人生の質を上げたいのであれば、シングルタスクを実践せよ!

忙しい現代人。情報化が進むこのご時世、いろいろなことを同時並行でこなしているという人が多いのではないでしょうか。いろいろがことが可能になった現代であるからこそ、一日一日を充実感を持って過ごすことが難しくなってきているのかもしれませんね。

いつでもどこでもアクセスできるインターネットはとても便利ですが、使い方を間違ってしまうと、便利を通り越して不便さを生み出してしまいかねません。いつでもどこでも何でもできる状態だからこそ、常に何かしていないといけないような気がする、だけど充実感は得られない……という思いを抱いている人は少なくないはず。

今回は忙しく日々を過ごしていても、いまいち日々の充実感が得られていない気がする人へ、『SINGLE TASK 一点集中術』という書籍を基に、シンプルな提案をしていきます。

1.本当に効率的……?マルチタスクの罠

この記事を読みながら、もうひとつ自分のやりたいことをしてみてください。お気に入りのYoutuberの動画をみる。誰かと話してみる。数を数えてみる、やろうと思っていたタスクリストを確認するなど、何でも構いません。

…いかがだったでしょうか。やろうと思っていたことはできましたか? 同時進行しても、記事の内容は入ってきましたでしょうか?

これがマルチタスクの罠なのです。「マルチタスク」と聞くと一見、とても能率的で生産的な進め方のような気がします。しかし、実際マルチタスクに意識的に取り組んでみると、むしろ何も進んでおらず、ただの徒労や虚無感を感じている人が多いのではないでしょうか。

シングルタスクのメリットを実感する

今度は、今すぐこのページ以外に開いているデバイスを閉じ、この記事の内容をしっかりと読み込むため、人に邪魔されることのない落ち着いた場所に移動してください。移動して落ち着くまではこの記事を読むこと以外をしないでください。ただ移動し、落ち着ける場所に行くことだけを考えて行動してください……。

おめでとうございます!これであなたは充実した人生に一歩近づきました。気が散ることがなく、落ち着いた気持ちでこの記事を読めているのではないでしょうか。今、体感していただいたのがシングルタスクのメリットです。

2.シングルタスクとは何か?

シングルタスクとは、『SINGLE TASK 一点集中術』の著者のデボラ・ザック氏が推奨しているシンプルな仕事の進め方のことです。著書の中でザック氏は、シングルタスクの原則は「一度にひとつの作業に集中して、生産性を上げる」ことだと説いています。

余計な雑念に邪魔をさせず、外からの刺激をシャットアウトすることでシングルタスクを実践し、仕事ひいては人生全体を充実して質の高いものにできるというのです。

「そんなことはできない」「忙しいこの現代において、同時並行的に物事をこなすことは避けては通れない」という批判の声が聞こえてきそうです。しかし、ザック氏は忙しいからこそシングルタスクを実践すべきと明言しています。

3.デメリットだらけ?マルチタスクの怖さを理解する

著者は「マルチタスクで犠牲になるもの……それは生活の質・対人関係・あなたにとって大切なことすべて」と語っています。その理由は下記の通りです。

  • 人間は1度にひとつのことにしか取り組めない
  • マルチタスクはただ単にシングルタスクのタスクスイッチングをしているだけ
  • タスクスイッチをするたびに脳が疲弊し、パフォーマンスはどんどん低下する
  • マルチタスク=タスクスイッチングを繰り返す=気が散っている状態
  • 気が散ると状況の変化に適応する柔軟性が低下する
  • マルチタスクにより気が散っているため、外部からの刺激で能率を落としやすい
  • マルチタスクによるタスクの切り替えばかりをしていると、年齢にかかわらず、記憶力も理解力も低下する

確かにこれだけのデメリットがあれば、先に挙げたようなもの(人生のほぼすべて)が犠牲になることも頷けます。改めて振り返ってみるとマルチタスク、つまり同時並行的に物事をこなすことで、かえって能率を落としまった経験がある人も多いのではないでしょうか。

4.シングルタスクは生活必需品

上記のマルチタスクのデメリットを踏まえた上で、シングルタスクは生活必需品であるとザック氏は語っています。本著を読んで、シングルタスクを実践してきた私自身もこれには頷けます。シングルタスクを実践することができれば、生活の質は上がり、今まで感じたことのない充実感を得ることができるからです。

シングルタスクとは、「『いまここ』にいること」「一度にひとつの作業に没頭すること」

今という瞬間、ほかの要求にいっさい応じることなく、ひとつの作業に取り組むことで
強いエネルギーと鋭い集中力が生まれ、充実感や高い生産性、そして確実な成果を手に入れることができます。

5.脳が力を発揮できる「最高の環境」をつくろう


実際にシングルタスクを始めたくてうずうずしてきたところだと思いますので、実践方法を簡単に紹介していきます。

①「他人の要求」より自分を優先する

マルチタスクの誘惑に負けてしまうのは、たいてい他者の期待や要求に応じなければいけないという義務感に駆られているときです。その結果、自分の優先事項を後回しにしてしまってはいないでしょうか。

その心理の裏には「相手に高く評価されたい」という欲望があり、それが不安感を引き起こしているからだそうです。しかし、良い仕事をし、真に高い評価を得るためにはそのような誘惑に惑わされることなく、今自分が集中すべきことに取り組むのが良いでしょう。

②「シンプルに考える」ための時間をつくる

自分の中でぐるぐると考えて、悩みややるべきことが堂々巡りしていることはないでしょうか。そんな状態では当然気が散り、集中して作業に取り組むことはできません。シンプルに考えるために、1日のあいだに「ひとりでじっくりと考え事をする時間」を決めましょう。

10分でも15分でも結構です。紙とペンを用意し、ひたすら思考を書き出してみたり、散歩をしてみたり、自分のやり方で考えを整理する時間を取ってみてください。自分にあった物を探すという行動、そしてそれを行なった後に「頭がスッキリしている」ということがポイントです。

③スマートフォンを「分離」する

多機能性ゆえ何かと便利になったデバイス・スマートフォン。実はこれこそが集中力を奪い、マルチタスクを生み出す元凶であると著者は語っています。

なぜなら複数の道具がはたす機能がたったひとつのデバイスに集約されているがゆえに、タスクスイッチングが容易になってしまっているためです。「スマートフォンで天気を確認しようとしただけなのに、気づいたらSNSを見て、数分経っていた」という経験がある方は少なくないでしょう。

スマートフォンが起こすマルチタスク発生の可能性を認知し、対策をしていくことが大切です。著書の中では、目覚ましのアラームをスマホとは別に用意したり、すべての通知をオフ設定にしたりすることが推奨されています。

6.まとめ

ここまでマルチタスクのデメリット、シングルタスクのメリットや実践方法を紹介してきました。しかしここで紹介したことはほんの一部に過ぎません。

気になる方はぜひ「SINGLE TASK 一点集中術」を手に取り、集中してお読みください。ここまで私がシングルタスクをおすすめするのは、今まで実践してきたどのライフハックよりも人生を豊かにできるという実感があったからです。

この記事を最初に書いていたカフェが混雑し騒がしくなったとき、マルチタスクになりかけてしまいました。しかし、自宅の静かな環境でシングルタスクを実践したところ、無事に完成することができました。!

スマートフォンの携帯が当たり前な時代だからこそ、一度振り返ってシングルタスクの大切さを感じてみてはいかがでしょうか。

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