自己実現のための効率的な時間とお金の使い方

「自己実現」という言葉を聞いて、思い描く理想は、人それぞれです。デジタル大辞泉によると、自己実現とは「(中略)自分の目的、理想の実現に向けて努力し、成し遂げること」とあります。

では、あなたは自分自身の思い描く未来の実現に向けてどのようなチャレンジをしていますか? 実際、自分の理想がぼんやりと見えていたとしても、何をすればいいのかという具体的な手段までお見えているという人は少ないのではないでしょうか。

今回は、自己実現というテーマを扱います。その中でも理想を実現するために必要な「時間」と「お金」に焦点を当て、私の経験から自己実現をする際に意識しているいくつかのポイントについてお話したいと思います。

Advertisement

1. 最初のチャレンジには時間を使う

最初に簡単な質問です。あなたは、なぜこの記事を読んでいるのでしょうか? おそらく、今の生活を続けていても自分の思い描く理想の実現は困難であると、心のどこかで気づいているからではないでしょうか?

つまり、あなたはこの記事から「新しい学び」を得よう、と考えていると思います。

私が自己実現のために提案したいのは、それと同じです。要するに、自己実現のために何かしようと思ったとき、まず自分が今からしようとしていることが「自分にとって初めての挑戦かどうか」を意識してほしいということです。

私は過去の経験から、上記の評価軸を見失わず、意識して行動することが自己実現を目指すために効率的だと考えています。ただ、新しい知識や経験を得るために何が効率的か、というのは、人それぞれ。手頃な例を出すと、パソコンやスマホでブラウザを開けば多くの情報を得ることができます。本屋にも、たくさんの自己啓発本やビジネス本が並んでいますよね。このような、純粋な知識だけを積み重ねることでも、学びは深まり、その分野やカテゴリの知識は深まるでしょう。

参考書の文字を映している人。

しかし、積み木をいくら高く積もうとしても、一番下の積み木が不安定であればすぐ崩れてしまうように、知識を積み重ねる前には時間をかけて知識を吸収しやすい土壌づくりが必要と考えています。

私が土壌作りに必要だと考えるポイントは

  1. 学びの土台は知識ではなく、体験である。
  2. 興味のない分野でも概要をおさえる。

という2点です。

体験に基づいた知識の方が頭に入ってきやすい、というのはどなたも経験があることではないでしょうか。1つの料理を作るにしても、1度食べたことのあるものの方が、すんなりとレシピが頭に入ってきますよね。

また、概要をおさえておくことで難しい知識も理解が容易になる場合が多いです。例えば、複雑な人間関係を描いた物語だったとしても、ネタバレにならない範囲であらすじと人物相関図を先に見ておけば、すらすら読み進めることができる場合もあります。

新しい分野に挑戦するためには、多くの時間がかかります。理解し、試し、フィードバックを得て、再びやってみる、と必要な工程が多いためです。始めてみてから、チャレンジする前には必要ないと思っていたさまざまなな知識が必要となることに気付くこともあります。それがもし、自分興味のない分野であったとしても、概要を把握することで知識の幅が広がるでしょう。

そのため、私は初めてのことにチャレンジするときには惜しみなく時間を注いだ方がいいと考えます。

自分自身にその知識を吸収するための土台とは、自分が知らなかったことに気付くことであり、ときには失敗することです。しっかりとこのフローをこなし、土台ができあがったとき、つまりこのチャレンジが自身にとって初めての経験ではなくなったときが、時間ではなくお金を使って学びを深めるタイミングです。

2. お金についての小話:投資の専門家は何をしているか?

自己投資としてお金を使うことについてお話しする前に、投資の専門家であるベンチャーキャピタルについてお話しします。

ベンチャーキャピタルとは、未上場企業に対して投資を行う投資ファンドのことです。

未上場企業とは、たとえばスタートアップ企業をイメージしてみてください。スタートアップ企業は投資ファンドから調達した資金を、自社の成長のために消費します。サービスをリリースしたばかりのスタートアップ企業の多くは毎期赤字です。

家のお金のやりくりに置き換えると「毎月の給料よりも出費が多い状態」なので心配になりますが、スタートアップ企業は成長段階に応じて追加で資金調達できます。

なぜ、赤字企業に投資するのか? 投資家が未上場企業に求めているのは高い成長率です。多くの場合は株式上場やM&Aによって、ベンチャーキャピタルは将来的に投資分を上回る回収ができることを前提に、投資をしているのです。

3. お金を使った自己実現:その① 会社のお金を使う

投資というのは成長を期待していることに他なりません。会社にとっての人材育成への投資は、資格取得を支援する制度であったり、社員の成長を期待して少し難しい仕事を任せることです。

もし企業にお勤めであれば、社員は会社の制度や担当している仕事をフルに使って自身を成長させ会社により多くの貢献をすることが求められています。会社が「自分の時間を使った代わりにお金をもらう場所」というだけではもったいないのです。

