テレワークは管理職ポジションを目指す価値がある

テレワークを始めてみると、意外にも管理職の良さが見えてきます。
女性管理職の比率は徐々に上がってきているものの、2017年9月に東京都が実態した「男女雇用平等参画状況調査」によると、東京都内の企業で課長職以上に占める女性の割合は8.6%にとどまる結果でした。政府が2020年までに掲げている目標である女性管理職比率を30%にははるか及ばない数字です。
女性管理職が増えない理由としてよくあげられるのが、女性自身が管理職を望んでいないということ。確かに、学生の頃から20代にかけて「女性のほうが優秀だ」という年長者からの評価はよく聞くものの、管理職に対して前向きな女性は少ないのは事実。同調査では、上司から管理職になることをすすめられた場合、男性は「引き受ける」が44.9%でもっとも多いのに対し、女性は15.9%という低い数字。女性は「引き受けない」が29.1%でもっとも多かったのも、男性より女性のほうが管理職を望んでいないということがわかる結果でした。
そこで、今回は、テレワークにおいて管理職であったほうが良いポイントについてご紹介します。

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女性管理職が少ない理由は?


昇進などの大きくキャリアの前進をするべき30歳前後で多くの女性は結婚や出産などのライフイベントを迎え、物理的にキャリアにブレーキをかけなければならない傾向があります。また、出産後はどうしても育児を優先せざるを得ない女性が多く、キャリア志向があるかないかに関わらず、しばらくは家庭を優先にしなければならない女性も未だ多いと思います。さらに、そのような出産前後の女性に対する周りの意識も女性のキャリアに影響を与えます。「結婚したのだから、あまり無理なことを頼むのは良くないのではないか」「子供がいるから、責任のある仕事などしたくないだろう」などの、ある種の配慮から女性自身は「なんのために働いているのだろう?」と分からなくなるほど仕事に対するやりがいを見失っていきます。いわゆるマミートラックです。

このようなさまざまな要因が重なって、女性管理職は増えにくい状況が続き、未だ目標に到達する見込みも立たない、ただのお飾り目標のようなものになってしまっているのが日本の現状です。

私自身、会社員時代は管理職になりたいと思うことなど一度もありませんでした。なれるとも思っていなかったですし、上からの打診もなかったので、当然、なれないだろうと思い込んでいたのかもしれません。さらに言うと、管理職になったからといって「何かいいことがあるの?」という思いが根底にありました。確かに、会社員として組織に属していると管理職に魅力を感じずらいと思います。多少の給与の差こそあれ、労働時間や課せられる責任を考えるとデメリットしかないのではないかとさえ思うほどでした。

マネジメント×テレワークは相性バツグン

なぜテレワークだとマネジメントに良いのでしょうか。それは、圧倒的な生産性の良さです。わかりやすく言うと、働く時間に対する報酬が実際に作業をする立場と比較してかなり高い傾向があります。

会社員であるか、フリーランスであるかに関わらず、テレワークは成果が重視される働き方です。だらだらと長い時間働いたり、意味もなく多くの会議に出席したからといってお金がもらえる働き方ではありません。どれだけ多くアウトプットを出したか、成果に繋がったかが評価され、報酬になります。そんなテレワークでは、誰もが自分に課せられたミッションを正確に把握し、どれだけ早く、効率的にそのミッションを果たせるかを考え進めていきます。会社以外の場所(誰にも見られていない場所)で、長く働いていても仕方ありませんから。どんどん研ぎ澄まされた生産性が発揮されていきます。

マネジメントという仕事は、根本的には実際に作業を進めるプレイヤーの管理が仕事であり、よりモチベーション高くプレイヤーに動いてもらうかを考えるのがミッションなので、自分が作業をすることはありません。どうすれば、プレイヤーが効率的に高い成果を出すか、“考える”ことが仕事なので、短時間でも十分に成果が出すことができます。結果的に、自分で手を動かして作業をする立場だった頃よりもはるかに高い“時給”を得ることができるのです。

