ナレッジマネジメントとは?導入のメリットや成功・失敗事例、ツールのまとめ【記事6選】

近年、グローバル化やIT化により、知識・ノウハウをはじめとするナレッジの共有方法に変化が起きています。従来の手法による情報共有だけではせっかくの有効な知識やノウハウも十分に機能しないため、デジタル化された情報をもとにした新たなナレッジマネジメントの手法が提唱されてきています。

そこで今回は、近年、見直されているナレッジマネジメントの概念やメリット、そして実際のナレッジマネジメントの事例を取り上げた6つの記事をご紹介していきたいと思います。

ナレッジマネジメントとは

ナレッジマネジメントとは、企業がこれまでの活動において独自に蓄積した知識や経験、ノウハウ、顧客情報などの情報を全社的に共有することを言います。
具体的な手法としては、朝礼や夕礼、全社会議、タスク管理やスケジュール管理、顧客情報のデータベース化など様々な手法がナレッジマネジメント手法として挙げられます。企業や事業の規模が大きくなればなるほど、情報共有は困難になります。そうした場合に、ナレッジマネジメントを行い、情報の集約・共有を効果的に行うことで、企業パフォーマンスの改善や企業価値の向上に繋げることができます。

なぜナレッジマネジメントが注目されているのか

ナレッジマネジメントという概念自体は新しいものではなく、古くから日本企業の多くが採用してきました。しかし、時代の流れとともに従来のナレッジマネジメントが通用しなくなり、改めてナレッジマネジメントの手法を見直す必要が生じてきました。

これまで、ナレッジは1人1人の経験を蓄積して身につける「暗黙知」と呼ばれる知識によるところが大きく、他者とナレッジを共有することは難しいと考えられてきました。

しかし、近年のグローバル化やIT 技術の発達により、デジタル化されたナレッジマネジメントの手法が再構築され、個人の暗黙知を他者と共有して「形式知」化することが可能になってきました。

そこで、一部の優秀なスタッフが個人的に有している知識やノウハウ、成功事例などの有益な情報をナレッジとして蓄積し、社内で共有することで、誰でも再現可能な状態になり、組織全体の生産性を上げることが可能になりました。また、顧客情報などの詳細なデータを社内で共有することができるようになったことで、例えば、担当者が不在の時でも他のスタッフが対応できるようになるといったように、企業内部でのリスクヘッジも可能になりました。

ナレッジマネジメント導入のメリット

ナレッジマネジメントの導入は、あらゆる業務の効率化や知識・ノウハウの共有に役立ちます。

①情報の共有

ナレッジマネジメントの導入で、社員全員が社内文書や社内の重要事項にアクセスすることができるようになります。これまでは、社内での情報共有手段として、会議や口頭での伝達という手法を利用していたと思いますが、ナレッジマネジメントツール等を利用することで、企業の生命線ともいえるノウハウや技術をデータ化し、専門的で価値ある情報を即座に共有・伝達することができます。従来の手法と比べても、正確でスピーディに情報を共有・伝達できるように
なることは間違いありません。

②生産性向上と企業競争力の強化

ナレッジマネジメントの導入により、従業員の生産性を向上させたり、企業の競争力を強化させることができます。これまで、日本企業の縦割りという組織構成の特徴上、社内でも他部門との情報共有やノウハウの共有が困難な状況にありましたが、ナレッジマネジメントを効果的に行うことで部門の壁を超えて、イノベーションや新しいサービスが生まれやすい環境になります。

③顧客対応の強化

IT技術が発達したことにより、Web上でのアンケート調査や顧客とのメールやり取りなどを通じて、顧客が自社のサービスを利用した時に感じたことや意見、満足度などを集約したデータを作成し、企業経営に活用しやすくなりました。また、カスタマーサービス等の顧客対応のナレッジマネジメントを強化することで、開発現場や営業部門に顧客から得られた意見を共有しやすく、企業競争力の向上が期待できます。営業においては、新規クライアントへのアポや受注に欠かせない人脈・顧客情報をデータベース化することで、全社的に営業の効率を向上させることができます。

④業務効率化が可能

紙の文書からデータ化した情報に移行し、情報を管理・蓄積することで同じような文書を作成するときの手間を省くことができ、業務効率化や人件費削減の効果もあります。また、業務フローを共有化することで新入社員や移転先社員に対しても迅速に業務移行することが可能になります。