(1) 会社の制度を使う

研修サポートや資格取得補助制度などをうまく使いましょう。会社によってまちまちですが、たとえば次のような制度を用意している会社があるようです。

  • 資格取得のための助成金を支給する
  • 資格取得時に一時金を支給する
  • 書籍の購入を会社が負担する
  • 研修やセミナーの参加費用を会社が負担する

社会人になりたての頃は「自己実現のために行くセミナーや研修費を会社に出してもらうために、上司に相談することは気恥ずかしい」と思う方もいるかもしれませんが心配ありません。自分が成長した結果、いかに会社に貢献できるかが説明できればいいんです。積極的に制度を活用しましょう。

(2) 会社の制度を利用するときの心構え

そうはいっても、会社のお金を使って、自分が好きな研修やセミナーに自由に参加できるわけではありません。

ポイントは会社から求められている役割を理解することです。大きく2つの役割に分かれます。ひとつは会社の継続に必要な管理部門の仕事をしている場合です。

たとえば経理や人事担当のように、会社の売り上げに直接影響せず、法令によって会社の継続のためにおこなわなければならない仕事をする人たちです。

この部門の人たちに期待されている成長は、効率的に仕事をすることによるコスト削減です。そのため簿記や人材育成について学ぶための研修や資格取得なら会社から喜ばれるでしょう。

もうひとつは会社を成長させる仕事に関わる部門です。事業企画やシステム開発のように新しいサービスを生み出していく仕事や、マーケティングのようにサービスのユーザーを獲得していくような人たちです。

彼らに期待されている成長は、新しいアイデアやこれまでなかったソリューションを創造することですから、最先端の事例を学ぶセミナーなどに会社の制度を使うと良いでしょう。

4. お金を使った自己実現:その② 自分のお金を使う

理想の自分を目指して取り組むチャレンジは、勤めている会社に関係するものばかりではありませんよね。

そのチャレンジが会社に関係するものではなかったとき、自分のお金を使う必要があります。そのようなとき私は次のような観点で取り組みます。

(1) 自分でルールをつくる

チェックリスト。

会社には自己啓発を促すための制度が用意されていますが、自分で取り組むときにも制度(ルール)をつくってみてはいかがでしょうか。

たとえば、予算を毎月一定金額確保して使い切ることにするといった具合です。

どんなに忙しかったとしても自己実現のために先に予定を入れてしまい、そのための時間を確保するとか、その月の予算が余りそうなときは、試しに以前から興味があったが優先順位が低かったことをやってみるといった行動につながります。

(2) 種をまく感覚で取り組む

私は昔、私と同じように悩むプロジェクトマネージャーと交流を持ちたいと考えていました。同業種なので、深い話ができて理解しやすいだろう思っていたからです。ところが、そのときに同僚からこんなアドバイスをされました。

「人脈は浅いつながりをたくさん持っていると仕事に広がりが出る」

自分と同じようなスキルを持つ特定ジャンルの人たちとばかり交流するのではなく、自分と異なるスキルを持つ多くの人たちと交流したほうがいいというアドバイスでした。

前者は自身のスキルを高めることに役立ちますが、後者は自身が知らない分野の概要を押さえたり、そのスキルを持っている人がどこにいるのか知ったりすることができるようになります。

自分と異なるスキルを持つ多くの人たちと交流してみても、すぐに成長を感じられませんでしたが、半年から1年経つと、思いもよらない場面で仕事に役立ったという経験がありました。

ひとつのことだけを大きく実らせようとするのではなく、さまざまなことに種をまく感覚で取り組むことも自己実現のためには必要かもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

「自己実現」に近づくために、何かに取り組む、チャレンジする、と思い立っても、世の中には無数の方法があります。まずはじめは自分の土台をしっかりと築くために、時間がかかっても実直に取り組むこと意識しましょう。

そして、お金を使って学びや研修を受けたいときには、まず会社の制度を利用できるかをきっちりチェックしておくことをおすすめします。思いのほか、あなたにぴったりの制度や、自分で情報収集しただけでは気が付かなかった新しいチャレンジとの出会いがあるかもしれません。

ちなみに、私自身は自己実現に加えて、ありきたりではありますが日々取り組んでいる仕事そのものを成長の糧とし、自身の成長が会社の成長に反映されるように仕事に取り組んでいきたいと考えています。

上手に時間とお金を使って、自分を成長させていきましょう。

なりたい自分になるために。
最新情報をチェックしよう!
Advertisement
>TeamHackで、タスク管理を驚くほどラクに。

TeamHackで、タスク管理を驚くほどラクに。

TeamHackは、タスク管理とチャットが同時にできる「業務コミュニケーションのしやすさ」に特化したオンラインワークスペースです。コミュニケーションツールとタスク管理ツールを行ったり来たりして、二重に管理の手間がかかる問題をスッキリ解決します。

CTR IMG