元コミュ障が伝えたい「会話」を楽しむために必要なたった1つのコツ

「人との会話が続かなくて気まずい」「場を盛り上げようとしてもうまく会話がかみ合わない」などという経験は誰しもあるのではないでしょうか。

うまく話したいけど、話せない。自分はコミュ障(コミュニケーション障害)かもしれない……とあきらめている方、どうしたらよいかわからないという方のために、元コミュ障のコミュニケーション研究家である私から「会話を楽しむために必要なたったひとつのこと」と、そのために普段から心がけたい習慣についてお伝えします。

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「会話」を楽しめる力は確実に日常を豊かにする

「会話を楽しむ力がある」ということは日常を豊かにします。元コミュ障で、人とまったくうまく会話できなかった私の体験からも、間違いないと思います。

人と会話を楽しめるということは、それだけ楽しい時間が増えるのです。またうまく会話ができると仕事やプライベートにおいても信頼される人になりやすいです。

なぜなら、うまく会話ができるようになることは、互いにある程度の本音を話せる関係性を築くための一歩となるからです。たわいのない楽しい会話は徐々に互いの心を開いて本音で話せる関係性を築きます。本音で話せる関係性があることは、様々なメリットを日常にもたらします。例えば仕事においては業務のフォローがし合えたり、円滑な情報共有の礎となります。プライベートにおいては何気ないことを相談できる安心した人間関係が築けるようになるでしょう。

SNSの時代だからこそ「会話」の価値は高い

SNSの広がりにより「実際に会話をする場面」というのが減ってきているように思います。人と一緒にいるときも、ついスマホに目を落としてしまう人も多いのではないでしょうか。

「ちょっと気まずい」「何を話せばいいかわからない」そんなときに、スマホでつい用事をこなすフリをしてしまうのは残念なことだと思います。

「楽しくない」という思いを払拭するには、スマホを見てごまかすのではなく「会話を楽しむ方法を知る」ことで解決できます。何気ない話題でも、人と直接話して意思疎通が取れたとき、何か共感できる瞬間が訪れたときの喜びは何ものにも代えがたいからです。

どんなコミュニケーション方法においても「会話」を楽しむコツは共通

人は自分以外の人と会話をし、コミュニケーションを取って生きていく必要があります。たとえ言葉が話せなかった場合にも、手話や絵、音楽などを使ったコミュニケーション手段もあります。

ここで解説する「会話」というものは主に言葉を使って人と話すことですが、今回お伝えするコツはどんな手段の会話にも適用できるので、言葉以外のコミュニケーション手段にも悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

「会話」を楽しむコツは「集中すること」

会話を楽しむコツは、ズバリ「集中すること」です。これだけではわかりづらいと思いますので少し解説しますと、まず会話における集中することとは「相手をよく観察し、傾聴し理解しようとすること」だ、と私は考えています。

この「相手をよく観察し、傾聴し理解しようとすること」はとても集中力を要することですので、「集中すること」とお伝えしました。ではなぜ「相手をよく観察し、傾聴し理解しようとすること」が会話を楽しむことに繋がるのでしょうか。

それは相手のことを一生懸命に理解しようとしている姿から、「この人には信頼して話しても大丈夫」という安心感を与えることができるからです。気のおけない仲の良い人とは安心感があり、会話が楽しめますよね? それと同じ安心感を相手に集中することで生み出すことができるのです。

「自分の話をしっかり聞いてもらえる」と感じられる安心感の効果は、思った以上に大きいものです。ありのままの本音に近い自分の言葉で話すことができ、会話が途切れることはほとんどありません。また会話が途切れたとしても、沈黙に不安になることはありません。。

「会話」を楽しむためにやってはいけないこと

上記でお伝えした、相手を理解するための集中はぜひやっていただきたいことです。

しかし、逆に集中しないほうがよい事柄もあります。それは次のようなものです。

  • 自分がうまく話そうとすること
  • 自分が相手にどう見られているかを気にすること
  • 相手の会話の中に割り込むタイミングを測ろうとすること

これらの事柄に集中をしてしまっているときは、大抵会話がうまく噛み合いません。相手ではなく、自分に矢印が向いている状態だからです。それでは独り言と一緒になります。相手のメッセージに集中しているのであれば、あなたは相手から見て確実に誠実な人に見えています。自分がどう思われているかは心配ご無用です。

