「令和」時代に生きる若者は、中国企業で働く心構えをせよ!

令和元年がスタートしひと月が経ちました。

  • 高度経済成長とバブルを経験した昭和
  • バブル崩壊と共に失われた20年で未だかつてないデフレに陥り、働き方改革などが問われるようになった平成

これからの「令和」はどのような時代になっていくのでしょうか? 私は、日本人が当たり前に中国企業や世界各地に仕事を求め、世界中の人材と競争していく時代になるのではないかと想像しています。「平成」時代にも既に日本の幾つもの大、中小企業が中華系企業に買収されてきました。

  • 世界的な家電メーカーである「SHARP」
  • 音響メーカーの「パイオニア」
  • 家電量販店の「ラオックス」

などはニュースでも有名になりました。1,000人程度の規模の中小企業は、ニュースにもならないほど頻繁に買収されていますが、日本企業だけでなく世界中のあらゆる企業が中国資本に入る時代に突入しています。 でも、怯える必要はありません。私は台湾で就職し、台湾企業に5年間勤めていますが、わりと「普通」です。慣れてしまえば、なんのことはない。今日は「中国系の企業で働く心構えをせよ!」と題して、中国系企業で働くメリットやデメリットなどを書いていきます。

中国系企業で働くことのメリット

今回は新卒から台湾で就職し、営業アシスタントから営業マネージャーになった日本人の私が感じるメリットとデメリットを書いていきます。

中国系企業で働くのは、こんな一面があるのだと思っていただけると幸いです。

実力主義で意外に給与が高い

中国企業によく言えることですが、「実力主義」です。そして、中国で採用される日本人の給与は意外と高いです。

中国国内や台湾の物価は日本と比べて「安い」と思われがちですが、スキルのある外国人に対して、賢い中国人経営者は「使える」と思ったらかなり大判振る舞いをします。「人が最大の投資」ということを知っているので、欲しい人材はお金で買います。これまで日本や外国で培ってきたあなたのスキルをかっているのです。

しかし、その分日本企業と比べると「人を育てる」という要素は少なく、会社で何かを「学ぼう」と思ったら自分から積極的に教えてもらえるように行動しなければいけません。日本のようなOJTは、中国企業ではほとんどないと言っても良いのではないでしょうか。

となると、私のように「新卒」や「第二新卒」などスキルがない状態で、中国系企業で働こうと思うと、かなりハードです。ただ、ライバルの「中国人」は勉強はできますが、最近の裕福な若者などは仕事に対して一概に「やる気がない」ので、人より少しだけ時間を費やして勉強したり、上司や社長に話をしっかり聞き行動するだけで突き抜けることができます。

日本で生まれ育ってきただけで中国人からすれば「超真面目な人材」ですので、いつも通りの姿勢で仕事に向かえば、会社での出世は簡単だと思います。心配いりません。

プライベートを大切にできる

「中国系企業のここがいいな」と思うのは、「プライベートや家族との時間を非常に大切にできる」というところです。

中国人は「血縁関係」を非常に大切にする文化があります。血の繋がりを日本や外国以上に意識するので、側からみると大変そうですが、家族のためならいつでも平気で仕事を休むことができます。

これは私が働く台湾でもかなり似通っていて、例えば「奥さんが熱を出したので、病院に付き添いにいきますから午前中休みます」とか「子供が体調悪いので、今日は休みます(社員は母親ではなくて、父親)」のような当日欠勤も普通にあります。

私もマネージャーとして部下を管理する立場にありますが、当たり前に休ませています。これがこの国(台湾)の人たちが気持ちよく働くための文化だからです。

台湾国内での「慶弔休暇」について、自身のブログで触れていますが、両親(義両親含む)や配偶者を喪失すると法律上8日の休暇が取れることになっています。祖父母の場合は6日間、兄弟や遠い親戚ならば3日です。日本では、第一親等にのみ3日休みが取れることになっているので、このあたりが中華圏と日本は違うなと感じます。実際には8日や3日どころではなく、もっと休む人がほとんどなんですけどね…。

とかいって、私も先日妹が台湾に遊びにきたとき、何の前触れもなく前日に1日有給を取りましたが、とにかく休みが取りやすくプライベートを大切にできるのがありがたいですね。

中国系企業で働くことのデメリット

さて、日本で生まれ育った「日本人」の私たちからすれば、中国系企業にはメリットも多いですが、同時にデメリットも存在します。当たり前ですね。

私が思う「中国系企業で働くことのデメリット」を書いていきます。

中国人の「血縁関係」はやっぱりすごい。使えないドラ息子の尻拭いをさせられるかも!?

さきほどメリットの項目に「中国人は家族を大切にする」と書きました。家族を大切にするが故に、ビジネスも「家業」として経営していくことが非常に多いです。

中国の経済成長はこの10数年で起こった出来事ですので、今第一線を走っている中国人経営者の年齢はまだ若く、年をとっていても50代、60代の人たちが多いでしょう。もちろん、一代で会社を築き上げた人たちです。

スマホメーカーのHUAWEIや時価総額が50兆円を超えるALIBABAのジャックマーもそのうちの1人です。自分ひとりで築き上げた会社を持つ経営者の裁権は、当たり前ですがものすごく大きいのです。中国ではなおさら。

アップル社でスティーブ・ジョブスが自分の作ったアップルを追われたようなことは、中国では起こりづらいと言えます。そして「家族経営」を好む中国系の経営者たちは、会社の重要なポジションを「社長夫人」や「子供」に就かせます。会社が資産なのだから、経営者が家族に株式を譲渡し、大きな権利を持つ株主になるのは当たり前ではありますが、社員の士気は下がりますよね。

ただ「常務」として業務にノータッチならいいのですが、この家族(子供)がまるで社会で役に立たず、外で仕事が見つからないような場合は、会社で雇うパターンも少なくありません。「普段何もしていないドラ息子の尻拭いをして腹立たしい思いをする」なんてことに遭遇することもあるかもしれません。

私が勤める会社の場合は、社長の奥さんは副社長ではありますが「CSR」に力を入れており経営にはタッチしていないし、息子たちも海外で就職しているようなのでひとまず安心です。

方針がころころ変わりがち

これも中国系企業によく言えることですが、「スピーディーで目の前のチャンスを逃さない」という長所がある反面、「言動や方針などがころころ変わりがち」です。

私自身の性格も、どちらかといえば中国寄り(!?)なのですが、それにしても「いやいや…もっと慎重に考えてから行動しようよ…」と思ってしまった出来事は1度や2度ではありません。

「社長の決定権の速さ」をみるのは、実際に「会社経営」を学べるような気がして面白いものですが、行動した数だけ「失敗」があるのかもしれません。

ただこの点は、「人は失敗した数だけ学ぶことができる」ということもあるので、単なる短所でもない気がします。同じ失敗を何度も繰り返すようなことがあれば、よくないですけどね…。

まとめ:「チャイナドリーム」を掴むのはあなただ

今回は、これから始まる「令和時代」に中国系企業で生き抜くために心得や、中国系企業で働く「メリット」「デメリット」などを書いていきました。「中国で働くなんて、私には関係のないこと」と思っている時代はとっくに過ぎ去りました。今や「超大企業」ですら中国資本の傘下には入っている時代。今日あなたと商談した取引先の「お偉いさん」も実は中国人かもしれませんよ。

【参考資料】

こんなに違うの? 日本と中国の「家庭」や「家族」という概念=中国報道

日本と台湾の労働法(有給・特別休暇)を比べてみたら、台湾が俄然ホワイトだった件。

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