【対談企画】「働く」を考える。〜働き方メディアのインターン生5人でディスカッションしてみた〜

大学生以上になると「インターン」という言葉を耳にする機会は少なくない。インターンといえば、就職前に社会人経験らしきものを経験できるところ。アルバイト、短期・長期インターン、そして就職。様々な働き方がある中で、長期インターンで経験を積んだ5人が、「働く」ということについて、本音で語り合いました。大学生が思うさまざまなカタチの「働くとは?」を考えていきます。

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対談メンバー

なぜ学生インターン?

由佳:まずは率直な質問から。みなさんはどうして「学生インターン」をやろうと思ったんですか?

:俺は大学3年の冬までずっと結構練習日が多いサークルに入ってたから、シフト制の飲食バイトをやってた。4年になって就活が始まって、「あれ、意外としゃべることがない…インターンやってみないとやばいかも」って思ったのがきっかけ。飲食バイトを続けてて得られるものが何もなくなったってことも、インターンを始めた理由として結構でかい。

:俺は1年と2年次はバイトとサークルしかやることがなくて。授業もちゃんと受けてるわけじゃないからだんだん大学に行っている意味がわからなくなってきちゃったんだよね。何かやろうって思った時にたまたま長期インターンを紹介してくれる人に出会って、紹介してくれた会社がここだった。

香南:私はバイトと同時並行で、広告を作るサークルに入ってデザインをやってた。せっかくデザインができるようになったから、これでお金稼げるようになりたいなって思って…!せっかくだったらリモートとかじゃなくて実際に会社に行って仕事をした方が楽しいと思うから、長期インターンやろうって決めた。デザインだけじゃなくて、何でもできそうな会社を選んだ。メディアの会社だったら記事も書けるし、集計(マーケティング関係)もできるからね。

由佳:大学の友達は長期インターンを始めている子が結構いて、「あ、みんなこんなに早くから動き出しているんだな、私も何かやらなきゃな」っていう焦りを感じたのを覚えてる。3年の春までバイトをしてたんだけど他のことにも挑戦してみたいと思ってたし、学生のうちに色々な仕事を見ておきたいなって思ったからインターンをはじめてみた。

隼司:俺は今年の3月に大学を卒業してるから、学生インターンとは違うんだよね。就職を考えて関東に上京して、何社か内定はもらってたんだけど、もっと企業を見たいっていうのもあったし、就活のひとつとしてインターンを含めるのもありなのかなって思った。今は夢があって、インターンはそれに向かっての学びの期間にしてる。

由佳:私の大学の友達にはやりたいことがないから、とにかく営業インターンに飛び込んで、実際やってみることで自分に合う・合わないを見極める人もいた。

:俺の友達にも似たような子がいた。就活が始まる前にいろんな仕事を選別しておきたくて、短期のインターンに行ったり合同説明会に行ったりして自分がやりたいことを考えてたなあ〜。

長期インターンと短期インターンの違いって?

由佳:じゃあ、長期インターンと短期インターンの違いってなんだろう?同じ「インターン」っていう名前だけど、本質的なところは同じなのかな、、?

:俺にとって短期インターンは、職業体験みたいなイメージ。で、長期は、、あんまり変わんないんじゃないかなあ!職場体験アルバイト版みたいな。でも、短期だったらインターンの期間が短いからやれることも限られてるよね。

由佳:短期インターンの場合、実際に私たちがグループワークで考えたりしたことが会社の事業として展開されることは滅多にない。試験的な感じでやっているっていう面では、「仕事してる感」っていうのが見出せない気がする。短期インターンだったら、就活の選考に関わってくるかもしれないから、その場で社員の方々に良く見られたいだとか、アピールしたいっていう思いも出てきちゃうよね。

隼司:俺はずっと沖縄に住んでいたんだけど、沖縄では大学の単位がもらえるからやってるって人が多かった。インターンは大学が選んだ企業の中から選ぶもので、就職体験みたいな形。俺は、興味のあるインターン先が見つからなかったから参加しなかったんだよね。インターンやってて思うのは、長期は完全にアウトプットの場。学ぶ場でもあるけど、プラスで成果もちゃんと出してくださいねって言われてるイメージ。

:俺が初めてインターンに行ったのが3年の2月。どっちもエンジニアの短期インターンだったんだけど、職種に関係ない内容だったから全然仕事のイメージがつかなくて、短期のインターンは行かなくなっちゃった。就活が終わってからは長期インターンを選んだ。実務に近いことができる点が、短期との大きな違い。正直、同じインターンのくくりではあるけど全然別物だと思う。

香南:短期インターンは職業体験でもあるし、社員さんのお話が聞ける場でもある。それに対して会社側は、就活生のメリットになりそうな企画をすることによって接点を作りたい。だから、短期インターンに仕事のイメージがつかないものも多いんじゃないかな。インターンという名ではありつつ、実際は自己分析会、ワークショップみたいになってることも多いみたいだし。

