フリーランスの『好きなことを仕事にする』に欠けている3つの視点

最近のSNSでのフリーランス論調は少しおかしな方向に走っているように感じます。

  • 好きなことを仕事にする
  • 自分のやりたいことだけをする

こういったセリフがよく聞かれます。たしかに堀江貴文さんやキンコン西野さんが率先して言っており、その周りに何者かわからない人がそうだ!そうだ!と喚いたり、自称フリーランスのノースキルのエセインフルエンサーがTwitterでそれっぽいセリフを言って人を集めてます。

前者の場合は発信者に実力と実績とそれを実現できるリソースがあるので、実際に嘘ではなく彼らだからできることです。しかし後者はそもそも好きなことが何かも明確でなくただ言いたいことをいい、それを持ち上げてくれる人を集め優越感に浸りたい人ばかりです。

では好きなことを仕事にできる人がいる一方で、できない人がいるのでしょうか?今回は好きなことを仕事にするのに重要な観点についてです。

『好きなことを仕事に!』の実現が難しい理由

好きなことと求めていることが一致する可能性は低い

好きなこととは一種の偏見であり、その人特有の個性です。それができあがるまでにさまざまな体験をして価値観が作られます。たとえ同じ漫画好きといっても、そうなった理由は人ぞれぞれでしょう。

  • いじめから救ってくれた
  • 自分の思い描いていた世界を実現していた
  • 絵が上手と褒められて自信がついた

もしその好きなことを仕事にしようとしたときに、その背景も踏まえたサービスとなるのではないでしょうか?仮にこれが世間の最大公約数で割った要望であるなら、十分に仕事があるでしょう。しかし自身の背景やしてきた行動すべてを当てはめたときに、それとズバリ一致する人はどれくらいいるでしょうか?

最初に言ったように、好きなことはいわゆる偏見で歪んだものです。その歪みが激しければ激しいほど、共感してくれる人は少なくなります。それを仕事に、サービスにしてみましょう。求めてくれる人も少ないので、仕事として成立させるのは難しくなります。

あなたの好きなことにお金を払う価値があるのか?

当然あなたの好きなことを実現させるのに、クライアントや消費者がお金を払ってくれるわけがありません。なぜなら彼らにとっては無価値なものですから。

クライアントや消費者がものやサービスを買うときに、大きく3つのことを期待しています。次章で説明しますが、それに当てはまらないものを買うことはありません。

見せ方やポジショニングで買わせることはできますが、それにそぐわないものであったらどうでしょう?その批判は販売者に向けられ、好きなことで仕事をするどころか普通の仕事もできなくなるでしょう。

自分が好きなことをして、その上でお金をもらうということは想像以上に難しいのです。

『好きなことを仕事に!』が口癖の人に欠けてる3つの視点

『好きなことを仕事に!』は大変聞こえのいいセリフですが、実際に実現するのは非常に難しいです。しかし一方で本当にそれを実現できている人がいるのも事実です。

ではそういった方達は自分たちで好き勝手にやっているのでしょうか?いえ、そんなことはありません。自分たちの好きなことを入れつつも以下の3点を取り入れています。

  • 売上に貢献する
  • 面倒ごとを解消する
  • 楽しませる/幸福感を与える

ということです。それぞれ簡単な具体例をあげてみます。

売上に貢献する

好きなことが漫画を描くこととしましょう。そういった人ができる仕事として

  • Web/SNS広告のバナー
  • 商品のランディンンページ
  • 記事の挿絵
  • チラシやフライヤーのデザイン

といったものがあります。これらはすべてクライアントや商品の認知度を上げ、見込み顧客を増やし、売上に貢献します。ただ自分が描きたいもの伝えたいものを描くのではなく、クライアントの売上に貢献する漫画を描くことができれば、仕事となるでしょう。

