SNS疲れ?情弱不安?現代の病FOMOとは?

TwitterやInstagram、Facebook、LINEなどSNSばかり眺めてしまって後悔してしまうことはないでしょうか。

  • 有益な情報が流れているから見逃したら取り残されるのが不安
  • 自分の知らないところで誰が何をしているのか気になってしまう
  • 情報をマメにチェックしないと損をしてしまうのでは?

該当しているあなたは現代の病FOMO(フォーモ)かもしれません。SNSばかり眺めて情報が多すぎてストレスになったり自分が本当に大切にしないといけない時間を無駄にしてしまったりしていませんか。少しでもそんな自覚があるならFOMOについて知り、あなたの時間を取り戻しましょう。

SNSばかり見ているあなたはFOMOの可能性大!

FOMOは「fear of missing out」の略で日本語に訳すると見逃してしまう不安のことです。SNSでフォローしている人が何を発信しているのか気になってスマホやパソコン画面を何度も見返してしまうなら、あなたもFOMOの可能性があります、。

SNS発祥の地アメリカでも、あなたと同じようにSNSに目がいきすぎてストレスを感じている人が多くFOMOという言葉になってしまうほど社会問題になりました。国内外で悩んでいるSNS依存で悩んでいる人が増えています。

FOMOとは見逃す・取り残される不安

FOMOは見逃したり取り残されたりする不安です。

例えばTwitterやInstagramには「有益な情報」を発信している人が増えています。本当に有益なのかどうかは発信者と内容によりますが、情報弱者(略して情弱)なる言葉が流行っているいま、情報に乗り遅れると不安に感じるのも無理はありません。

SNSは情報発信のツールでもありますが緩いコミュニティでもあります。コミュニティの中で何かイベントがあったりプライベートなやりとりがあると、ついつい気になってしまう人も多いのではないでしょうか。

SNS依存で悩んでいる人が増えている

日本の大学生の約4割がネット依存、中高生のネット依存が93万人など、少し調べてみるだけでもネット依存が珍しくないことが数字でも見えてきます。

私の身の回りでもSNSのしすぎで時間を無駄にしていると感じたりストレスを感じたりする人も少なくありません。

SNSに振りまわされるFOMOの3つデメリットとは?

SNSでは普段の生活では交流できない人と交流できるメリットもあります。それによって人生が変わった、豊かになったという人も多いのではないでしょうか。しかしSNSとの距離感や使い方を間違えてしまうと負の側面もでてきます。

仕事がはかどらなくなってしまう

SNSが気になりすぎると仕事がはかどらなくなってしまいます。10分に数回、30分に1回など頻度は人によって変わりますが確実にSNSに時間を少しずつ奪われていきます。

特にリモートワークで働いている人は仕事の合間にSNSをチェックしやすい環境にあるため自制心がないと、ついついSNSを見てしまい手が止まってしまうのではないでしょうか。

SNSで人と比べて辛くなってしまう

人と比べて自分は全然、駄目だと落ちこんでしまいませんか。

SNSでは人の活躍やプライベートが可視化されます。例えば社会人ならば同年代の人がすごく活躍してプライベートも充実させている発信などを見たら羨ましいな、どうして自分はこんなに惨めなのに他の人は人生充実しているんだろうと感じてしまうのではないでしょうか。

私もSNSを見る度に人生すごく楽しんでそうな人や活躍している人を見ては落ちこんでしまいます。人と比べてはいけないと分かっていても無意識のうちに比べてしまって、どうして自分はこんなに駄目なんだろう? と思ってしまいます。

自分のための大切な時間が奪われていく

SNSに依存しすぎると仕事だけでなく人生の大切な時間が奪われていきます。

自分と向き合う時間や友人と交流する時間、恋人と一緒に過ごす時間、読書する時間など人生にはSNS以外にもやることがたくさんあるのです。人によってはSNSの見過ぎで睡眠時間まで奪われ、健康に支障をきたしてしまうこともあります。時間は有限です。SNS以外にもうまく時間を使わなければ生活も人生にも影響がでてしまいます。

仕事や職場でも周りと比べようとしすぎてませんか?

SNSに限らず仕事や職場でも取り残されてしまう不安はないでしょうか。もしかしたら自分自身に自信が持てないから何かと比べようとしてしまうのかもしれません。SNSはメディアなので媒体にすぎずFOMOに陥る原因は自分自身にあるとも考えられます。

会社内で職場の人の動向が気になる

会社の中の人間関係や動向を気にしすぎていないでしょうか。例えば同期の誰が活躍して出世コースに乗っているのか、誰と誰が仲が良いのか、プライベートで自分の知らないところでみんなが仲良く遊んでいるのではないかなど、他人のことばかり気になってしまうとSNSに限らず職場でもFOMOになってしまいます。

フリーランスでも同業者の動向が気になりすぎる

会社の中だけではありません。フリーランスで職場の人間関係から解放されたと思ってもFOMOになると自らSNSなどで自然に情報を追いすぎて気づけばSNS依存になってしまいます。私自身独立した当初は同業者は何をやっているんだろう? 自分が知らないどこかでおいしい話がまわっていて自分だけ損をしているのでは? など周りのことを過度に意識しすぎることもありました。

SNS情報を遮断しても今どき人生、楽しめる?

