緊張をときほぐすアイスブレイク活用法

新しい職場やチームに参加する時に初対面同士だと緊張してしまう人も多いのではないでしょうか。小学校・中学校・高校と学年や学校が変わる度に初対面同士で集まる機会がある度に私は緊張していました。
新しい教室や職場で知らない人をみると

  • ここにいる人達は何を考えているのだろう?
  • 自分はここでうまくやっていけるのか?
  • 初対面だと緊張して話しづらい

そんな悩みを抱えていました。しかし、これは多くの人が感じること。私は小学校や海外の大学で授業や講義をしたりクラスを担当する機会がありました。いざ自分が初対面同士の人たちをまとめる役割に立ち教壇に立ってみると、うつむいていたり、緊張しているように見えたり、もともとの知り合いと無理して話しているようにも見えました。そこで取り入れたのがアイスブレイクという初対面同士の緊張を解きほぐす手法。アイスブレイクをする前とした後だと明らかに学級や教室の雰囲気が変わりコミュニケーションが活発になりました。本記事ではアイスブレイクの効果やビジネスでの活用法をご紹介します。

アイスブレイクとは初対面同士の緊張をときほぐす手法

アイスブレイク」とは初対面同士の緊張をときほぐす手法のことです。特に決められた方法があるわけではなく初対面同士の緊張をほぐしコミュニケーションをとりやすい雰囲気をつくれるように働きかける技術のこと。一般的には初対面同士で何かゲームをしたり活動をしてみることで緊張をときほぐします。

アイスブレイクの4つ効果

アイスブレイクはチームビルディングや場をリラックスさせることができます。アイスブレイクを取り入れることで主に4つの効果が期待できます。

効果1、緊張を解きほぐしリラックスできる

アイスブレイクで緊張を解きほぐすことができます。緊張がほぐれている方がリラックスして仕事も勉強も良いパフォーマンスがだせますよね。アイスブレイクで初対面同士、何かを目的を持ってゲームや活動をすることで自然に会話が生まれます。ただ席に座っているだけだと会話をするきっかけを探すのも難しいですし、話す内容にも悩んでしまいます。しかし、共通の目的を持った活動を共にすることで自然なコミュニケーションが生まれ、お互いの緊張が少しずつほぐれてきます。

効果2、初対面同士でも気軽に話せるようになる

初対面同士だと気を使ってしまいますよね。何を話せば良いのか困ることも多いのではないでしょうか。
しかし、アイスブレイクでは仕事の利害に直結しないゲームや活動を通してコミュニケーションを必然的にとる機会を設けることが普通です。それによって初対面同士でもコミュニケーションを少しずつとるようになり打ち解けられるのです。気軽に話せるようになれば仕事を進める上でのコミュニケーションも円滑になります。

効果3、仲間・チーム意識をうむ

仲間・チーム意識が芽生えれば仕事も協力して進められるようになります。
アイスブレイクでは初対面の人同士が一緒になり活動やゲームをします。そして同じ目的を共有しながらゲームや活動をすると一体感が生まれます。アイスブレイクでは意識的に協力したりコミュニケーションをとる機会をつくれます。仲間・チーム意識をアイスブレイクを通して比較的、早い段階で築くことができると仕事の立ちあがりもスムーズです。

効果4、参加者が主体的になる

初対面同士だと積極的な人以外は、なかなか発言したり主体的に仕事に関わるのも気がひけてしまうものです。
しかし、アイスブレイクで参加者同士が打ち解けることができれば主体的に行動しやすくなる雰囲気が生まれます。

アイスブレイクをビジネスで活用できるシーン

アイスブレイクはビジネスの現場でも様々なシーンで役に立ちます。実際のビジネスの現場でアイスブレイクをすると効果のあるシーンをご紹介します。

研修

研修をする時、新人同士で初対面が集まることもあれば同じ会社でも交流のない人同士が集まって初対面というケースも多いのではないでしょうか。

研修には仕事の技術や情報を得るだけではなく社内の交流を促す効果もありますよね。そこで役に立つのがアイスブレイクです。アイスブレイクを通して研修で集まった人達の緊張をほぐし、コミュニケーションをとりやすい雰囲気をつくることができます。研修でアイスブレイクを取り入れれば研修で集まった人達の交流も促せますし、研修そのものもリラックスした雰囲気で受けてもらえます。