このように自分の仕事で売上が立つ仕事は、好きなことでも仕事になるでしょう。

面倒ごとを解消する

好きなことが語学で、特に英語が得意だとしましょう。そのような場合は、翻訳や通訳といった仕事ができるでしょう。

1番良いのは本人が英語を勉強して外国人とコミュニケーションや交渉をしたり、自分で翻訳をすればいいはずです。しかしそれを1から勉強するのは面倒だし時間的リソースもないことが多いです。

そういった困りごとや面倒ごとを語学が堪能な人はすぐに解決できます。そしてその人にとっても楽しく自分の能力を活かせるので、お互いWin-Winです。

みんなが困っていることがすべて大変なことではありません。もしかしたら自分にとってはとても楽しくやりがいのあることかもしれません。そういった場面を見つけると良いでしょう。

楽しませる・幸福感を与える

楽しませたり・幸福感を与える仕事は非常に多いです。代表的なところをあげるとテーマパークであり、小さいところで言うと個人で開催するワークショップや広場で行われている大道芸などもそうです。

見ている人・参加している人を楽しませ幸福感を与えることで報酬をもらえます。自分の好きなことで人を楽しませるかどうか?その共感ポイントを作り多くの人が賛同すれば、それは仕事になるでしょう。

僕が好きなことを仕事にしていたときの話

僕は現在法人メディアのディレクションやWebマーケティングを担当しています。これは別に好きな仕事ではなく、自分の業務経験を活かせる・フリーランスでリモートワークで稼げるという2点です。

実際に僕が本当に好きなことを仕事にしていたのは2017年のAirbnbでのゲストハウス運営や体験書道のときです。

Airbnbの体験ホストでドイツからハネムーンで来た、新婚さんに書道体験を実施。

今月は予約数もそれなりにあるから、これで大分生活できる。

好きなことを仕事にできる最速で最も簡単なのが体験ホスト。

ボクの場合2時間で2人5000円。しかも仕事と思ってなくてやれるのが最高! pic.twitter.com/0hD9wb0OxF

— たかや/初任給セレブ@台湾🇹🇼 (@tabigrapher) 2017年8月12日

フランスから来た超かわいいゲストとデートなう!

airbnbやってて良かった、、、笑#airbnb #浅草 pic.twitter.com/D42NIEsKVn

— たかや/初任給セレブ@台湾🇹🇼 (@tabigrapher) 2017年6月19日

このとき特に体験書道教室のときは、まさに好きなことを仕事にしているという実感してました。

では、この2つは好きなことを仕事にするのに必要な3つの視点のどれにハマっていたのかと言うと

  • 売上に貢献する
  • 楽しませる/幸福感を与える

です。

楽しませる/幸福感を与えるはわかると思います。海外から来たゲストに日本の文化を体験してもらい楽しんでもらうことです。ではもう1つの売上に貢献するとはどういうことでしょうか?

Airbnbはいわゆるマッチングのプラットフォームです。自分たちで部屋や体験を持っているのではなく、提供者は個人です。体験や部屋を提供したい個人とそれを必要とするゲストをつなぐのがAirbnbです。

そしてそのマッチング(部屋やサービスの提供)に対して売上の数%の手数料として取り収益を得ています。つまりホスト側がたくさん部屋やサービスをゲストに提供するだけAirbnbの売上に貢献するのです。

僕自身は部屋は3つ、書道体験教室は週6回開催していました。そしてそれだけ積極的に売上に貢献してくれる人を優先して検索上位に上げる仕組みがあります。そうすることで、僕は好きなことを仕事に収入を得て、Airbnb側もその数%を手数料で売上を上げることができます。

エアビーアンドビーのプロフィール画面。

この点で僕はAirbnbの売上に貢献していたのです。

好きなことを仕事にしたいなら貢献ポイントを考える

ただ自分の要望100%を反映した仕事は成立しません。あくまでお金を出すクライアントや消費者の目線やニーズが重要です。そして自分が提供するサービスが

  • 売上に貢献する
  • 面倒ごとを解消する
  • 楽しませる/幸福感を与える

どれに当てはまるかを考えなければいけません。フリーランスとして個人でビジネスをするのであれば、どうやったらお金が動くのかを押さえておきましょう。

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