人との会話を楽しむために知っておきたい話題の基本「FORMD」と質問のコツ

人との会話を楽しむためには「集中すること」=「相手をよく観察し、傾聴し理解すること」とお伝えしました。その際に会話の話題として知っておきたい基本に「FORMD」というものがあります。何を話せば良いかわからないから会話を楽しめずに困った時、頼りになる5つのキーワードの頭文字です。

「FORMD」は以下の5つのキーワードからなっています。

  • F:Family(家族)
  • O:Occupation(仕事)
  • R:Recreation(趣味)
  • M:Money(お金)
  • D:Dream(夢)

これらのキーワードとちょっとした質問の仕方を抑えることで、人との会話に集中し楽しむことができるようになります。

① まずは身近で話しやすいF:Family(家族)やO:Occupation(仕事)の話題から

基本的に会話の話題としては上から順番にF:Family(家族)やO:Occupation(仕事)が一番取り上げやすいと言われています。D:Dream(夢)の話題「将来どうなりたいの?」と聞かれても、信頼関係がない人に話す人はなかなかいません。まずはF:Family(家族)やO:Occupation(仕事)の話題から聞き始め、相手が話しやすい空気感をつくるようにしましょう。

ただしF:Family(家族)やO:Occupation(仕事)でも、何でも聞いて良いわけではありません。家族や仕事の話題を話したくない人もいます。表情が曇ったり、会話がトーンダウンするようなら、話題をすぐに変えるようにしましょう。

② 身近な話題から「タテ」と「ヨコ」の質問で共通点を探してみる

身近な話題で相手との距離が縮まってきたなと感じたら、R:Recreation(趣味)の話題などで相手との共通点を探してみましょう。「休日に何か楽しんでいることはありますか?」や「最近ハマっていることなどありますか?」というように広く答えが探せるような質問の仕方をすると良いでしょう。ここで会話を盛り上げる時に重要なのは「タテ」と「ヨコ」の質問です。「タテ」話題を深掘りするような質問のことです。

相手の趣味が「カフェ巡り」だったとしましょう。その場合にタテの質問をするならば「なぜカフェ巡りが好きになったのですか?」「カフェ巡りのどんなところが気に入っていますか?」と相手の価値観に触れるような質問になります。相手と距離を詰めていきたい時にはタテの質問が有効です。

ただしタテの質問ばかりしていると違和感を感じ、不快感を相手に与えてしまうこともあります。相手がそれ以上話したく内容ならば、「ヨコ」の質問で話題を広げるようにしましょう。「ヨコ」の質問は「カフェ巡りの他に趣味はありますか?」や「カフェの他にも訪れるのが好きな場所はありますか?」など似たようなキーワードで話題を広げるものです。相手との共通点が見つけて行く際にはこのようなヨコの質問が有効です。共通点が見つかった話題から、タテの質問に入っていくと、相手とより親密に会話が楽しめるようになるのでオススメです。

③ 大事な話題は自分で話してから聞いてみる

M:Money(お金)やD:Dream(夢)の話題は、会話の中で盛り上がるためにはひと工夫が必要です。大事な価値観を見せることになりますし、人によっては恥ずかしいと思うような場合もあります。

①や②で会話が温まり、さらに相手と深い話題(M:Money(お金)やD:Dream(夢))をしたい場合には、自分から話してみる方がよいと思います。自分から心を開いて、「この話題であなたと会話がしたいのです」と意思表示することは相手への敬意として伝わるからです。「自分は〇〇についてこう思うんだけど、あなたはどう思う?」と言う風に聞くことで相手はグッと大事な話題について話しやすくなります。

まとめ・鏡は先に笑わない。本当に大事なことは会話の前提

「会話」を楽しむうえで本当に大事なことは前提です。「楽しむ」ということは、自分だけが話したいように話して、自分の気分をよくすることではありません。

私にとって会話を楽しむ前提は「敬意をもって相手に接して理解し、ともによい時間を過ごすため、互いに笑顔になるため」と私は考えています。

鏡は先に笑いません。楽しく会話ができると自分と相手との関係性を信じましょう。

自分から笑顔と信頼を相手に向け、心を開いて相手に集中しましょう。必ず「会話」を楽しめる世界があなたに待っていることでしょう。

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