在宅勤務でも集中力を切らさず生産性アップさせるためには?

2018年は日本企業の間で「副業解禁」の動きが広がった年でした。その背景には、これまでの日本企業が忠実に守ってきた終身雇用が、会社の体力低下により維持しづらくなってきたことや、働き手の人手不足などを原因として、日本企業が社員への副業解禁を容認せざるを得なくなったことから広がった流れと考えられます。
副業を解禁している企業は、あくまでも従業員が業務中に使っているスキルを副業で使用し、本業への貢献や成長につながる業務を想定していると考えられます。そのため、働き手のもつスキルを複数まの企業でシェアする働き方が、今後ますます日本で広がっていくと推測できます。それは、言い換えれば働き手の総フリーランス化、とも言える流れを作っているとも言えるでしょう。「副業」と同時に、2018年は「フリーランス」という働き方にもフォーカスがあたった年でした。2018年のように、副業、フリーランスといった従来の働き方とは違う働き方についての多様性を考える機会が増え、自身の働き方についてもよりよい方法を考えさせられたビジネスパーソンも多かったのではないでしょうか。そんな中で、在籍企業が週に数回の在宅勤務を推進するようになったり、リモートワークの環境改善に取り込みだしたというケースも増えていると考えられます。出社せずとも仕事ができる在宅勤務やリモートワークは、出社時間を節約し、ビジネスとプライベートを自由に管理できる自由度が魅力的な反面、時間管理能力、自身を律するスキルが必要な働きかたでもあります。
この記事では、在宅勤務、リモートワークでも集中を切らさずに生産性を高めて働くために必要なことを探していきます。

お手本はもういらない

これまでの日本企業が行ってきた「終身雇用」は、社員にスキルを活かせる仕事がなくても、配置転換などを行ってスキルを社員にマッチさせ、社員の雇用維持につとめてきました。会社は社員を一生面倒雇用し続けて面倒を見るかわりに、社員のスキルはすべて在籍する会社に使用することが大前提で、社員の時間はすべて一つの会社のために使用しなくてはなりませんでした。言うなれば、社員は会社にぶらさがっていれば、食い扶持は維持することができたというわけです。しかし、そのような体力は徐々に日本企業から失われつつあります。そのために、会社が面倒をみてきた社員のキャリアデザインを、社員自身に取り戻し、構築することが必然になったということになります。

会社に所属していれば、定年までどのようになっていくのかが、何となく推測でき、身近にお手本がいた時代はもう終わりです。むしろ、自分がどうしたいのか、どのような働き方をしたいのか、自分の考えを持ち、それを貫くスキルが求められる時代になったのです。

上司が、部下たちのよけいなツイートやネットサーフィンを常にチェックしているという、さながら学校での生徒と先生との関係性のような緊張感あふれるオフィスであれば、よけいなことには目をくれず、仕事だけに集中することはたやすいでしょう。しかし、これが在宅勤務やリモートワークになると、まるで状況が違うということに気づきます。他者の目がないということが、どれだけ人をだらだらさせるものかを、身を持って知る事になるのです。

仕事への切り替えスイッチの自覚

満員電車にすし詰めで乗る通勤ラッシュを卒業したくて在宅勤務を始めたいと考えていた人は、いざ在宅勤務を始めると、仕事とプライベートの境界線のつけづらさに大きな戸惑いを感じることでしょう。
平日オフィスに通っていたビジネスパーソンは、在宅勤務であれば、平日に済ませられない用事を土日に詰め込むことから逃れられると思っているでしょうが、それは、時間管理の賜物であることを理解するようになるでしょう。

在宅勤務は、パジャマを着てボサボサ頭で顔を洗わないでいても、とがめる人は誰もいません。例えばWEB会議があるときは、上半身だけ着替えるという人もいるでしょう。しかし、特に女性は、化粧することや着替え、身だしなみが仕事を始めるスイッチになるという面もあります。
会社に出勤するときに、仕方なく行っていたことが、実はプライベートから仕事への切り替えスイッチとなっていたという場合もあるのです。