由佳:じゃあ、長期休暇のような時間を使ってまでも短期インターンに行く意味は何だろう?企業の特性だったり雰囲気を知るために行っているのか、就活で有利になるために行っているのか、、、

香南:それはどっちもあると思う!でも、短期のインターンが就活の選考につながるっていうのはある。「〇〇社短期インターンに申し込んだ人は、この選考に申し込めますよ」みたいな!その点で有利ではあるかもしれない。

:でも、俺が短期インターンに行ったのは「とりあえず」だね。周りがインターン行ってるからとりあえず行ってみた、っていう学生は多いんじゃないかな。特に夏休みはね。冬になれば、「さすがに行かなきゃやばいかも、業界研究してみようかな」っていう理由で行く人も多いと思うけど。

香南:大学の授業で同じ教室にスーツの人がいたらちょっと焦り感じちゃう(笑)とりあえず安心感欲しさで短期インターンにいくことはあるよね。

:じゃあ、逆にめちゃくちゃ意識高く持って、短期インターンに参加する人もいるのかな?

香南:旅行会社の短期インターンに参加したことがあって。そのインターンで知り合った子はグループ会社もほとんど全部行ってるみたいだった。その子みたいに行きたい業界とかやりたいことが絞れてる人は意識高く行けるのかも。

:会社によってはインターンに参加しないと選考通らないっていうのも噂で聞いたことがある。だから一般的に短期インターンに参加する理由は、就活のためか、とりあえずか、就職を見据えているかの3つなのかな。

バイトとインターンの違い

由佳:じゃあ次は視点を変えて。バイトとインターンの違いってなんだと思う? バイトみたいに時給制の長期インターンもあると思うけど、どっちも経験して違いはある?

全員:え〜難しいなあ、、、!

:俺は責任感の違いだと思うんだよね。前に飲食店でバイトしてたときに、俺が頑張っても会社の利益に繋がらない、って思うとそこで働いている意味を感じられなくなっちゃったんだよね。例えば長期インターンで記事を書いて、そのPV数が伸びたら、それが直接会社の収益に繋がっていく。自分が会社に還元できてるっていうか、会社と密接に繋がれるっていうのがアルバイトとの違いだなって思う。

:アルバイトの努力でも会社の収益は変わると思うよ!

由佳:どういう点で変わると思いますか?

:俺も飲食店で働いてたんだけど、やっぱりノロノロ動くのとしっかり客を回すのでは収益は変わってくる。みんなで頑張れば収益も上がるから、純が言った収益にならないっていうのは少し違うかなって思うんだ。俺はインターン=アルバイトっていう認識だから。どっちにしても会社のことは気にする。でも、インターンでは仕事ができなければ切られちゃうところが、アルバイトとの違いかな。そこは常に意識して仕事してる(笑)

隼司:俺は、どっちかっていうと純の意見と同じかな。実際、学生の時にアルバイトをしてて、収益のことまで考えてなかったし、自分の仕事に対しての効率性をずっと考えてた。

:めっちゃわかる! お客さんにありがとうとか言われるのはめっちゃ嬉しいけど、1人が頑張ろうって思っても、他の人がそういう気持ちじゃなかったら意味がない。なかなか全員で同じ方向に向かっていくのは難しいよね。俺が頑張ってても、たいして頑張ってない他のアルバイトと同じ時給とか納得がいかない!俺はみんなと同じレベルで頑張りたい(笑)

由佳:バイトは人数が多いと、社員さんにちゃんと見てもらう機会は少ないかも。その代わり個人の成長をみてくれるのがインターンの特徴だと思う。アルバイトは、先輩になると全体をまとめなきゃいけなくなってくるから、リーダーシップを身につけられるという点ではもちろんいいところもあると思う!

:俺がやってた少人数のバイトだと、また少し違ってくる。サーピス業のアルバイトではすごいホスピタリティを求められるんだよね。自分が頑張ったときにお客さんが喜んでくれたらそれでいいやって思ってた!

香南:私がインターンをしてよかったな〜って思ったのは、「これやりたいです!」って言ったらすぐにやらせてもらえるところ。すごく自由でいいなあって思っちゃった。

働くときの価値バランスについて

由佳:アルバイトとインターンでは、会社に求めているものが違うのかな?

香南:私、アルバイトに求めているのはコスパだと思う! 自分の使える労力に対して賃金が割にあっているかどうか。

:そうそう! 例えば夜の仕事だったら高収入だけど仕事がすごく大変。それに比べて賃金は安いけど仕事が楽だから飲食のバイトしよ! ってなるよね。インターンに関しても成長とかスキルを得ることとか、自分が得られるものと対価とのコスパがいいか? ってことなんだよね!

ってことで、みんなのそれぞれの仕事観における、価値観バランスを考えてみました!

香南:インターンは、ルーティンワークや雑務ではないことが大事。就職においては、できるだけマイペースに働けるような会社の雰囲気と、ジョブローテーションの制度があることが大事!

