慣れない環境でも、生産性を落とさずに仕事をするには?

転職や職場の移動などで、周りの環境が変わると様々な場面で不都合が生じます。どのような環境であっても、仕事の生産性を落とすことなく、結果を出し続けたいものですね。
ここでは、どんな環境においても、生産性を向上させてスムーズに仕事をすすめるための4つのコツをご紹介していきます。

空調に影響を受ける生産性

筆者が以前勤務していたアパレル系の会社は、外注先として、インドに工場を持っていました。刺繍などの加工を依頼すると、たまに納期が問題になったこともあったようです。インドに生産指示書を持って出張に出るのは営業の役割でしたが、出張帰りの営業は、「インドは暑すぎて、納期なんて守っていられなくなるのもわかる」と話していたものです。

これは極端な例ですが、新しい勤務先や環境の空調や湿度がうまく調整されていないと、仕事に集中できないことがあります。そして、それが原因で生産性までも下げてしまうこともあるのです。
もし、空調が自分にフィットしていないと感じたら、新しいオフィスや環境で、勝手に空調の温度や湿度をチェックしていると白い目で見られるのではないか、と気にせずに、一度自分の目で確認してみましょう。

環境省では、冷暖房を冬20度、夏28度に設定することを推奨していますが、この設定は、環境に配慮してエネルギー消費量を抑えるための設定であり、実際に職場でこの温度設定だと、仕事効率に影響がでる場合もありえます。

オフィス空調28度設定というのは、クールビズをすすめる企業にも多く見受けられますが、実際のところは、日本の蒸し暑い夏のオフィスでは大変暑く、汗が出てのどがかわき、快適とはいえないため、生産性もダウンしてしまうとよく話を聞きます。また冬には、過剰な暖房で空気が乾燥し、マスクが手放せないという人も多くいることでしょう。

仕事が捗る環境に整えよう

効率よく仕事を進め、生産性をアップさせるために最適な温度や湿度は何度なのでしょうか?
2017年、東京都市大学環境学部、環境創生学科 リジャル ホム・バハドゥル教授らの研究チームは、オフィスにおける冷暖房などのエネルギー消費量削減を目指し、東京・横浜のオフィスビル11棟を対象とした、温熱環境の実測と社員の快適感の調査を行ないました。これにより季節ごとの快適温度を明らかにし、快適温度と外気温度の関係から適応モデルを開発されました。

それによると、オフィスの平均快適温度は冷暖房非使用時で25.0度、冷房使用時で25.4度、暖房使用時で24.3度であったと発表されています。
参考URL: https://www.tcu.ac.jp/news/newsrelease/20170515-8449/

現実的にも、空調25度前後が快適であると考えられますが、湿度の増減により、不快度が変わってくる場合もあります。湿度は、一般的に、45~60%を保てると良いでといわれます。寒い冬は、乾燥が激しく、湿度も下がりがちです。湿度が低いと、寒く感じやすくなります。また、乾燥が、かぜなどのウィルスの繁殖を促進してしまう可能性もあります。

そして、夏には湿度が高いと、空調がどんなに低く設定されていても、暑く感じてしまいます。そのため不快指数やあがり、仕事効率も落ちてしまいます。見落としがちな湿度管理、新しい職場はどうなっているのか確認し、もし快適でないのであれば、自分でできる範囲で快適に近づけるようにしましょう。

オフィスには、温湿度計を導入してもらい、温度や湿度を確認できればベターですが、個人で対策をするならば、冬には加湿を心がけてUSBケーブルで電源を取れる加湿器を使用したり、コップに水を入れてデスクに置き、湿度を保ちましょう。夏であれば、除湿器をおいてみることをおすすめします。

空調を快適に保って生産性に支障をきたさないようにすることは、デスクワーク中心のビジネスパーソンには特に覚えておいてほしいポイントです。

相容れない職場文化が存在する場合、どう生産性を向上させるか

職場でつねに音楽やラジオがかかっている、など、その職場特有の文化が存在し、それにどうしても慣れることができずに気が散ってしまう場合にはどうすべきでしょうか。
本来であれば、そのような文化があることを入社する以前に知っていられればよいのですが、何事も現場に入らないとわかりません。

一度、自分には合わないとわかっていても、その文化に浸かって、自分がどう感じるのかを体感してみましょう。意外に知らなかった自分を発見できるかもしれません。体感したけれど、どうしても自分に相容れないと実感したら、それも学びのひとつです。苦手な文化も割り切って、仕事は仕事として自分を見失わないようにしてください。

以下、新しい環境に触れるときのアドバイスです。

慣れない環境で生産性を向上させる4つのコツ

デスクの整理をする

筆者が大手商社に新人として入社したとき、まず上司から言われたのは、自分のデスクをすっきりと整理整頓することでした。自分のデスクの上もすっきりとせず、把握できないのであれば、膨大な仕事を管理するのも難しい、という考えからきたアドバイスでした。そのため、デスクをいつもきれいに保つようになり、自然と仕事やスケジュール管理も身に付くというメリットもありました。

もしあなたが新しい環境で、生産性がなかなかあがらない、と感じたら、デスク周りをいちど整理整頓してみてください。探しものをしていて時間をとられる、といった無駄も減らすことができますし、きれいなデスクで、スケジュール調整も仕事もはかどることでしょう。

情報収集活動を行なう

新しい環境では、いつもの自分らしい仕事ができるようになるまでに、様々な情報収集が必要かもしれません。仕事をふる相手は誰なのかを知ったり、陰のボスが誰なのかを知ったり、ランチタイムに短い時間でおいしいものを食べられるのはどの店なのかを同僚に聞いたりなど、必要な情報はたくさんあります。それらがそろうまでは落ち着かないかもしれません。周りの同僚たちと、可能なかぎりランチを一緒にとったりし、情報収集を心がけてみてください。きっと周りの人を知れば、落ち着かない心の緊張をゆるめていけることでしょう。

時間に余裕を持って行動する

新しい環境に足を踏み入れたとき、最初のうちはすべてにおいて、以前の環境に比べ時間がかかってしまうことでしょう。コピー機の使い方しかり、入室方法すら違って戸惑ったりすることもあるでしょう。

新しい環境のあらゆることの確認が必要です。ひとつひとつにきちんと対応できるようにするためにも、時間に余裕を持って行動するよう心がけましょう。時簡に余裕があれば、心にもゆとりをもって行動できます。スケジュールも、新しい環境に慣れるまで、想定外のことが起きる可能性も加味してバッファを持たせて管理しておきましょう。

マインドフルネスを意識する

新しい環境に入ったときには、周りの人たちからどう見られているのか気になるかもしれません。しかし、そのようなよけいなことを考えながら仕事をするのは効率が悪く、生産性もあがりません。自分がいますべき、ひとつの仕事に集中する「マインドフルネス」を意識して、仕事をしましょう。

周囲の目を気にすることなく集中力を発揮すれば、生産性も保てますし、生産性の高さから、おのずと評価も向上させていくことができるでしょう。

慣れない環境でも、生産性を落とさずに仕事をする

新しい環境で仕事をすることになったとき、周囲の目を気にしたり、新しい環境に圧倒されてしまい、集中を欠いてしまったりしないように、平常心を保って積極的に前へ進んでいけるようにしましょう!

効果的なマネジメントの処方箋

組織の潜在能力を引き出してビジネスを成功に導くためには、タスクや時間、そして人に対して、適切なマネジメント(管理)を実践することが必要不可欠です。
しっかりとした方法論に則って、効果的なマネジメントを実現させましょう。

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