初対面同士の新しいチームを組む時

初対面同士が新しいチームを組んで仕事をする機会も多いのではないでしょうか。

アイスブレイクは、そんな時にも有効です。初対面同士ですとコミュニケーションをとる時にも気を使います。しかし、アイスブレイクを最初にすることで、その後の仕事上でのコミュニケーションも円滑に進めやすくなります。

会議・打ち合わせ

会議・打ち合わせも活発な意見を出したい時に、簡単なアイスブレイクを入れることで盛りあげることができます。

会議・打ち合わせをするメンバーがお互いよく知らないケースもありますよね。そんな時にアイスブレイクを取り入れると会議・打ち合わせも盛り上がる可能性が高まります。

採用面接

アイスブレイクは共同でのゲームやレクリエーションだけではありません。面接で求職者がリラックスできる雰囲気をつくることもアイスブレイクです。

何かの縁で面接まできてくれた求職者には、本来持っている魅力を十分に発揮してもらえる方が良いですよね。そこで面接の時に簡単な世間話から入ってみたり何か共通点を探して仕事と全く関係のない話題をふることで、求職者がリラックスできる雰囲気をつくってみてはいかがでしょうか。求職者が本来持っている魅力を面接の時に引き出す時にもアイスブレイクは有効です。

アイスブレイクの実践例


アイスブレイクは初対面同士の緊張をほぐす手法です。つまり緊張をほぐすことができれば良いのでアイスブレイクに決まりはありません。アイスブレイクをする場やメンバーの構成によって自ずと適した方法は決まってきます。ここではアイスブレイク実践例をご紹介します。

同じ目標を掲げたゲーム 例「ビー玉リレー」

何か共通の目的のゲームを通してアイスブレイクをする方法があります。

ビー玉リレーは私が小学校で教えていた頃に教育委員会の研修も兼ねて実際にやってみたアイスブレイクです。竹を割った筒を用意します。流しソーメンで使うような竹筒をイメージすれば分かりやすいと思います。30cm程度の長さを手で持てる竹筒を1グループあたり6セットほど用意します。そして1人ずつ竹筒を持ってビー玉を、それぞれ持っている竹筒を繋いでゴールまで移動させます。1番目の人が2番目の人にビー玉を竹筒で渡します。2番目の人は3番目の人に渡します。これをリレー形式で繰り返していくと6番目の人が次にビー玉を渡せません。なので1番目の人が6番目の人のところに行き7番目になり・・・、とこれを繰り返しビー玉をゴールまで運びます。何グループかに分かれて、どのグループが先にビー玉をゴールに運べるか競争です。

竹筒やビー玉を用意する手間はかかりましたが保護者と児童も交えて学級開きをする時に用いたレクリエーション兼アイスブレイクです。

このゲームはお互いが協力しないとすぐにビー玉を落としてしまいます。チームプレーが肝心です。しっかりコミュニケーションをとらないと、なかなか協力してビー玉をゴールまで運べないのです。保護者も児童もビー玉リレーを通して同じ目標のために話し合い協力することを通してリレーの後は緊張もほぐれていました。オフィスでするには難しいかもしれませんが、野外や体育館などで実践できるアイスブレイクです。

自己紹介アイスブレイク

初対面の自己紹介を工夫するだけでもアイスブレイクになります。例えば積木式の自己紹介。
5人いたとすると、1番目の人は普通に自己紹介をします。2番目の人は1番目の人の名前を言ってから自己紹介します。3番目の人は1番目の人と2番目の人の名前を言って自己紹介。