:インターンは、ちょっと責任が増えたバイトのイメージだから給料は必要。就職においては、ほしいスキルが手に入ったら給料がよくなるように違うところへ行くので給料よりスキルを選んだ。福利厚生しっかりしてないとそもそも働くのがしんどくなるのでこれも重要!

隼司:バイト・インターンでは、新しいことに挑戦してみたり学ぶ機会を増やしたりして成長を求めてる!就職してからはこれまで積んできた経験を元に、自分が「面白い!」って感じたことをどんどん実践していきたい!

:バイトはあくまでもお金を稼ぐための手段だから給料が90%!まだ明確に自分のやりたいことが見つかっていないから、就職してからは仕事をしながらやりたいことを探していくことが重要。バイトから就職を通して、誰かに貢献することをやりがいにしてる!

由佳:バイトは「給料が低すぎず家から通いやすいところ」が重要!就職においては、プライベートとの両立ができる会社の雰囲気、福利厚生を求めてる。立地を重要視していないのは、社会人になったら1人暮らしも視野に入れているから!

インターンを始めようとしている過去の自分に伝えたいこと

由佳:最後に、インターンを始めようとしている過去の自分にアドバイスするとしたら何か挙げられますか?

:早くやった方がいい!

:理由は?

長期インターンを始めた頃といまでは自分の価値観が大きく変わったと思う。それまで大学やサークルの世界しか知らなかったから自分の見えてる世界が狭かったけど、今はいろんなものが見えるようになったと思う。もっと早くインターンのことを知ってればもっと色々なことができたかもしれない。

:もしもバイトをやってた期間を全てインターンにしてたら、アルバイトの経験はできなかったかもしれないよ。それでも早くインターンをやろうって思う?

:それはバランス取ってやっててもいいんじゃないかなあ。週2でも週1でも、少しでも経験しておくことによって自分の幅が広がるんじゃないかなって思うんだよね。バイトやってる中で、少しでもインターンっていう時間があっても良かったかもって思う。

香南:私は、会社を選ぶ前に、自分が何をしたいのか、何に興味があるのかを考えてからやった方が、その後が変わるんじゃないかなって思う。たとえば業界研究をしてみるとかね。先輩とかOBとかにもっと就活について色々聞けば良かったって思う。先輩に、「私〇〇に決まったんだよね」って言われても、そうなんですか〜!すごいですね!みたいな、ぼんやりとした会話しかしていなくって。お話を聞く機会があったはずなのに、なんで気づかなかったんだろう!

:それって就活生になった今だから思えることだよね!

香南:そうだね。実際に環境に入らないと意識を変えるのは難しいなって思う。そういう意味では、先に行動して環境に入っちゃうっていうのは正しいのかもしれない。あれ? さっきの前言撤回します!(笑)

隼司:俺は、地方の人と都市部に住んでいる人の両方に言いたい。地方に住んでいると、こういうインターンの場が圧倒的に少ないんだよね。でも、やってみたい!って思うなら、遠くても行動するのが1番だと思う。逆に関東に住んでる人は、こういう機会があふれているんだからアンテナを張り続けるのが大事だと思う。

:もし、今熱中していることがあれば、それをやるのがいいと思うよ! 俺は社会人としてのスキルが全てじゃないと思ってる。俺の中ではダンスも資産だし、プログラミングも資産。同じ資産だから、俺はどっちもやって良かったって感じる。

由佳:私は、行動する前に超考えちゃう人だから、なかなか行動に移すことができないタイプ。考えて考えて、そして考えて行動、みたいな(笑)動けないのは考えすぎだったり周りの目を気にしすぎなところがある。でも、意外と他人は自分のこと見てないんだよね。やらないで後悔よりは、やって後悔の方が得られるものも多いかなって思って。そういう考え方は、インターンをやることに限らず鍛えていかないといけないな。やりたいことがあるんだったら、ためらわずにやった方がいいよって。

:俺も他人から浮くのが嫌だったんだよね。だからそんな意識高いこともやってこなかったんだけど。大きな目標を持ってるのに、他の人と同じことをしていたら目標達成はできない。他の人に「お前おかしいんじゃないの?」って言われるくらいでもいいいのかも。

インターン生対談を終えて

いつも一緒に働いているインターン生の仲間に働く価値観について聞いたところ、中には「そんなこと考えているんだ!」という意外な回答も見えてきました。自分の価値観の中に「インターン」が必要であれば行動するべきだし、自分が今熱中している趣味や仕事があればそれに没頭することが自分の財産になるでしょう。「〇〇をするのが正しい」という答えはないということを知りました。

働くことが全てではない時代に、どのような働き方が理想なのかを考え、意見を誰かと共有することは、自分自身を見つめ直し、より自分らしい人生を送るために重要であることがわかりました。

この記事を読んでくださったみなさんも、「自分らしい働き方・生き方」について考え、誰かに共有してみることをオススメします。きっと、自分にはない考えがあったり、知らなかった自分が見えたりするかもしれません。

TeamHackers編集部インターン生対談企画ー働くを考える。
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