体育会系が就活で有利って本当?20代の過ごし方をいま見直すべき3つの理由

体育会系が就職に有利で入社後も幅をきかせていると感じている人は、いまでも多いのでしょうか。

私が大学生だった10年以上前から体育会系は就職活動に有利だと言われてきました。

  • 体育会系は日頃から厳しい上下関係の中で組織への適応力がある
  • 元気で明るくて挨拶もしっかりできる
  • 根性があって理不尽でも耐えられる

これらの体育会系が一般的に持っている特徴が評価されるポイントでした。当時は就職氷河期で一般的な文系大卒の学生が50社以上受けても内定が出るかどうかという時代でした。しかし体育会系の同期は次々に有名な東証1部上場企業などに内定していました。

ただ体育会系だからというだけで人生安泰という時代ではなくなりつつあります。社会で評価されてきた体育会系の強み以外も大切な時代になっていることを解説します。

従順・根性だけが取り柄の体育会系はこれから通用しない

サッカーや野球でも頭脳派のプレイヤーがいるように近年のアスリートは従順・根性だけでは通用しません。しかし昔ながらのステレオタイプな従順・根性だけが取り柄で明るく飲み会で活躍という取り柄だけでは変化の激しい現代社会で通用しづらくなっています。

体育会系は就職に有利って、いまでも本当?

体育会系はいまでも就職に有利なのでしょうか。キャリタス就活によると体育会系のアスリート学生は一般学生に比べ早めの内定・高い大手上場企業への内定率が指摘されています。いまも昔も体育会系は一般的に就職に強いことが数字からも伺えます。アンケートでは部活内での就活情報の共有と選考時の体育会ブランドが通用したという結果が出ています。

(参考:https://job.career-tasu.jp/2017/features/athlete/realdata/

従順・根性だけでは中年以降に伸び悩む

入口では有利な体育会系です。しかし従順・根性・元気があるという評価は中年以降になってくると少しずつ通用しなくなっていきます。まず中年層になると使われる側ではなくマネジメント能力が求められるようになります。使いやすいというだけではマネジメントはできません。

しかも現在の日本の体育会系の組織は多くの批判に晒されされるようになりました。従来の体育会系組織が絶対ではなくなったのです。

日大アメフト部の危険タックル・登板忌避問題にみる体育会系組織の限界

体育会の組織のあり方そのものがコンプライアンスが問われています。従来の体育会系型の組織そのもの存在意義が問われています。昔からの従順・根性・組織への献身性を求める体育会の指導が通用しなくなってきます。

日大のアメフト部の「危険タックル」問題では日大選手が監督・コーチから相手選手に「けがをさせろ」という趣旨の指示を受け上からの指示に従いけがを負わせてしまった問題が起きました。

体育会系組織の旧態依然の体質が非難の対象となったのです。

組織の目先のエゴのために自分のチームの学生に無理な指令をだし相手チームの選手を負傷に追いこむのは許されることではありません。

高校野球の登板忌避問題では、大船橋高校の監督の英断が物議を醸しました。国保陽平監督がエースピッチャー佐々木選手を甲子園予選の決勝で連投続きによる故障を防ぐため登板させなかったのです。試合結果で大船橋高校は敗れましたが国保監督が選手の今後のキャリアを考える上でチームの目先の勝利ではなく選手の未来を優先したことが賛否両論となりました。組織・チーム優先の体育会系支持者から批判の的になる一方で選手生命第一の決断が評価されました。

確かに組織のために佐々木選手が無理をして肩を壊し大船橋高校が勝利すれば一部では美談になったかもしれません。しかし私がもし佐々木選手なら選手生命を第一に考える国保陽平監督の下でプレイしたいと思います。

20代が従順・根性だけで通用する時代は終わった ~いま見直すべき3つの理由~

20代が組織に従順で理不尽に耐える根性があるだけで通用する時代は終わりました。転職も当たり前になり一つの組織に滅私奉公して勤めあげる代わりに年功序列と退職金の恩恵を受ける終身雇用の時代が終わりつつあるのは誰もが感じているところでしょう。

①終身雇用が終わる

経団連の会長が終身雇用を維持できないと発表しました。一つの組織のために個を犠牲にし貢献していく時代ではないのです。高校野球の登板忌避問題では佐々木選手の選手生命という個がチームの組織よりも優先されたことから議論になりました。意見が揺れているのは個人と組織の時代の移り変わりの時期にあるからでしょう。

終身雇用が終われば組織に滅私奉公し従うための従順さ、根性などの使いやすさの価値が落ちていくのではないでしょうか。

特にこれからは企業の寿命より個人の寿命の方が長い時代です。一つの組織のため個を犠牲にし貢献しても企業が先になくなったり解散してしまうかもしれません。

②ビジネスモデルが多様化している

ビジネスモデルが多様化し元気で明るく言うことをなんでも聞くだけのYESマンは求められるのでしょうか。むしろ多様化の時代だからこそ、これまで光が当たらなかった人達が輝ける時代です。

