事例紹介
2018.07.09

ありがとうサッカー日本代表、西野朗氏・長谷部誠氏にみるタスク管理のアイデア

ロシアワールドカップ2018における日本チームの奮闘がいまの日本を席巻しています。
期待されていなかったチームが予想を超えた活躍を魅せてくれたとき、試合を見た私たちは、普段忘れていた新鮮な驚きと、喜びを呼び覚まされました。

そんな私たち、ビジネスパーソンは日々仕事のタスクを多数抱え、完了させながら、大きな目標をクリアすべく精進しています。
日本代表チームもまた、大きな目標であった「ワールドカップ ベスト8入り」を手に入れるために、地道な練習、相手チームの研究、チーム力をアップさせるなどし、さまざまなタスクを完了してきたと言えます。

2018年7月末で任期満了を迎える西野朗代表監督は、代表監督を経験する前の2014年に、「勝利のルーティーン-常勝軍団を作る、『習慣化』のチームマネジメント」という本を上梓しています。いかなる状況においてもルーティンにこだわることがよい結果を産むと記します。
そして日本代表を引退すると表明したキャプテン、長谷部誠選手も「心を整える-勝利をたぐり寄せるための56の習慣」という書籍を2011年に上梓。ミリオンセラーとなっているこの本に、「心は鍛えるものでなく、整えるものである」と記しています。

ここでは、日本のサッカー界を代表する2人の考え方から、タスク管理というビジネスへのヒントを探ります。

とんでもない注目度に耐えながら結果を出すために必要なものとは?

ワールドカップ直前にボスニア系フランス人であるヴァイッド・ハリルホジッチ氏を日本代表監督から解任。ぎりぎりのタイミングでの解任の失望から、日本人のワールドカップへの興味は薄れ、無関心な人が大多数を占めていました。帰国後の記者会見においても長谷部選手が「大会前はあまり僕らは期待されていなかった。無関心が一番こわかった」と言及するほどでした。
参考URL https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180705-00000549-sanspo-socc

しかしそんな代表チームも、急遽代表監督として迎えられた西野氏のもと、数回の親善試合の調整のあと、ついに迎えたワールドカップコロンビア戦にて、2-1という勝利を手にし、強豪コロンビアを制す「サランスクの奇跡」と称されました。そこから始まった、世界中からと、日本からのものすごい注目度は、想像を絶するものです。

常人には計り知れない重圧、プレッシャーの中、第一次リーグを突破するという結果を出すために、どのようなマインドを持ってミッションを行っていったのでしょうか。

ルーティンに落としこむ

西野氏は、著書「勝利のルーティーン〜」にて、いかなることをも習慣に落とし込んでいく「継続力」がスタイルを築く、として、ルーティン・習慣の重要性を説いています。

その考え方をビジネスに置き換えてみることができます。
大きな目標を達成するために、必要な事柄を細かく設定し、それを日々のタスクに落とし込んでいくことが目標達成への鍵とつながります。
例えば、早起きが苦手な人がいるとします。「早起きは三文の徳」とも言われ、生産性の高い時間を持てることから、一流のビジネスパーソンには早起きの人が多いものです。なんとか早起きができるようにしたいと思っている、早起きが苦手な人はどうすべきでしょうか。朝ご飯に早起きしてでも食べたい、大好きなパンを買ってくる、涼しい時間にランニングできるようにしたい、などなどどんな目的でもかまいません。自分を鼓舞して早起きできるネタを考え、少しずつ早起きを習慣にしていくことができれば、いつかは早起きへの苦手意識を克服できるというものです。

最初はそのような動機つけを行って、すべきことを習慣化できるようにしていけば、その習慣がいつかはその人の地肉となり、ハイクオリティと力強さを産むことにつながるのです。西野氏も、著書にて、毎日のトレーニングや生活のリズムを習慣化した単調な繰り返しが、個々のクオリティを上げていくことにつながることを記しています。
習慣のタスクを達成することが単調で退屈でも多いに結構です。習慣を積み重ねていけば、いずれ手に入れたい目標に一歩近づいていくのです。

時間を守る

また西野氏は、練習に遅刻してきた選手に、そのままシャワーだけ浴びさせて帰宅させたこともあるそう。時間を守ることは、プロサッカー選手である前に、一社会人としても当然の義務であるし、目標を持ったプロスポーツ世界では当たり前のことであると記しています。

