「積み上げ思考」に陥っていませんか?意思決定のスピードを格段に上げる「仮説思考」を徹底解説!

こんにちは!フリーランス向けメディア東京フリーランス(https://tokyofreelance.jp/)編集長の初芝賢です。

情報収集って大事ですよね。世の中が目まぐるしいスピードで移り変わっている現代だからこそ、必要な情報を適宜手に入れることはビジネスマンの必須スキルとなっています。

しかし、「情報はたくさん集めたけど、結局何をすればいいの?」「情報をいつまで集めればいいかわからない!」となってしまってはいないでしょうか。行動するために情報を集めたのに、情報にがんじがらめにされて動けない。情報収集癖を持つ人は、終わりなき情報コレクターになってしまう危険性があるのです。

この記事では、多くの人が陥りがちな積み上げ思考と、プロのコンサルタントが身に着けている仮説思考についてそれぞれ解説します!この記事を読めば情報の捉え方が変わり、効率的な情報収集と素早い意思決定が可能になるため、ぜひご一読ください!

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積み上げ思考、していませんか?

仮説思考の説明をする前に、仮説思考と対照的な思考法について説明します。それは、積み上げ思考です。積み上げ思考とは、「テーマと関係する情報を収集し、そこから演繹的に結論を導く」というものです。まずは情報集める、というスタンスですね。

私たちが普段やりがちなのは、この積み上げ思考でしょう。「困ったことがあったらとりあえずネットや本で情報収集をたくさん集める」というのはその典型です。情報を集めれば集めるほど答えが見えてくるだろう、という発想です。

けれど、本当に情報収集すればするほど答えに近づくものでしょうか?ここには大きな誤解があります。情報は闇雲に集めると、かえって答えから遠ざかるものなのです。

積み上げ思考は発散していく

積み上げ思考型の情報収集の欠点は、発想がどんどん発散していきがちということです。「自社はこれからどんな戦略を取っていくべきか」といった抽象度の高い問いに当たったとき、私たちは「とりあえず業界の情報を集めよう!」「最新の事例を勉強しよう!」と情報収集をしがちです。

しかし、抽象度の高い問いだからこそ、情報を集めれば集めるほど「あれもこれも」と発想が発散していってしまいます。情報が多いがために打ち手の選択肢が増え、絞りきれなくなっていってしまうのです。

まず膨大な情報を集めるという方法が有効になるのは、時間か処理能力に余裕がある場合です。何年もかけて研究する場合や、ハイスペックなコンピューターによって分析を行う場合など。こうしたときには無数の選択肢を洗い出し、一つ一つ検証していくことができます。こうした網羅的な検証を行える条件下なら、積み上げ思考も悪くはありません。

しかし、ビジネスシーンでは大抵の場合そんな時間はありません。生き馬の目を抜く世界で悠長なことをしていたら、あっという間にライバルに出し抜かれてしまいます。無数の選択肢を一つ一つ検討していくなんてことはやっていられないのです。

では時間がないときに素早く筋の良い結論を出すにはどうすればよいでしょう?その役に立つのが仮説思考です。

仮説思考が意思決定のスピードを高速化する!

仮説思考とは、「現時点で最も答えに近いと思われる結論を最初に設定する」という思考法です。とりあえず暫定的な結論を仮説として置いてしまい、その後に必要な情報を集めるという手順で仮説を検証していきます。

短期間で意思決定をすることのプロ、コンサルタントはこの仮説思考を駆使して結論を導くのを得意としています。なぜなら、仮説思考は素早い意思決定を可能にするからです。仮説思考がどうして意思決定を高速化するかというと、結論ありきであるため情報収集が効率化されるからです。

例えば、「IT企業である我が社が今後発展していくためには、プログラミング学習市場に新規参入すべきである」という仮説を置いた場合には、現在のプログラミング学習市場の規模、競合の現状、自社の資源の情報を集中的に収集することになります。そして、自社が参入するチャンスがあるかを検討し、もし参入が難しいとなれば仮説を棄却あるいは修正していくことになります。

