事例紹介
2018.12.09

女性の平均年収は男性の半分ほど? 副業・パラレルワークで挽回を

働き方改革で女性活躍が劇的に推進され、日本でもここ数年で女性にとってだいぶ働きやすい環境が整ってきました。それでも、国税庁の平成29年度 民間給与実態統計調査を見ると、平均年収は男性が531万円に対して、女性はわずか287万円にとどまる結果に。依然として、女性は男性の半分程度の年収になっているといる現実があるのも事実です。女性たちは快適に働ければそれで良いのかというと、もちろんそうではなく、働らくことのもっとも大事とも言える目的の収入が伴っていなければ意味はありません。
一方で、女性たちは結婚や出産などのライフイベントの影響をどうしても男性よりも受ける傾向が未だ強いのも事実。育児や家事などを優先的に取り組まなければいけない家庭環境、または、自分自身が育児や家事を優先したいと思う女性もいるでしょう。このように、個人個人のプライベート環境や自身の志向性を尊重し、ライフとのバランスを取りながらも、仕事で成果を出す=収入に繋げる方法はないのでしょうか?
そこで今回は、収入を得るひとつの手段である、副業・パラレルワークについてご紹介させていただきます。

「副業元年」個人の収入UPに政府も推進


働き方改革の一環で政府が推進している副業。2018年は副業元年とも言われ、耳にする機会も増えました。政府が推進する背景には、本業に生かすためのスキルアップや時間の有効活用などの目的がありますが、やはりメインは終身雇用や年功序列で従業員とその家族を企業が守り続けることが当たり前ではなくなり、各個人が自身の力で収入アップやリスクヘッジをする時代になってきているからでしょう。正社員として働いていても、収入が年々上がる保証もなければ、解雇にならない保証もない。もはや女性だけの問題ではありません。長く社会で活躍し続けるには各個人がさまざまな場所で働ける機会を見つけていかなければならないのです。

とはいえ、まだ副業を容認・推進している企業は全体の22.9%で、約4分の1程度といわれています。現状、副業を認めているのは4社に1社の割合にすぎませんが、政府からの推進もあり、今後ますます増えていくと想定されています。今現在、副業が禁止されている企業に勤めている人も決して他人事ではないということです。

では、副業とは具体的にどのようなものなのでしょうか? 副業とは、つまり「副」というだけあって、「本業」を持っている人が行うもう一つの仕事。前述の通り、本業に生かすためのスキルアップ目的の人もいれば、お小遣い稼ぎを目的としている人もいます。また本業とはまったく関係のない趣味の延長線上で収入を得ている人などもいます。やる目的も仕事の内容もさまざまですが、例えば本業関連でいうと、他社での講演や本業にまつわる文筆(書籍執筆)の仕事などもありますし、本業で使うスキルを別の会社でお手伝いとして行うこともあります。また、まったく関係のない副業ですと、ホワイトカラーの事務職の人が趣味の音楽の領域で音楽編集をしたり、さらには夜にコンビニでアルバイトなどというものもあるでしょう。

いずれにしても、副業で注意すべきことは、あくまで本業を優先することです。本業が収入、生活の母体となっている以上、本業の会社の規定違反になるようなことは絶対に避けるべきですし、副業をしすぎて体調を崩す、寝不足になるなど本業の業務に悪い影響を及ぼしてしまうのは良くありません。

複数の業務を優先順位をつけて自分でコントロールしなければならないわけですが、これは実は女性が得意とするスタイルです。女性はもともと家事や育児などに加えて、仕事とあらゆる業務を同時に進行するのが得意と言われています。いわゆるマルチタスク型。むしろ、ワーク・ライフ・バランスのため、残業不可であったり、時短勤務であったりで、本業での収入アップが難しいようであれば、自分のコントロール可能な時間に副業をする(本業とは別の収入を得る)というのは女性ならではのライフスタイルに合っていると言えるかもしれません。

本業はない!複数の仕事を同時に進めるパラレルワーク(複業)


