ワーキングマザーこそ5月病にご注意を!

10連休という、これまでにない大型連休が終わり、重い腰を上げて仕事に取り組んでいる人も多いかと思います。連休明け早々、「10連休、長すぎた」「みんなで連休必要か」といった報道も目にするようになりました。

また、このような大型連休があったからでしょうか。今年の5月病が深刻で、退職代行サービスへの依頼が殺到しているといったニュースもありました。人間誰しも長く休めば休むほど、仕事でも勉強でも再開するのは億劫になってしまいます。それは新入社員に限ったことではありません。5月病の魔の手は復職間もないワーキングマザーにも…。
そこで今回は、ワーキングマザーを襲う5月病と、その対策についてご紹介させていただきます。

復職直後のワーママを襲う5月病

子どもの入園を経て、4月から順次、復職をしたワーキングマザーが多いこの季節。新入社員と同様に、久しぶりの仕事に、緊張の中にも喜びでキラキラしたママたちが一気に増えて、新鮮な気持ちを感じるものです。

私自身も復職の際はそうだったのかもしれませんが、復職したてのママはなぜか輝いて見えます。1年前後の子守り(籠り)期間を終えて、社会に復帰するということで、不安を抱きながらも、晴れやかな気持ちになっているのだと思います。電車にひとりで乗ること、仕事モードの服を着ることをはじめ、会社でパソコンを扱うこと、会議に出ること、電話をすることなどすべてが新鮮であり、嬉しく感じるのです。おそらくこの時期の復職したてのワーキングマザーは、他のどんな人たちよりも「働くことを楽しんでいる」と言えると思います。それほどに、ハイな状態なのです。おそらく、育児一色の日常から“非日常”的な生活になったことが嬉しいのではないかと思います。

ただ、そんなハイな状態は長くは続きません。早ければ1週間、長くても1カ月程度で終わってしまうのです。“非日常”な通勤も毎日していればすぐに日常化してしまいます。そして、その日常は出産前よりもハードで予想不可な生活であり、心身ともに疲弊していってしまう。ちょうどそれが、5月くらいのタイミングなのです。

5月病になりやすいワーママとその症状

5月病になりやすいタイプとは?

ワーキングマザーであっても、5月病になりやすい人というのは通常の5月病の傾向とあまり変わらないと思います。完璧主義で真面目。また、責任感が強く、なんでも自分で頑張ってしまおうとする人。また、特に女性に多いと思われますが、仕事を頼まれると断れない人、指示通りに仕事を進めるアシスタント的な仕事をしている人にも5月病は猛威を振るいます。

育児と仕事の両立は、予測不可な育児にどうしても振り回されてしまうもの。子どもの発熱や体調をコントロールしたり、予測できたりする人なんてどんなに子育てに慣れている母親でもいません。子どもは病気以外にも、ケガもしょっちゅうですし、1歳児などの節目節目の健診や保育園行事など、母親である自分の力では制御できない出来事に常に振り回され続けます。それにも関わらず、仕事も自分でコントロールできない部分が多いと、育児でも仕事でも振り回されることになり、洗濯機の中の洗い物にでもなったような生活になり、あっという間に目が回ってしまいます。

ワーママの5月病の症状は?

私の周りにいたママたちの例ではありますが、ワーキングマザーの5月病は、他の人がかかる5月病と症状の部分で少し異なっているような気がします。

ワーキングマザーは育児と仕事に目まぐるしい毎日を過ごしています。特に復職したばかりのママはなれない両立に一瞬も休む時間がないほど忙しい毎日を送っています。それは、5月病になろうがならなかろうが、同じ忙しさです。ですので、通常の5月病のような精神的な鬱の状態にはあまりなりません。もちろん、そうなってしまう人もゼロではないと思いますが、通常の5月病に比べると少ないのが特徴です。ワーキングマザーは、朝起きられない、休日はずっと寝ているといったことが許されない立場なので、朝も起きるし、会社にも通常通りに行くし、休日も育児をきちんとしているという人が多いのです。

ではどんな症状になるのでしょうか?

明確に多いのが、精神的な疾患ではなく、肉体的な疾患です。湿疹や頭痛、円形脱毛、体重減少などが挙げられます。本当にひどいとメニエール病などの病気になってしまったママもいます。どの症状も精神的にもかなり追い詰められていてこその症状なのでしょうが、根が真面目であり、そして育児を放棄することができないママなので、強い強い精神力で頑張り続けてしまいます。そうすると、症状は体に現れはじめ、いよいよ我慢できないとなってしまうと、ふと“退職”を選んでしまうことが多いように感じます。周りで見ていてとても切ない結末です。

ワーママならではの5月病、対策は?

根が真面目、完璧主義な女性(女性は本当にこのタイプが多いです)は、仕事も育児もなかなか手を抜くことができません。でも、継続できなければ意味はないのですから、そこは“無理”してでも手を抜いてください

復職前に育児と仕事の両立テクニックといって、週末の料理の作りおきや、朝早く起きて夕食を準備してから出社するといったやり方を紹介する記事を見たことがあるママも多いでしょう。私は、ワーキングマザー歴10年以上ですが、週末に料理の作り置きをしたこともないですし、朝、夕食の準備をしたこともありません。料理なんてできる時にできる範囲ですればいいのです。コンビニでもスーパーでも出来合いの美味しいものがたくさん売られていますし、インスタントで簡単に作れるものもたくさんあります。

私は以前、久しぶりにお手製のキーマーカレーを、ドヤ! と出してみましたが、「アンパンマンカレーが良かった〜」と泣かれたことがあり、これはプロに任せようと決断できました。大手メーカーが日夜研究開発に励んでいるレトルトの味に一般人が勝てるわけがないのです。洗濯物も(私自身のもの以外は)たたみません。どうせすぐに広げて着るものを、なぜたたむのか? と気づいてしまったから。洗ったものは娘たちそれぞれの専用カゴに入れていき、たたみたければ娘たち自身でたたんでしまってもらう。たたみたくない人はカゴからそのまま着るというスタイルです。

昭和の母、専業主婦の奥様からしたら、だらしない、情けないやり方かもしれませんが、それでワーキングマザーが健全に継続できるならそれでも良いと思っています。ちなみに、私は娘たちが保育園の頃は朝食を食べさせるのも時間的にままならなかったので、娘を自転車に乗せてパンを持たせ、保育園までの通園の間に食べさせていました。虫歯が心配なら、保育園についてからお茶を飲ませればOKです。

仕事も、慣れてくれば手を抜くポイントが見つけられるかと思いますが、復職直後だといきなり仕事で手を抜くのも難しいはず。まずは、育児や家事で完璧になりすぎないことから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

私自身はもともと完璧を目指すタイプでもないせいか、手を抜くことが意外に簡単で5月病とも無縁でここまで来ることができました。

しかし、5月病という一言で片付けるのは失礼かと思いますが、育児と仕事の両立に限界を感じ、仕事を辞めたワーキングマザーの友達が周りに少なくありません。正社員から派遣社員や契約社員に転身したり、中には専業主婦になったりしたママもいました。こういった選択が間違いと言いたいわけではないのですが、彼女たちのほとんどは前向きな選択というより、「本当は仕事を辞めたくない、でもこれ以上無理…」というネガティブな状態に陥って辞めていった。この事実に悔しさ感じるのです。

仕事を続けたいという気持ちがあるなら、できれば続けてほしい。なぜなら、子どもが小さいうちは転職のハードルもそれなりに高いからです。育児も仕事も期間限定ではありません、何年も何十年も続くことですから、どうしたら続けられるかを第一に、無理をしない両立方法を試していただきたいと思います。

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