キレイごとではない?フリーランスのモチベーションは○○だった

私がフリーランスになって半年が経過しました。最初の2〜3カ月こそ、それまでの会社員との違いに戸惑ったり、収入も安定しなかったりしたものの、半年を超えたタイミングからだいぶ収入も落ち着き(会社員時代の月収と変わらない金額に)、生活スタイルにも慣れてきました。
フリーランスと会社員では、生活スタイルもさることながら、働き方、モチベーションなどさまざまな点で違うことが多いように思います。どちらが良い、悪いということではないですが、今回はそんな違いの中から見えてきたフリーランスの実態(主にモチベーションを軸)についてご紹介したいと思います。

働くことは社会のため。尊い理由を探していた会社員時代

人はなぜ働くのか? そんなことを考えたことはありますか。もちろん、生活するにはお金が必要でそのために働くのは前提としてあると思いますが、「お金のためだけじゃない!」などと思ったことはないでしょうか。新卒の就職活動の頃を思い出してみてください。やりがい、自己実現、社会貢献…そんな思いを持っていた人もいるのではないでしょうか。

特にワーキングマザーには、なぜ働くか?と問いはよく突きつけられる課題です。他者からも、「子どもがいるのになぜ働くの?」「旦那さんが稼いでいるんだから」「家のことが優先」「時短勤務なんて職場に迷惑だ」などといった囁きがどこからともなく聞こえてきたものです(さすがに、今の社会ではこういったことは減ったと思いますが)。

その度に、小さな子どもを前に自分はこんなにもいろんなことを犠牲にして金稼ぎがしたいのか、浅ましいのではないのか、そんな罪悪感を抱いたこともありました。そんな罪悪感から逃れるために、ワーキングマザーはお金のためだけに働いているわけではない!と自分に言い聞かせます。日本政府がよく言っていた「輝く女性」ではないですが、私が私らしくあるため、社会のため、自分のスキルアップのため、なんなら子どもに働く母の姿を見せるため。そんな美しく、尊い動機を見つけていたものです。

働く一番のモチベーションは、○○だったという衝撃

それがどうでしょう。フリーランスになって一番大きく変わった点は、他の何よりも「お金」でモチベートされている自分がいるではないですか!もちろん、やりがいなどがまったくないわけではありません。仕事を通して学びたいといった気持ちもあります。しかし、しかしです。「この仕事を受けると5000円」「これは10000円」などと、仕事ひとつひとつの単価が明確になると、意識せざるを得ません。

これは会社員時代と大きく異なる点です。会社員だと仕事ひとつひとつに報酬金額など決まっているわけはなく、毎日何時から何時まで働くと、定額が決められた日に給与として振り込まれます。強いてあげるなら、賞与は、半期の評価で金額が上下することもありますが、微々たる違いです。しかも、基本的には上長である“人間”による不明瞭な評価なので、自分自身の想像よりも低かった、評価のポイントが分からない、そんなことは日常茶飯事。もはや、頑張ったら報酬が上がるといった概念すら忘れてしまっていたように思います。今にして思えば、このような不明瞭な報酬制度だったからお金のためだと実感できなかったのかもしれません。

この仕事を受けるか受けないか、やるかやらないかと迷った時に、それがどんなに少額とも思える金額でもそれだけ報酬が入るのかと思えば、やらせていただきたい!というモチベーションに繋がります。

以前、若手起業家の方が起業当初は銀行の残高ばかりを日々チェックして精神を安定させていたといったことを聞いたことがありました。会社員時代はピンときませんでしたが、フリーランスになるとよくわかります。あの仕事がきちんと入金につながっている、また頑張ろう。これだけ頑張ったから報酬の見通しがこれだけになった!嬉しい!など、日々入金チェックでモチベーションが高まる自分がいます。そういう意味では、フリーランスも起業家も近い気持ちがあるのかもしれません。

仕事を納めてから報酬を受け取るまでの貴重な時間

収入の入るタイミングも、フリーランスと会社員ではちょっと違うように思いました。そもそも会社員は毎月固定なのでタイミングも何もないのですが、フリーランスは当月働いた分は基本的には翌月以降に支払われます(クライアントの支払いサイトによります)。半月から1カ月程度の時差があるのが一般的です。ですので、すごく働いた!という月でもそれが報酬として受け取れるのは来月以降であり、今月はバカンスを取ったから仕事は少なめという月でも前月分が報酬として入るので、すぐに収入減少を実感するわけではありません。

当たり前のことのようですが、この時差を新鮮に感じ、慣れていくまでに多少の時間がかかりました。ただ、この時差こそフリーランスとして大事な時間になるのです。当月の仕事量がどれくらいになるかは、遅くとも前月の後半には分かるもの。もし少なくなりそうとなれば増やす施策をとれば良いですし、すでに来月以降いっぱいいっぱいになりそうというのであれば、それ以上受けないといった判断をすれば良いのです。仕事のスケジュールと収入について前もって計画できるのは本当にありがたいことで、この時差があるから調整ができるのだと感じています。こういう意味でも、会社の経営に似ていますね。

仕事の増やし方、減らし方

では、仕事はどのように増やせば良いのでしょうか。フリーランスそれぞれでやり方は違うかと思いますが、私が取り組むのは大きく3点です。

ひとつは、既存のクライアントに他に仕事の余地がないか提案してみます。仕事の種類にもよりますが、すでに関係性ができていたり、クライアントの状況も一定把握できているので「これもやりましょうか」といったスマートな提案ができ、受注の確度も高いです。

ふたつめは、クラウドワークス(https://crowdworks.jp/)やランサーズ(https://www.lancers.jp/)といったクラウドソーシングサービスで仕事を探します。このようなクラウドソーシングサービスを利用して見つけた新規の仕事は、既存の仕事や人脈で紹介していただいた仕事よりかなり割安感はありますが、ゼロよりは良いということと、マーケット感がわかるのである意味勉強になります。

そして最後に、人脈をたどるということ。これは過去の人脈を辿って、仕事になりそうなことがあれば提案するというのもそうですし、新しい人脈構築を目指していろんな人にあったり、イベントに参加したりするのもそうです。ひとつめ、ふたつめと比較すると、実際に仕事を依頼されるまでに時間を要しますが、フリーランスの営業=人脈だと思っているので、とても大事な活動になります。

逆に減らし方はシンプルで断れば良いだけ。なのですが、フリーランスは人脈がすべてと直前に述べたように、簡単に断れないものでもあります。これは、断っても大丈夫な関係性を築いておくということや、断り方に気をつけるといったことがポイントになります。例えば「希望納期を1週間後にしてもらえませんか」と納期を調整する方向から断る、または「来月の前半は家庭の事情で半月稼働が取りにくくなります」と前もって伝えておくなどです。今後も継続したお付き合いを念頭に一時的にお断りさせていただくというスタンスでお願いします。

まとめ

フリーランスのモチベーションはお金であるといった侘びも寂びもないテーマでしたが、もちろんフリーランスだからといって信念なく、お金のためだけに働いているわけではありません。これは、自身の学びのためにやる、好きな領域だから楽しむためにやる、社会のスキルを還元するつもりでやるなど、仕事ひとつひとつに動機となる思いはあります。
ただ、一方でひとつひとつに単価がついているからこそ、責任が増すというある種ポジティブな後押しであり、仕事ひとつひとつを大事に思えるきっかけとなったと実感しています。まさに“一仕事入魂(一球入魂)”です。仕事のありがたみや尊さが実感できるようになりました。そういう意味ではフリーランスになって、とても良かったと思っています。

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