あなたの職場の人間関係を見直してみよう~悩み無用の職場環境の作り方

職場で良好な人間関係を築くことができれば、仕事にいい影響を与えることができます。では、人間関係の構築において大切になる考え方とは一体何でしょうか? 本記事を読み進めれば、その真髄を感じていただけるのではないでしょうか。

人間関係はとっても大切


職場で感じるストレスとして、男女共に最も多いのが「人間関係」であるという厚労省の調査結果があります。また、公益財団法人 日本生産本部が発表している平成27年度 新入社員を対象にした『「働くことの意識」調査結果』によると、「仕事をしていくうえで人間関係に不安を感じる」と答える人が66.5%います。その一方、「仕事を通じて人間関係を広げていきたい」と考える人は94.8%もいることが明らかになっています。このことからも、多くの人が職場における現状の人間関係に満足していないといえるでしょう。

なぜ、人間関係は仕事において、これほど重要なのでしょうか? 職場で 良好な人間関係を築くメリットについて、3つ紹介します。

仕事の効率が上がる

仕事をしていると必ず、自分一人では解決できない問題に直面します。そういった場合、上司や同僚に相談して、一緒に問題解決を考えることになるでしょう。その時に、職場で良好な人間関係を築くことができていれば、気軽に相談しやすく、また、相手からの協力を引き出しやすくなります。さらに、シナジー効果によって、仕事を効率よく完了することができます。

仕事が楽しくなる

仕事時の幸福感と人間関係には密接な関わりがあります。そのことは、人間関係に悩んで、仕事を辞めてしまう人が多いことからも想像することができるでしょう。良好な人間関係の元で働けば、やる気もアップします。そして、やる気が成果につながり、仕事が楽しくなるというポジティブなサイクルが回り始めます。

メンタルが楽になる

職場で良好な人間関係を築くことができていないと、仕事をしていてもストレスが溜まってしまいます。また、些細な言動に対して過剰な防衛反応が起きてしまい、精神的に辛くなることも多いでしょう。そのため、精神衛生的にも、良好な人間関係は重要になります。

このように、仕事と人間関係は切っても切れない関係にあるため、積極的に改善していく必要があります。

人間関係に疲れやすい人の特徴

人との出会いは歳を重ねるほど増えていきます。それを楽しむことができれば一番良いのですが、ストレスになってしまう人も少なくはないでしょう。その感じ方には、個人差があります。ここでは、人間関係に疲れやすい人の特徴を3つあげて、説明したいと思います。

引っ込み思案な人

引っ込み思案な人は、人間関係に疲れを感じやすいです。なぜなら、常に相手のことを優先させてしまうが故に、自発的な発言や行動を我慢してしまうことが多いからです。引っ込み思案は、視点を変えれば長所にもなりうるのですが、人間関係においては、損をしやすい性格でしょう。

相手の気持ちを想像しすぎてしまう人

他人が自分のことを、どう思っているかということを常に意識してしまう性格の人は、ストレスを感じやすいです。行動すべてにおいて、○○さんはどう思うのか? ということを考えすぎてしまい、がんじがらめになって、積極的な行動ができず、結果として疲れがたまってしまいます。

陰口や悪口でストレスを解消している人

このタイプの人は、不満を抱えている人に対しては、率直に自分の考えを告げることができません。その対処方法として、仲間内でその人の陰口や悪口を言い、ストレスを解消しようとします。ただ、ストレスの根源となっている問題はいつまでたっても解決することができないため、疲れを抱えやすいです。

ここまで、「あっ、これは自分の性格に当てはまる……」と感じた方もいるのではないでしょうか? そんな人は、人間関係に疲れやすい特徴を持っていますので、注意が必要です。

過去の失敗を振り返ろう

仕事をしていれば誰でも、人間関係において、一度や二度の失敗をしたことはあるでしょう。例えば、「誰かの陰口が人づてに本人の耳に入ってしまって気まずくなった……」などのエピソードはたくさんあるかと思います。ここでは、もう人間関係で失敗してしまうことがないように、注意するべきポイントを3つにまとめましたので、解説したいと思います。