例えば、
1番目「私は山田です。」
2番目「私は山田さんの隣の鈴木です。」
3番目「私は山田さんの隣の鈴木さんの隣の田中です。」
という流れで進みます。

後の人は名前をたくさん覚えなければいけないので少し大変かもしれませんね。自己紹介の方法を少し工夫してみるだけでもアイスブレイクになります。自己紹介をアレンジしたアイスブレイクは簡単に出来るのが魅力。私がタイの大学で日本語の初級クラスを受け持った時は5〜6人ずつのグループに分けて日本語で自己紹介のアイスブレイクをしました。なかなか名前が覚えられないと笑いながら学生たちと盛りあがりました。自己紹介を少し工夫するだけでも場がなごみます。

ヒーロー・インタビュー

2人がペアになって、一方が今までの自分が一番活躍した時のことを話し、他方があいづちや質問などを使って話を引き出します。

聞き手は多少、大げさに反応するのがポイントです。スポーツで試合後のMVPプレイヤーにインタビューをするのと同じような感じで盛りあげましょう。成功体験を聞いてもらえると気分が良くなったり、過去の成功体験で自信が出てきたりします。聞き手も多少オーバーな演出をすることで緊張が和らぎます。

キーワード連想ゲーム

キーワードを司会が発表し参加者がキーワードから連想されるものを紙に書きます。

例えば、司会者が「脚が速い動物といえば?」と投げかけます。そして、それぞれの参加者が「ライオン」「馬」「チーター」「チーター」「狼」と答えたとします。同じ答えを書いた人がいれば1ポイント獲得というゲームです。キーワード次第で様々な属性の人に使えるアイスブレイクですね。タイの大学でも「日本の食べ物といえば?」「日本のアニメといえば?」と連想ゲームをしました。

共通の話題を探して喋る

アイスブレイクはゲームをしたり変わった自己紹介をしなくても、普通のコミュニケーションの中でもできます。

例えば、共通の話題をみつけ、そのトピックをもとに話を広げてみる等の方法があります。サッカーが好きそうな人と打ち解けたいならサッカーの話題で盛り上がってから仕事の話を初めても良いのです。実はアイスブレイクはほんの少しの相手に対する気遣い思いやりでも達成できます。

アイスブレイクの注意点

アイスブレイクは緊張をほぐし場を和ませたりチームビルディングをするためには有効な方法です。
しかし、アイスブレイクをするうえで配慮しないといけないポイントもあります。

ただの雑談にしない

アイスブレイクを目的意識を持ってすることが大切です。単に雑談をするだけではなく緊張をほぐすことでコミュニケーションを円滑にして、より良い仕事に繋げるのがアイスブレイクの目的です。アイスブレイクそのものが目的にならないようにしないと単なる雑談で終わってしまいます。

相手に配慮した内容のアイスブレイク

アイスブレイクは一歩、間違えると相手に不快感をあたえる原因になってしまいます。例えば
小学生向けのアイスブレイクがそのまま社会人の大人にも使えるとは限りません。アイスブレイクの内容が不適切だとかえって初対面同士の場の雰囲気を壊してしまう恐れすらあります。参加者の立場に立ち自分が参加しても良いと思えるアイスブレイクをしましょう。

アイスブレイクに時間をかけすぎない

アイスブレイクはコミュニケーションを円滑にするための手段です。アイスブレイクそのものが目的ではないので、あまり時間をかけすぎるのも考えものです。初対面で集まっている人達もアイスブレイクを目的として来ているわけではないはずです。アイスブレイクをする際は適切な時間配分を事前に設定しましょう。

まとめ

アイスブレイクは初対面同士の緊張をほぐすための手法です。ゲームをしたり自己紹介を工夫したり共通の話題で場を和ませたりと様々な方法があります。アイスブレイクがうまくいけば初対面同士での緊張をほぐしコミュニケーションを円滑に進めることができるようになります。

ただし、アイスブレイクをする時は相手に対する配慮や目的を忘れてはいけません。またアイスブレイクで一番大切なことは相手への配慮や笑顔で接すること。笑顔で相手の立場に配慮しながらアイスブレイクをしましょう。

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