身なりを整えたり、出勤時間という縛りがない在宅勤務だからこそ、仕事に入るときの自分なりのスイッチを意識して作りましょう。
朝一杯のコーヒーを淹れてから仕事を始める、顔を洗って軽く身支度をしてから仕事を始めるなど、自宅やオフィス外の場所にいるときこそ、始業するという意識を整えましょう。何時から仕事をスタートしたのか意識したほうが、生産性についても意識しやすくなります。

在宅勤務こそ、最も時間管理が必要な働き方である

在宅で集中して仕事をしていると、気づけば身支度もせずに夕方を迎えていたり、締め切り近くに仕事をしていて何日誰とも話しをせず外に出ないなど、人としての最低限の生活時間やコミュニケーションを無視した働き方になってしまう場合があります。

それほどまでに仕事に没入することに納得できていれば良いですが、そうではないときには、企業に毎日出勤していたときのリズムに近い時間の使い方を意識してみることも必要ではないでしょうか。たとえば、YouTuberで、子供たちにも大人気のヒカキン氏は、自分のチャンネルを毎日更新し続けていますが、編集作業を一人在宅で行っているとも報道されており、その働き方を原因とする生活リズムの不規則感や、運動不足を感じさせられるときがあります。毎日更新されるヒカキン氏のチャンネルを見ても明らかですが、数年前と最近の動画では明らかにフェイスラインなど、体全体のボリュームが増しており、実際本人も動画やツイッターなどで、コレステロールや肝臓のALT数値が高いと話しています。今や子供たちの憧れの職業のひとつであり、新しい働き方のひとつでもあるYoutuberは、動画内容にもよりますが、運動不足になりがちな職業になりかねません。

新しい働き方とは、仕事内容と同様に、体調にも自分の管理能力が問われるというシビアな面もあることを認識しましょう。

集中するために環境を整える

いざ仕事に取り掛かろうとすると、部屋が散らかっていることが気になり集中できなかったり、頭がぼうっとして集中できなかったりなどして、どうしても仕事がはかどらないときがあるかも知れません。
そんな時は、集中しやすくなるように環境を整えていきましょう。

部屋が散らかっていると集中できない人は、部屋を掃除したり、整えてから仕事に取り掛かりましょう。
あるいは、集中をそぐ誘惑があるリビングで仕事をするのはやめて、仕事専用のスペースを作って仕事をするようにしましょう。
頭がぼうっとしたり、体のだるさが気になって集中できないときは、家から出てウォーキングやランニングをしてみましょう。

在宅の仕事の権威とも言える職業である作家の村上春樹氏は、30歳で小説家デビュー、33歳からランニングを始めており、ランニング歴30年以上です。エッセイ「走ることについて語るときに僕の語る
こと」という書籍を上梓しているほど、ラン二ングを極めています。
村上氏は毎日1時間・平均10kmの距離を走る生活を30年以上続けている話は有名で、冬にはフルマラソン、夏にはトライアスロンの大会に出場しているといいます。

村上氏のように、ストイックなランニング生活を送れなくとも、ヨガやウォーキングなどでも構いません。体を動かすことによって、集中力が高まり、創造力を豊かにし、仕事に向かうための精神を整えることが出来るのです。健康維持のため、生活リズムをつくるためにも、意識して体を動かしましょう。

食生活に留意する

前出の村上氏は、長期小説を書くことは、神経をレーザービームのように使って、作品に集中することが必要で、言わば肉体労働であると述べています。
そのため、食生活にも気を配り、野菜と魚を中心に食べ、肉を食べる頻度は少なめ。野菜をたくさん食べるようにして、ご飯は白米でなく、栄養価の高い酵素玄米をとり、代謝の良くなる食生活を送っているようです。

そして、腹七分目くらいの量を目安にし、寝る前の3時間には何も食べないように心がけるなど、その生活はまるでアスリートのよう。しかしこのような生活がバイタリティを産み、仕事のクオリティを高められることは、氏の作品を見れば明らかです。

まとめ

時間を自由に管理しやすく思われがちな在宅での仕事こそ、自己管理能力が問われることをよく理解して、自分にマッチする時間配分や、食生活をコントロールできるようにし、在宅での仕事のクオリティを高めていきましょう!

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