よくロングテールというワードを耳にします。需要の少ないニッチな仕事や特技でもうまくいけば生計が立てられる時代です。良く好きなことで生きていく時代というフレーズをSNSなどでも見かけます。言い換えればロングテールと多様化の社会へと変化しているのです。

③古いやり方がすぐに廃れる

古いやり方、方法論がすぐに廃れてしまう変化の激しい時代です。組織に対する従順さや理不尽への耐性だけが人材としての価値ならば30代も半ばを過ぎれば通常しなくなります。新しいことを学び続ける力や新しいアイデアを出せる企画力が求められています。

20代のうちにいろいろなことに挑戦すると30代・40代で救われる?

体育会系の人もそうでない人も組織に対する従順さや使いやすさだけでは今後、苦しい時代になるのではないでしょうか。このままではまずいなと考えている方は20代のうちに色々なことに挑戦してみることをおすすめします。体育会系のバイタリティからバラエティ(多様性)の時代へ適応するために若いうちに色々なことに挑戦してみましょう。

人生100年時代だからこそ若いうちに適性を見極めるべき

人生100年時代と言われています。長い人生を生きていくためには若いうちに色々なことを経験し自分の得意なことや適性を見極めるべきです。『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』という本では、エクスプローラーという人生のステージが紹介されています。

旅をしたりインターシップをしたりしながら様々なことを探求する時期が必要だと言われているのです。若いうちに様々なことに挑戦することで人間性や能力の裾野を広げておくことで長い人生を生きる力が身につきます。

新しいものを身につける力があると生き残れる

新しいものを身につける力があれば変化の激しい時代にも適応していけます。力が強いものが生き残る時代ではなく変化できるものが生き残れます。新しいものを身につける力を若いうちにたくさんのことに挑戦することで養いましょう。

30代からは専門性と自分らしさを追求しよう

20代で様々な経験をしたら30代からは専門性、40代からは自分らしさを追求していくステージに入れるのが理想です。20代のうちに様々なことに挑戦し裾野を広げておくことで自分の興味があることや得意・不得意も見えてきます。良い20代を過ごすことで良い30代になれます。そして良い30代を送ることで理想的な40代を迎えやすくなります。

30代は学んだことを深めていく

30代は20代で学んだことを深めていきましょう。20代での経験の中から特に自分が極めていきたい分野を見定めて、スキルを磨いていけると良いでしょう。例えば英語といえばあの人、プログラミングといえばあの人、というように自分の専門分野を確立できていると生きやすくなります。

また20代で様々な経験をしていれば自分が極めたい分野が廃れたとしても別の分野にも挑戦しやすくなります。できるだけ迷わずに自分の専門性を深めていきましょう。

40代で専門性と自分らしさを追求しよう

40代になると専門性からさらに一歩進んでオリジナリティまで出せると良いでしょう。変化の激しい時代ではいくら勉強しても新しい技術やトレンド、価値観が生まれます。そのため新しさよりも自分らしさで勝負できると良いステージかもしれません。他人から学んだ何かではなく自分で何を生み出せるかを意識した仕事をするべきではないでしょうか。

いまは挑戦しやすい時代!20代は興味のあることに素直になろう

現在は挑戦しやすい時代です。

私が大学生だった10年以上前は挑戦しづらい時代でした。とある大学が「新卒で就職できていない人は落ちこぼれの欠陥品」という文章を就職情報のページに掲載して問題になりました。少しでもレールから外れたら欠陥品呼ばわりされてしまうような空気があったのです。

10年以上前は転職もいまほど一般的ではありませんでした。終身雇用が前提で長く会社に勤めあげるのが一般的に良しとされていました。だからこそ組織に従順な体育会系が就職に強かった面もあるでしょう。しかし今は卒業3年以内なら新卒扱い、転職市場も活発、新しい働き方でリモートワークやフリーランスも認められつつあるなど挑戦しやすい時代になりました。

会社を辞めなくても副業で自分の新しい可能性に挑戦することもできます。新しいことに挑戦していかないことの方が、これからはリスクになるのではないでしょうか。

まとめ

体育会系は今でも就職に有利です。しかし体育会系組織やチームの在り方そのものが問題視される時代になっています。日大アメフト部の危険タックル問題や甲子園予選の登板忌避問題などは従来の体育会系組織の在り方への批判や議論が巻き起こる象徴的な出来事でした。今後、組織のために

個人が犠牲になるべきだという価値観はますます廃れていくと私は予想しています。

そうなると体育会系の従順さや指導は時代遅れのものになりかねません。組織最優先の時代から個人と多様性の時代にシフトするなら若い時にこそ多様な経験をしておくと、より良い30代40代を迎えられるのではないでしょうか。

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