ハイパフォーマンスな組織を作るために必要な考え方

マネージャーの立場になると、「どうすれば組織パフォーマンスをアップすることができるか?」と考える場面が多く出てくると思います。

パフォーマンスが高い組織とは、組織目標を達成し続けることができる組織だと私は考えています。

さらに、パフォーマンスが高い組織を作るためには、マネージャーだけではなく、一緒に働くメンバーや会社、および組織としての価値判断をきちんと理解して、迅速かつ柔軟に遂行できる力を身につける必要があると考えます。

組織パフォーマンスをアップするために、マネージャーはどういう考えを持つ必要があるか? プロジェクトマネージャーとしての経験から必要な考えを6点、書きます。

1.組織の目標を明確にする

まず、自分の組織が何を目指すべきかを経営層と明確にしておく必要があります。

基本的には業務分掌に記載あるものの、改めて自分がいる組織はどんなことを目指していくのか、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

当たり前と感じるかもしれませんが、すべてはここから始まります。

組織の目標が明確であればあるほど、組織メンバーに求めるスタンスやスキルが明確になり、指示も適切にできるようになります。

逆に目標が曖昧な組織だと、メンバーが勝手に解釈をして動きに統一感がなくなっていきます。

自分の組織にいるメンバーに「組織の目標は?」と質問して、どのメンバーからも同じ回答が返ってくるぐらい、意思統一していくことが重要です。

2.組織メンバーの特徴をきちんと知る

自分のメンバーをきちんと知っていることは大きな資産であり、メンバーをうまく指導する手段である。

これは私が長年マネージャーを務めてきて実感したことです。

まず、人はそれぞれの価値観を持っていて、それは決して自分と同じではありません。

それぞれの価値観のもと、一緒に仕事をしているメンバーであることをまずは理解し、その価値観を尊重するようにしてください。

次に、メンバーと定期的に話す場を設けて、日々の仕事ぶりを見ながら強みと弱みを把握しましょう。話しかけられたら、しっかりと耳を傾けて、話をきちんと聞くようにしてください。

また、強みと弱みはワンセットです。例えば、「せっかち」という言葉自体は欠点のイメージに聞こえますがますが、言い換えれば、早く仕事を終わらせようとする長所としての傾向があるといえます。

つまり、弱みが明確であることは、強みもまた明確であることを意味しています。

一人ひとりの強みと弱みを把握して、適材適所できるようになると組織パフォーマンスがアップしやすいです。

3.メンバーに大切に扱う

メンバーが組織から離れていく大きな理由のひとつとして、「上司から大切に扱ってもらえないこと」が挙げられます。信頼関係がある組織は、パフォーマンスがアップします。

一方、信頼関係が築けておらず、メンバーを見くびったり、やることなすことに疑いを持ったりするような関係であると、組織のパフォーマンスは低下します。

ちなみに日本の海軍軍人であり、連合艦隊司令長官だった山本五十六はこう言っています。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

私はこの言葉を知ったとき、自分のマネージャーとしての未熟さを痛感しました。
マネージャーはこの言葉を頭に入れながらメンバーに接することが重要です。

私はマネジメントする立場として、派遣社員・アルバイトに問わず一緒に働く人とは1on1のミーティングを最低1ヶ月に1回設けています。そこで話す内容は仕事のパフォーマンスいついて私から話すことはありません。なるべくメンバーが多く話をしてくれるよう、聞くことに注力します。

4.裁量権を可能な限り与える

私はメンバーに対してマイクロマネジメントをしないようにしています。

ルールを細かく決めて、それについて深く干渉しようとすることは一見、仕事のクオリティがアップするかのように見えますが、管理コストが大きくなります。

また、一番よくないのは、中長期的にメンバーの自主性や独創性を奪うことです。

私が尊敬している上司は、裁量権を私に与えてくれる上司でした。積極的な行動を容認してもらえたり、責任範囲を拡大してもらえたりしたときに、私は自身の成長を感じました。

束縛をゆるめればゆるめるほど、結果が出ることに気づき、自分がマネージャーの立場になってもこのやり方を踏襲するようにしています。

5.自分の感情をコントロールする

「マネージャーが不機嫌なら組織もぎくしゃくする」これはどの組織にもあてはまることだと思います。それぐらい、マネージャーがメンバーに与える影響力は大きいことを自覚すべきです。

私は感情的にはならないようにしながら、職場の雰囲気に気を配るようにしています。具体的には、メンバー1人に最低1回は面白い話を話する、またメンバーがいい仕事をしたときには、そのことを本人がいない場で周りに宣伝するなどしています。

ポジティブな言葉を自ら積極的に話すことが大切です。終始雑談でも問題はないですが、もし、相手が自ら仕事の悩みを言ってくれれば、課題を丁寧に伝えて具体的な解決策を一緒に考えます。

ポイントとしては決して押し付けではなく、対話をしながら一緒に考えるように心がけています。その方がメンバーも私もお互いに話しかけやすいので、結果的にコミュニケーションがよくとれるようになります。

常にマネージャーが不機嫌でいる組織と、常に上機嫌でいる組織では、どちらがパフォーマンスが向上するのかは一目瞭然だと思います。

6.マネージャーにとって必要なのはチームの力であり、集団の知であることを理解する

私がマネージャーのときに、ある仕事で問題が発生しました。その問題を対処する際、周りのメンバーは忙しいと思ったため相談することなく、私一人で問題を対処しました。

このようにマネージャーが自分一人で問題を解決してしまう、という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?

私は後日、メンバーにこの問題と対処の仕方を報告すると、私よりも効率よく対処できる方法を教えてくれました。

このとき、問題が発生したときに個人ではなくチームとして対処しようとする考えで、チームメンバーに先に聞けばよかったと自分の行いを反省しました。

集団の知をもって対処するように心掛けると、結果として組織としてのパフォーマンスは上がります。

7.ハイパフォーマンスな組織を作るために必要な考え方のまとめ

いかがでしたか?ハイパフォーマンスな組織はここで紹介した考え方をもっているマネージャーが多いと感じています。

また、ハイパフォーマンスな組織で働くと、ときとして厳しさを感じることはあるものの、それよりも成長や楽しさを覚えることが多いのです。

是非、自分がいる組織でもハイパフォーマンスな組織を作るようにしてください。

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