国際女性デーで考えた女性の生き方〜日本の女性は自分に自信がない?

国際女性デーという日はご存知でしょうか? 日本では、女性活躍が騒がれ始めた2015年ごろから注目されてきましたが、起源は昔に遡ります。もともとは女性の権利を唱える運動から始まった国際女性デー。日本では、まだそこまで広く認知されていないように思いますが、SNSを中心に女性の生き方や働き方をより良いものへと願う取り組みとして、さまざまな活動が進められています。
年に一度の女性の日ですので、今回は国際女性デーにフォーカスして、女性のキャリアや生き方についてご紹介したいと思います。

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女性の権利を唱える国際女性デー

国際女性デーの起源はいまから100年以上も前の1904年のアメリカ・ニューヨークに遡ります。当時、3月8日に婦人参政権を求めたデモが行われたそうで、その後、1910年コペンハーゲンでの国際社会主義会議で「女性の政治的自由と平等のために戦う日」と提唱されて世界へと広がっていったそうです。1975年には、国連が3月8日を『国際女性デー(International Women’s Day)』と制定し、世界各地でそれぞれ女性を讃える日として進化していきました。

例えば、イタリアでは「ミモザの日」と呼ばれ、「FESTA DELLA DONNA(女性の日)」として男性から日頃の感謝を込めて周りの女性(母親や妻、会社の同僚など)に愛や幸福の象徴とされるミモザの花を贈る習慣があるそうです。日本でも2月ぐらいから、国際女性デーの象徴とされるミモザの花をフラワーアレンジで飾るショップやレストランが年々、増えています。

もともとは女性の権利を唱える運動から始まった国際女性デーですが、いまだに女性の権利が守られていないと感じることも多いです。また女性管理職比率の割合が上がらないなど女性のキャリアや生き方も問題視されています。ここからは女性のキャリアや生き方について詳しく見ていきたいと思います。

数字で見える「自分に自信がない」女性の多さ

女性管理職比率が上がらない要因としてよく取り上げられるのが、女性自身が管理職になりたがらないというもの。日本経済新聞の「働く女性2000人意識調査」によると、確かに8割もの女性が管理職を否定したという結果になったようです。管理職の問題については、「女性がなりたがらない」という理由だけではないと考えていますが、女性と男性の考え方や捉え方の違いについて興味深いデータがあります。もっと詳しく知りたい方は「テレワークは管理職ポジションを目指す価値がある」を参考にしてください。

女性が自分に自信が持てない現象は実は日本に限ったことではありません。アメリカで行なわれたある調査結果によると、男女の学生にテストを行なった際、実際の結果は女性のほうが高いスコアであったにも関わらず、テスト直後の自己評価を聞いた際に男性は71%ができたと回答したのに対して、できたと回答する女性は51%にとどまっていました。また、年収が同等の男女のビジネスパーソンに自身の年収を見積もってもらう調査でも、男性は660万円であったのに対して、女性は530万円で男性より100万円以上も低い金額になったそうです。等身大以上の自分でアピールできる男性に対して、自己評価が極めて低い女性は転職や昇格の場面で不利になるということは有名な話です。

このように、男性と比較して女性が自信が持てない要因は、脳の作りの違いやホルモンの違い、さらには育った環境などが挙げられるようですが、いずれにしても「自信がない」という傾向は世界的な女性の共通点だということが分かります。

とりわけ日本の女性が悩まされる罪悪感

自信がないのは全世界の女性の特徴であることが分かりましたが、中でも日本の女性はさまざまなしがらみの中で生きています。

戦後、終身雇用や核家族がベースとなって「総中流」とうたわれていた時代に培われた多くの既成概念。夫は外での仕事に集中し、妻が子育てをすべき。そんな統一した家庭像が浸透していた時代はそこまで遠い昔ではありません。女性に生まれたのだから、結婚したら夫を支えるべき、子どもを産んで育てるべき、どんな女性もそんな“常識”を自然に背負ってしまっています。

