就活生は名刺を作るべき!

社会人になると名刺交換はビジネスの基本です。さまざまなモノがデジタル化する時代に生きていると、どうして名刺なんてアナログなモノを作らなければならないのか、疑問に思う方も多いでしょう。もちろんそう言いたくなる気持ちはわかります。しかし、日本のビジネスにおいて名刺交換はまだまだ必須であるという事実を直視する必要があります。

名刺交換が日本社会で重要であることは、就職活動中の学生(以下、就活生)も意識しておくべきポイントです。なぜなら、就活生がコミュニケーションをとる相手は、名刺に慣れ親しんだビジネスマンだからです。

確かに、就活用の名刺を作る学生の数はあまり多くないでしょう。しかし、だからこそチャンスであると言えます。名刺を作成して、正しく使うことができれば、他の就活生と差をつけることができるかもしれません。

本記事では、就活生が名刺を活用するにあたり必要な情報をまとめました。

就活用の名刺を作る理由

ここでは、なぜ就活生が名刺を作るべきなのかについて理由を解説します。

礼儀正しい「印象」を与える

採用担当者の多くは、就活生が名刺交換を求めてきたら礼儀正しい印象を受けるでしょう。前述したように、就活用の名刺を持つ学生の数はさほど多くないからです。しかし、そのためには名刺交換のマナーをきちんと実践しなくてはいけません。間違ったやり方で名刺交換をすると逆効果になることもあります。守るべきマナーについては、記事の後半で解説します。

強調したいことをしっかり伝えることができる

就活生は、名刺交換をすることで自分の伝えたいことを採用担当者にきちんと伝えることができます。そのためには、強調したいポイントをはっきりさせ、端的な文言で名刺に載せる必要があります。例えば、自分の特徴をキャッチフレーズにして、名前の上にそっと添えておくのも良いでしょう。履歴書では、書きづらいことをもアピールすることができます。

名刺を作って損することはない

就活をする時に、名刺を作って損することはほとんどありません。就活イベントや採用面接で活用することは勿論ですが、就活生同士の交流の中で名刺を渡すこともあるでしょう。それをきっかけに会話が盛り上がることも十分あり得ます。迷っているなら、ひとまず名刺を作ってみてはいかがでしょうか。

名刺作成の予算と期間は?

「よし、名刺を作ろう」。そう思っても、どうやって名刺を作ればいいかわからないこともあるでしょう。そのため、ここでは名刺作成の「予算」と「期間」を筆者の経験を踏まえながら、解説します。

名刺を作るのにかかる予算

名刺を作るには、どのくらいのお金がかかるのでしょうか?結論からいうと、2,000~3,000円で作ることも可能です。しかし、渡す相手の印象に残るような名刺を作るためには、こだわりも必要です。するともう少し奮発することになります。自分の予算を踏まえつつ、ちょうど良い落とし所を見つけると良いでしょう。それでは、名刺作成の費用を見ていきます。

名刺作成にかかる金額は、大きく分けて「印刷料」と「デザイン料」をプラスしたものになります。

まず「印刷料」(100枚あたり)は、片面モノクロだと1,000円、両面モノクロで2,000~3,000円が相場です。両面カラーになると、4,000円~5,000円はかかるでしょう。もし、名刺の紙質にもこだわりたい場合は、オプションで追加料金がかかることが一般的です。

次に「デザイン料」は、凝ったものにするのなら10,000円以上かかることもザラです。シンプルなデザインで作るのであれば3,000~5,000円程度に抑えられます。また、テンプレートで十分だという場合は無料にすることもできます。

なお、印刷とデザインを一括で発注すると、価格が割安になる場合も多いです。自分の要望に合わせて、印刷会社を探してみましょう。

期間

一般的に、名刺は発注してから数日~1週間程度で手元に届きます。デザインは出来ていてあとは印刷するだけであれば、店頭なら1~2時間ほどで受け取ることができます。とはいえ、不測の事態に備えて十分な時間の余裕をもって名刺の作成をすることが大切です。

ちなみに筆者は、名刺のデザインをクラウドソーシングを利用して発注しています。今まで何回か名刺の作成をデザイナーに頼みましたが、修正を含めて平均2~3日くらいで完成データが納品されます。そこから近くの印刷会社にデザインを渡して数時間ほどで店頭受け取りをして完了です。

名刺に載せること

名刺作成の予算と期間がわかったところで、今度は一体何を名刺に載せればいいのかについて考えましょう。

本名(フリガナ付き)と連絡先

まず、本名(フリガナ付き)と連絡先は必ず載せます。すでに履歴書を提出している場合は伝えてあるはずですが、就活生向けイベントや交流会で初めて出会う採用担当者にとっては新しい情報になります。