副業とパラレルワーク(複業)との大きな違いは、本業があるかないかということ。本業としてメインとなる組織に属していないのが、パラレルワーカー(複業家)。いわゆる、フリーランスという立場の人たちが多いです。本業がないので、安定収入ではなかったり、困った時に助けてくれる同僚や上司、後輩がいなかったりと、それなりにリスクがあると思われがちですが、ひとつの企業に属していないため、あるひとつの仕事(企業)がなくなっても他でカバーできる、そのため条件の合わない仕事は自分の意思で軽やかに辞めるという判断ができるという大きなメリットがあります。あらゆる意味でのリスクヘッジ型ワークスタイルと言えるかもしれません。

本業がある人は、なかなかその安定収入がなくなるリスクが怖くて、とてもとてもパラレルワーカーなどになれないという人が多いと思います。私自身も会社員時代は会社を辞めるなんてそんな怖いことできるわけないと思っていました。転職はあっても、フリーランスはないと。でも結果的に今現在は私もこのパラレルワーカーの働き方をしていますが、想像以上に快適です。今は、クラウドソーシングのサービスが整っていて、フリーランスでも仕事が簡単に探せる仕組みがあるため、収入はそれなりに安定しています。加えて複数の仕事を抱えているので(ひとつに身を捧げる必要がないので)そこまで仕事で悩みません。嫌なら辞めれば良いだけです。特に、会社勤めをしていたら必ずみんな一度は悩んだことがあるであろう人間関係のしがらみも一切ありません。

注意すべきこととしては、副業でも書きましたが、スケジュール管理は完全に自己責任です。きちんと自分がどれくらいの期間にどれだけできるかを把握せずに、仕事を安請け合いすると夜を徹しても終わらない、納期遅れになる、信用失って仕事を失くす、体調を崩すなどの事態になってしまいかねません。会社と違って、全体方針もスケジュールもなく、自分をマネジメントしてくれる人もいません。自由であるがゆえの責任は意識しておくほうが良いでしょう。

複業・副業、どんな仕事がおすすめか?

一昔前までは、副業というとサラリーマンが深夜にファミレスでバイトをする、兼業(複業)というと朝は新聞配達、昼間はコールセンター、夜はコンビニなどのサービス関連の仕事が思い浮かんだかと思います。いずれも職場まで行って、労働時間あたりの給与(時給)をもらうというのが普通でした。
一方、今ではパソコン、オンラインでできる仕事も増え、その多くは時間あたりの報酬ではなく、アウトプット(やったこと)に対する報酬となっているため、いつどこでやろうが関係ありません。パソコンさえあれば、時間や場所を選ばず働けます。簡単な入力業務から、一定の専門スキルを生かす仕事まで幅広く探せますので、副業や複業へのトライはだいぶハードルが低くなりました。

このオンラインでの仕事、いわゆるテレワークも女性にとてもフィットした働き方なんです。時間や場所を選ばずに、自分の生活の隙間時間を活用して取り組めるというのも女性に適している要因の一つですが、テレワークで何より大事なコミュニケーション能力が女性の方が長けていることがより大きいと感じています。
私もオンラインで仕事をしている一人ですが、テレワークですと、メールやビジネスチャットツールで文字ベースでのコミュニケーションが中心になります。初対面の(というか会ったことない)人と、文字だけでやりとりする際、女性は絵文字や「〜ですね」などの助詞をつけることでだいぶ柔かい印象になりますが、男性は絵文字を使ってもちょっと不信感、事実ベースのやりとりだけでも冷たい感じになり、なかなか関係性を築くのに時間がかかる印象です。このコミュニケーション能力こそ、女性特有の「ビジネススキル」であり、オンラインの世界では男性に勝るポイントだと感じています。

まとめ

最後に、テレワークでの副業・複業の注意点をお伝えするならば、慣れるまでの報酬です。最初は、どの仕事も全体的に単価が安い傾向があります。手当たり次第やってみると、自分に合わない仕事などもあり「こんなに時間がかかったのに(しかもつまらなかった、苦痛だったのに)、これしか稼げなかった」と失望してしまうこともあるかもしれません。ですので、やってみたいと思うものを絞ることが大事。そして、最初はお金よりもまずテレワーク経験を第一の目的にして試していくと、「こんな隙間時間でも仕事が成立するんだ」ということが自信につながるきっかけになるかと思います。

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