マネジメント
2019.03.09

人生にはズル休みが必要である

起きてから会社に着くまでの、憂鬱な朝の時間。毎日なんとか自分を奮い立たせ、満員電車に揺られて仕事場へ向かうけれど、「今日はどうしても会社行きたくない・・」なんて日、ありませんか?

それはきっと、体や心が、お休みを欲しているサイン。こんな時は「体調が悪いので休みます!」と会社に連絡を入れてしまいましょう。

休みの報告を入れた後、「ああ、これじゃあ明日からの仕事がもっと溜まってしまう」とか「ああ、みんな忙しくしてるのにズル休みするなんて」など、絶対考えないこと。

体と心の調子が良くないから、お休みを取るんです。そのお休みが、労働者に法律で与えられている「有給休暇」という権利を利用しているものならば、「申し訳ない」という気持ちを持つ必要がありません。

「どんな理由で休んだとしても」会社には全く関係ありません。今日は「会社を1日休んだら生産性が上がった」 というお話をしたいと思います。

私が会社を休んだ話

精神がおかしくなる前の話

海外の上場企業で管理職になり、半年ほど経った頃。慣れてきた業務のほかに、新しい知識が中国語で頭の中に詰め込まれ、それらをまた外国人に外国語で説明し、大きな企業なので、とにかく「人に動いてもらうこと」に多くの時間を費やすことになった半年でした。

これまでは、自分が頑張れば、仕事量を増やせば、客の要望に答えることができたのに、今は管理する量が多すぎて、自分では全く細かい作業をこなすことが出来ません。

やろうとすれば、必ず中途半端になってしまう。そのため、自分のやり方を指示し、同じようにやってもらうしかないのですが社内では、

  • あれを指示すれば、こう反論される
  • あの子を気にかけていると、この子はなんだか捻くれてしまう
  • あの人は自分の悪口を言っているように聞こえる

社外では、絶えることのない要求と「何故、できないのか」といった大なり小なりのクレーム電話が鳴り止まない。

「日本の会社と同じようには行きませんよ、アジアの会社は。彼らの言語や文化も違えば、福利厚生だって比べ物にならないほど違うんだから。」と内心思いつつ、マイペースに働く同僚を横目に、猛烈に働いてしまう自分がいました。

そんな平日の木曜日、午後5時過ぎくらいのこと。急に、私の中で何かがパンクしてしまいました。定時までの1時間、完全に思考が停止してしまい、電話にも出れず、メールも見れる状態でなかったため普段落ち着いた時にしか読めない本(仕事関係)を取り出して、本を読みながらボーッとしてしまいました。

退勤後のこと

その後、定時に退勤してから仕事のことを一切考えず、友達と食事をし、お酒を飲んで家に帰ってからは、自分の趣味であるオンライン英会話をしたり、ブログを書いたり、飽きたら本を読んだりして、自分の好きなことを気ままにしてみました。

数時間まででは何も考えられなかったのに、心がみるみる豊かになっていくのが分かりました。

会社を休んでみた

翌日の朝きちんといつも通りの時間に起きたけど、なんだか今日はどうしても、会社に行きたくない気分でした。体の調子は悪くなかったけど、この日は「心の調子がすごぶる悪い」。

幸いこの日は会議もなく、必ず日中に終わらせないといけない予定もなかったので、部署のライングループで「今日は休みます。何か急用があれば連絡して」とだけ、始業時間の30分前くらいに連絡して、休みの申請が完了。

今日は金曜日というのともあり、月曜日まで完全に会社との連絡を断つことに決めました。

「豊かな心を取り戻す」ための1日

会社を休んだ日。いつも通り、6時過ぎに起床したので、夜寝るまでの20時間近くを自分の好きに使うことができます。

「心を豊かにする」ためには、美味しいものを食べるのな1番。平日の朝から、大好きなお寿司を食べに行ったり、いつもと違う道を通ったら、ステキなカフェを見つけて入ってみたり。

会社の仕事を休んだ1日は、趣味のブログを書いたり本を読んだり、個人のお仕事に没頭したりしていました。自分の好きなことをしているうちに、20時間はあっという間に過ぎて、いつも通りの週末がやってきました。

日曜日の違和感

楽しみにしていた週末。この週は、特別イベントなどの予定がなかったので「仕事を休んだ金曜日」と同じように、自分の過ごしたいように過ごします。

朝早く起きて、美味しい朝ごはんを食べ、お昼過ぎまでマイペースに個人の仕事をこなしていきます。(私は、会社員の仕事以外に、ブログや中日翻訳、ウェブライティングを複業としています。)

アウトプットに飽きたら本を読んでインプットをしたり、1つの仕事に飽きたら、もう1つの仕事をやってみたり、その間にネットサーフィンや、家族とテレビ電話もしました。

1日2〜3回の食事を大体決まった時間に食べたあと、家のジムで30分くらい運動をして夜はお酒を飲みながら1本映画を観ていると、1日が終わります。

他人から見るとつまらないと思われそうですが、自分にとっては最高の週末の過ごし方。予定のない日は、結局8時間近く個人の仕事(半ば趣味だけど)をしているのでそれを3日間続けた日曜日には、「最高の週末の過ごし方」にも飽きてきてしまいなんと、月曜日からはじまる会社の仕事準備をしはじめました。

“月曜日は〇〇時に起きて、まずは〇〇と会議をした後、〇〇の準備をして” 、と月曜日から働くことが思い描けるようになりました。それもかなりイキイキとした気持ちで。

木曜の夜までは、まるで病気のように動かなかった頭がリラックスした時間を3日も過ごすことで元気になったようでした。

本当に金曜日を、ズル休みしてよかったな〜と。こんなズル休みの日も必要なんだ、と強く感じました。

まとめ

「どんな人でも、人には見えない苦労や、悩み」を抱えていると思います。会社員であれば、社内外での人間関係や、仕事での悩みが尽きなくて「フリーランスや海外就職組は気楽でいいなあ」なんて思うかもしれません。

しかし、フリーランスの方もまた「収入が安定しない」とか「会社のせいにできないので、会社員時代以上に信用が仕事を取れるかに関わってくる」ことをストレスに感じるでしょうし、海外就職の方も、今の私のように「この後自分はどうしたいんだろう」という漠然とした不安を抱えている人も多いと思います。

駐在の方だって、待遇面では羨ましがられることが多いかもしれませんが、「日本の本社」と「現地会社のマネジメント」両方のバランスを取ることに苦労したり自分の人生を思いのままに決められないことに、フラストレーションを抱えているかもしれません。

「どんな人にだって悩みはある」

だから自分の環境や状態は、自分で変えていくしかないんです。「環境を変えること」には、ほんの少しの勇気と痛みが伴います。けれど、「辛い」と思ったとき、「なにかを始めること」だけでなく「何かを辞めること」でも人は良い変化を得られることがあります。

「変わらないと」と意気込んで、大きく環境を変える必要はなく、日常の小さなことを少しだけ変えるだけで気持ちや生活が一転することもあります。

気持ちが落ち込んで、仕事になりそうにない…と思ったら、1日くらい、お休みしてみませんか?

「平日に1日休みを取ったこと」がキッカケで、変われることがあるかもしれません。

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