大人数でのプロジェクトを進行中でタスクを管理をする時にツール操作でストレスを感じたことがあるのではないでしょうか?
そんな時に役立つのがjira software(ジラ)です。
jira software(ジラ)はチームの誰でも簡単にソフトウェアを計画、追跡、リリースができるタスク管理ツールです。
今回はそんなjira software(ジラ)を利用してみたいという方に向けて、jira software(ジラ)の機能や特徴、使い方をまとめました!
- jira software(ジラ)の概要
- jira software(ジラ)の使い方や評価
- jira software(ジラ)の始めかた
チケットや、スクラムボードなどjiraの特徴な機能と使い方もまとめています。
jira software(ジラ)とは一体どういうタスク管理ツール?
jira software(ジラ)はアトラシアン (Atlassian)が開発した企業向けタスク管理ツールです。
また、バグトラッキングや、課題管理、プロジェクト管理に用いられています。
jira software(ジラ)はパブリックオープンソースプロジェクトで広く使用されており、また122カ国25,000以上の顧客により使用されています。
対応しているデバイス
jira software(ジラ)はパソコン、スマートフォン、タブレットで同期が可能です。
モバイルアプリをダウンロードしておけばいつでも、どこにいても作業を進めることが可能です。
移動中でもタスクの進捗に進展があればすぐに確認できます。
外部ツールとの連携
jira software(ジラ)は、Google(グーグル)やChatwork(チャットワーク)などの外部ツールとの連携機能は公式には提供されていません。
Atlassian Marketplace(アトラシアンマーケットプレイス)というATLASSIAN(アトラシアン)が開発したjira software(ジラ)用のアプリショップがあります。
3000種類以上のアプリがあり様々なツールと連携することにより機能拡張できます。
また、他システムと連携するための※APIも用意されているのでAPIを使って連携することが可能です。
(※API=ソフトウェアの機能を共有する仕組み)
それらを最大限に活用し生産率、作業効率を向上することができます。
jira software(ジラ)の特徴・機能
次は、jira software(ジラ)の特徴と機能について解説していきます。
jira software(ジラ)のユーザーの多くは※アジャイルチームであり、アジャイルチームのためのプロジェクト管理ツールでソフトウェア開発用の機能が多くあります。
(※アジャイルチーム=要求仕様の変更などに対して、機敏かつ柔軟に対応するためのチーム)
その中でjira software(ジラ)の主な特徴と機能は以下のとおりです。
- スクラムボード
- カンバンボード
- ロードマップ機能
- アジャイルレポート機能
- カスタムフィルター
- 開発ツールとの統合
- カスタマイズ可能なワークフロー
様々な特徴と機能がありますが、 これからjira software(ジラ)の特徴的な機能をピックアップして紹介していきます。
豊富なレポート機能
jira software(ジラ)では豊富なレポート機能があり、メンバーが入力した課題の状況をリアルタイムで共有することができます。
簡単な設定を行うだけで以下のように、様々なレポートを作成することができます。
プロジェクトをひと目で確認することができ大変便利な機能の一つです。
標準で12種類のレポートの種類があり、プロジェクトに合わせたレポートを作成することにより作業の効率を向上します。
プロセスに合わせたカスタマイズ
jira software(ジラ)では、様々なプロセスに対応できるように豊富なカスタマイズ性を備えています。
プロジェクトごとにカスタマイズすることはもちろん可能ですが、課題タイプ別にワークフローや画面項目などをカスタマイズすることができます。
カスタムはテンプレートから作成することもできますが、自分でテンプレートを作成することも可能でより効果的なチームワークを実現できます。
こちらの画像はjira software(ジラ)のワークフローです。
jira software(ジラ)のワークフローはデジタルボード上に表示され、各作業項目のステータスと遷移を表示します。
作業が進むにつれて、チームメンバーはいつでもどこでも最も正確な情報にアクセスできます。
この機能により、プロジェクト内で「バグ」や「機能追加」で異なったプロセスを適用する事ができます。
jira software(ジラ)の料金プランについて
jira software(ジラ)の料金体系について紹介していきます。
jira software(ジラ)は主に有料プランのみですが、有料プランを短期間体験できる無料トライアルもあります。
jira software(ジラ)の料金体系の特徴はとても柔軟で、自分にあった必要な分だけの料金を選べるので必要以上に支払わなくて良いので嬉しいですね。
柔軟な料金形態
先程も紹介しましたがjira software(ジラ)ではとても柔軟的な料金体系が設定されています。
<jira価格表>
チーム規模 | 月額 | ユーザーあたりの平均価格 |
0~10 | $10 | 該当なし(定額料金) |
20 | $140 | $7 |
50 | $350 | $7 |
75 | $525 | $7 |
100 | $700 | $7 |
200 | $1200 | $6 |
500 | $1725 | $3.45 |
750 | $2000 | $2.67 |
1000 | $2275 | $2.27 |
2000 | $3375 | $1.69 |
5000 | $6675 | $1.33 |
※5000ユーザーを超える方はこちらから対応しています。
クラウド版とサーバー版
jira software(ジラ)にはクラウド版とサーバー版の二種類のオプションから選択できます。
また、料金は同一です。
Jira Software Cloud では、アトラシアンがクラウド環境で Jira Software(ジラ)サイトのセットアップからホスティングまで行います。
一般的に、これはチームにとってすぐ簡単に開始するためのベストな方法です。チームは、自分たちでホスティングすることによる技術的な問題に対処する必要がありません。