このようにして、個人の有益な知識やノウハウを共有することで、組織全体の生産性を向上させることができるのがナレッジマネジメントのメリットです。

最新のナレッジマネジメント記事6選

次に、チームハッカーズの記事の中からナレッジマネジメントに関するおすすめ記事を6つピックアップして紹介したいと思います。

入社して3ヶ月になる新入社員の視点から、ナレッジマネジメントの必要性を語る

気づけばもう2018年の上半期が終わり、下半期を迎えます。4月入社の新入社員も、新入社員が入社して3ヶ月を迎えるころです。入社後3ヶ月といえば、研修等も終え、新入社員も一戦力としての働きを会社に見せ始めてほしい頃。同時に、入社3ヶ月で仕事があわずに辞めることを考える人が出る区切りの時期でもあります。この記事では、3ヶ月で、新入社員に見切りをつけられてしまう会社にならないためのナレッジマネジメントについて考察して行きたいと思います。

>>この記事を読む

隣りにいるのになぜチャット? と思った時に考えてみるナレッジマネジメント

いまでは当然のように、ビジネスパーソンが使用しているメールや社内グループウェアですが、10~20年前まではこのような環境はまだ整っていませんでした。筆者が新卒で入社したころ(20年ほど前)は、現在ほど各社員にパソコンが行き渡っておらず、2人に一台で仕事をすすめていたものです。現在は、パソコンなしで仕事をすることはできないほど浸透しているものですが、それもパソコンが広がり始めた当初は皆慣れないものに四苦八苦しながら使いこなせるようになっていったことでしょう。

>>この記事を読む

あなたの会社のナレッジ・マネジメントが成功するために知っておくべき事例

ナレッジ・マネジメントとは、1993年にピータードラッガーが「知識社会」提唱した経営革新方法論のひとつです。どのような会社にも、たとえば日報や、メール、会議などで情報共有や報告を行なっていることで、ナレッジ・マネジメントの一助を担っているとも考えられます。ある形でナレッジ・マネジメントが存在していると考えられます。
しかし、積極的にそれらを統一し情報共有しようとする意識が薄いために、その知識の共有システムは会社によってさまざまになされているという状況にあります。

>>この記事を読む

ナレッジマネジメントの歴史を振り返って、これからナレッジ共有を始めるためのコツを知ろう

ビジネスシーンにおける「ナレッジマネジメント」導入の動きは増加傾向を続けています。しかしながら、これが大きな成果に結びついたという事例を探してみても、なかなか見つかりません。ことほどさように「ナレッジマネジメント」は一筋縄ではいきません。それでも、これからの企業の生き残り策としてはこれは欠かすことのできない確かに正しいものでしょう。この問題の難しさは、人事面からとその方法・手法の面からと大きく分けて考えられるのではないでしょうか。ここでは、まずその変遷を整理しながら問題解決のための糸口を探し出していきたいと思います。

>>この記事を読む

社内の情報共有でお困りの方へ!ナレッジマネジメントツール比較5選

「自分だったらこのように進めるのになぁ」「あの人の知識があればなぁ」と日々の仕事の中で人と情報共有をしたいと思うことはありませんか?見えない知識を可視化することで、自分の生産性だけではなく、会社全体の生産性向上につながります。共有するのは難しい、どうすればいいかわからないという人に向けて、今回は、ナレッジを蓄積できる人気のツールについて比較を行なっていきます。ぜひこの記事を参考にしてください。

>>この記事を読む

ナレッジの共有、ナレッジマネジメントはGoogleのG Suiteで完結【事例紹介あり】

みなさんは会社内で活用することができるナレッジをどのように管理して利用していますか? それとも自分だけの情報にとどめてナレッジを共有していない状態ですか?
今回は、筆者の実体験を交えながらナレッジが共有できるGoogleが提供しているG Suiteの機能について詳しく解説をしていこうと考えています。

>>この記事を読む

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ナレッジマネジメントという概念自体は、何年も前から提唱され続けています。
しかし、実際にナレッジマネジメントをうまく会社経営に活かし、成果につなげている企業はそれほど多くはありません。企業の経営者、マネージャー、現場の管理担当者の方は、ぜひこの機会にナレッジマネジメントを見直してみてはいかがでしょうか?社内に蓄積している知識・ノウハウを見直し、有効活用することで、企業パフォーマンスの大きな改善につながるかもしれません。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

同じタグのついた記事

同じカテゴリの記事