SNSはスマホなどでいつでも見れるためFOMO増加の原因になりました。しかしSNSは道具でありメディアですからつきあい方が大切です。

SNSにはネガティブな面もありますがポジティブな側面もあります。SNSによって素敵な出会いもあれば新しい知見に触れることもできます。世界で何が起きているのかもリアルタイムで知ることもでき完全にSNSを遮断するわけにもいかないのではないでしょうか。

誰とでも繋がる時代だからこそつながらない力が必要

SNSで誰とでも簡単につながれる時代です。しかし言いかえると誰とでも簡単につながってしまう時代でもあります。自分と価値観が合わない人や攻撃的な人、詐欺師などつながらなくても良い人とつながってしまう時代なのです。

むしろつながっていることが前提でつながらない力も必要なのではないでしょうか。最近ではオンラインサロンなどクローズドな環境も増えてきました。オープンに誰とでもつながらないことで話せることもたくさんあるのです。

つながる人とつながらない人をうまく分けていくことでSNSとのつきあいも楽になります。例えばいつも他人の発信と比べてしまう人は無理にフォローする必要も負ければ、ミュートしてSNSのタイムラインで目に触れないようにすれば良いのです。

目の前にいる人や環境を大切にできる

SNSとの距離感をうまくとることで目の前にいる人や環境を大切にできるようになります。友人や家族、恋人と一緒にいるときにスマホばかり眺めてしまってはいないでしょうか。目の前にいる人や環境を大切にするためにも過度にSNSを気にするべきではありません。

FOMOをうまく抑える5つのコツ

自分はFOMOなのではないかと感じる人に5つの処方箋をご紹介します。本質的なことをいえば、他人のことなど気にせずに自分の人生を生きていけば自然にFOMOの状態にはなりません。しかし、いきなりSNS依存を精神論でなおすのも難しいでしょう。

自分がとりくみやすい方法から試してみてください。

デジタルデトックスを定期的にしよう

デジタルデトックスとはパソコンやスマホなどのデジタルデバイスと距離を置くことです。完全にパソコンやスマホを使わない生活を送るのは現代社会では決して簡単なことではありません。しかしパソコンやスマホを使わない日を1日から数日ていど過ごすことならできる人も多いのではないでしょうか。

また宿泊施設を運営する星野リゾートでは脱デジタル滞在という宿泊プランが設けられており注目を集めています。(https://www.hoshinoresorts.com/information/release/2019/04/61265.html

スマホやパソコンを持たずに公園や海、山などに行ってみる日を計画してみてもよいのではないでしょうか。

アプリでSNSに使っている時間を確認しましょう

いつでもどこでも気軽に持ち運べるスマホでSNSにアクセスできるためSNS依存になってしまうのではないでしょうか。そこでスマホアプリでSNSに使っている時間を計測してみてはいかがでしょうか。

例えば

  • i Phoneならばスクリーンタイム

https://support.apple.com/ja-jp/HT208982

  • Androidならばデジタルウェルビーング

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.wellbeing&hl=ja

でスマホでSNSにかけている時間が一目で分かるようになります。

友人だからといって無理にフォローしなくて良い

友人や知り合いだからという理由でTwitterやInstagramなどを無理にフォローしてはいないでしょうか。タイムラインで友人や知り合いが活躍しているのを知り自分と比較して落ちこんでしまったり、愚痴やネガティブな発言ばかりの投稿を見て気が滅入ってしまう経験をした人も少なくないでしょう。タイムラインを眺めていて辛いなと感じるときはフォローを思いきって外すかミュートなどで投稿が流れてこないようにするだけでも楽になることがあります。

情報を断捨離して有益な情報を中心に集める

本当に自分にとって役に立つ、ためになる情報だけに絞ってみるのもFOMO対策におすすめです。

受け止めきれないほどの沢山の情報が流れてくることでストレスを抱えてしまう原因になったり、時間を無駄にしてしまうこともあります。流れてくる情報をしっかり選ぶことも大切です。

SNS以外に夢中になれることをする

SNS以外に夢中になれることをしましょう。スポーツでも登山でも料理でもSNS以外に没頭できることが見つかれば自然にSNSに目を向ける時間は減っていきます。

まとめ

FOMOとは「fear of missing out」の略で日本語に訳すると見逃してしまう不安のことです。SNSで情報を見逃してしまったり周りから取り残されてしまう不安を感じてしまいSNS依存になる人は珍しくありません。しかしFOMOになると自分の大切な時間を過ごせなくなってしまいますし仕事などに支障をきたすこともあります。自分はFOMOなのではないかと感じている人はデジタルデトックスをするなどSNSと心地の良い距離感をとれる工夫をしていきましょう。

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