Jira Software Serverを選択した場合、自分たちでホストの準備をしなくてはなりません。
自分たちで設定や運営を管理したい方はこちらがおすすめです。
<Jira Software Cloudのメリット>
- サーバー、ストレージ、保守は一切不要。サイトのホスティングはアトラシアンが管理。
- 自動アップグレードで新機能にすばやくアクセスができる。
AWSクラウドホスティングによる最適なパフォーマンスと柔軟な拡張性。
jira software(ジラ)のおすすめの使い方
jira software(ジラ)はアジャイルチームの利用実数No.1の実績があり、チームプロジェクトの際のタスクツールとして多く利用されています。
そこで今回はjira software(ジラ)を使ったおすすめの便利な活用方法をいくつか紹介いたします。
- 高速で柔軟な検索機能
- カンバンボード機能
- スクラムボード機能
jira software(ジラ)の使い方1:高速で柔軟な検索機能
jira software(ジラ)には、登録された多数のタスクの中から必要な情報のタスクを検索するための高速で柔軟な検索機能とフィルター機能が用意されており、
テキスト検索、タイムトラッキング検索、プロジェクト、課題タイプ、コンポーネント、課題の担当者、報告者、ステータス、解決状況で検索することができます。
また、高度な検索に切り替え、JQLというクエリ構文を使って検索できます。
JQLはコードアシスト対応で、履歴も記録されます。
検索条件はフィルターとして保存でき、いつでもその条件のタスクがすぐに見つかるのでとても便利です。
jira softwere(ジラ)の使い方2:カンバンボード
jira software(ジラ)にはタスクが書かれたカードを貼ったカンバンボード機能があり、カンバンボードを活用することによって最短期間で最大のアウトプットを継続的に提供できるようになります。
カンバンボードはとてもシンプルでわかりやすいので大人数のチームのタスク管理におすすめです。
次に取り組む内容や日数、管理者の名前などもひと目で確認することができ大変便利な機能なのでぜひ使ってみてください。
jira software(ジラ)の使い方3:スクラムボード
jira software(ジラ)にはカンバンボードともう1つ、スクラムボード機能も搭載されています。
スクラムボードはチームで1つのプロジェクトを完成させる時に簡単にタスクの順番を一目で確認でき、とても便利な機能です。
いつでも自分のタスク内容が書いてあるプレートがどこにあり、何をしなければいけないかを確認し適切な対応を取れます。
チームメンバーとのコミュニケーションも取れ、タスクの可視化を高める便利な機能なので是非活用してみてください。
jira software(ジラ)の始め方
jira software(ジラ)のアカウント登録方法を紹介します。
jira software(ジラ)のアカウント登録方法
jira software(ジラ)の公式サイトより登録することができます。
登録方法はメールアドレスからアカウント設定を行います。
サイト名を決め、それが使用可能であれば氏名、メールアドレス、パスワードを入力します。
アカウント登録さえ完了しておけば、IDとパスワードがあればどこでもログインが可能です。
もちろんウェブでも使用することはできますが、モバイルアプリもあるのでそちらをダウンロードしておけばいつでもどこでもログインし確認することが出来るので便利に使用することができます。
<公式PCサイトはこちら>
<Google Storeはこちら>
<App Storeはこちら>
jira software(ジラ)の評価
jira software(ジラ)は世界中で様々な企業が導入しているタスク管理ツールですが、ここで実際にどういう評価があるのかを紹介したいと思います。
良い評価
はじめに良い評価から紹介していきます。
『ANAシステムズ株式会社』
常時、200~300人の開発者が携わる国内線旅客システムの障害管理にJiraを採用。構成管理と紐付け、だれが、いつ、何を、何のために変更したのか、正確に把握できる環境をJiraで実現することができました。
jira software(ジラ)特有のワークフロー等を活躍すると正確にタスク把握できるのがとても便利ですよね。
『情報通信会社』
違うタスク管理ツールから乗り換えて約2年。プロジェクトによってはアジャイル開発しています。ストーリーポイントを見積り、それを元にスプリントの計画を立てます。ConfluenceやBitBucketとの連携も強力で、もう今となってはJIRAなしなんて考えられません。
アジャイルチームの方たちからはやはりjira software(ジラ)は高い評価を得ているようです。
『金融保険・情報通信会社』
エンジニア、デザイナーがタスク管理をするために使用しました。個別のチケットやサブタスクなどを細かく設定できるので関わる人数が多くても、タスクも細分化されている弊社ではjiraは大変重宝しています。
細かいカスタマイズが効くjira software(ジラ)ならではの意見ですね。
悪い評価
良い評価もある中、やはり悪い評価があるのも事実です。
しっかり参考にしてjira software(ジラ)について理解してもらいたいので悪い評価も紹介します。
『一般企業』
jiraを他のデバイスで表示しても通知は更新されることがなく、
「すべてのフィールドを表示」はすべてのフィールドを表示しないので少し不便だと感じた。
通知の面に不便を感じる方もおられるようです。
『情報通信会社』
RedmineでIssue Trackingを行っていたが、メンテが地味に負担が増えてきていたのでJIRA Cloudを導入。メンテの負荷は減ったが一部の人からは不評。
やはり不便と感じる方には不便と感じてしまうみたいなので一度、無料トライアルで確かめてみるべきですね。
jira software(ジラ)のまとめ
いかがでしたか?
今回はjira software(ジラ)について紹介しました。
アジャイルチームの方には大変支持されているjira software(ジラ)ですが、少人数チームでも比較的コストパフォーマンスも良く使いやすいと思います。
まずは無料トライアルからスタートして、自分にとって使いやすいタスク管理ツールなのかを見極めてから是非使ってみてください。
あなたのタスク管理がすばらしいものになりますように。