組織の管理職である会社員ではもちろんですが、フリーランスでも同じことが言えます。というよりも、フリーランスになると、作業であるか、マネジメント(フリーランスの場合はプロジェクトを管理するプロジェクトマネジャー=PMというほうがポピュラーかもしれません)という立場であるかで報酬は会社員時代よりもはるかに差が出ます。

実際に作業をする立場の場合、フリーランスより会社員のほうが報酬が高く、安定している傾向が強いですが、フリーランスの場合は他のフリーランスをまとめるなどのマネジメント的な立場で働くレイヤーになると会社員以上の報酬になることも珍しくありません。マネジメントする側か、される側かで歴然とした報酬の格差が生まれるのです。報酬だけのために働いているわけではないという意見もあるかと思いますが、そうはいっても報酬はやはり働くことのモチベーションに大きく影響します。

さらに、テレワークは自由度の高さが特徴なわけですが、働く際に裁量を持っているかそうでないかでは、その自由度を大きく左右します。管理される立場である限り、テレワークであっても一定の管理下で報告なども怠らずに進めなければなりません。悪く表現すると手のひらの孫悟空のようなものです。それが、管理する立場であれば、限りなく自分の都合に合わせて仕事を進めていくことができます。

自由度が高く、報酬も高い。それであれば、管理職を目指したいという女性も多いのではないでしょうか。

女性が多く活躍する、ディレクターという選択肢


管理職やマネジメント、課長、部長…そんな言葉の響きに敬遠してしまう女性も少なくないと思います。なんか偉そう、古臭い、硬い、ダサい。そんなイメージでしょうか。そのような人は、管理職の第一歩としてまずディレクターという職がおすすめです。ディレクターとは、プロジェクトマネジャーにも近いですが、プロジェクトやタスクなどの方向性や品質を管理するのがミッションで、マネジメント同様、やはり実際に手を動かして作業することは基本ありません。

作業する人にプロジェクトやタスクの方向性を示し、きちんと目指すべきアウトプットになっているか進行を管理していきます。作業者に何を目指すべきか導き、かつ作業する人たちが気持ちよく、モチベーション高く取り組めるようあらゆる調整を果たしていくので、組織におけるマネジャーと近い立場ではありますが、責任の範囲が組織ではなくタスクやプロジェクトなので、組織よりもやや明確で分かりやすい部分が多い印象です。

ディレクターも、マネジメント同様、実際に作業する立場よりも報酬が高い場合が多いのが特徴です。責任が伴うので当然と言えば当然ではありますが、フリーランスになるとなおさらその報酬の差は大きくなるので、デザイナーやライターなどの専門職で独立するよりも安定した収入を得ることができます。逆にいうと、デザイナーやライターはその道のプロである専門職であるにも関わらず、フリーランスでは低収入であることが一般的。つまりそれなりの報酬を得るためには、かなりの量をこなさなければなりません。

実際に私もディレクター職も兼務していますが、マネジメントと違って、実はディレクターという仕事は比較的女性が多くいます。クライアントなどの窓口となって、作業する人たちに指示を出す役回りになりますが、コミュニケーション能力が高く、物腰の柔らかい女性は、このような橋渡しのような仕事がフィットしやすいのではないかと考えています。特に、テレワークなどで実際に顔を合わせず文字ベースのやり取りだけで進める場合は女性のほうが長けているようです。男性だと、柔らかいと無責任な印象になり、硬いと怖い印象になってしまうからです。

まとめ

今回は、報酬、働きやすさ(自由度)、やりがいという3つの要素から、仕事を管理する立場であるマネジメントやディレクターをテレワークの観点からご紹介しました。会社員で組織の中で働いていると、二の足を踏んでしまいそうな管理職のポジションですが、テレワークではメリットが明確ですので、ぜひ一度トライしていただきたいと思います。

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