このように、必要最小限の情報を集めるだけで済むため、情報収集が効率化されるのが仮説思考の特徴です。

短い時間で妥当性の高い結論を導くのが仮説思考

仮説思考は「選択肢を絞り込むために情報を集めていく」という発想をします。最終的に実行できるアクションは一つであるため、「このアクションは取るべきか取るべきでないか」という判断に繋がる情報こそが価値のあるものだとしているのです。ここが選択肢をどんどん増やしていく積み上げ思考との決定的な違いです。

意思決定に使える時間が限られている場合には、結論ありきで考え、検証の過程で修正していくことで妥当性の高い結論に至るという仮説思考が有効になるのです。

積み上げ思考と仮説思考の違いを考えるとき、ピラミッドをイメージするとわかりやすいでしょう。ピラミッドの底辺が根拠、頂点を結論としたとき、下から考えていくのが積み上げ思考です。根拠となる情報をたくさん積んでいき、段々と頂点に近づいていくというものです。

一方で、仮説思考は頂点となる結論を初めに設定します。結論をありきとして、「この結論を支える根拠は何か」を逆算して情報収集していくのです。ボトムアップで考えるのが積み上げ思考、トップダウンで考えるのが仮説思考であると言えます。

仮説思考の実践①「問題発見の仮説」の仮説立案・検証

さて、実際に仮説思考を使う時には大きく二つの段階があります。それは、問題発見の段階と問題解決の段階です。

仮説思考は意思決定のために行うものですが、初めから解決すべき問題と打ち手が明確なことは稀です。通常は「最近業績不振だが、何から手をつければいいのかわからない」といったように、対応すべき問題すら見えていないものです。そのため、解決すべき問題を決定することが第一歩となります。

例えば、「製品が最近売れていないのをどうにかしたい」というとき、解決すべき問題には複数の仮説が存在します。

  • 販売チャネルに問題がある
  • プロモーションに失敗していて認知度が低下している
  • 製品価格が競合に比べて高い

などです。こうした仮説に対して

  • ユーザーの製品への印象調査
  • 製品価格の比較表

などの情報を収集し、検証していきます。そうして本当に解決すべき問題を一つに絞り込むのが、問題発見のフェーズとなります。

仮説思考の実践②「問題解決の仮説」の仮説立案・検証

さて、解決すべき問題が一つに絞られたら、次に行うのはその解決方法の決定です。

問題発見の段階で「販売チャネルに問題がある」とします。そうなったら、次には「オフラインのチャネルに問題がある」「オンラインのチャネルに問題がある」と問題を切り分け、さらにそこから考えられる打ち手を細分化していきます。

ここで出した打ち手の候補が本当に妥当かを一つ一つ検証していき、施策の効果×実現可能性が最大化される打ち手一つに絞り込むのが問題解決のフェーズです。

このように、まずは問題を発見し、その次に解決のための打ち手を決定するというのが問題解決の流れです。そして、そのために役立つのが仮説思考なのです。

仮説思考を実践するために基礎的な論理力をアップさせよう!

仮説を設定し、検証するだけ。そう聞くと仮説思考はとても簡単なものに思えるかもしれません。
しかし、仮説思考を実践するためにはベースとなる論理的思考力が必要となります。

例えば問題発見の仮説を設定する際には、問題の候補となるものを複数挙げることになります。先ほど挙げたように、チャネルやプロモーション、価格や製品の質など。ここで何気なく選択肢を挙げていますが、実はこれはMECEになるように分けられています。

MECEとは「モレなく・ダブリなく」の略で、論理的思考の基本となるものです。このMECEや論理構造を図化したピラミッドストラクチャのような、論理的思考を行うための基礎的な概念を知っていることが仮説思考の前提となります。

そのため、「仮説思考を勉強したいけど、論理的思考力に自信がない……」という人は、まずはロジカルシンキング本で勉強するのが良いでしょう。

まとめ

仮説思考を身に着けることは、意思決定を高速化する武器を手に入れるようなものです。「情報を集めないと安心して行動できない!」という人は、ぜひ仮説思考を試してください!情報収集がビックリするほど効率化されること間違いなしです!

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