「名刺交換」について新入社員が知っておくべきことのすべて。

新入社員にとって、名刺交換の知識は必須です。さもないと大恥をかきます。ほとんどの新入社員にとって名刺交換は初めての経験です。ですので、きちんと勉強をしておかなければなりません。

本記事では、①名刺交換の意味 ②名刺入れの選び方 ③名刺交換のマナー、についてやさしく解説します。新入社員の方は、参考にしてください。

どうしてビジネスマンは名刺交換をするのか?

最初に、「どうしてビジネスマンは名刺交換をするのか?」について説明します。

ビジネスマンが名刺交換をする目的は「3つ」あります。

1つ目は、自分の情報を相手に伝えることにより、初対面の相手から不信感を拭うことです。名刺交換するときは、お互いが初対面のため相手がどのような人物かに関する情報がまったくのゼロです。そんなときに、自らの「所属」と「名前」をきちんと伝えることで、相手に安心感を与えることができます。

2つ目は、名刺交換が「挨拶」と「会話」のきっかけとして役に立つことです。新入社員が、初めての方とお会いするときは、個人差はあれども緊張するはずです。そのような場合に、何もきっかけがないと、気まずい空気を味わうことも⋯⋯。名刺交換は、ちょっとしたアイスブレイクになります。 

3つ目は、相手の連絡先を知ることで、人脈を作れることです。どのような業界にあっても、人脈というのはビジネスにおいて、もっとも大事な要素のひとつです。名刺交換を繰り返しおこなうことで、どんどん人脈は広がります。 近頃は、名刺交換で得たデータを社内で共有できるツールも普及してます。ですので、企業全体の人的ネットワークの充実に、貢献することにもなります。

周りに差をつける「名刺入れ」の選び方

革の名刺入れ。

ここでは、新入社員にふさわしい「名刺入れ」の選び方を ①色(カラー) ②ブランド ③大きさ ④素材の4つの要素から解説します。世の中には、「かっこいい(かわいい)名刺入れ」が、 たくさんあります。ついつい、そのような名刺入れを選びたくなる気持ちは理解できます。しかし新入社員にとって、名刺入れを選ぶ基準はビジネスにふさわしいかどうかです。その点を踏まえつつ、名刺入れの選び方を解説します。

名刺入れのカラーは個性を主張しすぎてはNG

名刺入れは、シックなカラー(ブラック/ネイビー/キャメル)が無難です。このような落ち着いた色合いは、相手に誠実な大人の印象を与えることができるからです。レッドやイエローなどの原色系は、個性を主張しすぎるため、新入社員向けではありません。。

新入社員にふさわしい名刺入れブランドを選ぼう!

名刺入れのブランドは、幅広く支持を集めていて、お手頃価格のものを選びましょう。幅広く支持を集めていることは。それだけ信頼できるブランドであることを意味します。また、新入社員が高級すぎる名刺入れブランドを使っていることに、抵抗感を持つ人も少なくありません。かといって、100円均一で売られているような安すぎる名刺入れは避けるべきです。そのため、1万円前後〜2万円前後のお手頃価格の名刺入れブランドがベストでしょう。

具体的なブランドの例を、3つ挙げます。

  • Paul Smith:若者に人気のブランド (参考価格: 10,000円~25,000円)
  • PORTER:コストパフォーマンスが◎ (参考価格: 7,000円~12,000円)
  • LANVIN en Bleu:女性にオススメのブランド (参考価格: 7,000円~11,000円)

上記のブランドは、人気もあり価格もお手頃です。何を選んでいいか不安な人は、これらのブランドの名刺入れを選べば、失敗することはないでしょう。

名刺がたくさん入るマチがある名刺入れがベター

名刺入れは、マチ(ゆとり)があるものを選びましょう。マチがあると名刺をたくさん入れることができるため、交流会や勉強会などのイベントで、たくさんの人と名刺交換する時にも安心です。マチが15~20 mmあると、30~50枚の名刺を入れることができます。 

意外と重要?名刺入れの素材にこだわる

名刺入れの素材は、本革か合皮がベターです。ほとんどのビジネスマンが、本革か合皮の名刺入れを使っているため、悪目立ちしないというのが一番の理由です。 避けるべきは、エナメルのように光沢があるものです。革製品は使えば使うほど味が出てくるので、自分の名刺入れに対して愛着も湧いてきます。

恥をかかない名刺交換のマナー

名刺を差し出す女性。

ここでは、名刺交換のマナーに関する正しい知識と、やってはいけないことについて解説します。ここに書かれていることを実践すれば、名刺交換をする時に恥をかくということはないでしょう。とはいえ、知識はあってもそれを実践できるかどうかは別の話です。 家族や友人の力を借りて実際に練習してみることも大切です。

