海外起業して遭遇したトラブル〜日本と同じ感覚でいたら痛い目を見る

ぼくは、台湾で3つの事業を作りました。

しかし、事業をする中で、「日本では到底起こり得ないような問題」に何度も直面しました。

本記事では、ぼくが実際に台湾で起業しながら、身の回りで起こったトラブルを中心にまとめました。日本では絶対にありえない事が起こるのが海外です。もしも、今後、海外で起業する人は現地の実際に起業している日本人とコネクションを作って、いろいろ相談するのがおすすめです。(マジです)

それでは、ぼくの起業失敗談をお楽しみ下さい。

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日本では想定していなかったことの連続

ぼくは台湾に引っ越してすぐに農業の会社を立ち上げました。農業の会社を始めた理由は以下の3つです。

  1. 妻の両親が専業農家で農業に関するノウハウがあった
  2. 台湾妻の地元の農業が非効率的だった。自分ならもっと生産性の高い農業ができると思った
  3. 農耕具や農業機械の導入が遅れていた。購入する事で生産性を上げ、さらに代理店として農具の販売も可能だと思った

テクノロジーを利用して、効率的に農業することを広めよう! が、当初の目標でした。早速、ベトナム人を雇って、農地を借りて妻とスタートしました。毎日毎日、汗水垂らして働いてやっと出荷した野菜達。

最初に起こったトラブルは、出荷した野菜を冷蔵庫に入れ忘れて、全部腐らせてしまったという小売業者でした。

急に電話がかかってきて、腐った野菜を回収しに来て欲しいと言われ、トラックで向かっていくと、ぼくたちの出荷したレタス、ダンボール約30個分がすべて返却されました。冷蔵庫が一杯でスペースがなかったという理由で。腐ったことに対する責任も取る必要はないと言われ、大量の腐ったレタスとともに帰宅。涙が止まりませんでした。

次に起こったのは、配送業者。無事に野菜をダンボール数十個分納品したところ、翌日電話が。どうやら、市場まで配送して、購入してくれる小売業者を探したが、まったく見つからなかったので、そのまま持って帰ってきたらしい。

しかし、そもそも配送したかすら怪しい様子だし、まったく売れないというのも納得いかない。問いただしても、「俺らは配送した。売れなかっただけ」と、主張し、行きと帰り! の配送を請求され、ため息が止まらなかった。

農業関係で、このような不誠実な対応を何度も経験し、心が完全に折れました。「仕事だから、ある程度ちゃんとやってくれるだろう」という、ぼくの甘い考えを根本から覆される経験でした。

鳴り止まないLINEメッセージ

次に考えたのは「子供向け英会話塾」でした。部屋の一室を利用して、スタートしました。最初は親族の子供に教えていたのですが、友達、そして、さらにその友達が塾に入ってきて、少しずつ生徒も増えて来ていたのですが、悲劇が起こりました。

英語の先生を妻にやらせていたのですが、親からのLINEメッセージが鳴り止まなかったのです。

  • もっと学校のテストで高得点を取るための勉強をして欲しい
  • 宿題をもっと出して欲しい
  • 授業態度のしつけもお願いしたい

塾については、かなり良心的な費用を設定していたのですが、そんなことは親に関係ありません。お金の大小に限らず、さまざまな要求をしてきます。

「スピーキングの楽しさを学べる英会話塾」と謳っていたのですが、親御さんから見れば、学校で目に見える成績の変化がなかったり、自宅で英語の勉強をしていないと「塾に通わせている意味がない」と、思うようです。

塾を開いたり、妻の地元の小学校へ講演会をしに行ったり、インターナショナルスクールでアルバイト講師として働きました。そこで、教育に対する考え方が日本と台湾とではまったく違うことに驚かされました。

台湾では、学歴がすべてです。日本では、韓国のお受験が厳しいというのを知っている人も多いかもしれませんが、台湾と韓国のお受験への熱は同程度です。

そのため、親から子供の勉強について大量のLINEメッセージが届くことになり、妻はこれに疲弊し、塾を閉じることになりました・・・。

従業員が全員辞める

これは、ぼくの友人が経営している日本食レストランの話です。従業員が1人辞めようとしたところ、その従業員が他の従業員も説得して、一緒に辞めるという事態になりました。

日本でも一緒に辞めてしまうケースはあると思いますが、全員辞めるという事態には発生しないと思います。

そのお店の職場環境や人間関係に何か問題があったのかもしれません。しかし、台湾では、同僚を説得して一緒に辞めることがあるというのを、他の経営者からも聞いています。

職場や給与が気に入らないとすぐに辞めていくので、人材の流動性が非常に高いです。能力のあるいい従業員を引き止めておく作業も非常に大変です。。。

不動産を強制退去させられる

こちらもぼくの友人の経営者のケースです。

不動産の強制退去は、台湾は非常に悪名高い上に、頻繁に発生します。ぼく自身、現在進行系で、不動産の1年契約が終わったのと同時に、他の人に貸す?理由で退去させられました。

これは、住居だけでなく、店舗でもよくある話です。家賃の値段を倍にされたり、強制退去になるという話は日常茶飯事です。台湾では大家の力がとても強いのです。

ですから、「契約更新は2年にして、契約更新の1年前から交渉を始めるのが重要」ということを他の経営者から学びました(直前になると、とんでもない金額をふっかけてくる場合がある)

ぼくの友人の経営者もレストランを経営していましたが、不動産を強制退去させられ、お店を閉店しました。あまりにも無残な最後でした・・・。

契約通りの仕事をしてくれない

前述しましたが、台湾の企業ではビジネスパートナーとしての付き合いができないところもあります。最初は感激するような商品を発送してくれていたのに、段々と発送されてくる商品が悪くなることも経験しました。

時間についても、日本人の感覚だとルーズな人が多いのも特徴です。出勤に10分以上遅れてくることもしばしばですし、商品についても納期通りに納品してくれないこともあります。最悪の場合は、仕事を忘れてしまっていたことも・・・。

そのため、納期通り仕事をやって欲しいのであれば、仕事の進捗を確認することが必須になります。また、送られてくる物の品質もしっかり確認しないと、クライアントの信頼をなくしかねません。

「すべての品物やサービスに欠陥がある可能性」を考慮に入れて仕事しないと、痛い目を見ます。ぼくは痛い目を見ました。涙

まとめ

「海外で起業する」と、聞いて、チャンスがたくさんあると感じる方もいるでしょう。それは事実です。

しかし、それ以上にその現地パートナー企業とビジネスをするのは非常に難しく、前述したように予想以上のトラブルが発生することが度々あります。クライアントについても同様です。

そのため、これから海外で起業する人は、同じ日本人経営者の仲間を増やして、情報収集に励む事をおすすめします。ぼく自身、情報を知っていれば避けられたトラブルは1つや2つではありません。

しかし、それと同時に行動しないと始まらないので、行動しつつトラブルから学び、2度と同じ過ちを繰り返さないように対策を繰り返していく事が大事になります。

「日本の常識は海外では非常識」

ビジネスの観点においても、これを常に心に留めておく必要があるでしょう。

本当にあった怖い海外起業失敗談
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