クライアントとのやり取りに時間も手間も無駄にかかりすぎ!と悩んでいるフリーランスの方も多いのではないでしょうか。
- メールやslack、チャットワークのやり取りだけで半日が終わってしまった
- 話が噛み合わないクライアントとやり取りするだけで疲れてしまう
- 営業や提案を丁寧にやったのに契約成立せず、1円にもならなかった
こんな悩みを抱えている人はコミュニケーションコストが高すぎるのかもしれません。コミュニケーションコストを下げるだけでフリーランスは年収UPできる可能性があります。
- そもそもコミュニケーションコストって何?
- コミュニケーションコストを下げるコツ
この2点を詳しく解説します。私もフリーランスとして仕事をはじめて、コミュニケーションコストを下げる努力をしただけで時間に余裕が生まれ、効率よく稼げるようになりました。フリーランスなら余分なコミュニケーションコストを下げるべきです。
コミュニケーションコストとは?
コミュニケーションコストとは文字通り、コミュニケーションにかかるコストのことで、お互いの認識を一致させるための時間・労力・ストレスのことです。例えばメールで文章を書いて送るだけで時間も労力もかかりますよね。メールがなかなか返ってこなくてイライラしたり、返ってきたメールが見当違いの答えだったりするとストレスもたまるものです。
会社員ならば勤務時間内に社内の人と会話しているだけでもお金は入ってきます。コミュニケーションコストが発生しても、勤務時間内ならお給料がもらえるのは会社員の良いところです。しかし打ち合わせで、10分で済むところを1時間もかけたら自分の業務時間にしわ寄せがいき、残業で埋め合わせをすることになるかもしれません。コミュニケーションコストは会社員にとっても生産性を下げる原因となります。
成果報酬型のフリーランスは打ち合わせや営業のための時間はお金にはなりません。コミュニケーションコストは直接、収入を左右してしまいます。
本当に年収UPできる?コミュニケーションコストを下げる3つのメリット
コミュニケーションコストを下げるとどうして年収UPにつながるのでしょうか? フリーランスがコミュニケーションコストを下げる3つのメリットをご紹介します。
直接お金を生み出せる仕事に時間を使える
受託で仕事をしているフリーランスはコミュニケーションコストを下げることで、お金を直接生み出す仕事に集中できます。例えばデザイナーもエンジニアもライターも成果物をどれだけ納品できたかで収入が決まります。
心に余裕が生まれる
コミュニケーションコストを下げると心に余裕が生まれます。心に余裕が生まれれば仕事の生産性もあがりますし新規の案件を増やす余裕もできます。クライアントとのやりとりに時間がかかり過ぎたり、話が噛み合わない状況が続くと、生産性は目に見えて落ちて結果的に収入ダウンになってしまいます。
クライアントの手間を省けるフリーランスが評価される
クライアントにもコミュニケーションコストは発生します。みんなが1日24時間の限られた時間の中で仕事やプライベートタイムを捻出しています。だからこそ打ち合わせややりとりで、話の早いフリーランスは重宝され、継続的に仕事の依頼を受けやすくなります。
コミュニケーションコストを下げる5つの方法
私がフリーランスになった当初は、コミュニケーションコストを全く意識していませんでした。そのため振り返ってみると無駄な時間とストレスを抱えていたと思います。少しの心がけでコニュニケーションコストが下がり、年収UPにつながります。ぜひ実践してみてください!
対面・電話・メール・Slack・Chatworkなどをうまく使い分ける
クライアントとのコミュニケーションには様々な方法があります。直接、会って話をすることもあれば、電話やメール、最近ではSlackやChatworkなどのオンライン会議アプリもあります。対面には対面の良さがありますしメールにはメールの良さがあります。
大切なのは用途に応じて使い分けることです。オンラインでも十分なのに、わざわざ片道1時間以上かかるクライアントのところまで何度も何度も足を運ぶのはコミュニケーションコストが高過ぎます。しかし対面することでオンラインではお互い伝えきれないこと伝えることや、直接話すことで得られる信頼関係もあるため足をんだ方が良い結果につながることもあります。
電話はリアルタイムでコミュニケーションを声色を確認しながらとれますがお互いの時間を拘束してしまいます。しかしメールでは意思疎通ができず、何度もやり取りしているくらいなら、直接電話で話す方が早く話がまとまるケースもあります。
つまりコミュニケーションにもコストパフォーマンスがあるため、どのやり方が最適か? 状況を考えて行動することがおすすめです。
忖度力を鍛える
忖度(そんたく)とは「他人の気持ちをおしはかること」です。クライアントの求めているものや意図を、コミュニケーションの中で的確に推しはかる力があると仕事の依頼が増えます。クライアントも人間ですから、話が噛み合わない人に仕事を依頼するよりも狙いや意図を分かってくれるフリーランスに仕事を依頼する方が仕事がしやすいのです。
忖度力を鍛える具体的なコツはクライアントのことを徹底的に考え抜くことです。
- フリーランスに仕事を依頼することで何を実現したいのか?
