多様な働き方が推進される今日、「週末副業」という働き方が注目を集めているのをご存知でしょうか。数々の大手企業でも副業が解禁されるなど、副業に対する注目度は大変高まっています。とはいうものの「副業に興味はあるが何をすればいいのかわからない」と悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
今回は、サラリーマンでも週1から簡単に始めることのできる週末副業10選をご紹介します。
週末副業とは?
まず「週末副業」という言葉について確認していきましょう。
週末副業とは言葉の通り、週末のみ副業をすることです。副業との違いを明確にしておくと、週末副業の方がよりライトで簡単に始めることができ、多くの人が挑戦することができるものと捉えておくといいでしょう。例を挙げるのならば、週末にアルバイトとして飲食店などで働くことも週末副業に分類することができます。
ではなぜ週末副業が注目されているのでしょうか。
大きな理由としては、老後や現在の収入に対しての不安や不満でしょう。給与もそれほど上がらないのに関わらず、消費税が10%に増税するなど出費ばかりが増えていき、老後2,000万円問題など貯蓄がないと将来的に安定した生活を送ることができない社会になっています。そのような背景から、週末副業が注目されるのも無理はないでしょう。
週末副業をする前に押さえておきたいポイント
さてここからは週末副業をする前に押さえておきたいポイントをいくつか確認していきたいと思います。
多額のお金が稼げるわけではない
週末副業について簡単に説明をした通りですが、一般的な副業と違ってライトなものが多いので、その分お金も少額になってしまうことを頭に入れておきましょう。もちろん中には週末副業だったものに対して本腰を入れて取り組む人もいるとは思いますが、今回紹介するものは、少額のお金だけど簡単に稼ぐことができる副業です。「なんだ少額しか稼げないのか」と思う方もいらっしゃると思いますが、例えば年収300万円のサラリーマンが週末副業で月5万円稼げたとします。300万円 → 360万円となり、年収がいまよりも20%もアップすることになります。少額と言えども、少額のパワーは計り知れないもので、ちりも積もれば山となるとはまさにこのことだと思います。コツコツ頑張っていきましょう。
自分の強みにあったものを選ぶ
週末副業を始める際には、自分の強みにあったものを選びましょう。強みとは、例えば他の人には真似ができないようなスキルを持っていたり、継続的に続けられるものを意味します。。「自分に強みがあるのかな…」と考えた人もいるかと思います。今回は、強みを分かりやすく可視化するために下の図のようにまとめてみました。
あくまで書いてあるものは一例なので、一度自分自身と向き合って考えてみましょう。またいくつか試しに挑戦してみるというのも賢い選択肢の1つですね。
就業規則の確認をする
なぜ就業規則の確認をしなくてはいけないのかというと、副業を許可している会社のいくつかには、世の中の流れに乗じてOKと言っているだけで、実際には副業はNGという会社が多いからです。仮に副業が可能だとしても、かなりの制限がついている場合なども事例としては見られます。また企業によっては、副業を始める前に申請をしなくてはならないなど様々な規則が伴っています。副業を始める前には、必ず就業規則を人事の方などに確認しておくことで、企業ともめずにことを進めることができるでしょう。
週1で始められる簡単週末副業10選
ようやく本題に入りますが、ここからは週1で始められる簡単週末副業を紹介していきたいと思います。参考にしていただけると嬉しいです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)
東京や関西などの主要都市で増えているのが、Uber Eats。街中を歩いているとよく自転車に乗った大きなバックを背負った人を見かけるのではないでしょうか。Uber Eatsは自転車とスマホさえあれば始めることができるので、始めるハードルがかなり低くなっています。また自分の暇な時間のみ働くことができるので、仕事の終わりの1時間や土日にフルで働いたりと、自分の予定とモチベーションに合わせて働くことが可能です。また得られる収入については、基本料金–サービス手数料35%の合計になっています。そのほかにもブーストやクエストと呼ばれるインセンティブもあるので、自分のやる気と時間次第では、より収入を得ることができます。
アフィリエイト
インターネットを使った副業としてほとんどの方が知っているであろうアフィリエイトです。アフィリエイトでは、ブログやサイトなどに広告を貼って商品を紹介して、紹介した商品をユーザーに買ってもらうことで、紹介料として収入を得ることができる仕組みになっています。すでに取り組んでいる人も多いので、一定の収入を得るためには、自分が得意とする分野や興味がある分野に特化するがあります。
