学部時代に一度も民間の就職活動をやらなかった私の転職活動

今回は現在ベンチャーキャピタルで働く私が1回目の転職で教師から編集者に転職するときに実行したことについてお伝えしたいと思います。
私が特に苦労した点についてお話ししますので、ぜひみなさんは失敗しないように早め早めに転職の準備をすることをオススメします。

新卒のときは民間の就職活動を一切していない

私は大学4年生の時にイギリス留学から帰国して1週間後に教員採用試験を受け、1次試験に合格し、9月末頃に2次試験不合格になりました。しかし、実はその後就職活動をしませんでした。

イギリスから帰って来たばかりで、「日本の就職活動ってなんかみんなスーツ着てぞろぞろと説明会に行って変だな…」と違和感を感じていたからです。(いまでも本当にそう思います。)

そんな私も運良く知り合いの先生が働く私立高校に声を掛けてもらい、1年間非常勤講師として勤務し、その後試験を受けて採用されて4年間地方の県立高校で教員として働きました。

つまり、学部生の時にはいわゆる就活生がやる自己分析やら、業界・業種選びなどはしませんでした。

なぜ先生を辞めて民間企業に就職しようとしたのか?


「せっかく公務員に合格したのに、辞めるのはもったいない」と両親や友人に何度も続けるように説得されましたが私が教師を辞めたいという意志は揺るぎませんでした。

それは以下のような理由があります。

  • 仕事の拘束時間が長すぎる(放課後や土日はほぼ部活動)
  • 残業代が全くでない
  • 興味のあることについて調べてインプットするための時間が取れない
  • 仕事の内容がほぼトップダウンで自分に裁量がない
  • 業務量の多さについて改善しようとする上司が少ない

などが挙げられます。

そもそも田舎でのんびり暮らしたいという思いがあり地方で安定した生活ができる公務員になったのですが、結局自分の「新しいことにチャレンジするのが好き」という性格や「リスクを取ってでもなにかに掛けて頑張ってみたい」という志向があることにだんだん気づいてきました。

教師という仕事は生徒の成長を見守る素敵な職業なのですが、閉塞感や堅苦しさを常々感じていました。

もし、もっと教える内容の裁量があったり、教師が学ぶための時間があれば話は別だと考えます。しかし、現状の学校という組織がとても柔軟性に欠けていて窮屈な場所にしか感じられませんでした。

なぜ民間就職にベンチャーキャピタルを選択したのか?


大学院に通っているときに東京で就職をしている人の様子をみると、きちんと土日が休めて自分のプライベートの時間を満喫していたので驚きました。あんなに自分の時間を犠牲にして土日も働いていた私はなんだったんだろうと真剣に考え始めたのです。

そこで、大学院を卒業していったん一般の民間企業に就職しました。自分の時間をきちんととれるようになったので、以前から興味があったスタートアップウィークエンドというイベントに参加して起業家の卵の人と知り合いになりました。

そのスタートアップの勉強会でさまざまな分野の方と知り合いになり、サービスを一から立ち上げるために頑張っている知り合いが一気に増えました。トップダウンではなく、自分の考えをカタチをするために資金調達やメンバー集めに奔走している人を見て「かっこいいな…」と思いました。

おそらく、私は夢を語る人を好きになるタイプなんだと思います。こういった起業家の支援をする仕事ができたら面白うだろうなと思いベンチャーに投資をする仕事に興味を持ちました。

ベンチャー・キャピタルに転職するときは、私の場合はリファラル採用(知り合いの紹介)で入社しました。日頃から「こんなことがやってみたい」「こういう仕事をしてみたい」ということを熱心に言っていたので、そのことが身を結んだのだと後になって振り返って感じます。

私のように180度異なる業界に転職するのは、もしかしたら珍しいことかもしれません。しかし、それまで携わっていた仕事とこれからやってみたい仕事に一ミリも関連性がなくて「一貫性がないね」と他者から思われても、「挑戦してみないと分からないよね?」というマインドを強く持つようにしています。

大企業/中小企業/スタートアップ…あなたはどこに向いている?