ビジネスにおいても、タスクを管理しようとするときに、それらを仕上げる時間についても考えていかなくてはなりません。タスクにかかる時間のほか、タスクを行う時間帯についてもよく考えてタスク管理を行いましょう。頭が冴えており、クリエイティブな仕事が捗りやすい朝の早い時間帯にふさわしいタスク、昼食後、少し眠さやだるさを感じるときに歩いて完了させられるタスクなど、タスク内容と時間帯のバランスを考えると、タスク完了の精度アップと、高い生産性を同時に手に入れられます。

準備の重要性を理解する

他にも西野氏は著書にて準備の重要性についても言及しています。いくら才能がある選手でも、準備しないで練習をないがしろにし、試合に出ることなど、ありえないことであり。練習をしないことは怪我につながりやすくもなると述べています。
ワールドカップの対ベルギー戦では、ロスタイムでの失点があり、まさかの逆転負けを喫してしまった西野ジャパンではありましたが、西野ジャパンの準備の周到さについて、ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督は賞賛を述べていました。
「今日はシステムについて話さない。日本の準備は素晴らしかったし、侵入することができなかった。」
参考 URL https://www.football-zone.net/archives/118642

ビジネスにおいても、ほぼ準備で勝負が決まると言っても過言ではなく、ビジネスとは、本番までの準備がほとんどを占めるとも言えるのではないでしょうか。
サッカーにおいても、どんな練習でもくさらずに、ルーティンをこなす体力と精神力を見て、監督は試合のメンバーを判断するのでしょう。ビジネスにおいても逆境におかれても諦めずに、やるべきことを行っていれば、評価してくれる人が現れるかもしれませんし、自分自身の能力も、精神力も高めていくことができるでしょう。準備や練習なしで、いきなり良い結果を得られることは滅多にありません。
ビギナーズラックや幸運から、たまたまそのような良い結果をもし得たとしても、次も同じようにうまくいくとは限りません。面倒で気が重く、退屈な準備や練習であっても、その重要性を忘れずにタスクとして完了させていきましょう。

現実的な目標設定をする

西野氏は、サッカー監督にはビジョンが必要だが、それは決して「絵に描いた餅」であってならず、まずは、実現可能な目標設定をすることが重要であることを著書で記しています。

確かに、日本代表の本田圭佑選手は、かねてからワールドカップ優勝を銘打ち、その言葉の力を生かして自分を高め、サッカーをしてきたと言えます。力強いその言葉は、彼の鉄のメンタルとも相まって、時に皆を鼓舞し、時に状況とのギャップを産むときもありました。
今回のワールドカップでも、もちろん本田選手は出場する限り可能性のある優勝を目指すと名言していました。そして西野監督といえば、ワールドカップ前のメンバー発表の場において、ロシアW杯での具体的な目標を問われ「グループリーグは抜けたい」と現実的な目標を掲げていたのです。
参考 URLhttps://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20180531/767409.html

現実のニュースが本に記されたモットーとマッチすることに驚きますが、現実的な目標設定とは、現状を理解したうえで、状況を見極める力が問われる難しさがあるものです。具体的な目標をたてられるようになるために、ビジネスパーソンは様々な準備が求められます。準備と現実的な目標設定が、非常に重要なリンクを形成しているというわけなのです。タスク管理のために、まず自分自身の状況と周囲をよく観察することから始めましょう。

まずは身辺を整えよう

長谷部キャプテンといえば、メンタルを常に整えることを意識し、ぶれない強さがキャプテンにふさわしい人格者というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
サッカースタイルや能力としては天才的に突出しているものはないが、心を整えることの重要性を理解しているために、ミッションを完遂させるためのタスク管理能力も高く維持されていることが想像されます。
長谷部選手の書籍が発売になったとき、結婚前の長谷部選手のドイツでの部屋がテレビで紹介されているのを見たことがありますが、テレビの手前というのもあることでしょうが、非常に部屋も整っていました。部屋は心の鏡とも言われます。整理された部屋で、おのずと心も整うように心がけていたのでしょう。

私たちビジネスパーソンも、頭の中をクリアにして、タスクを洗い出し、タスクを完了させようというときに、散らかったデスクや部屋ではよけいな雑念が頭に入り込み、生産性を下げてしまう可能性もあります。デスクも部屋も整えて、ひとつひとつのタスクに向き合いましょう。

まとめ

サッカーという最も人気のあるスポーツで成功を収めるための工夫は、ビジネスにも多いに通じる部分があります。ぜひこの記事を参考に、タスク管理について考えてみてください。

終わりが見えないマガト式メンタルプレッシャーが四六時中かかっているのが普通の社会におけるリーダーなのです。

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