相手のパーソナリティを指摘していないか

仕事をしていて部下が失敗した時に、注意することは大切です。それを怠ると、部下の成長に繋がりません。しかし、叱責すべき場面であったとしても、相手のパーソナリティを指摘することは絶対に止めましょう。パーソナリティを指摘するとは、ざっくり言えば、性格や人格を批判することです。言われた相手は、非常に不愉快な気持ちになり、あなたに心を開くことを止めてしまうかもしれません。感情的にならず、落ち着いて、言葉をかけることが大切です。

他人の多様性を認められているか

現在はグローバル社会であると同時に、個人の価値観を大切にする時代であるとも言えます。そのため、チームにも多種多様な価値観を持ったメンバーが集まるでしょう。その時に、相手の一面だけみて評価を下すことのないように気をつけてください。

例えば、一般的に、フィリピン人は時間にルーズです。そのため、大事な会議に遅刻したり、締め切りに間に合わなかったりすることもあります。その時に、時間にルーズという面だけで相手を評価するのではなく、そういえば「アイツは時間は守らないけれど、底抜けに明るくて、チームのムードメイカーだよな……」という風に、違う視点から評価する態度でいれば、多様性のあるチームでも、信頼関係を築くことができるでしょう。

人の話を最後まで聴けているか

相手との信頼関係を構築するために、相手の意見を「傾聴」することはとても重要です。「いつ話しても自分の話ばかりで、まったく意見を聴いてくれない……」と見なされれば、相手はあなたとのコミュニケーションを避けるようになるかもしれません。そこで、「傾聴」です。相手の話を聴く時に、「リフレクティブ・リスニング」と「アクティブ・リスニング」を用いれば、効果が高いでしょう。前者は、言葉を反復して返す手法であり、後者は積極的に傾聴する手法です。良好な人間関係を築くために、そういったスキルも身につけていければ、良いかもしれません。

人間関係で失敗しないための3つのポイントを紹介しました。上述したような態度を周りにとってしまわないように気をつけましょう。

変わるのは、あなたです

人間関係は次の4つの要素から成り立っています。

  1. 自分自身:自分をどうとらえているか
  2. 相手:相手が自分をどう受け止めているか
  3. 関係:例えば、上司と部下、先輩と後輩など
  4. 環境:職場や学校などの生活環境

ここで質問です。上述した4つの要素のうち、一番変えやすいのはどれでしょうか?

人間関係の改善を求める人が最初に考えるのは、「相手」についてです。「マネージャーがいつも雑用ばかり押し付けてくる」、「彼女はいつも感情的で、喧嘩ばかりだ」。これらのようなものを解決したいと思うと、「相手が悪い」と考えてしまいがちです。つまり、多くの人は、相手の心を変えたくなります。しかし、現実的に相手の考えや心を変えることは非常に難しいことは容易に想像できるでしょう。

次に、変わりにくいのは「環境」です。学校であれば転校、職場であれば転職をすれば、環境を変えることはできますが、そう簡単に何度もできるとは限らないことに加え、希望通りの環境に移れるかもわかりません。つまり、自分の意思で環境を変えることはできますが、その結果をコントロールすることが難しいのが、環境でしょう。

これらに比べれば、「関係」は比較的、変えやすいです。例えば、上司であれば命令に対してキッパリ「NO!」ということによって、服従関係をやめることができます。ただ、こういったことを言いにくいことは事実です。

ここまで進めてきて、お判りかと思いますが、最も変えやすいのは「自分自身」です。なぜなら、自分自身は、意思によっていくらでも変えることができるからです。アドラー心理学では、「自分の行動を決めるのは、自分自身」という「自己決定性」というものを唱えています。どんな相手で、どんな関係で、どんな環境であろうとも、まずは自分が「これからどうしたいのか」を選べるのです。そして、自分を変えることで、人間関係も間違いなく変えることができるということをしっかりと認識して、今後の行動に繋げてみてください。

「あなたの職場の人間関係を見直してみよう~悩み無用の職場環境の作り方」まとめ

本稿では、職場の人間関係を改善するために示唆となる考え方について、わかりやすく説明してきました。結局、抜本的に人間関係を変えるためには、自分を変えるしかない、ということが理解できたかと思います。まずは、周りのせいにするのは止めて、自分の考え方にメスを入れてみてはいかがでしょうか。

~関連記事~
・ストレスフリーな人間関係の構築には

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