私は10〜100人規模の会社でしか働いたことがないですが、それぞれ大企業/中小企業/スタートアップについてどんなひとが向いているのか自分の経験をもとに書いてみたいと思います。

大企業

仕事上のルールは規定や慣習で決まっており、仕事のスタイルも自分で意思決定して進めるというよりも組織の一員として何をやるべきか第一に考えることができる人は向いていると思います。

安定した給料は確かに魅力的。大手の商社で働いている友人は、「ルールが多いから仕事の進め方はもしかしたら公務員に近いかもしれない」と話していました。

中小企業

1人で任される仕事の守備範囲は大企業よりも広いです。例えば、1人の人が企画・マーケティング・広報・カスタマーサービスなどを請け負っていることもあるので、自分の思考を1つのプロダクトに反映させやすいのではないでしょうか。

自分の思いを形にしたい人は大企業よりも中小企業の方が実現しやすいかもしれないです。

スタートアップ

企業の規模感としては中小企業と変わらないと思いますが、新しいサービスを企画したり軌道に乗せて会社を回していかなくてはならないので、とにかく失敗を恐れず好奇心とチャレンジ精神が旺盛な人は向いていると思います。

私は失敗してもあまり落ち込まず、新規性と利便性について考えるのが好きなのでよくスタートアップ向きだねと言われます。

退職を伝える時期をミスった話


転職活動の時期は、新卒の就職活動と違って「いつ始めて、いつ終えるか」決めるのは自分次第です。つまり、納得が行かなければ普通3ヶ月で一区切りと言われている転職活動の時期を半年から1年に伸ばすこともできます。人によっては、1年くらい自分の時間を作って試験勉強に挑んだりする人もいますし、本当に自己管理と自己決定が鍵になります。

私の場合、1回目の転職活動は半年以上かかりました。途中、本当に転職先が見つかるのか焦ってなかなか在籍中の職場に辞意を伝えれませんでした。頭の中にも「辞めるときには1ヶ月前に言えば大丈夫」というどこかで聞いた知識を鵜呑みにしていたので、転職先が決まってから伝えることにしました。転職活動する人は普通はこの段取りだと思います。

しかし、私はタイミングが悪くてかなり怒られました。公務員の採用試験は1年に1回春から夏にかけて行われるので、「採用試験がある前に言ってくれれば増員できてよかったのに」と愚痴をこぼされました。

たしかに、法律上は2週間前までに退職を伝えることがルールではありますが、組織によっては引き継ぎが必要だったり採用試験を1年に1回にしているところもあるので伝えるタイミングって難しいな…と思いました。

ただし、労働者の権利として職業選択の自由はあるので辞めるときに嫌味を多少言われてもできる限りの誠意を尽くして次の仕事に向けて準備をする方が自分にとってはいいのではないかと思います。

最後に…転職したくても決まらない人へ

「公務員から民間への転職は難しい」「教師は民間に行っても通用しない」「年齢が若すぎる(高齢すぎる)から転職しづらい」などいろんな言説がネットで飛び交っていると思いますが、気にすることはないです。

私はたまたま1回目の転職のときに大手のエージェンシーを利用しましたが、転職エージェンシーは今まで働いた職歴から全く異なる仕事をしたい人にとっては不利なシステムだなと感じます。

そんなときには、エージェントを使わずリファラル採用という手もあります。リファラル採用とは、自分の実績と今後のビジョンを語って、知り合いに紹介してもらい入社するという方法です。そのためには、履歴書や職務経歴書の他にも過去の実績のポートフォリオや今後何をやりたいか資料にまとめてプレゼンできるようになることも大事だと思います。

転職の方法は一つではないので、自分にあった転職の方法をみつけることをオススメします。

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