名刺交換で失敗しないための準備

名刺交換の準備として守るべきルールは、名刺が必要な場面に必ず名刺があるように準備しておくことです。名刺が切れそうになったらすぐに業者に発注しましょう。また、思わぬ場所で名刺交換をすることになる場合もあります。 外出する時は必ず名刺入れを持ち歩くようにしてください。どうしても忘れてしまうという人は2,3枚自分の財布に入れておくというワザもあります。ただし折れ曲がったり、汚れてしまったりしないように、細心の注意を払いましょう。

正しい名刺交換の流れ

ここでは、正しい名刺交換の「9つ」の流れを解説します。「守るべきマナーが、9つもあるのか⋯⋯」と思う人もいるかもしれませんが、経験を重ねるうちに、次第に体が動きを覚えていきます。 一度に全部覚えることは難しいかもしれませんが、実践を重ねるとともにその都度、確認しましょう。

  1. 名刺入れの上に名刺を載せ胸の高さに持つ
  2. 相手がそのまま読めるように名刺を向ける
  3. 自分からやや下向きに名刺を差し出す
  4. 相手の目を見て社名と名前をはっきり言う
  5. 自分の名刺は右側、相手の名刺は左側
  6. 受け取ったとき「頂戴いたします」と言う
  7. 先方の名前や会社名に指を載せない
  8. 相手の名前の読み方を発音して確かめる
  9. 名刺は名刺入れを座布団にしてその上におく

以上が名刺交換の9つの流れです。必ず自分のものにしてください。 

名刺交換マナーの失敗あるある

ここでは名刺交換をする時に新入社員がよく失敗してしまう4つの例をまとめました。 

テーブル越しに名刺交換

1つ目の失敗例は、テーブル越しに名刺交換をしてしまうことです。名刺交換は、立ち上がって、自分と相手の間に障害物がない状態でおこないましょう。そのためテーブル越しに話していて、いざ名刺交換をするとなった時は脇に避けてから名刺交換をしましょう。

相手よりも後に、名刺を出す

2つ目の失敗例は、自分より先に相手に名刺を出させてしまうことです。基本的に名刺を出す順序は立場が弱いものからです。 もし相手が先に名刺を差し出してきたら相手の名刺は受け取らずに、「申し遅れました」と言い、自分の名刺をすばやく取り出し、差し出しましょう。

上司よりも先に、名刺を交換する

3つ目の失敗例は、上司より先に名刺交換をしてしまうことです。複数名いた場合は、名刺を交換する順番は立場が弱いものが最後です。上司が名刺交換を終えるまで新入社員は待っていましょう。

名刺交換がスムーズにいかない

4つ目の失敗例は、名刺交換する時に慌ててあたふたしてしまうことです。特に、複数人と名刺交換をする時に1度に何枚も名刺を出さなければいけないため、なかなか名刺入れから名刺を取り出せず、恥をかいてしまうことがあります。 これを避けるために、あらかじめ人数分の名刺を名刺入れの下に用意しておくと良いでしょう。

以上が名刺交換のする時によく失敗してしまう例です。時々、上司でもこのような失敗をしている人がいます。皆さんは注意しましょう。 

受け取った名刺はアプリで管理しよう!

名刺の管理は、アプリを利用することがオススメです。今まで、名刺の管理はカードホルダーに収納していました。しかしこれでは、過去に受け取った名刺を見つけたい時に、効率的に探すことができません。また、物理的な保管場所も必要になってきます。営業職など名刺交換する機会が多いビジネスマンは、かなりの数の名刺を管理する必要があるので、このような昔ながらのスタイルの名刺管理方法は向きません。

名刺管理アプリを使うと、必要な名刺を検索してすぐに探し出すことができるので、非常に便利です。最近は様々な名刺管理アプリが出ており、受け取った名刺のデータを社内で共有できるものやスマホのカメラで文字情報を読み取るものなど、豊富な機能を搭載したものがあります。 自分のニーズに合った名刺管理アプリを探してみましょう。

まとめ:知識を身につけたら実践あるのみ!

本記事では新入社員が名刺に関して知っておくべきことをまとめてお届けしました。社会人になったら名刺管理は避けては通れない道です。新入社員にふさわしい名刺入れを選び、きちんとしたマナーを踏まえて名刺交換をすることで、これから会う相手の信頼を勝ち取ることができます。ぜひ本記事の内容を役立ててください。

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