- 業界の常識や動向を勉強する
- クライアントが困っていることを考え解決策を提案する
相手のことを考えながら仕事ができれば忖度力が身につき、無駄なコミュニケーションコスト が結果的に下げられます。
継続案件を中心に仕事をする
単発の案件ばかりだと、新規のクライアントを常に探したり新しい取り決めを理解したりするのに時間がかかってしまいます。つまり毎回コミュニケーションコストが発生してしまいます。しかし継続案件で慣れているクライアントと仕事ができれば、話が早く進むということです。
話が噛み合わないクライアントと無理に付き合わない
- 話が噛み合わない
- 仕事を一緒にしているのがなんだか辛い
このように相性の悪いクライアントとは無理に付き合い続ける必要はありません。フリーランスの良いところはクライアントを選べるところです。価値観が合わなくて辛いと感じるようなら離れるのも有効です。
もちろんクライアント側も同様のことがいえるので、付き合いが途絶えることはあります。人間同士なので相性が合わないことはある、と割り切って考えるのもひとつの手です。
コミュニケーションコストが高いとお互いが心身ともに消耗してしまいます。お互い気持ちよく仕事ができる関係づくりが大切です。
クライアントと仕事をはじめる前にゴールを共有する
クライアントとのゴールを共有してから仕事をはじめましょう。事前にゴールを共有せずに仕事を進めてしまうと後からトラブルにつながりりやすくなります。
- 結果的に何度も軌道修正しなければいけなくなる
- 共通理解できてないため、話がスレ違いお互いのストレスがたまる
結果的に時間も無駄にかかってしまいます。
フリーランスとしては
- ヒアリングシートを用意する
- 要件定義(事前にやることとやらないことを取り決めておく)をする
などしてクライアントが求めているゴールを正しく知ることです。
コミュニケーションコストを下げる際の注意点
そもそもコミュニケーションなしで仕事はできません。余計なコミュニケーションコストは下げるべきですが必要なコミュニケーションはしっかりととることが大切です。
必要なコミュニケーションまで捨てない
クライアントから喜ばれるフリーランスの条件の一つに「レスポンスの早さ」がよく挙げられます。なかなかレスポンスが返ってこないことは、クライアントにとってかなりストレスなのです。自分のコミュニケーションコストを抑えて、相手のコミュニケーションコストを発生させ、クライアントの心証を悪くするのでは元も子もありません。
伝えないといけないことは伝える
言わなくても分かってくれるだろうという態度も、後からトラブルにつながります。伝えるべきことは伝える方が結果的にコミュニケーションコストが下がります。
また、クリエイティブな業種では、多くのコミュニケーションを重ねた結果だからこそ、本当に良い作品が生まれることもあります。大きな結果が生まれたことで、その後の大きな報酬や成長が望めます。その場のコミュニケーションコストを下げることだけに集中せず、 相手やタイミングを見て、自分のやりたいことを伝えていくことも大事です。
まとめ
フリーランスはコミュニケーションコストをうまく下げることで年収UPにつながります。余分なコミュニケーションコストを下げることで自分のするべき仕事に集中できるようになり余裕も生まれます。
- コミュニケーションツールを適切に使い分ける
- 忖度力を鍛える
- 継続案件を中心に仕事をする
- 話が噛み合わないクライアントと無理に付き合わない
- クライアントと仕事をはじめる前にゴールを共有する
この5つを実践して、使えて稼げるフリーランスを目指しましょう!