さらに、最近は女性活躍などといって「女性も働くべき」といった新たな使命が加わりました。みんなと同じようにしなければならないと強く感じる日本人は、独身で働いている女性、子どもを産んで育てている女性、子どもがいながらも働き続けている女性…などの多様な生き方のどれに従うべきなのか、猛烈に悩んでいます。

そして、その結果「私は結婚できない」「私は子どもがいるからといって働くのを辞めてしまった」「私は子どもがいるのに働いている」と、すべての女性が後ろめたい気持ちを持つようになってしまっているのです。専業主婦であっても、ワーキングマザーであっても、キャリアウーマンであっても同じ。みんな自分の生き方に罪悪感を抱いています。

私自身も、20代後半で友達が結婚をし始めた頃は「自分もしなきゃいけないのかな」と悩み、結婚をすれば「子どもを産まなきゃいけないのかな」と悩み、出産し職場復帰した後は「小さな子どもを預けて働いているなんて」と悩み続けてきました。

国際女性デーくらい自分を褒める

国際女性デーに話を戻しますが、日本でもさまざまな女性を対象にした活動が開催されるようになってきましたが、私は個人的にこの国際女性デーを「自分を褒める」きっかけにしてほしいと考えています。

日本人はよく真面目だと言われていますが、特に女性は男性よりもはるかに真面目です。小学生の頃から、先生に言われた通りに掃除をするのが女子、掃除をサボるのは男子というのは未だに繰り返される世の常です。真面目に、完璧になりすぎて、悩み、苦しんでいる女性たちだからこそ、年に一度くらいは「いまの自分で良いんだ」「いつも自分は頑張っている」と評価しても良いのではないでしょうか。

自分への褒め方は人それぞれですが、その日くらいは美味しいケーキをお腹いっぱい食べてもいいし、その日くらいはご褒美で高い買い物をしてもいいし、有給休暇を取って1日中眠っていても良いと思います。大事なのは、「今の自分を褒める=肯定する」ということ。これで良いのだと思うだけで、気持ちはふっと軽くなるものです。

自分へのご褒美や甘いものを食べるくらいの行動は普段からちょくちょくしているかもしれませんが、改めて「今の自分で良い」「いつも自分は頑張っている」「私、偉い」と自分で自分を褒める=肯定することはなかなかないように思います。日本女性は、自然と自分で自分の首をしめて、苦しくなってしまうことが多々あるからこそ、意識的に自分を褒める。そんなきっかけを年に1度くらい作ってみてはいかがでしょうか。

国際女性デーに出かけよう

国際女性デーを記念して、3月に行われる日本での活動もだいぶ増えてきました。数年前くらいから3月に女性向けに定期的に開催されている活動やイベントをご紹介します。

HAPPY WOMAN FESTA

APPY WOMAN実行委員会(事務局:一般社団法人ウーマンイノベーション)が主催の大規模イベント。全国12都道府県29会場で同時開催。アワードの表彰式や講演会などを実施。
https://happywoman.online/pressrelease/20190228/

国際女性デー記念イベント 「逆境を乗り越えて、一歩踏み出そう!」

Lean In Tokyoが毎年3月に国際女性デーを記念してイベントを開催。著名人を招いて講演などを行う。
https://web.facebook.com/events/398818253996530/

国際女性デー記念イベント「女やったら、あきませんか」

ポーラ主催のイベント。自分に合う色を見つけたり、「なりたい自分」を描く“ビューティー絵馬”ワークショップなどをコンテンツとして開催。
https://www.pola.co.jp/special/international_womens_day/

まとめ

この数年で日本の働く女性を取り巻く環境は劇的に変化してきたと思いつつ、「ワーキングマザーって大変そう」といった若手女性の声が絶ちません。そんなことを言われるたびに思うのは「ワーキングマザー以外の女性は大変じゃないのか?」ということ。そんなことありません。独身で働いている女性も、専業主婦で家庭を守っている女性もみんな苦労をし、悩んでいます。もっと美しく、もっと輝く必要はまったくありませんが、女性はもっと楽に生きていいと心から感じています。国際女性デーでは、どんな女性にとっても、ふっと肩の力を抜いて楽になれるきっかけになってほしいと思います。

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