をこなすより、ずっと楽しいと思う人が多いはずです。
このように会社が成長している中では
- 新しいチャンスがまわって来やすくて
- その仕事に取り組むことで
- 自己成長を感じる
このサイクルは、大きな喜びになります。
新しいスキルを身に着けることは、自分の市場価値を高める事につながります。いずれ会社のブランドに依存しなくても「自分のスキルで貢献できる仕事をやる」という方向へシフトしたい人にはおすすめです。
若くて勢いがある
急速に伸びている会社は社員の平均年齢が若い会社が多いです。ぼくは大企業で働いていたのですが、平均年齢の高さに驚きました。日本の大企業の多くは、平均年齢が40歳前後です。
それに比べて、伸びている会社の平均年齢は若いです。
以下のように成長しているテック企業の平均年齢は27~32歳です。
- AOL 27歳
- Facebook 28歳
- Linkedin 29歳
- Salesforce 29歳
- Google 30歳
- Apple 31歳
- Amazon 31歳
参考:https://www.businessinsider.com/median-tech-employee-age-chart-2017-8
若い人は経験が少ない分、固定概念に収まらず、新しい挑戦をすることを恐れない傾向があります。そうすると自然と会社に勢いが出てきます。そんな人達と一緒に仕事できたらいいですよね?
伸びている会社で働くメリット3つ
伸びている会社は楽しいという事を説明しましたが、ここでは、メリットを3つ説明していきます。
伸びている会社は待遇がいい
一概には言えませんが、伸びている会社、特に、外資系で待遇面を手厚くしているところが多いようです。なぜなら、会社が有名でないため、待遇の良さでしか、いい人材を呼び寄せる事ができないからです。
伸びている会社は利益率も良いので、社員へ還元できる可能性が高いのも特徴です。
伸びている会社には面白い人が集まる
伸びている会社は、新しい人材をどんどん採用しなければなりません。なぜなら、仕事が増えれば増えるほど、人が必要になるからです。
大量の新卒を採用する前段の場合、中途採用で人が増えてくるので、様々なバックグラウンドを持っている人達が入ってきます。
違うスキルを持った人達と新しい仕事を進めていくのは刺激的で楽しいです。
そして、中途採用で集まった人たちとの情報交換で、次のキャリア形成のためのヒントを得ることができます。前社でよかった取り組みを導入することもできるし、転職を考える際の参考にもなります。
伸びている会社は昇進しやすい
伸びている会社では、拡大していく際に部署が増えていくものです。そうすると、マネージャーの席が空いています。そこにチャンスがあります!日本の大企業では、部署が急速に加速する可能性は低く、また、年功序列の可能性が高いため、若い年齢でマネージャーの経験が出来る事はごく稀でしょう。
昇進すれば、仕事の自由度も広がり、さらに給与が増えます。若い時期からそういった環境下で仕事をしていれば、仕事のスキルが爆上がりします。
もし、転職を考えたときも、前職でのポジションが基準となるので、転職で優位になります。
転職するときの注意点
5回の転職をしたぼくなりの転職で失敗しない方法を3つお伝えします。
転職するのは若い方が良い
もちろん、何歳でもチャレンジ精神旺盛に転職することで、新しいチャンスをつかんだ人はたくさんいます。ただ、30代後半くらいまで同じ会社で仕事をしていると、新しい業種や業務に就く事に心と体の抵抗が出てきます。また、ある程度、上がった年収や生活水準を守ろうとすると、転職できる業種が限られてきます。
また、未経験採用などの枠は、年齢が早い段階であれば、容易に入れますし、独身なら年収が少なくても耐える事ができます。また、転職を若い時からすると、転職の耐性ができるののもメリットです。
転職で成功している人との繋がりが大事
転職しながらキャリアアップをしている人は、良い転職エージェントの担当者や、キャリアアップするためにどのような事をすればいいか知っています。
中途採用で結果を出している人と仲良くして、転職のコツを聞きましょう。
インターネットや書籍なども勉強になりますが、人からの一時情報ほど強い情報はありません。
業界をまたぐ転職もOK
転職と言うと、同じ業種・産業で仕事をすると考えがちですが、そんな事はありません。
逆に、スキルを増やして行くことで、できる仕事の幅が広がります。スキルを掛け算していく事で希少な人材になることで、社内でもアピールすることができます。もちろん、転職を繰り返していく場合も強みとなります。
ぼく自身、
- 営業
- 人事
- ヘルプデスク
- マネジメント
- 先生
というように職種が変わっていますし、業種も全く違います。
まとめ
今後、様々な技術の革新により、業界の再編が度々行われるでしょう。その時に、伸びている業界へ上手く転職する事ができれば、年収もスキルも両方上がります。
今までの時代は大企業のブランドが重要でしたが、今後大事になるのは、「あなたの市場価値」です。
今の業界・職種に疑問があるのであれば、伸びている会社に転職を考えてみるのも生き方選択のひとつです。