学校・学部・専攻

ビジネスマンの場合、自分が勤めている企業と部署は間違いなく名刺に載せます。学生に置き換えて考えると、それらは学校・学部・専攻にあたります。学生の本分は、勉強ですので採用担当者にとっては、就活生がどのようなことを学んでいるのかは知っておきたい情報です。会話の入り口を作る意味でも、必ず載せておくと良いでしょう。

キャッチフレーズ

自分の特徴を表すキャッチフレーズを名刺に載せることを検討してみてください。一見、「キャッチフレーズなど名刺に載せていいのか?」と思うかもしれませんが、短い言葉で自らを印象付けることは効果的な手段です。ただ、どのようなキャッチフレーズにするかは十分に考えなくてはなりません。

キャッチフレーズを考える時に、オススメしたいのは『あなたはどう見られているのか ―2つの強みから導く、あなただけの魅力』(著:サリー・ホッグスヘッド/刊:パイインターナショナル)という本です。この本では、無料のwebテストを受けることで自分が「ロックスター」や「善良な市民」、「型破りな指導者」などの49通りのタイプのうち、どれに当てはまるかを知ることができます。そして、該当するタイプの特徴を踏まえつつ、自分をPRするキャッチフレーズを考えるコツを学べます。興味がある方は、ぜひ一度読んでみてください。

作品(ポートフォリオ)へのリンク

作品(ポートフォリオ)は、クリエイティブな職種を目指す場合に重要なアピールポイントになります。具体的には、自身が作ったアプリやイラスト、動画などが考えられます。web上で確認することができない場合は、どのようなモノを作っているか明記しておいて、採用担当者が興味を持てば口頭で補足しましょう。作品(ポートフォリオ)は、実力をはっきりと示すことができるので、有効に活用したいところです。

SNSのアカウント

意見は分かれると思いますが、SNSのアカウントを名刺に載せることも検討しましょう。明らかに自分のSNSにおける投稿が自分をPRするにあたってプラスに働かない場合は、止めておくことが賢明です。対して、普段から有益な情報をアウトプットしているのであれば、名刺に載せることで良い印象を与えることができます。

名刺について知っておくとよいこと


ここでは、就活生が名刺を活用するにあたり知っておくべきことを解説します。

押さえておきたいマナー

名刺交換のマナーについては、考え始めるとキリがありません。そのため就活生が最低限、守ったほうが良いマナーを箇条書きで伝えます。

  • 名刺入れを下にして名刺を両手で持つ
  • 渡す時に学校名と氏名をはっきりと発音する
  • 相手の名刺の位置より低く名刺を差し出す
  • 名刺は右手で差し出し、左手で受け取る
  • 偉い人から順番に名刺交換する
  • 受け取った名刺は机に出しておく

以上をきちんと踏まえれば、失礼にあたることはないでしょう。ただ就活生の場合、名刺交換の経験がほとんどないため、実際に名刺交換をする時に慌ててミスをしてしまうことも十分あり得ます。そのため、家族や友人に協力してもらって名刺交換の練習を十分しておくことをオススメします。

名刺入れの選び方

どのような名刺入れを使うかも些細なことのように思えますが、相手の印象を左右するポイントになります。就活生が初めての名刺入れを選ぶ時、ついつい個性的でオシャレな名刺入れに惹かれてしまう気持ちはわかります。しかし、就活においてはとことん無難な名刺入れを使うことがベターです

名刺入れのカラーは「黒」一択です。デザインは無地に近いものを選びます。生意気と思われることもあるので、一目見て高級とわかる名刺入れも避けましょう。名刺の取り出しやすさも大切です。そうすれば、慣れていなくても、もたつかずにすみます。

名刺の管理方法

名刺の管理方法は、議論が二分されます。「アナログ」か「デジタル」か、です。ビジネスにおいてどちらが人気かというと、デジタルでしょう。データにする手間はかかりますが、後で検索・共有しやすいことは大きなメリットです。しかし個人的には、就活生はアナログで管理することを勧めます。なぜなら、ビジネスマンと比べて管理する名刺の枚数が少ないからです。紙の名刺を保管するホルダーは、1,000円程度で購入することができますので、コストはかかりません。デジタル管理は、内定をとって企業で活躍する日までとっておきましょう。

「就活生は名刺を作るべき!」についてのまとめ

本記事では、就活生が名刺を作るということをテーマに考察してきました。文中でも述べましたが、名刺を作って損することはほとんどありません。結局、社会人になれば名刺を持つことになるので、名刺交換が嫌だと思っても避けては通れない道です。だったら、学生のうちから名刺を扱うことに慣れておいてもいいでしょう。

ここまで述べた内容をしっかり覚えておけば、就活で名刺を使うにあたり困ることはないと思います。最初は不慣れで緊張するかもしれません。しかし、場数を踏めばだんだん自然になってきます。名刺を作って他の就活生と差をつけ、内定をゲットしてください。

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