Webライター
まさに今あなたが読まれているように、Webの媒体で記事を書くのも1つの選択肢です。日頃から文章を書いていたり、文章を書くのが好きという方は大変向いている週末副業だと思います。様々な媒体でライターを募集しているので、気軽に仕事を始めることができるのも特徴的です。また「クラウドソーシング」と呼ばれる、仕事のマッチングサービスでは、必ずといってもいいほどWebライティングの仕事があるので、まずは一度試しに取り組んでみることも可能です。収入については、個々のライティングスキルや案件によってかなり左右されます。
日本語のオンラインレッスン
外国人の方を対象に日本語のオンラインレッスンをすることが、最近注目を浴びているようです。実際のサービスとして紹介をすると、NHKでも取り上げられた「JapaTalk(ジャパトーク)」などがあります。内容としては慣用句を教えたり、文章の添削をオンラインで行ったりします。スカイプを使ってオンラインレッスンをするため、自宅からでもレッスンをすることができ、初期費用もほとんどかかりません。
内職(手作業・軽作業)
内職は、主に既婚者の女性などに以前から人気のあった副業になります。手作業・軽作業と書いたのも、内職と調べるとWebライターやオフィスワークなど私が想像しているものと違うものが出てきしまうためです。シール貼りや梱包、手芸など多岐にわたるので単純作業ではありますが、様々な仕事を経験できるため、楽しみながら働くことができるのではないでしょうか。料金体系としては、1つや1箱いくらという風に決まっているため、自分の頑張りに応じてその分収入が上がっていくシステムになっています。
アルバイト
アルバイトも立派な週末副業に当たります。土日だけアルバイトを募集している店舗や友達が経営している店舗、もしくは知り合いのお店などで働けるようにお願いするなどの方法もあります。私の知り合いにも、副業として土日だけ居酒屋で働いている人が何人もいるので、副業として珍しい働き方ではないでしょう。給与については、店舗によってまちまちです。
治験
サラリーマンだけではなく学生なども参加することも多いそうですが、新薬の安全性や効能などを確かめるための臨床試験として行なわれるのが治験です。治験は入院型と通院型で分かれており、自分の空いている日程に応じて選ぶといいかもしれませんね。入院型では薬の服用や採血以外の時間は自由時間になっています。ただ食事の時間が決まっていたり、外に出られないなどの制限もあります。だいたい1泊1~2万円といわれており、バイトのなかでは給料だけ見ると割の良い副業といえるのではないでしょうか。
写真撮影
「自分の撮った写真が売れるの?」と思った人も多いのではないでしょうか? 今はスマホのカメラもかなり高性能になったため、スマホでも綺麗な写真をとることが可能になり、頻繁に写真をとることが増えました。「Snapmart(スナップマート)」では、スマホで撮った写真を売ることが可能です。そのほかにも「Pixta」や「amanaimages」などの媒体があります。売上については、各々で設定できる値段や売れる頻度によって違います。
メルカリ
メルカリと言えば、自分の持っている不用品などを売り買いすることのできるサービスということは、多くの人が知っているはずです。商品を登録して、売れたものを発送するだけなので、かなり簡単に始めることができます。また仕事の間や電車の中でもチャットや商品の登録は可能です。また中にはメルカリで買った商品をより高値で売る「せどり」をして儲けている人も多いそうです。
Airbnb(エアビーアンドビー)
最後に紹介するのは、少々ハードルが上がってしまいますがAirbnbです。Airbnbは、第三者に対して部屋や家を貸しだすことで、宿泊料金をもらうことのできるサービスです。空き家はもちろん使っていない部屋なども貸し出すことができます。ただAirbnbを始めるためには、住宅宿泊事業法により住宅宿泊事業者の届出を行なう必要があり、多少手間がかかります。またAIrbnbが認められていないマンションや地域などがあるそうなので、ルールや規則の確認も必要です。
失敗したらどうしようと考えている人へ
ここまで簡単に始めることのできる週末副業を10選紹介してきました。いかがでしたでしょうか。
ただいくら簡単といえども、始めることに対して壁を感じたり、「稼げなかったらどうしよう」「できなかったらどうしよう」と不安になる人も多いはずです。ですが、考えてみてください。仮に副業がうまくいかなかったら何かを失いますか? 副業なので、できなくても失うものなく、かかるとしても手間と時間のみです。また本業があるので基本的に困ることはないでしょう。
なので失敗してみてもいいやと思うくらい軽い気持ちでまずは一歩踏み出して簡単にできる週末副業を始めて見ましょう。